情報局の私が、なんでこんなことしなきゃいけないのよ。  
ヴォルスングには、生きて確保しろって言われてたのに、全部殺しそうになったカルティケヤから、なんとかメンバーを確保する。  
ヴォルスングが欲しいのはアヴリルだけ。他は彼女に対する人質にするみたい。  
自分の子どもでもアヴリルに産ませるつもりかしら。  
ハーフの彼は、古代人と似た遺伝子を持ってるらしいから、それもいいかもね。  
他は死なせなければ好きにしていいと言われた。  
 
まずカルティケヤが大喜びで、グレッグの手足を引きちぎるから、慌てて死なない程度に治療する。  
その格好で復讐してみろってわけだけど、普通死ぬわよ。あんたじゃあるまいし。  
エルヴィスは、早速キャロルって子を確保したわ。  
卵巣を摘出し、女性ホルモンと成長ホルモンを奪い、永遠の少女ペットとして可愛がるらしい。  
ったくあのハゲ、ロリコンだとは思わなかった。  
それを知ったファリドゥーンが、チャックっていう青年を欲しいと言い出した。  
女っけがないからホモッけでもあるのかと思ったら、お気に入りのメイドに手を出さないように、目と耳を潰して去勢して女性ホルモンを与えるんですって。  
特にアヴリルのお気に入りらしいディーンは、ヴォルスングが連れてった。  
まあ、誰よりも恐ろしい目にあうでしょうね。考えたくもない。  
残ったのはレベッカという娘。さて、どう料理しようかしら。  
 
「みんなを、どこへやったの!」  
 私は丁重に、彼女の仲間の状況を教えてあげる。  
 世界の支配者の花嫁になるアヴリルと、永遠の少女となったキャロル。  
 それに比べ男二人は、悲惨なもの。  
 芋虫のようにはいずりながら、怨嗟をうなることしかできなくなったグレッグ。  
 男の誇りと光と音を奪われ女体化しつつあるチャック。  
 蒼白になる彼女に、私は追い打ちをかける。  
「ディーンって子は、もっとひどい目にあうでしょうね。  
 けれど、あなた次第で少しはマシになるかもしれないわ」  
 もちろん出任せ。  
「あたしに、何をしろっていうの」  
「ハーフを産んでもらおうかと思ってるの。  
 ヴォルスング様は、ハーフであるその身を嘆いておいでだわ。  
 だからあなたがハーフを産めば、態度も軟化するかもしれないでしょ」  
「誰と結婚しろっていうのよ!」  
「男はいくらでも連れてくる。けどその相手に結婚するつもりがあるかしら」  
 レベッカは、自分の身に何が起きるかやっと理解して、震え出した。  
 
グレッグとチャックの現状を見せつければ、彼女は観念したようだった。  
バスカーたちを呼び寄せ、彼女を検診させる。  
バスカーたちは、彼女から全てを取り上げる。  
衣服も、プライドも、そして余分な体毛も。  
彼女は大切な実験動物。  
衣服を奪われた時よりも、長い髪を切り取られた時、彼女は観念したみたいだった。  
特殊な形状の椅子の上で大きく足を開かせて、器具を押し込む。  
彼女は健康な身体を持った実験動物。妊娠可能な若い娘。  
妊娠はしていない。そのことが大事。  
そして男性経験はない。  
バスカーたちはそれを知り、嗤いながら誘淫効果のあるジェルをたっぷり塗った器具の挿入を繰り返す。  
レベッカは傷みに悲鳴を上げるけど、バスカーは気にせず彼女の処女を器具で奪う。  
やがて薬の効果が現れたころ、最後に排卵誘発剤を注射され、検診はあっさり終わる。  
 
そして簡素な堅いベッドが一つあるきりの部屋で待たせる。  
毛布もシーツもない。部屋のどこに逃れようと、彼女の姿はカメラが捉える。  
レベッカは、もじもじしはじめる。  
カメラのことは知ってはいても、ついに彼女は我慢しきれなくなり、手淫にふけりはじめる。  
男性経験はなくてもオナニーの経験はあるらしく、指先を激しく動かし上り詰める。  
一段落したころ、私は今の光景を、部屋の壁に大きく映し出す。  
身体を丸めるようにして、極力隠していたつもりでしょうけど、カメラはレベッカの秘所が濡れそぼっていることを、はっきり捉えている。  
その手の動きも、上気する頬も、あえぎ声も、そして達する瞬間も。  
レベッカは目を堅く閉じ、両手で耳を押さえていた。  
 
だから、部屋の扉を開けて入ってきた者たちが、ベルーニでも人間でもないことには、すぐに気づかなかった。  
 
裸のゴブの雄たち。やっぱり薬で発情させてある。  
誰がベルーニとのハーフを産んでもらうだなんて言ったかしら。  
ベッドの上で身体を丸め、目を堅く閉じ、耳をふさいでいた彼女は、手首をつかまれやっと気づく。  
逃げようとしても部屋は狭く、扉はすでに鍵がかかっている。  
そしてゴブの雄たちは複数で、すでにヤることしか考えていない。  
レベッカは逃げようとしたけれど、押さえ込まれるまでに、ほんの数分とかからなかった。  
まずボス格のゴブが、手下たちに彼女を押さえ込ませる。  
手下もわかったもので、彼女の両側に立ち、大きく足を開かせる。  
その股の間に立ったゴブの逸物は、大きく立ち反り返っている。  
形的には、ゴブも人間もベルーニも変わらない。  
けれど真っ黒で、大きい。  
経験のない彼女には、他と比較することなんてできないはず。  
けど彼女をいためつけたあの器具より大きいことは、わかったんじゃないかしら。  
ゴブは前戯もなにもせず、それを彼女の秘所に突き立て、激しいピストン運動を始めた。  
濡れていても、薬を盛られていても、そうとうな痛みがあるはず。  
けれどバスカー同様、ゴブたちも彼女にはおかまいなしで、ひたすらやりまくる。  
痛みは彼女に、気を失うことすら許さない。  
 
彼女にとって少しだけ救いなのは、ゴブが早漏だってことぐらい。  
一方的に突き立てて、一方的に動かして、あっというまに達したゴブは、身体をふるわせながら大量の精液を注入し、事を終えた。  
レベッカに、わずかばかりの安堵の表情が浮かぶ。  
けれどゴブは1匹じゃない。  
その上回復も早い。  
ゴブたちが全員彼女のオマンコに精液を放出したころには、一匹目が二度目に取りかかる。  
いえ、ゴブのボスは、それすら待てなかったみたい。  
最後のゴブが彼女に逸物を突き入れる前に、乱暴にそいつをどかし、二度目に取りかかった。  
性欲の行き場を失ったゴブは、レベッカの口に注目する。  
そして彼女の顔にまたがるように腰を下ろす。  
そして口をこじあけ、逸物をその口に押し込んだ。  
途中何度か、彼女が逆らわないように殴りつけながら、ゴブたちは行為を続けた。  
 
このまま数時間、彼女は犯され続ける。  
それに耐えられる人間はいない。  
けれど私が死なせはしない。ちゃんと回復の手段は取ってある。  
 
やがて彼女の性器だけでなく、口からも肛門からもゴブの精液があふれ出す。  
きっと子宮にも、たっぷり注ぎ込まれたはず。  
彼女の身体は生きてはいるけど、精神は飛んでしまっている。  
それは別にかまわない。問題は妊娠に耐えられ、ハーフが産まれるかどうかだから。  
 
ゴブがひきあげた後、放心状態でベッドに横たわっているレベッカを、そのまま24時間放置する。  
血と精液と唾液だらけだけど、受精と彼女が自分の立場をわきまえるには丁度いい。  
そして小型ゴーレムを使って、外側を洗浄し、両手を後ろ手に縛り上げる。  
「食事よ」  
浅い皿に入ったスープを床に置く。  
「這いつくばってでも食べなさい。キャロルもそうしてるわ」  
「いや・・・」  
「ハンストして死ぬつもり? あなたが身動きできなくなったら、あなたの仲間を同じ目にあうわ」  
「誰をよ・・・」  
「アヴリルよ。キャロルはもう子どもが産めないんだから」  
 レベッカは、痛む身体を動かし、皿に顔を突っ込んで、舐めるように飲む。  
「そう。いい子ね。お腹の子のためにも、たっぷり栄養を取るのよ」  
「私が、あいつらの子を・・・」  
「妊娠してるはず。検査するわ。してなかったら・・・ するまで続けるだけのこと」  
 彼女に命じて、今空にした皿の中にオシッコをさせる。  
 そして妊娠検査薬の使い方を教える。  
 結果は、シロ。  
 もっともこの検査薬、着床しないと結果が出ないから、それまではシロなんだけど。  
 けれど一応、妊娠するまでゴブたちを通わせる予定になっている。  
 レベッカは能面のような表情で、それを私に報告する。  
 ゴブに犯されるのも地獄。ゴブの子を孕むのも地獄。  
 人間が苦しむ様を見るのは、いいキミだわ。   
 
半年後ヴォルスングが、両種族を滅ぼそうとするアクシデントもあったけど、氷の女王として復活したアヴリルが彼を倒し、ヴォルスングとディーンを手に入れ、今ではこの世界のトップに立っている。  
二人とも、今は完全にアヴリルに支配され、忠実な彼女の個人的な僕になっている。  
 
アヴリルは結局人間を滅ぼしたりしなかったけど、TFシステムで世界を変え、ベルーニをUbから救った救世主。  
逆らうことは許さなかったけれど、逆らおうとする者もいなかった。  
そして私たちが彼女の仲間にしたことを、笑って許してくれた。  
 
グレッグは、舌を噛まないように舌を抜かれ、ライラベルの街角に繋がれて、時折カルティケヤが通りかかると、それでもうなり、あばれている。  
 
チャックはどこかのお屋敷に下げ渡され、その地下で性奴隷にされているらしい。暗所恐怖症とかで、誰かが来るたびにすがりつくから、結構人気があるという。  
 
キャロルは、彼女に飽きたエルヴィスに捨てられ、アヴリルの虜となったディーンからも相手にされず、狂ったグレッグの世話をしている。  
 
そしてレベッカのお腹はまん丸に膨れあがっている。  
お腹の中には3匹のハーフゴブ。ゴブの妊娠期間は人間より短いから、そろそろ生まれるだろう。  
アヴリルもそれを楽しみにしている。  
彼女は愛で、種族の壁を壊すことにしたらしい。  
同種族との結婚を禁じ、一定年齢以上の者が異種族の配偶者を得、異種族の子を産むことを義務づけた。  
 
私としては・・・なんら異存はない。  
 
グレッグは、両手足と舌を失いライラベルのゴミ捨て場に繋がれた。  
ゴミをあさり、道行くベルーニにケンカを売る。  
ケンカの方は、一方的に手ひどい報復を受けるだけだが、やめはしなかった。  
 
教授は、自分に逆らいディーンについたキャロルを生体改造しただけで、飽きたようだ。  
アヴリルが政権を握り、人質の意味がなくなると、猫の子のようにあっさり捨てた。  
 
キャロルがグレッグと再会した時、グレッグは変わり果てていた。  
売ったケンカの報復で、さらにほとんどの歯を失い、死にかけていた。  
ミーディアムやヒールベリーも、それを手に入れる旅をするためのARMもない。  
キャロルにできたのは、残飯をかみ砕き、口移しでグレッグに与えることだけだった。  
 
グレッグに寄り添うように眠っていたキャロルは、グレッグにのしかかられて目を覚ました。  
両手足がなくとも、グレッグはキャロルを逃さなかった。  
歯も舌もない口は、うめくことしかできない。  
だがそれでも、復讐、子どもと繰り返しているようだ。  
オレの子を産んで、その子に復讐を継いで欲しいと言っているのだと、キャロルは思った。  
キャロルは、自分がもはや子を産めない身体なのだとは、口にできなかった。  
そして哀れなグレッグのために、自ら下着を脱ぐと、その大人になることのない身体を与えた。  
 
翌朝グレッグは、キャロルの隣で冷たくなっていた。  
 
最後の望みを託したと信じてか、満足げに微笑んだまま、冷たく動かなくなったグレッグは、  
他のゴミと共に回収されて、キャロルの前から姿を消した。  
 
通りの向こうを、ディーンとヴォルスングを引き連れたアヴリルが、歩いていく。  
教授に捨てられた直後、やはりそんなディーンを見かけ、すがりつくように声をかけた。  
だが、アヴリルの冷たい眼差しで射すくめられ、逃げるまもなくその場でディーンに犯された。  
アヴリルがそうしろと言ったのだ。  
ライラベルの、大通りで。見知らぬ大勢は、誰も助けてはくれなかった。  
妹になれと言ってくれたあのディーンは、もういないのだとあきらめた。  
 
通りの向こうのアヴリルたちが、ゴミ捨て場に座り込むキャロルに気づいたようだ。  
「目障りですね」  
アヴリルが微笑みながら冷たい言葉を口にすれば、ディーンがすぐさまやってくる。  
手を引っ張られる感触に、キャロルは昔を想い出す。  
けれどディーンはあっさりと、キャロルをペルセフォネに引き渡した。  
 
ペルセフォネはキャロルに、レベッカの世話をするか、チャックの世話をするか選べと言った。  
ハーフゴブの母親となったレベッカの姿は、街頭テレビで幾度か見かけた。  
ニンゲンとゴブの種族を越えた愛の記録。  
ドキュメンタリーの体裁だったが、ようはゴブとの交合や出産シーンを繋いだ際物だ。  
レベッカは、バスカーたちの実験室に閉じ込められているのだ。  
自分を捨てた教授と顔を合わせることが、恐かった。  
教授はキャロルを生体改造して永遠の少女を作り上げると、すぐにバスカーたちに下げ渡した。  
若さをもてあますバスカーの青年たちは、実験と言いながらキャロルの身体をいじくりまわした。  
想い出すだけで、身体がふるえた。  
チャックは、ベルーニの中でも温厚で人間にも人気があるファリドゥーンに引き取られているはずだ。  
世話が必要と聞いて不安を感じないでもなかったが、キャロルはチャックを選ぶことにした。  
 
キャロルが連れて行かれたのは、かつて訪れたことのあるRYGS邸ではなかった。  
別のもっと小さなお屋敷の、その地下だった。  
そこで目も見えず耳も聞こえない彼女の世話をしろと言われた。  
長い金髪の細身の女がそこにいた。  
幅広のビロードで、目隠しされていたが、美しい女だった。  
首にかかった宝石をあしらった金属製のチョーカーから伸びる鎖が、奴隷であることを示していた。  
何かの都合で、チャック以外の者の世話をすることになったのだろうと思っただけだった。  
近づいて手を取ると、女はニッコリ微笑んだ。  
その口元を見て、目の前にいる女が、やっとチャックだと気がついた。  
 
自分と同じように、生体改造されたのだと、すぐにわかった。  
それでもレベッカやグレッグよりは、自分たちの方がましだと思った。  
 
キャロルの仕事は、やってくる客たちのために、チャックを美しく保つことだった。  
客が来たら、クローゼットかベッドの下に隠れるようにとチャックは言った。  
隠れていても、客たちがチャックを抱く物音と嬌声からは、逃げられなかった。  
何度か隠れそこね、客たちがキャロルの存在を知ると、隠れていても引きずり出された。  
キャロルを庇おうとしたチャックが、ひどく殴られるさまを見て、キャロルは隠れるのをやめた。  
 
客の相手をさせられることもあるし、客たちの前でチャックとの行為を求められもする。  
そこでチャックが、どのような目にあったのかを知った。  
女ほどではないが、膨らんだ胸。排泄穴が残るだけの股。  
普段ビロードの下に隠されているのは、真一文字にその顔を横切る醜い傷。  
客たちはチャックにキャロルをクンニさせながら、二人がノーマルなのか百合なのか談義した。  
 
やがて客は、キャロルを虐めることに楽しみを見出した。  
チャックも、自身を責められるより、キャロルを責められることを、苦しむからだ。  
電動ディルドをはめ込まれたまま、チャックの世話を命じられる。  
視力も聴力も失ったチャックだが、触覚はその分敏感になったようだ。  
少しでも触れられれば、気づかれる。  
そして微笑みながらそっとディルドを抜き、自分の後ろにキャロルを隠そうとする。  
手探りで客を見つけ、その足下にひざまづき、頭をすりつけてでも、許しを請う。  
自分が何でもするから、キャロルをいじめないでくれと。  
だがその行為は、ただ客たちの被虐心を煽っただけのようだった。  
 
客たちが帰ると、チャックはそっとキャロルの身体をまさぐった。  
そして客たちがキャロルの身体に残した、いくつもの責め具を取り外し、痛みが散るようにと撫でさすった。  
ディルド、アナルプラグ、ニップルピアス。なでさするのは、それがあった場所だ。  
キャロルはその愛撫に、感じさえした。  
痛めつけられるのは、チャックも同じだった。  
けれどチャックは客がいない時、キャロルに女体化した自分の身体を触られることを嫌がった。  
 
客はキャロルをオモチャにしたが、中には興味を示さぬ者もいた。  
そんな時キャロルはクローゼットの中にちじこまり、両手で耳を塞いでいた。  
ずいぶん長い時間、防ぎきれぬ阿鼻叫喚の後、ひさしぶりにチャックの声を聞いた。  
耳が聞こえないためか、チャックは普段ほとんど話さない。  
そして同じ理由で、キャロルもチャックには、話しかけない。  
キャロルは、チャックが自分がキャロルであることすらわかってないのではないか、と思っていた。  
けれどその日、チャックははっきりと、キャロルの名を呼んだ。  
 
おそるおそるクローゼットを出て、まだベッドに横たわるチャックの手を取る。  
客はその隣に横たわっていた。  
「逃げろキャロル。この男の財布を持って、一刻も早く」  
キャロルは、客が死んでいることにやっと気づく。  
キャロルはチャックの鎖を引きちぎろうとしたが、手を痛めるばかりでどうにもならない。  
その手をチャックに取られ、逃げろと諭される。  
客を殺したのだ。許されるはずがない。  
キャロルは最後に、チャックと男と女の口づけをかわす。  
そして微笑むチャックに背を向けて、キャロルは逃げ出した。  
チャックは自分の身に客の遺体を重ねて声を上げていた。  
行為中のふりをして、キャロルのための時間を稼いでくれようとしているのだ。  
 
ハニースデイの、花畑にいる女の子を頼るようにと、チャックに言われた。  
ボロボロになりながら、ハニースデイに転がり込む。  
けれど頼みの少女は、いなかった。  
ほんの一月前、青い髪の渡り鳥と共に、村を出たという。  
ディーンのことを思い出すが、どうやら別人らしい。  
途方にくれるキャロルに、村人は花畑の世話をして暮らすよう、勧めてくれた。  
いなくなった少女の部屋で暮らし、少女の残した服に着替え、少女の仕事を引き継いだ。  
 
やがてベルーニ兵が、ハニースデイにもやってきた。  
「あの娘は?」  
「ずーっと昔から、ずーっとこの村にいる子ですよ。ずーっと子どものままの姿でね」  
年を取らない少女の話は、ベルーニ兵の間でも知れ渡っていた。  
 
数年後、ハーフゴブの少年渡り鳥が、ハニースデイを訪れた。  
顔は悪いが気立てのいい少年だ。  
彼はたびたび村をたずね、草花の手入れをして暮らしている少女と仲良くなった。  
そしてある日二人して、村から姿を消したという。  
 
 
 
 
 
 オマケ 
 
 
「ディーン、キャロルを犯しなさい」  
 
アヴリルが冷たく言い放つ。  
ディーンは嬉しそうにキャロルの腕を掴む。  
アヴリルの冷たい眼差しに射すくめられたキャロルは、身動きできなかった。  
 
その場で衣服をむしり取られ、金属製の床に押しつけられる。  
ディーンは満面の笑みを浮かべながら、キャロルの両足に手をかけ開く。  
ズボンの前を開けて取り出した、大きく硬く勃起したペニスで、キャロルを貫いた。  
そして嬉しそうに、激しく突き上げる。  
あっという間の出来事だった。  
 
冷たい眼差しのアヴリルが見ている。  
生気のない瞳をしたヴォルスングも眺めている。  
街行く人々が、遠巻きながらも見守っている。  
子どもをつれた母親が、嫌そうな顔でキャロルを睨み付けている。  
そしてディーンは、かつて一緒に旅をしたときと同じ顔をしている。  
女王の命に応じることが、嬉しくてならないとでもいうように。  
キャロルのことなど、見ていない。  
キャロルだとすら、わかっていない。  
 
ディーンは身体をのけぞらせ、精液をキャロルの体内へと注ぎ込む。  
身体を離し、満足げにチャックを上げる。  
まるでヤキソバをたらふく食べた後のように。  
終わったのだと、キャロルは思った。  
けれどまだ、終わりではなかった。  
ディーンはキャロルを、背中側から両手を両足にかけ、抱き上げた。  
そしてキャロルの秘所を、アヴリルと観衆たちの前に晒す。  
まるで命令に従った犬が、飼い主に褒めてもらおうとするかのように。  
 
アヴリルは、ディーンを褒めるかのように一瞬笑った。  
そして汚ならしいモノでも見るかのように、キャロルを見た。  
「捨ててきなさい」  
ディーンはキャロルを後ろから抱えたまま、広場を走った。  
そしてゴミ集積所に、元気いっぱい投げ込んだ。  
 
 
 
 
「これは、わたくしが求めたものではありません」  
 
トゥエールビットのとある屋敷の地下。  
安楽椅子に一人座ったアヴリルは、控えるファリドゥーンに言い放った。  
 
「わたくしは嘆美なBLを求めたのですよ。ですがこれは、まったく男女の交合ではありませんか」  
「申し訳ありません。一応エロパロ板は男性向けですので」  
 
ベッドの上では、ディーンとヴォルスングが、前後から女体化したチャックを犯している。  
 
「ならばわたくしはジョニーアップルシードとして、読者の期待にそいましょう」  
 
顔を真っ赤に染めるファリドゥーンに向かって、アヴリルは冷淡に言い放つ。  
 
「ヴォルスング、お前の子に弟か妹を与えます。ルシルを孕ませなさい」  
「お、おやめくださいアヴリル様! 他に妾は多数おります! そちらでしたらいくらなりとも!」  
「ならばファリドゥーン、今ここでヴォルスングを犯しなさい。さすればヴォルスングの相手は、お前の妾たちとします」  
「私が、ヴォルスング様をですかッ!」  
「ええ、お前が、です」  
「せめてチャックにしてはいただけませんか。でなければ私が掘られますので」  
「許しません」  
「申し訳ありませんアヴリル様ッ! 私は男の身体に欲情できません!」  
「ではまずヴォルスングを、チャックと同じように生体改造しましょうか?」  
「それはお許しをッ!」  
「注文の多い男ですね。チャックで勃たせることを許可します。それからヴォルスングを犯しなさい。  
 中出しできねばヴォルスングがルシルを孕ませます」  
 
アヴリルは、氷の微笑みを浮かべたまま、それ以上譲歩しようとはしなかった。  
 
 
 

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