「あはは! ツルペタだね」  
 チャックがまだ膨らんでいないキャロルの胸をまさぐっている。  
 キャロルは無言で、まるで警戒する必要がなかったはずの青年の変りように、震えているばかりだ。  
 賞金首ながらよい人だと思っていたグレッグは、我関せずと眺めている。  
 そのこともまた、キャロルを混乱させている。  
「てめぇ、ロリコンだったのか?」  
「まさか。胸は大きい方が好みだよ。今から毎晩揉めば大きく育つかな? 12才だっけ?」  
 だが膨らみはじめたばかりの胸を揉まれ、乳首をつままれたキャロルに、返答する余裕はない。  
 …12才か。テッドも生きていれば今ごろ…。  
 唐突に、グレッグがチャックを全力で殴り飛ばしていた。  
 

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