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アーデルハイド城の一室、公女の部屋  
そこでセシリアは机に向かい公女として書類を書いている。  
 
約束の地で皆と再会し、アースガルドに「平和を守る」そう約束した  
『そうそう、久し振りにアーデルハイドにでも帰ってらっしゃいよ』  
突然エマが言った言葉、思えばあの時、もっと警戒していれば・・・  
そうすれば、エマに半ば強引にアーデルハイドへ連れて来られる事もなかったのに・・・  
 
嫌な予感は見事に的中、待ち構えていた大臣とオズマに引きずられ  
『ごめんなさいねー、秘密基地の工事費、国費じゃ落としてもらえなかったのよー』  
『さすがはエマ様、中々の策士で御座いますな』  
『まあ、諦めも肝心だ姫さん』  
『誰かさんにも言えるけどね』  
(あのな、俺達の関係は着々とだなッ!)  
(はいはい、良かった、良かった)  
(ふざけやがれッ!このhajklghageiog)※セシリア理解不能ワード  
『あ、あの、なんだかわかりませんが、がんばってくださいね』  
『らびゅーん』  
『ハーッハッハッ!ゼット様、参(jyどがッ!ばきッ!ひでぶーッッ!!)』  
無責任な仲間達の言葉を背中に振り返って見た物、それはロディと腕をしっかりと組んだジェーン  
『なんだか知らないけど、暫くお城住まいになるみたいだから、その間ロディ借りてくわ♪』  
『・・・?・・・??・・・!?』  
セシリアが最後に見たのは有無を言わせず引きずられて行くロディの姿だった・・・  
 
「ロディのばかッ!」そう言って今書き終えた書類の束を両手でバシッと叩く  
大臣とオズマに引き立てられて一月、『姫様には公女として公務のいろは全てを覚えて頂かねばなりませぬ』  
『諸国放浪の旅はそれからにして頂きませぬと、いざという時に困りますゆえ』  
そう言われ必死で公務のいろはを勉強してきた、が、まだ暫くは城下町にも出してもらえそうも無い  
(ロディもロディよ、あれから一月も何の連絡も無いんだからッ!)  
「はぁ・・・」思わずため息をつくセシリアだった。  
 
 「はぁ・・・」もう一度大きなため息をつく。  
(今頃ロディはどこで何をしているのかしら・・・)  
最後に見たロディの姿を思い浮かべる  
ロディはまだジェーンに振り回されているのだろうか。  
(ジェーンって押しが強いからロディは逆らえないのよねぇ・・・)  
あの調子で迫られたらロディはきっと断れないに違いない  
迫られるがまま『あんな事やそんな事』をしていてもおかしくは無い。  
「だ、だめよ!そんな事!『あんな事やそんな事』なんて絶対に絶対ッ!」  
(!・・・)思わず出てしまった言葉に顔が赤くなるのを感じる。  
「あんな事やそんな事・・・」  
 ロディの精神世界でのエリザベートとロディの交わり・・・  
 
 エリザベートの見せていた虚実の世界、そこからロディを連れ出した  
そう思ったその時  
「くすっ、それで私の手からその子を取り戻したつもりなのかしら?」  
闇から不敵に笑う彼女が現れた  
 
「さっきの夢は昼この子に見せていた夢。今は夜、私とこの子、二人の夢」  
『この子?』そう思ったその時、既に手に有った温かいぬくもりは無い  
「ロディ!」  
そう叫んだセシリアを嘲笑うように  
「可愛いわよねこの子、だからこうして可愛がって上げたくなっちゃうのよねぇ」  
腕に抱いたロディにそう呟くと、その顔にゆっくりと顔を寄せて行く  
「・・・・・・」  
ロディもそれにつられるように顔を、その唇をエリザベートに重ねる  
お互いに唇を貪り、それに飽き足らずお互いの舌を、口内を犯し合う。  
 「そんな、そんなの・・・」  
目の前で起きている事を否定したかった  
『クチュッ、クチャッ・・・』二人の唾液の交わる音が耳から離れない。  
 
(こんな事、忘れてしまいたいのに、どうして・・・)  
公女の部屋、その机に座るセシリアの耳に響く、二人の濃厚なキスの音  
既に体はあの時と同じように火照り始めていた。 
 
 虚ろな目をしたロディ  
その口内、舌から伸びる粘液がエリザベートとの交わりの激しさを物語っている  
「くすっ、もうこんなにして・・・」  
そう言って触れた先、ロディの下半身は  
既に外からもその形がセシリアにもはっきりと見て取れる程に脈打っている。  
 (ロディがあんなに・・・)  
セシリアの見つめるそこをエリザベートがゆっくりと指の間で弄び、言う  
「いいのよ、我慢しなくても・・・。私が、受け止めてあげる」  
「!!」  
その言葉を聞いた瞬間、セシリアに今まで感じたことの無い感情が襲い掛かる  
「そんな事、させませんッ!!」  
感情に突き動かされるがまま、無我夢中で紋章魔法を唱える。  
 「虚無のしる!し・・・ぃッ!?」  
その紋章が完成する直前、その乳房に感じた感触に不意をつかれ  
紋章をえがくその手を胸にやる  
その手、衣服の下、そこをいきなり鷲づかみされ激しく撫でまわされる感触  
その初めての感覚にセシリアはうろたえ、崩れ落ちる  
「な、なにをしたの!・・・・・・ッ!!そ、そんな・・・」  
キッ!と見据えたその先、エリザベートを見て愕然とした声を上げる。  
 
まるであたかも今までそこに在ったかのようなベットのその上  
そこに腰掛けるエリザベートの衣服は乱れ  
そこからこぼれるたわわな片乳を、ロディが激しく撫でまわしている  
「そんなに慌てないでも良いのよ、時間はたっぷりあるもの。  
それに、くすっ、せっかく来てくれたお客様にも楽しんでもらわなきゃねぇ」  
エリザベートが勝ち誇った目でこちらを見て言う  
「お、お願い・・・ロディ、目を、目を覚ましてッ!」  
少しでもロディへ近付こうと、力の抜けて行くその体を懸命に引きずるセシリアに  
手のあたたかみの感じられぬ感触、ロディのその行為だけが襲い掛かってくる  
始めは不快でしか無かったその感覚が、快感に変わるまでにそう時間は掛からなかった。  
 
 「ん、くっ・・・はぁ、んっ・・・」  
セシリアの指が、その時の感覚をなぞる様に法衣の上から激しく揉みしだく  
(ああ、あったかい・・・こんなに、あったかいものだったの?)  
法衣の上からでもはっきりと感じ取れる自分の手のぬくもり  
それがセシリアを一瞬、淫らな回想から現実へと引き戻す  
しかし、セシリアの体は更なる快楽を求めその豊満な胸を弄び続け  
その頂点にあるしこりを指で捏ね回し、捻り上げる  
「あぁっ!だめぇっ!」  
その強い刺激が再びセシリアを淫らな回想へと、更に激しい行為へと狩り立てる  
セシリアの下腹部、湿り気を帯びたそこから分泌される液が  
公女の純白を汚し、拡がってゆく。  
 
 「ん、はぁ・・・」  
片乳をひねり上げられたエリザベートが小さく喘ぐ  
ロディはそれを満足げに見つめると  
もう片胸を隠す服の上、物欲しそうにしている突起に貪り付き吸い上げる  
「いやーあーっ!」  
その感触に、その光景にセシリアは叫ぶ  
『じゅーうっ、じゅるっ』  
服の上から思いっきりに吸い上げられ嬲られるその音が響き  
「彼方、まだ抵抗出来て?そんな無駄な事は諦めて楽しみましょうよ」  
一段と艶を増した声が誘う  
それを振り払おうとするセシリアの目の前で  
ロディは一度その口を離し、エリザベート服をめくり上げると  
露になった両乳を再び、吸い上げ、撫でまわし、こね、ひねり上げ、嬲る  
(もう駄目、私、もう・・・)  
セシリアが誘惑に負けそうになったその時、不意に止まった感触を  
「あっ」  
『続けて欲しい』一瞬そう思ってしまったセシリアに  
「心配しなくてもいいのよ、まだまだ感じさせてあげる。今度のもきっと気に入るわよ  
ねえ、ロディ」  
そう言うと自分のスカートを徐々にめくり上げてゆく  
目の前に、彼女の秘所が露になり  
漆黒の闇のようなその茂みの中に深紅のバラが咲き、滴るほどに濡れ光っている  
(ああ、なんて美しくて、なんて・・・)  
その光景にセシリアはおもわず見惚れてしまっていた。  
 
 淫魔の秘所に見惚れるその視界にロディの顔が映り、はっと自分を取り戻す  
「ロ、ロディ!な、何を!?」  
自分の濡れた蕾にこそばゆい感触を、ロディの吐息らしき感触を感じ  
そしてこれから起こる出来事を予感し叫んだその時  
ぬめりけを帯びたざらっとした物がセシリアの花びらに差し込まれる  
「ああっ!ううッ!」  
入り込み、ゆっくりと花弁を舐め往く感触から逃れようと腰を逃がすが  
決して逃れる事は出来ない  
「うあっ!んぁッ!ンッ」  
それに耐えようとするが、ゆっくりとゆっくりと自分の花びらが開いてゆくのを感じる  
その突如、息を荒げロディに秘所を舐らせるエリザベートが声をかける  
「くすっ、四つん這いになって、まるでおねだりしてるメス犬みたいねぇ」  
その言葉通りセシリアは四つん這いになり、襲い来る快感と戦っていた  
「おねだりなんてッ!」  
呑み込まれそうになりながらもそれを振り払うように言うが  
それを嘲笑う目で見ているエリザベートが追い討ちをかける  
「腰を振って、恥ずかしい所をそんなにヒクヒク痙攣させてる貴女が、よく言うわね  
欲しいのでしょ、貴女の痛いほどにしこった『そこ』にッ!」  
言われたセシリアは否定するように必死に首を振る  
しかし、セシリアの咲き誇った桃色の桜は太ももを濡らすほどにその蜜を溢れさせ  
今までに無い、痛いほどに脹れたしこりを『そこ』にはっきりと感じている  
ロディが焦らすようにエリザベートの花弁を舐める、その頂点  
そこへ、ゆっくりとゆっくりと快楽が近付いて来る。  
(欲しい、欲しいよぉロディ)  
押えきれない欲望がセシリアを叫ばせる  
「欲しい、欲しいの!ロディ!お願いッ!!」  
快楽の渦がセシリアを闇へと呑み込んでゆく。  
 
 
足元に白緑のロングスカートが落ちている  
つま先立った両足がヒクヒクと痙攣し  
大きく開かれている両膝  
普段の彼女であれば『はしたない』その格好は  
『おねだりをするメス犬』でしかない今のセシリアには  
快楽を貪る格好の姿勢でしかない  
「はゥーッ!」  
全身に電撃が走り、セシリアはその体を弓なりにして喘ぐ  
ぐっしょりと濡れた純白の  
その上部に浮き出た突起は更なる刺激を求め『ヒクッ!』と大きく跳ね  
それに応えるべくその指を純白越しに絡めてゆく  
「ん……はぁッ!んぁぁ…」  
摩り、こねあげ、挟み、擦り合わせ、押しつぶす  
「ああッ!……いぃッッ!!」  
その頂に一度昇り詰め  
そうしながらもその下方、ヒクヒクと痙攣し続ける花弁にも再び指を這わせる。  
「んあぁ…もっとぉ、もっと、してぇ!」  
城中である事も、公女である事も忘れ、そこに居る筈も無い愛しい人に懇願する  
そのセシリアに淫らな夢はさらに快楽を与えてゆく。  
 
「ああ…いいわぁ…上手よ、ロディ、ねぇ、貴女も、そう、思うでしょう」  
自分の秘所に舌を差し入れ舐るロディの髪を撫でながらエリザベートが喘ぐ  
しかし、セシリアには応える事が出来ない  
「あぁ…凄いッ!スゴイのぉロディ!」  
金色の美しい髪を振り乱し、処女の膣内まで舐め回され半狂乱になっている  
いつの間に脱がされたか、衣服を纏わぬその美しい肢体をくねらせ  
桃色の花びらのその奥から溢れ出る蜜は  
糸を引き、滴り落ち、または太ももを伝い、床に広がっている。  
 それを見てエリザベートは満足げに微笑み  
「私も…もお、イッちゃいそぉよぉ」  
そう囁いた声に反応するようにロディの行為は激しさを増す  
「いくッ、イッちゃぅゎ、いい!イイッーーー」  
「いやっ!なにかくるぅ、くるのぉ、ロディ!きちゃうよぉーーーー」  
二人の求める体が反り返り、引き絞られる  
再び達したセシリアの膣内の収縮は、セシリアに次の行為を意識させるには十分すぎる物だった。  
 
 床に倒れこんだセシリアに  
「少し趣向を変えて見ようかしら」  
そうエリザベートが呟いたその途端、目の前の風景が突然に変わった  
途惑うセシリアの目にうつ伏せに倒れこんだエリザベートが起き上がるのが見える  
右手には股座にうずまったロディの髪の  
もう片方に柔らかなベットの感触。  
「えっ?」  
途惑うセシリアがロディから手を放した次の瞬間  
その足をすくい上げられベットへ押し倒される。  
「だ、だめ!止めて、ロディ!」  
不意を突かれ、心にも無い事を叫んでしまう  
『心にも無い事』そうだ、自分はロディにこうされる事を望んでいる  
その事を悟ったセシリアにロディが覆い被さる  
上着を脱ぎ捨て、セシリアの知ることの無かったたくましい体が露になると  
セシリアにはロディを求める感情を抑える事が出来なくなっていた  
ロディが無抵抗のセシリアの両膝を開き、そのいきり立った自身を開放する  
初めて間近で見る男性のそれは、セシリアの予想以上に太く、はちきれんばかりに脈打っている  
「ああ、ロディ…」  
今のセシリアにはエリザベートがロディのそれを弄んだ理由が判る  
『愛しい』  
そして  
『欲しい』  
 
 (クチュッ)小さな音を立てロディの先端がぐしょぐしょに濡れた花芯に触れる  
「いいよ、きて…」  
ロディがその体を近づける  
それに合わせゆっくりと、ゆっくりとロディが中に入ってゆく  
「ん、ぁあ…んんっ!」  
処女の体がそれを押し戻そうとする、それを、セシリアはロディに抱きつき耐えた  
「うあぁ!んぁーーーッ!」  
(グチュッ!)抵抗の無くなった花芯にその勢いで突き入れられ中が音を立てる  
とうとう一つになれた、その喜びがセシリアの引き裂かれる様な痛みを和らげる  
「ロディ…」  
そう呟いてぎゅっとロディを抱きしめる  
自分の中でロディが脈打っている、それを感じるだけでセシリアは幸せだった。  
「あら、貴女、処女だったの?」  
結合部から流れる紅いしるしを見てエリザベートがとぼけたように言う  
「でも、残念ながら私には関係の無い事なのよね」  
その声にセシリアは我に返る  
恐る恐る覗いたロディの目には精気が感じられない  
「さぁロディ、いつものように激しく抱いてちょぉだい…」  
幸せな夢もエリザベートのひと言で悪夢へと変わる  
「いやっ!だめっロディ、止めてっ!おねがいッ!!」  
セシリアの必死の願いも目の虚ろなロディには届かない  
ゆっくりとその怒張を引き抜いてゆき、腰も浮くほどに両脚を抱え上げると一気に突き入れる  
「いやーーーーーぁ!」  
体を引き裂かれるような痛みが再びセシリアを襲う  
「んぁあ、うがぁ、んんぁあ!!」  
激しく引き抜かれ、突き入れられ、掻き回される激痛にロディの背中を強く掻き毟り  
その背中から血が流れるがロディはそれを感じないのか激しく腰を打ち付け続ける  
その横でエリザベートが歓喜の声を上げていた。  
 
 「あふっ!ん…はぁ、はぁ、ああっ!!」  
その秘所に指を差し入れ、公女の部屋の喘ぎ声が一際大きくなる  
忘れ去ってしまいたい悪夢の記憶をたどりながらも  
一度火照った体を止める事は今のセシリアには出来なかった  
純白のその横から入り込んだ指が激しくセシリアを攻め立てる  
「んあぁ!こんなの、おかしくなっちゃぅ」  
もう片方、強く揉みしだくその手の奥、そこが『痛い』  
それを紛らわそうと、差し入れられた指が更に激しく動かす  
頬を伝う涙が書類のインクを滲ませる。  
 
(助けて、ロディ)そう何回願ったろうか、既にそれも虚しい  
一度奥に熱いほとばしりを感じ、今はうつ伏せに尻を抱え上げられ犯されている  
届かぬ願いに只、目の前で狂ったように喘ぐエリザベートを見つめる  
「ロディ!今度はここに頂戴!」  
そう叫んだエリザベートが自ら尻たぶを広げその窄みを指で掻き回し始めた時も  
(あぁ、あんな所でも、感じてる)と他人事のように思える  
その直後に訪れた窄みの激痛にも、何も感じない  
「あっ、あ、はっ、はぁ!」  
ただ、中を突かれ押し出された空気が突かれる度に口から喘ぎ声のように漏れた。  
 「さあ、来てっ!私のお尻にたくさん頂だいっ!!」  
エリザベートが言い放ち、再びセシリアの中で熱い物が弾け  
中から引き抜かれたセシリアはそのままベットに崩れ落ちる  
 
 が、そこは冷たい床の上  
助けるはずの相手に体も、心も引き裂かれたセシリアは抜け殻のように身動き一つしない  
目の前のベット、手を伸ばせば届く距離でエリザベートとロディの宴が続く。  
 幾度二人は果てただろう、目を背けてしまいたい光景が繰り広げられる中  
エリザベートとロディ、二人の求めるがままに貪りあうそれをただぼんやりと見つめる事しか出来ないでいた  
やがて辺りがうっすらと明るくなり出した頃  
ぐったりと横たわるセシリアにエリザベートが告げる  
「もうこれでこの子は私だけの物、貴女の手の届かぬ世界に連れてってあげるの」  
そうして、お互いに長い口づけを交して見せ  
「じゃあね」  
そう言い放つと、その体を闇に溶かして行く  
「ロ…デ…ィ…」  
弱々しくその名を呼ぶ目の前で、ロディの体も徐々に闇に呑み込まれてゆく  
「だめ…お願い、行かないで」  
全てを奪われ空虚になっていたその体に何かが湧き上がってくるのを感じる  
胸に手をやるとそれは更にはっきりとした物になって行く  
ロディのその顔も消えてゆこうとする中それに突き動かされ、必死で叫んだ  
「貴方を愛してるの、ロディ!だから行かないで、戻ってきて、お願い!」  
胸にやった手の中に暖かい光があふれ辺りの闇を払ってゆく  
「そ、それはッ!そんな!確かに奪ったはず!」  
驚愕の表情を見せるエリザベートの目の先、セシリアの胸で涙のかけらが輝く  
それはエリザベートをも呑み込み辺りを白く変えてゆく  
ロディもそれに包み込まれるように姿の消えゆく  
その中、ロディの唇が  
「セ…シ…リ…ア」  
と動いたのがセシリアにははっきりと見えた。  
 
 
「セシリア…」  
ロディの声が今もその耳に残っている。  
激しい行為にぐったりとなったその体を、机にうつ伏せたままのセシリアを涙のかけらの光が包み込む  
(あったかい…)まるで優しく抱かれているかのような感触に、涙が止まらない…  
「泣かないで、セシリア」  
声が強く抱きしめ  
それに驚き振り向いた顔を、ロディが心配そうに覗き込んでいた  
「ちょ、え?ロ、ロディ!?」  
とっさにロディをはねのけ、立ち上がると  
「レ、レディーの部屋にノックもなしに入るなんて、し、失礼ですわ!」  
心にもない言葉を発してしまった  
本当はそのまま抱きしめていて欲しかった、が、体に染み込んだ公女としての反応がそうさせたのだ  
「ご、ゴメン!セシリア…」  
それを聞いた、いや、見たロディの慌てるその視線が、セシリアに気付かせる  
自分のその白く豊かな胸が、ずらした純白から覗く濡れ光った恥部が、その恥ずべき行為が  
すべてロディの目の前に晒されてしまっているのだ。  
「いやっ!見ないでッ!」  
恥ずかしさの余りにロディに背を向けうずくまるセシリアに様々な想いが廻る  
自分の恥ずべき行為を知られてしまったのだ  
今までは、ロディがあの悪夢を憶えていなかったおかげで努めて普通に接してきたのに…  
もう、それも叶わなくなってしまった、こんな自分は嫌われてしまう、自分がとても汚らわしい。  
 
「出て行って…お願い…、出て」  
言い終らぬうちに優しくロディに抱きしめられ、涙が溢れる  
こんな自分でもロディは優しくしてくれる、全てを受け入れてくれた気がする。  
「ホント泣き虫だ、セシリアは」  
意地悪く言われて、思わず振り向いて言う  
「そんなんじゃありませ!?…んぁ…はぁ!」  
その口を不意に塞がれ、驚きの余りにロディの胸に手をやり、押し戻す  
その手に、ロディの鼓動が伝わる。  
「…いいよ…」  
その一言だけで良かった  
今度は自らも唇を寄せ、長い、長いくちづけを交わす  
お互いの体を弄り合い貪り尽くした頃には、既にセシリアの体は抑えようのない程に火照っていた。  
 
ロディが純白を纏った花弁に手をしのばせる『クチュッ』と、湿った花弁が音を立て  
「ん…!」  
自分で触れた時よりも遥かに感度の増した感触に声を殺して耐える。  
「あぁ…こんなの…」  
ゆっくりとその中心へと動いてゆくそれにゾクゾクしてしまう  
その途端、ロディが指の動きを突然止めてしまった  
「あ…だめ」思わず言ってしまったセシリアに  
「誰の事想って『してた』のか教えてくれないかな?」  
「そ、そんなこと聞かないでもわかってるくせにッ!」  
ロディが問いかけたのに顔が赤くなるのを感じる  
「答えてくれなきゃわからないよ」  
意地悪く言うロディに、セシリアは更に顔を赤く染めて答える  
「あ、貴方の事を想ってしたの、私、貴方が好きなの!」  
とうとう言ってしまった、その恥ずかしさに更に燃え上がってしまう。  
 
「良く言えました、じゃあ、ご褒美をあげなきゃね」  
そう言うとセシリアをベットまで抱え上げ、突然の行動にベットの上に座ったまま  
如何したらよいか途惑っているセシリアのその花芯にいきなり指を差し入れる。  
「んぁああっ!…はぁ、はぁ…」  
突然の強い刺激に腰を浮かせロディにしがみ付きながら軽く達してしまう  
「好きだよ、セシリア」  
そう言うと処女膜が破れてしまいそうなほど激しく掻き回し、突き上げてゆく  
「はぁん!あぁ…!んァあア…」  
「凄いよ、見てごらんこんなに溢れてくる」  
桃色の花から見る見るうちに溢れ出した蜜が白い太股をつたい白いシーツを汚し  
その言葉にさらに奥から湧き出るのが判る  
体は快楽を求めロディの動かす指に合わせ腰をくねらせる  
それなのに、いつもと違うロディが怖い、こんな事、止めてしまいたい。  
「駄目ッ!お願い止めてッ!」  
突然叫んだ声にロディの指が止まる  
「ごめんなさい、わたし…私、怖いの、貴方に…」  
そう言って言葉を詰まらせる『乱暴に犯された』それが怖かった、そんな事、言えるはずが無い。  
「ごめん、ゴメン…」  
そう言ってロディは強く抱きしめてくれた、それにセシリアはホッとして抱き合った  
その背中、抱き付いた手の下、そこに赤く爪痕があるのに気付く  
魔物の爪痕にしては小さい痛々しいそれは、悪夢の中付けた傷跡。  
「これ…あんなに、前なのに…」  
その傷跡に甦る悪夢の中、恐る恐る呟いたセシリアに  
「あの時から、消えないんだ…これは罰なんだ…」  
ロディの言葉が全てを告げた。  
「ゴメンよ」  
もう一度そう言ったロディのその言葉が、苦しみから開放してくれる  
同じようにロディから苦しみを除いてあげたい、強い想いが込み上げてくる。  
「もう大丈夫、だからロディ、私を抱いてお願い」  
 
急に積極的になったセシリアに、ロディは服を脱がされてしまう  
しかし、その怒張を目にした瞬間、動きが止まってしまった。  
「やっぱり、止めようか?」  
心配そうに聞くロディの声に我に返る  
「だ、大丈夫ですっ!こ、こんなのなんともありません」  
そう言うと恐る恐るロディの上になるり、ゆっくりと腰を下ろして行く  
「はぁン…」  
溢れ出る愛液が怒張に絡み付き花芯へゆっくりと飲み込んでゆくが  
「ん…」  
その途中、膜に阻まれ動きが止まってしまった  
心配そうにするロディに  
「ロディは…そのままでいて下さいね…」  
そう言うとまたゆっくりと飲み込んでゆく  
「ん…くッ、……んあぁ!」  
一番太い部分がセシリアの処女膜を通ったその拍子に、一気に奥まで突き入れてしまい声を上げる  
「はぁ、はあ…大丈夫…ですからッ」  
そう言うとゆっくりと自ら腰を動かす  
「んんッ…んあぁ、くッ…」  
「わたしッ…ロディと…ひとつに…なってる、嬉しい!」  
その声に次第に甘い喘ぎ声が混ざってゆく  
それを感じたロディも動きに合わせ突き上げる  
「あぁ!はぁん…ふぁッ!んぁ…あぁああ」  
既に達してしまったセシリアをロディは更にいく度も登りつめさせる  
「ああッ!んんぁあ!もう駄目ぇ!ロディ!ロディーッ!」  
強く抱きついた体の奥に熱いほとばしりを受け、ぐったりとなったセシリアを  
ロディが優しくベットの上に横たえた。  

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