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(あ〜畜生、イライラする)  
彼―ジェットは苛立っていた。  
苛立ちの原因。それはパーティの紅一点、ヴァージニアにあった。  
というのもヴァージニアのジェットに対する態度は、  
とても異性に対するそれとは思えなかった。  
顔を不用意に近づけたり、  
列車の中で居眠りをしている時によりかかってきたり(これは無意識だろうが)  
同じ部屋にジェットがいても平気で着替えを始めたり・・・  
自分が彼女に対して好意を抱いている分、自分が異性として見られてないような  
この態度は彼にとって少なからずショックだった。  
(くそ・・俺一人がドギマギして馬鹿みてぇじゃねえか。  
大体こいつは女としての自覚ってのが・・・)  
「ジェット?」  
「おわああああああ!!」  
「な、何よう。どうしたの?」  
「う、うるせぇ!!急に顔近づけんな、馬鹿!!」  
「何よー!そっちがぼおってしてるからでしょー!」  
そういってさらに顔を近づけるヴァージニア  
「だから近づけんなって!はたくぞ馬鹿娘!!」  
「馬鹿馬鹿言わないでよ!!この不良少年!!」  
「不良って言うな!テメエはちったあおしとやかにしやがれ!この暴走特急娘!!」  
「白髪!!」  
「洗濯板!!」  
クライヴとギャロウズの静止もむなしく  
結局この喧嘩は宿につくまで続いた。  
 
 
宿について1時間後。一行は食事を摂ることとなった。  
酒場兼宿屋なので店内は仕事帰りの客などで大いに賑わっていた。  
幸い席は2人用が2つ空いていた。  
ジェットが嫌な予感を感じた次の瞬間クライヴとギャロウズが  
「丁度良かったな、じゃあ俺はクライヴと座るから・・・」  
「ジェットとヴァージニアはそちらの席にお願いします」  
予想を裏切らない、そして悪気があるとしか思えないことを言ってきた。  
当然ヴァージニアが食って掛かる。  
「なっ・・何でそうなるのよ!大きい方と  
小さい方が同じ席についたほうがいいでしょ!?」  
これにはジェットも黙ってられない。  
「誰が『小さい』だ!手前!!」  
「あんたよ!!」  
「はっ倒すぞテメエ!!」  
「あーハイハイ、明日は忙しいんですから早く食事取っちゃいましょう」  
再び喧嘩が始まりそうなところ間一髪クライヴが止めに入った。 
(原因はテメエらだろが・・)  
「そうそう、早く座んねえと席取られちまうぜ?」  
「これから更に混むでしょうからねえ。最悪夕飯喰いっぱぐれますよ?」  
それは困る、ということで  
渋々二人は席についた。  
 
一分程して店員がオーダーを取りに来た。  
「ご注文はお決まりでしょうか?」  
「桃3個」  
ぶっきらぼうに答えるジェット。少々店員の顔が引きつる。  
「もっと愛想良くしなさいよ。人にあたったりして」  
「うるせえ」  
「・・・子供」  
「うるせえ、こ・・!!」  
ジェットが食って掛かってきたが、ヴァージニアは取りあえずそれを無視した。  
「えっと、私はこれとこれ、あと・・・」  
とヴァージニアはそこで何か閃いたかと思うと、とんでもないものを注文した。  
「あと、お酒をお願いします。このお酒」  
ジェットは我が耳を疑った。  
「・・お前、酒飲む気か!?」  
「飲まなきゃやってらんないわよ。あんたと相席なんて  
ま、ジェットは子供だからお酒なんて飲めないでしょうね。」  
挑発的な眼を向けるヴァージニア。  
「馬鹿にすんじゃねえ!おい、俺も酒持ってこい!!」  
 
数分後、店員が桃とヴァージニアが注文した料理、それから  
ジョッキになみなみと汲まれた酒を持ってきた。  
しばしジョッキを眺める二人。  
ジェットは酒が飲めないと言う訳では無かったが、あまり好きではなかった。  
どうにも味が気に入らないのだ。だが「子供」と馬鹿にされたまま  
引き下がるわけにもいかない。  
あれこれ考えている内にヴァージニアがジョッキをその手に掴み  
一気に口まで運んでいった。  
 
(!!くっそ、負けられっか!!)ジェットも負けじとジョッキを口に持っていく。  
壮絶な飲み比べが始まるかと思いきや―  
(・・ッ!!この酒強ッ・・・!!)  
予想だにしなかった酒の強さに思わずジョッキを落としそうになったが  
ジェットは目を閉じて一気に酒を流し込んだ。  
「〜〜〜ッ!はあ、はあ、くそ、聞いてねえぞ・・こんな。オイ、ヴァ―・・・」  
声を掛けようとして一瞬固まった。  
ヴァージニアが机の上に突っ伏していたのだ。  
 
 
「お、おい?」  
返事は無い。  
「お前、まさか酒飲めねえんじゃ・・・」  
聞くまでもない。この状況が全てを物語っている。  
そして、さらにジェットはあることに気が付いた。  
「こいつ運ぶのって・・やっぱ俺の仕事なのか・・・?」  
聞くまでも(以下略)  
「はあ・・・うんざりだぜ・・・」  
 
ジェットはヴァージニアを背負い、彼らの取っている部屋へと向かった。  
「ったく、この馬鹿は・・・なんでまた酒なんて・・・あー大方  
「いい気分になれる」とかそんな感じにしか思ってなかったんだろうなあ  
頭悪すぎだ馬鹿。暴走しすぎだ。ちっとも成長しねえなあ。」  
「成長しねえと言やあ、胸もねえなあ、こいつ。色気は無し。可愛げ無し  
あー、頭いてえ・・・」  
そうこう考えている内に部屋に着いた。  
 
「おまけに無鉄砲で頑固で・・・でも・・放っておけねえんだよなあ」  
「こんなののどこに惚れたんだろうな・・・ったく」  
思わず呟いて、一瞬「しまった」と思ったが  
どうせ誰も聞いちゃいないので構わない。  
ふと今日の事を思い返す。思えば喧嘩の原因は自分だった。  
「あー・・結構ひでぇ事言っちまったなあ・・逆に更に酷い事言われた気もするが・・・  
まあ、原因は俺だしな・・・」  
そこで――彼も酔っていたのだろう。気が付けば普段の彼ならまずやらないような  
ことをしていた。  
ヴァージニアの耳元まで近づき一言  
「ごめんな」と優しく囁いた。  
そこで急に恥ずかしくなったのか、急いで彼は顔を離そうとした。  
が、次の瞬間彼は凍りついた。  
「・・・それだけ?」  
その言葉は他の誰でもない。自分の目の前の少女が発した物だった。  
「・・・・・お前、起きてのか?」思わず身を引くジェット。  
「うん〜」  
ヴァージニアが身を起こした。  
「・・・いつから?」  
「ん〜とねぇ、わたひぃ、お酒のんれ気ぃ失っられしょお?でもぉ、あのあと  
すぐ目ぇ覚めたんらよねえ。だからぁ、ほとんろ、ずっと起きてたぁ〜」  
酔っているからだろう。ろれつが回ってない。ジェットは恐る恐る彼女に尋ねた。  
 
「・・俺の独り言聞いてたのか?」  
「うふふぅふ〜ん〜、知りたぃ〜?」  
相当酔っているようだ。意識はそれなりにはっきりしてるようだが。  
「・・出きれば知りたくない・・・」  
「(聞いてない)あにょねえ〜、じぇんぶ聞いちゃったよぉ〜、悪口ばぁっかり言ってらからあ  
後でブン殴ろうかと思っらけろお〜・・・」  
と、意地悪そうに目を細めるヴァージニア。  
「な、なんだよ・・・」  
「じぇっと、わたしのこと好きなんらあ」  
「・・・・・ッッ!!!」  
一気にジェットの顔が真っ赤に染まる。  
「あはははぁ、じぇっと、おかおがまっかっかだよ〜?」  
「・・・かよ」  
「ん〜何ぃ〜?」  
「悪ぃかよ!」  
そう叫ぶとジェットは彼女をベッドに押し倒した。  
「ああ、そうだ!俺はおめぇに惚れちまってる!!女として意識しちまってる!!  
・・だってのにテメエは俺を男とも思わねぇような扱いしやがって!!ふざけんな!!  
一体お前俺のこと何だと思・・・!!」  
一気にまくしたてるジェット。だが彼の言葉は彼女のおもいがけない言葉に遮られた。  
「すきだよ」  
「て・・・え?」  
「んむぅ〜普通気づくと思うんだけどなぁ〜・・・ていうか伝わってるとばかりに思ってた」  
「ちょ、ちょい待て。じゃあ何か、今までのお前の行動って・・・」  
「う〜ん、愛情表現ていうかあ、まあ、しょんなとこぉ〜」  
「な、なんだ、そりゃ・・・俺はてっきり男として見られてないんじゃないかと・・・」  
 
「じぇっとぉ、それちょっと考え方がひねくれすぎだよぉ」  
「やかましい!ていうかお前ありえねえよ!!  
それならそれでもっと恥じらい持った行動とか態度をなあ・・!あークソ、お前に  
こんなこと言っても無駄だな・・・。ほんと直球勝負だこいつ・・」  
「ちょっとお、それどーいう意味よぉ〜」  
そんな問答をしているうちにジェットは段々冷静さを取り戻してきた。  
が、それと同時に今の状況を改めて認識した。ジェットの顔に再び熱が戻ってくる。  
同じ部屋に男女が二人。(しかもベッドの上)  
(・・こいつ、なんか異常に色っぽいな・・・)  
酒のお陰で顔は紅潮しており目はうつろ、しかも喋り方が妙に艶っぽい。  
おまけに相手は意中の人。ジェットの中の理性が音を立てて崩れていった。  
「あ・・・やべ。もう我慢できねえ」  
そういって彼女に顔を近づける。  
「え、ちょっ・・・じぇっと・・・んくっ」  
彼女の口を自らの口で塞ぐ。ヴァージニアは押し返そうとするが  
なにしろ酒が回ってぐでんぐでんなので力が入らない。  
「んん〜〜〜!んんんん〜〜〜!!っぷはぁ、はぁ、はぁ、・・・え、ちょ何してろよお!?」  
気が付くとジェットがヴァージニアのブラウスのボタンを外し始めていた。  
「服脱がすんだよ。邪魔だから。」  
ジェットは悪びれもなく答える。  
「だめぇ!だめだめだめえ!!」  
「何でだよ」  
「う・・・だって、さっき、じぇっともゆってたじゃないのよぉ・・・  
私、あんまりムネおっきくないんらもん・・・」  
 
「関係ねえだろ、んなこたあ下着付けてんだし(後で取るけどな)」  
そういってヴァージニアのブラウスを完全に脱がした。  
「・・・!!ちょ、ちょっとぉ、返しれよぉ!!」  
「やなこった。っておい、これどうやって外すんだ?このぶらじゃーっての」  
「ちょっ・・あン!無理にっ、取ろうとしないれよぉ!!ふぁあ、  
ど、どさくさに紛れてムネ揉まないれえ!!」  
「あー!!ごちゃごちゃうるせえ!!・・・っとこれを外すのか。・・・よっと」  
今度はブラジャーを取られる。ヴァージニアの控えめな胸が顕わになった。  
「・・・やっぱ、あんまり無ぇのな・・・」  
「・・!!うるひゃい!うるひゃい!!しようがないれしょお!?これでも、たくさん  
ぎゅーにゅー飲んだり、いりょいりょ努力を・・・ひゃうん!!」  
言葉の途中で遮られる。ジェットが彼女の乳房に吸い付いたのだ。  
もちろん(?)もう片方の乳房を愛撫する事も忘れない。  
「あぁん・・・はうぅ、ふぁ、ふぁああ、んく、そ、そんなに吸わないれよぉ・・・」  
「却下。やめてやんねぇ」  
「そんっ・・ん、なあ・・はあ・・・ン、はあぁ・・・」  
そんな彼女の喘ぎ声を聞いているうちにジェットも更に気持ちが昂ぶってきた。  
彼女の下着の中に手を突っ込み、秘所に指を入れかき回す。  
「ひゃ、ひゃううううう!!そ、そこ、そんな掻き回さないでえぇ!!」  
「ドロドロだぞ、お前ん中。そんな良かったのか?」  
「やぁ・・・そんな、こ、はぁん、ふぁあ、な、ないっ・・」  
「嘘つくな。じゃなきゃこんななるもんか。」  
「そ、それは・・くふぅ・・・」  
「こんな時まで変な意地張ってんじゃねーよ、感じてんなら感じてるって言えよ」  
「別に意地張ってないもん、・・・ただ、気持ちいぃだけらもん・・」  
(それが感じてるってこったろうが・・・たく素直じゃねーやつ  
・・・と、もういいかな)  
 
「おい、そろそろ挿れるぞ。」  
「な、・・・何を?」  
「決まってんだろうが。俺の○○○をお前の○・・・」  
「きゃー、きゃー!!それ以上言わないで!!」  
耳を塞ぐヴァージニア。  
「あーうっせえ。手前ばっか気持ちいい思いしてんじゃねえよ。  
てか、わかってんじゃねえか」  
「そ、それは、えっと・・・」  
ふとヴァージニアの目にいきり立ったジェットの股間が入ってきた。  
思わず目が点になる。  
(は、はぅう・・・あんな大きいの入ったら裂けちゃうよぉ・・・)  
ヴァージニアの煮え切らない態度に、意地悪な考えがジェットの頭をよぎった。  
「(ちょっと焦らしてやっか)・・・なんかシラケちまったな。もうやめにすっか」  
躊躇していた顔に今度は動揺の色が写る。  
「え・・・?」  
「何かお前さっきからやめてやめてって言ってばっかじゃねえか。  
俺一人で張り切って馬鹿みてぇだろが」  
言って、ブラウスを返してやる。  
「う・・・」  
「明日も早いし、今日はもう寝るわ」  
そういい残しベッドから立ち上がろうとするジェット。  
「・・・」  
ヴァージニアは何も言わない。  
ジェットは内心焦りまくっていた。  
(オイオイ・・・まさか本気でこのまま終わらす気じゃねえだろうな・・)  
そう思い始めた頃、ヴァージニアの手がジェットのシャツをを掴んだ。  
「・・・て」  
 
「・・おい?ヴァージニア?」  
「やめないで・・・ちゃ、ちゃんと、さ、最後までして」  
 
 
そう訴えてくる彼女がとてつもなく可愛らしくてジェットの焦らそうなどという  
気持ちはキレイさっぱり無くなった。  
「・・・最初から素直に言え。馬鹿」  
ジェットはそう呟いてベッドに戻った。  
 
ジェットがファスナーをおろすと同時に、彼のイチモツが勢いよく飛び出してきた。  
思わず息を呑むヴァージニア。  
ジェットはそれを掴むと彼女の秘所にあてがった。  
「・・・・・挿れるぞ?」  
「・・・うん」  
一瞬の間。そして次の瞬間。  
ズチュンッ!!  
ジェットは彼女の中に挿入した。  
「は・・・ッ!!ああああ、ううあああああ、あううう!!」  
「ぐっ・・・キツ・・・!!  
彼女の中は想像以上にきつかった。  
気を抜けば一瞬で射精してしまいそうな程。  
ジェットはそれを必死に堪えながら腰を動かす。  
「はぁっ・・ああ、んく、あああ、あううう」  
「・・・っつ、おい、大丈夫か?・・・っぐ」  
「はぁ・・・あっ、あんまし、だいじょぶじゃっ・・ない・・はぁ」  
「ぐぅっ・・・お、俺もだ・・・」  
激しく腰を打ちつけるジェット。  
 
ずぶずぶと奥へと潜りこんでいく。  
そしてヴァージニアはジェットのモノをキュウキュウと締め付けくる。  
2人は限界に達しつつあった。  
「ふぁ、ああん!じぇ、じぇっとお!らめえ、なんか、くるっ、き、きちゃうう!!」  
「く・・やべえ、俺も、もう・・・」  
ジェットが最後とばかりに腰を突きつけたと同時に二人は限界に達した。  
「・・・・・!!!!」  
「ふぁ、あ、ああっ、あああああああああああああああ!!!!」  
 
 
行為のあとしばらく2人は余韻に浸っていた。が・・・  
「あー・・・疲れた」  
「それ、こっちの台詞・・・それに、なんかアソコがひりひりする・・」  
↑(すっかり酔いは覚めた)  
「そりゃ仕様がねーだろ。あんだけ激しく・・・」  
「もう!そういう事言わないでよ!本当デリカシー無いんだから」  
「ほっとけ。そういうてめえは胸が」  
「馬鹿!!」  
そのままいつもの口喧嘩となった。  
進展はあったものの、結局2人の基本的なところはこれからも変わらないのだろう。  
(・・・ま、それでいいのかもな。俺とこいつはこれで丁度いいのかもしんねえ)  
とりあえずジェットは今は口喧嘩を楽しむこととした。  
 
ちなみにこの後部屋にやってきた2人にいきなり関係がばれ、  
そのことでジェットは数ヶ月に及びひやかされることとなる。  
 

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