ファルガイアの海辺も暑かった。  
「おぉーっ! すげーッ!」  
「ひろーい!」  
カポブロンコで生まれ育ったディーンとレベッカは、小さな湖しか知らない。  
海と波を見て、大はしゃぎだ。  
「お前らいきなり飛び込むんじゃねぇ!」  
グレッグが制止する間もなく、二人とも下着姿で海に飛び込んでいる。  
「しゃーねぇ、俺は荷物番か」  
残された二人分のARMと服に、グレッグはため息をつく。  
「グレッグも、みずあびしたいのではないですか?」  
「それよりアヴリルも、一緒に遊んできたらどうだ?」  
「いいえ、わたくしは、グレッグといっしょにいます」  
 
そのころディーンとレベッカは、おおはしゃぎで海を満喫していた。  
「おお、海の水ってホントにしょっぺー!」  
「キレイな貝殻! 山の貝とは全然ちがうんだ。これ、食べられるのかな」  
「レベッカ、あっちの岩場まで水泳で競争だ! ヨーイドン!」  
「あ、ズルイ、ディーン! まってよ」  
がむしゃらに泳いで、岩場にたどり着いたころには、二人の息は上がっていた。  
「ちょ、ちょっとディーン。なにすんのよ!」  
「え? 俺が何したんだよ」  
「だって今、アタシのお尻さわったでしょ!」  
「なんで俺が、レベッカのお尻を触らなきゃいけないんだよ」  
「キャッ!」  
「どうしたレベッカ?」  
あきらかにディーンは目の前にいて、両手を頭の後ろで組んでいるのに、  
何かがレベッカのお尻を触ったのだ。  
「やーッ! ぐぼぼ」  
突然レベッカの体が水面下に沈み込む。  
「レベッカ!」  
慌ててディーンが水に潜ると、一匹のタコが、レベッカのパンティに触手  
を絡ませ、ひっぱっていた。  
「ぐぼぼ!(レベッカに何すんだよ!)」  
ディーンがタコに蹴りをくらわせると、タコは墨を吐きながら、逃げていった。  
「ぷはっ!」  
二人して水面に顔を出し、息をつく。  
「大丈夫か? レベッカ」  
「うん」  
「顔が真っ赤だぞ。もう戻ろう」  
「あ、えっとディーン。あのアタシ、どうしよう」  
「どうしたんだ?」  
「パンティ、取られちゃった」  
 
「ええッ!」  
あたりはタコの墨で海水が黒くなっていたが、すでに墨は流れつつある。  
ディーンがついのぞき込んだ水面下、確かにレベッカの腰のあたりには、  
あるはずのものがない。  
「どうしよう。海からあがれないよ。ディーン、タオル取ってきてくれない?」  
「わかった。すぐ取ってくるなッ!」  
ディーンがいってしまってすぐ、墨はすっかり流れ、透き通った水面下、  
レベッカの生え始めた下の赤毛までもが、くっきりと見える。  
「ディーンには、離れた所からタオル投げてもらわなくっちゃ」  
そんなことを考えていると、再び何かがお尻を触った。  
「やだッ!」  
もはや遮るもののないレベッカの急所に、タコはしっかりと触手をからめて  
いる。そしてわずかな隙間を探して、触手をうねらせた。  
「何すんのよ! このタコ!」  
おもいきり引きはがそうとしたが、吸盤がしっかりと、レベッカの太ももに  
すいついている。  
「ひああッ!」  
腰のタコに気を取られている間に、別のタコに背後を取られた。そいつは触  
手を背中から胸へとまわし、レベッカのブラの中へと侵入させ、柔らかにふ  
くらんだレベッカの乳にまきつけてきた。  
そっちに気を取られた隙に、腰のタコはレベッカのガードをかいくぐり、敏  
感な部分へと触手を差し込む。  
「ひいいいい」  
レベッカは、怖くなった。タコのぬめめとした触手と、ぶつぶつとした吸盤  
の感触を、今一番敏感な部分が、はっきりと感じ取っている。  
抵抗したいのに、まるで体がしびれたみたいに、動かない。  
一方ブラの下では、触手の先端が乳首にまきついて、締め上げている。  
レベッカにできることは、水面下に引きずり込まれぬよう、近くの岩にしが  
みつくことだけだった。  
だが、ゆっくりと上下する岩場の波は、どうやら少しづつ水位を上げている。  
(ディーン! はやくきてッ!)  
そう叫ぼうとして、海水を飲む。  
それに来れば来たで、この姿を見られることに気がついた。  
 
慌てて、せめてたこが居なくなるまで、隠れていようと、あたりを見回す。  
体からは力が抜けてしまい、泳いで移動できるかどうか怪しかったが、今の  
姿を見られるよりはマシだ。  
気力を振り絞って、たこをくっつけたまま、別の岩まで泳ぎ始める。  
だが、その動きがたこたちを刺激したようだった。  
股の間のたこのせいで、バタ足がおもうようにいかない。  
カエル泳ぎをしようと足を広げれば、ますますたこは、レベッカの秘所に触  
手を侵入させてくる。  
「あああう」  
何か大きな固まりが、秘密の門をくぐりぬけ、お腹の中で異物がうごめく。  
胸のたこも、ぬめぬめと動き続けている。  
結果的には、その移動は失敗だった。  
その岩場は、どうやらたこの巣だったのだ。  
到着した早々、さらに何匹かのたこが、レベッカに取り付いた。  
もう疲れ切っていたレベッカは、なんとか上半身を岩場に乗り上げる。  
その口にも、耳にも、たこは触手を遠慮なく差し込んでくる。  
「そこはらめぇ!」  
お尻の穴に異物感を感じて、レベッカはたこの触手にもてあそばれた口で叫  
んでいた。  
だがたこは、ぬめぬめと先を争い、穴とゆう穴に触手を差し込んでくる。  
レベッカはかろうじて、顔に取り付こうとするたこと触手を、片手ではぎとり、  
もう一方の手で岩にしがみつくことしか、できなかった。  
もはやアソコには、数本の太い触手が侵入し、押し広げられている。  
お尻の穴の方も、入り込んだ触手があばれて、入り口を広げられ、別の触手が  
さらに入り込もうとしている。  
尿道にも、細い何かが入り込み、尿意に似た痛みをレベッカは感じている。  
触手と一緒に体の中に入り込んだ海水が、体を内側から冷やしていく。  
痛い。痛いけれど、その鈍痛と共に奇妙な快感に支配され、レベッカは墜ち  
ていった。  
 
 
(スカトロ注意)  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
レベッカが気がついた時、ディーンとグレッグ、そしてアヴリルが、上からの  
ぞきこんでいた。  
背中に感じるのは、砂。  
どうやら助けられ、海岸に戻ってきたらしい。  
ほっとした次の瞬間、レベッカは自分の格好に気がつき、真っ赤になる。  
全裸で砂浜に寝かされた上に、M字開脚させられているのだ。  
グレッグにも、アヴリルにも、それにディーンにも、恥ずかしい所まで、  
丸見えになっている。  
「たこをひっぱりだすまで、すこしがまんしてくださいね」  
「アヴリル、ディーン、しっかり押さえていろよ」  
グレッグに言われるまでもなく、ディーンとアヴリルに、体を押さえ込まれ  
ている。  
そしてグレッグは、レベッカの秘所に指を突っ込み、うごめかせる。  
「い、いや、いやッ!」  
「もうすこしのがまんです」  
なにかが秘所から、引きずり出される感覚がする。  
「こっちにも、入り込んだようだ。ディーン、アヴリル、持ち上げてくれ」  
二人はレベッカの足を、尻ごと高く持ち上げる。  
「ひいっ!」  
グレッグが次に指を突っ込んだのは、尻の穴だ。  
何かが腹の中でうごめいている。  
「くそ、奥へと逃げ込みやがる。しかたねぇ、腹を押すぞ」  
尻は下ろされたが、両足を広げられたまま、グレッグは思い切り腹を押さえる。  
「ぐひぃ!」  
「少し出てきたが、すぐ引っ込みやがった。もう一度だ」  
「や、やめてっ!」  
「がんばってください、れべっか」  
「レベッカ! 俺たちを信じるんだッ!」  
「で、でもッ!」  
グレッグは、その先を言わせなかった。  
もう一度レベッカの腹を押す。  
レベッカの触手に広げられた尻穴や尿道からは、冷たい海水が入り込んでいた。  
それがいま、一気に排出されたのだ。  
「いやー!」  
広げられた尿道からの太い本流。  
そして尻穴は、しばらくたこにふさがれていたが、外に出た触手をグレッグが  
思い切り引くと、穴が大きく広げられ、痛みとともにずぼっとたこが引きずり  
出された後、茶色い水気の多い内容物がとどめなく流れ出した。  
 
一段落して、レベッカはあらためてテントの中でアヴリルの治療をうける。  
「ぐすっ ぐすっ」  
恥ずかしい姿を見られたレベッカは、目を真っ赤にして泣き腫らしていた。  
気がつけば、全身たこの吸盤で、◎模様だらけになっているのも、なさけ  
なかった。  
特に尻穴と尿道、それにあそこが痛くてならない。  
「べりーの実をすりつぶしたおくすり、ぬっておきましょうね」  
背中をすべる手が、レベッカの尻の割れ目にたどりつき、レベッカはびくり  
と体をふるわせる。だけど、そのアタリが一番酷いありさまなのだ。  
「アヴリル、ありがとう。あとは自分でやるから」  
レベッカが手を伸ばしても、アヴリルは薬を渡さなかった。  
「だめですよ。レベッカは、まだふらふらしているのですから、わたくしに  
まかせてください。レベッカ、心配いりません。とってもかわいかったですよ」  
アヴリルの指先が、レベッカの傷ついた場所にたどりつき、やさしく薬を塗り  
こんでいくと、レベッカはたこになぶられた時のような脱力感を感じはじめた。  
「あの、アヴリル? あっ!」  
指が、内側にまで入り込む。  
「このあたりが、いちばんきずついています。おくすりを、ぬっておくべきです。  
これからしばらく、まいにちぬってあげますからね」  
アヴリルの愛撫は、レベッカを再び堕としていった。  
 
おわり  
 
 
 

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