肩にネズミを乗せた足の長い男が、街角で声を張り上げていた。  
 
「さぁさぁ皆さんお立会い! こちとら世界中を渡り歩く渡り鳥が、世界各地の情勢を教えてやるぜ?  
 世界各地にゃ魔獣に魔族。  
 貴族どもの兵隊なんざ、へのツッパリにもなりゃしねぇ。  
 男も女も犯されてから殺されて、アークティカは滅びちまい、アーデルハイドも壊滅状態!  
 おっと待ちな、誰一人残らず殺されたなら、なんでオレが知ってるかって?  
 オレも魔獣魔族相手に戦ったが多勢に無勢。  
 だがこいつを見てくれ! ありがたい守護獣の御札だ!  
 オレはこいつを持っていたから、倒れた後も死なずに済んだ。  
 そしてこの人語を解する天才風ネズミと共に、てめぇらにニュースを伝えようとやってきた」  
「どうもどうも。天才風ネズミ、ハンペンです」  
 突然しゃべった肩のネズミに、人々はどよめいた。  
「世界情勢は最悪だ。いつここにも魔族の襲撃があるかわからねぇ!  
 剣だろうが呪われたARMだろうが、魔族の前にゃ形無しだ!  
 万全の備えなんぞありゃしねえ! これを除いてはな!  
 だがこいつはオレので、どんなに大金を積まれたって、譲ることはできゃしねえ」  
 背の高い男は、守護獣の御札を人々の前に晒すと、人々は羨望の眼差しを投げかけた。  
「だがこれを見てくれ、オレの相棒の天才風ネズミハンペンによる、新しい御札だ!  
 信じられないってんなら、このまま帰ってくれて結構だ。  
 大金積み上げろとも要求しねえ!  
 ただオレ一人とネズミ一匹が、もっと御札を用意して次の町に行き着けるよう、協力願いてぇ!」  
   
「だが話だけで、魔族に国が滅ぼされたなんてな話を、信じろって方が無理ってもんだ。  
 信じるってんなら、詐欺師に気をつけろと言わせてもらうぜ?  
 さあ、こん中に、アーデルハイドのお姫さんを見たことがあるって御仁はおいでか?  
 オレは壊滅状態のアーデルハイドから、お姫さんを助け出した。  
 会わせることだってできるぜ?  
 ただしさっきも言ったはずだ。男も女も犯されて殺されたとな。  
 守護獣の巫女であるお姫さんも生き延びたが、頭のネジが数本外れ、男なしではいられなくなっちまった。  
 そしてもう一人オレには連れがいる。こっちも魔獣の被害者だ。  
 犯されて、なお生き延びた女から生まれたガキだ。  
 髪は青ざめ、目は赤く輝き、化け物並の力を持ち、呪われたARMを使う。  
 そして犯せ殺せの魔族の血に支配されている。  
 おっと、心配ご無用! 巫女であるお姫さんがいる。  
 だが近づく時は、御札を手にしっかり握っていてくれよ!」  
 人々は背の高い男から御札を買い、粗末なテントに入っていった。  
 
 薄暗いテントの中は、一本のロープでしきられていた。  
 そしてロープの向こうには、一糸まとわぬ少年と少女がいた。  
 確かに少年は青い髪だが、まぶたは閉じられ、赤い目かどうかは、わからない。  
 それに怪力かどうかもだ。  
 少年はロープのこちら側に向かって座り、その膝に少女を乗せている。  
 そして片手で少女のふくらみきっていない乳房と乳首をいじり、  
 もう一方の手で、局部の敏感な突起をつまみ、  
 腰を激しく揺らしている。  
 少女も身もだえしながら、熟れた女のごとき嬌声を上げている。  
 少年は少女から手を離し、そのまま少女を羽交い絞めにすると、身体をめいっぱいのけぞらせる。  
 少年の姿こそ、少女の影に隠れてほとんど見えなくなったが、少女の全てが客たちの前に晒される。  
 
 少年は、並の人間よりもずっと大きなイチモツを持っていた。  
 全貌は、少女の身の内に打ち込まれて見えないが、接続部の太さがありえない。  
 そして周辺の縮れ毛も、確かに人間にはありえない青さを持っている。  
 しかもそれが貫いているのは、少女の排泄孔だ。  
 信じられないほど太いイチモツが、少女の孔を信じられないほど大きく広げている。  
 そしてそれゆえ、少女の女たる孔も、人々の前に大きく広げられている。  
 まるでその奥底まで覗き込めそうで、人々はロープから身を乗り出す。  
 少年の動きと、そして見られていることにもだろうか? 少女は感じ、したたるほどに濡れている。  
 ぬらぬらと、別の生き物のように、それは少年少女の動きに合わせ、伸縮を繰り返す。  
 やがて少女の叫びが大きくなる。  
 同時に股間の、金の草原の中でうごめく赤いヒルが、規則的に痙攣しだす。  
 まるで体液を吐き出して打ち倒されたかとでもいうように、ヒルと少女がぐったりと動きを止めた。  
 
「さあさあ、次の方々のために、席をゆずってやってくれ!」  
 もとより土間に席などないが、背の高い男がそう言って、客たちを入れ替えた。  
 少年は、一旦落ちた少女を貫いたまま、その胸と局部の突起に指を這わせる。  
 やがて次の客たちがやってくると、同じ光景が繰り返された。  
 
 やがて客たちが途絶えると、背の高い男がテントの中にやってきた。  
「しょぼい町だ。夜の興行もがんばってもらわんと」  
「セシリア、大丈夫かな?」  
 だが少女は、放心状態で宙を見つめている。  
「愛の守護獣が護ってくれてんだ。愛の行為でなんで傷つく。  
 姫さんは人気だな。今夜も6人ほど客がついたぜ」  
「オレは?」  
「今夜は女が一人と男が一人。御札を握り締めて、いそいそやってくるぜ」  
「どっち? オレ、攻めの方がいいんだけどなあ」  
「今日の男は、攻めをご希望だ。贅沢を言うな。後でオレを掘らせてやる。  
 だがその前に、オレも少し抜いておくかな」  
「ザックは今日はオフなのか?」  
「いいや。人三化七のマダムなんでな、勢いつけねぇと、やってらんねえ」  
 背の高い男がイチモツを取り出すと、少女は膝立ちで嬉しそうに近づいて、口に含む。  
 そしてぴちゃぴちゃと音を立て、舌を動かした。  
 
 背の高い男の肩から、風ネズミがぴょんと飛び降りる。  
「さあさあ、いつまでも遊んでないで、さっさと飯をすませて歯磨きして、  
 それからトイレも忘れないでよね。  
 一日中愛を求めてる女の子に、一日中立ちっぱなしの男の子、  
 それから口ばっかりで、早いだけがとりえの男にぴったりの仕事を考えてあげたんだから、  
 お客さんの不興を買わないようにして、しっかり稼いでくれよね」  
 少年は立ち上がり、少女の手を引く。  
「さあセシリア、シーしにいこうね」  
「シー?」  
「そう、シーだよ」  
 とたんに少女は、服従を誓う犬のように、少年の前に仰向けにねころがる。  
「ロディー、シー、シーちょうだい、シー」  
「やれやれ、こまった姫さんだ」  
 背の高い男が、いきりたったイチモツを、少女に向けると、少女はイヤイヤをする。  
「ロディのがいい。ロディの白いシー。セシリアにちょうだい! いっぱいちょうだい!」  
 もだえる少女の太ももを持ち上げ、少年はその身体に似合わぬ大きさのイチモツを、少女の排泄孔に埋め込んだ。  
 彼女の排泄孔は、排泄物よりも巨大な少年の物を幾度も出し入れされたために、めくれ上がっている。  
 そして出し入れのたびに、すでに幾度もそこに吐き出された少年の体液が、じゅぶじゅぶとあふれ出す。  
「まったくロディは、出す方は底なしだね」  
「そして姫さんは、入れる方が底なしだ」  
 少女の腹は、腸に受け入れた少年の体液のみで、こころなし膨らんでいる。  
「ザック、いつも通りセシリアを洗ってやってよ」  
「よしきた相棒」  
 男は裸の少女を、テントの裏の溝につれていき、浅い流れに這い蹲らせる。  
 そして男が、少年の体液まみれの少女のまたぐらを荒い始めると、さらなる刺激を求めて腰を振る。  
「中までキレイキレイにしてやるからな」  
 男はその指を少女の排泄孔に突っ込んで広げると、中からダラダラと少年の体液が流れだす。  
「ああ、お腹が空っぽになっちゃう」  
 男はさらに指を、そして手を少女の後ろ孔に埋没させる。  
「お腹、いっぱい、ザックの手でいっぱい」  
 喜んで少女は腰を振っている。  
「まるでオレの手が吸い込まれてくみてぇだな。お姫さん、今にオレの手を消化しないだろうな」  
「大丈夫なんじゃない? たぶん」  
 
 支度を整えた少女は、背の高い男により、男たちに受け渡された。  
「本当にアーデルハイドの姫なのか?」  
「ああ。アーデルハイドに行った時、遠目に見ただけだが、間違いない」  
 複数の男たちは、ねっとりとした視線をからめ、じっとりとした手で触れる。  
 だが少女は、嬉しそうにヘラヘラと笑っている。  
「私のことは姫ではなく、セシリアと呼びなさい」  
「すげえ、腐っても鯛ってのは、こういうことを言うんだろうな」  
 
 やがて男たちの部屋に連れ込まれた少女は、スカートをまくりあげられ、その下着を奪われる。  
「下も金髪だぜ」  
「記念に少しもらっとくか。きっと愛の守護獣のお守りになるぜ」  
 少女の茂みを無骨な手が掴みむしると、少女はどこか甘い悲鳴を上げる。  
 それを聞いて、男たちは笑う。  
 男たちは少女を持ち上げ、ベッドの上に押し倒し、両足を持ち上げ広げる。  
「ケツの孔の方は、ひらきまくりだな」  
「顔は人一倍きれいでも、こっちは人一倍醜いってわけか」  
「青鬼のイチモツをずっぽり飲み込んで、よがってたな」  
「王族なんてそんなもんさ。こいつ、見られて濡れてやがるぜ」  
 男の指が、少女の秘めたる孔を大きく広げ、そして突起をつまみ、ぐりぐりとねじり上げる。  
「あひぃぃん!」  
 舌を突き出してよがる少女に、男たちは興奮していく。  
「まずは希望通り、姫じゃなくしてやろうじゃないか」  
 一人の男が、少女の首に首輪をする。首輪に繋げられたロープは短く、それをベッドの足にくくる。  
 頭を床につけるようにうずくまった少女の腰を持ち上げ、スカートをまくりあげる。  
 男たちに尻を差し出す、無様な恰好だ。  
 そして肥大しめくれあがった尻穴に、半ば剥いたとうもろこしが、一気にねじ込まれる。  
「にぎゃーッ!」  
 少女の悲鳴に、男たちはまたも笑う。  
「ん? 青鬼小僧のものよりでかいのを選んできてやったんだ。嬉しいか?」  
 男がとうもろこしをぐりぐりと動かせば、やがて少女は頬を染め尻をゆらす。  
 もろこしが全て埋没すると、その糸と房がまるで尻から生えた尾のようだ。  
「何か芸を仕込もうぜ?」  
「お座りに、ちんちんでもさせるか?」  
「その前に、ペットに服は必要ないと思うんだがな」  
「芸を仕込むには鞭が一番だ」  
 少女は首輪一つを身につけて、男たちに引きずられ、鞭うたれた。  
 
「そろそろ姫と呼ばれたくないセシリア様に、たっぷり平民の種をつけてやろうじゃないか」  
 男たちのイチモツが、少女の体内に子種をぶちまける。  
「肉壁の無効のとうもろこしのぶつぶつが、いい感じだぜ」  
 順番をまちきれず、その胸や顔にぶちまける者もいる。  
「貴重な平民の子種は、ぜんぶ指でぬぐって舐めるんだ」  
「床にこぼれた自分の汁もな」  
「さて、こぼれないように栓もしてやるからな」  
 少女の丸められた下着が、少女の女の孔に詰め込まれる。  
「腹も減ったんじゃないか? 下の口ばかりじゃなく、上の口にもご馳走してやろう。  
 まずは飲み物だ」  
 すでに何度も、男たちは少女の口に、自らの子種をぶちまけていた。  
 だがそういった男は、自分の物を咥えさせ、にたにたと笑う。  
「こぼすなよ」  
 そしてジョロジョロと心地よさそうに、生暖かな排水を放出した。  
 少女は喉を動かして、飲み干していく。  
「次は食い物だな」  
 男は少女の排泄孔からとうもろこしを一気に引き抜く。  
 排泄孔がめくれあがり、ピンクの肉が孔を縁取る。  
 そして男は、そのとうもろこしを、少女の前につきつける。  
 そしてそのまま、床に置く。  
「あんたは姫か? それとも犬か?」  
 少女は手を使わず、頭を下げ、尻を上げ、床の暖められた生のとうもろこしにかぶりつく。  
「これじゃあこっちが空っぽになっちまったな。何か詰め込んでやるか」  
 別の男がそう言って、ゴミ箱をもってきて、あさりはじめる。  
 そして手当たり次第、少女の尻穴に押し込んでいく。  
 まるめたティッシュやリンゴの芯だ。だが腸圧で、押し戻されこぼれだす。  
「だらしねえケツだな」  
「こいつでも食わせてやれ」  
 別の男が丸のままのリンゴを持ってくる。  
 一つ、二つ、三つ、少女の腹は、押し込まれたリンゴで、醜い起伏を作り出した。  
 
 やがて形ばかり服を着た少女が、裏路地へと放り出される。  
 胸ははだけ、スカートは故意に破られているが、少女は隠そうともしない。  
 ボロを着た酔っ払いが少女に気づき、驚いたものの、やがて近づいてくる。  
 そして歯の抜けた口から、アルコール臭のする息をはきかける。  
「ねえちゃん、どうした?」  
 そしてスカートの破れ目から手をつっこみ、ぎょっとする。  
「あそこにもケツになんか突っ込まれたのか? オレんちきな、橋の下だけどよ。  
 オレが優しく抜いてやるからよお、でもって、そこに入れるべきもんを、入れてやるからよぉ」  
「いいや、その必要はねえぜ」  
 背の高い男と青毛の少年が、連れ立っている。  
 ボロを着た男は逃げ出し、少女は連れたちと並んで歩き出す。  
 ゴトっと、何かが転がり落ちる。  
「あ、リンゴ。セシリアのおみやげかな?」  
 少年はそれを拾うと、ごしごしと服にこすりつけ、そしてかじった。  
「あったかくて、おいしいや」  
 
 その三人は、やがて連れ立って町を出て行った。   
 

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