仕事が続くエルヴィスは、キャロルを全寮制の学校に入れることにした。  
 
「みなさん、転入生のキャロル・アンダーソンさんです。仲良くしてあげてくださいね」  
「人間?」「なんで人間が学校に来るんだよ」  
 最初から嫌な感じではあったが、それは最初の休み時間に起こった。  
「おい人間。人間って、ベルーニとどこが違うんだ?」  
「ど、どこがと言われましても」  
 それは、あっという間のことだった。  
 数名のクラスメイトが、キャロルを抑えつけてスカートをまくりあげ、ズロースごとパンツを引き下ろしたのだ。  
「いやーッ!」  
 泣き暴れたが、他のクラスメイトたちは完全に無視している。  
「うるせーんだよ!」  
 頬を殴られて、顎を抑えられ、口の中に脱がされたパンツを突っ込まれる。  
 そのままキャロルは、机の上でM字開脚の姿を取らされる。  
「おーい、みんな人間が生まれてくる場所だぜ!」  
 無遠慮な指が、キャロルの割れ目を左右に開く。  
「ヒィ!」  
 痛みにくぐもった悲鳴を上げる。  
「おい、人間が感じてやがるぜ」  
 指が割れ目の中に侵入する。  
 両手足首を押さえられたキャロルには、どうすることもできなかった。  
 その時休み時間が終わる鐘が鳴ると、突き放されるようにキャロルは開放された。  
 誰かの手が口の中からパンツを引きずりだすと、そのままキャロルを人形のようにキャロルを椅子に座らせる。  
 パンツの行方は、そのままわからず、キャロルは涙で濡れた頬をぬぐって、授業を受けた。  
 突然の出来事に、どうすることもできなかった。   
 
 次の休み時間、キャロルが逃げ出す前に、再び抑えこまれた。  
 多分授業中に、すでに段取りができていたのだろう。  
 キャロルを取り囲む生徒たちは増えていた。  
 他のクラスからも来たようだ。  
 今度は四つん這いにさせられて、後ろから秘所をいじられる。  
「へへ。毛も生えてないのに、一人前に濡れてるぜ」  
 そして何かが押し当てられ、それは強引にキャロルの中に入ってきた。  
 悲鳴をあげようと開けた口にも、同じものが突っ込まれる。  
 鷲掴みにされた髪も、股の間も、燃えるように痛い。  
「噛んだら殴るからな」  
 そう言われてキャロルはただ、耐えることを選んだ。  
 誰かの手が、キャロルの膨らみはじめた胸を、無遠慮に揉んでいる。  
 休み時間はまもなく終わるはずだ。  
 
 鐘が鳴り、開放される。  
 もはや着衣は乱れ、頬の涙を拭う気力もない。  
 だが先生がやってくると、となりに座っていた男子生徒がこう言った。  
「先生、人間が緊張のあまり気持ち悪いそうなので、保健室に連れていきます」  
 先生は、なんの興味もなさそうにキャロルに視線を向けて、それを認めた。  
 
まるで連行されるように、キャロルは教室から連れだされた。  
保健室には、すでに他のクラスの男子生徒たちが、何人か待ち構えていた。  
生徒だけだ。  
怯えるキャロルに、男の子たちはますます興奮したようだ。  
服を剥ぎとり、ベッドに押し付けられたキャロルの両足は、大きく開かせられる。  
パシャリと音がして、何かが光った。  
写真だ。  
「おい、顔と股をこっちに向けろよ」  
「精液が流れ出してんじゃん」  
「ベルーニが初体験か、感謝しろよ」  
 キャロルを押さえている腕が、無理な姿勢をキャロルに強いる。  
「べそべそ泣いてんじゃねーよ」  
 キャロルは、自分が泣いていることに、初めて気づいた。  
「嬉しいんだろ。人間がベルーニに犯してもらえたんだからよ」  
「おい、これを入れて写真取ろうぜ」  
 生徒が持ち出したものを見て、キャロルはぞっとした。  
 男の性器を模したものだ。  
「いれてみろよ」  
 キャロルを抑える手が開放され、それが目の前に突きつけられる。  
「自分で入れろって言ってんだよ! それとも俺たちに入れられたいのか!」  
 カメラを持ってニヤニヤ笑う男の子たちの前で、キャロルは従うしかなかった。  
 
 なんとか入れたそれを、男の子たちはさらに押しこむ。  
 腹がはちきれんばかりに、痛かった。  
 けれどそれだけではすまなかった。  
 男の子たちが手元で何かを操作すると、それは動き始めたのだ。  
 腰を浮かせるキャロルを、男の子たちは再び抑えこむ。  
「感じてる、感じてるぜ、人間のガキのくせして」  
「おい、こんなもんがあったぜw」  
 男の子たちが、どっと笑う。  
 キャロルはそのままの格好で、足を高く持ち上げられる。  
 おしりの穴に、つぷりと何かがつきささり、冷たい感触が広がった。  
「おい、ケツの穴引き締めて出すんじゃねーぞ」  
 その感触はすぐに消えたが、ふたたびつぷりと何かが刺さる。  
「いくついっとく?」  
「あるだけいってみようぜ」  
 三つめが突き刺さるころには、キャロルは猛烈な便意を催していた。  
 腹の中で振動する男性器型が、それをさらに加速させる。  
 だが、それは十まで続いた。  
 男の子たちは、震えて真っ青になりながら、便意を我慢しているキャロルを撮影し続ける。  
「トイレに行きたいか」  
 問われてハイと、小さく答える。  
「じゃあ、行ってこいよ」  
 だが、男の子の一人が、キャロルから剥ぎ取った服を踏み、そしてニヤついている。  
「この部屋を出てすぐだぜ」  
 まるで突き飛ばされるように、キャロルは保健室から押し出される。  
 男女のマークを見つけて、キャロルはそこに飛び込んだ。  
 
 だが、女子トイレに入る前に、男の子たちに男子トイレに連れ込まれる。  
「さあ、存分に出したらどうだ?」  
 もう、我慢できなかった。  
「けどよ、そのディルドを落としたら、承知しないからな」  
 キャロルはディルドが落ちないように手で支えながら、用を足した。  
 水のような便が、音を立てて便器に落ちていく。  
「くっせーなー」  
「周りに飛び散ってるじゃねーか」  
「洗ってやらなきゃな」  
 突然冷たい水が、キャロルの頭にあびせかけられる。  
 男の子がホースを持ち出したのだ。  
「いっちばんきたねーのはここだよな」  
 水はキャロルの肛門を念入りに襲う。  
 そしてグリッと肛門に突き立てられた。  
「ひぃい!」  
 激痛に身をよじると、ホースは外れ、流れ込んだ水がすぐさま流れだす。  
 ディルドが音を立てて一緒に落ちた。  
「あーあ。落としちまったぜ」  
「じゃあ、罰を与えなきゃな」  
「せっかくキレイになったことだし、オレたちが清めてやるぜ」  
 そう言って男の子たちは、自らの男性器を、キャロルの肛門に突き立てた。  
 もはやキャロルは足に力が入らず、まるで人形のように犯され続けた。  
 
 気づくと一人で、保健室で寝ていた。  
 全裸に、なぜか大人用のオムツ。  
 その上に、形ばかりシーツが被せられていた。  
 保健室の医者は、緊張して腹を下して気絶したのだろうと言った。  
 家に帰ったキャロルを待ち構えていたのは、あの男の子たちだった。  
 ニヤニヤ笑いながら、こう告げた。  
「写真、届けにきたぜ。先生が、元気になったらまた学校に来るようにってさ」  
 
 

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