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「……うぁッ!」  
ロディのペニスが、熱い肉の襞に包まれて弾ける。  
びゅくッ、びゅくッ、と――もう何度も出したというのに、勢いは衰えない。  
「あッ、んんッ!」  
その滾りを胎内で受け止めて、アナスタシアは高い声で喘いだ。  
「ふう……相変わらず凄い勢い。ロディくんったら、何度出しても元気ねえ。  
 これなら、後三回くらいはイケるかな?」  
下から突き上げさせて、動きを堪能していた彼女はまだ余裕しゃくしゃくといった表情だ。  
しかし、一方のロディは。  
「そ、そんなことッ……俺、もう体力が持たなくて……」  
「あら、限界? 残念ね。じゃあ、ちょっと休んでていいわよ、君ならすぐ回復するだろうから――さて」  
あまり残念そうではない様子でそう言うと、アナスタシアは視線を上げた。  
そして、右の方を向いてにっこりと笑い、  
「遠慮しないでいいのよ、ティム君。ちゃんと練習しておかないと、コレットちゃんに嫌われちゃうぞ?」  
「で、でも……」  
「いいからいいから、ね」  
バスカーの少年は、下半身を剥き出しになってアナスタシアの右に控えている。  
が、彼女に促されると、まだ半分剥けた程度のペニスをそっと近づけた。  
「あらら、顔は可愛いのに……こんなにビクビクしちゃって」  
「それは、あのッ」  
「んふふ、その反応も可愛いわね」  
その熱い肉の棒を、アナスタシアは優しくしごき始める。  
「あ、あッ……こ、こんなぁッ!」  
途端にティムはか細い、少女のような声で応える。  
性に目覚め始めた年頃の未熟なペニスを、アナスタシアはあくまで優しく、自らの手でこね回す。  
「ひッ……あッ!」  
びゅるるッ!  
まだそれほどの量ではないが、少年はその精をペニスの先から解き放つ。  
 
びゅッ、びゅッ……と、ティムの精はアナスタシアの手からはみ出て、顔に飛び散った。  
「やぁん」  
これまたちっとも嫌そうではない様子で悲鳴をあげてから、彼女は動きを弱めてペニスをしごきつづける。  
「あぁッ、あ、だ、駄目です、ボク、そんなことされたら、またッ」  
「ふふ……何度でも出していいのよ? ティムくん」  
「で、で、でもぉッ」  
この調子ならば、再び力を取り戻すのにさして時間は必要としないだろう。  
そう判断してから、アナスタシアは左手の方に神経を集中した。  
その手もやはりびくびくと震えるペニスをしごいており、その主に向けて――  
「へー、アルフレッド君は結構粘るのね」  
「そ、そんなこと……無い、です……」  
バンダナを巻いた少年、アルフレッドは身もだえして聖女の責め苦に答える。  
「やっぱり、お姉ちゃんのお陰で鍛えられてるのかな?」  
「ち、違いッ……ひあッ」  
抗議しようとしても、アナスタシアの優しい手のひらは快感をもって封じてしまう。  
亀頭をこねて、更に茎の部分を包み込み、しごく。  
淫らなどという言葉では、片付けられないような、欲望そのものの動き――  
まさしく、ルシエドを従えるに相応しい手管である。  
「まあ、近親相姦はちょっとマズいって私も思うんだけど、そう言う私の子孫がやっちゃってるから、オッケーにしてあげる。  
 でも今は、ここにいるお姉さんを大事に思ってほしいな」  
「そ……んなこと、言ってもッ……」  
くちゅくちゅと、絡みつく先走りと精液を混ぜ合わせ、アナスタシアは発破少年のものを嬲った。  
――そして。  
「で、出ちゃいますッ!」  
「うん、出してッ」  
びゅくッ、びゅるッ!  
これもティムの時と同様に、手に収まりきらずにアナスタシアの顔を汚す。  
二人の精液で白く汚れた顔を、ますます輝かせながら――彼女は、そっと視線を上げた。  
 
「そういえば、ジェットくんの方がお留守になっちゃってたわね」  
「……なッ、べ、別にッ……俺は」  
膣肉ではロディを咥え込み、右手はティムを嬲り。左手はアルフレッドを翻弄しつつ、更にアナスタシアはジェットを誘う。  
「ほら、お姉さんのお口でしてあげるんだから。遠慮しないしない」  
「い、いらねえ、ってッ……言ってるだろッ」  
「もう、強情ねえ」  
言葉ではそう言いながらも、やはりジェットのペニスはカチカチに硬くなっている。  
しかも、アナスタシアが顔を近づけて、軽く亀頭に口付けたというのに――  
「うくッ」  
「ふふふ……」  
ジェットは腰を引く様子もない。つまり、  
「してほしいなら素直に言えばいいのに。ひねくれた子は減点一よ」  
「だッ……そうじゃなくて、俺ッ……つ、くぅあッ」  
「ん……」  
隙を突いて、アナスタシアは口内に彼のペニスを呑み込んだ。  
唇を超える時には強く吸い込み、きゅうっとした刺激をそれに与える。  
「こ、こんなッ……!」  
膣内に挿れているような――いや、それよりも更に強い締め付けを感じる。  
しかも、唾液でねっとりと熱く湿った彼女の口の中の感触が、あわせてたまらない刺激を生み出してきた。  
「はむ……ん、ちゅ、むッ」  
巧妙な舌の動きで、チロチロと鈴口を刺激する。  
かと思えば、全体にまぶすように舌を這わせ、唾液を搦めてジェットを困惑させていく。  
「う、そだろッ……こんな、こんなバカなことッ……」  
「ふふ……んー、ん、んむッ」  
言葉で責められないことを残念に思いながらも、アナスタシアの口は彼のものを巧みに追い詰める。  
 
「あ……アナスタシアさん、俺、また……」  
と、まだ膣内で柔らかく締め付けていたロディのペニスがびくびくと力を取り戻し始めた。  
それとともに彼の腰も動き出し、下からアナスタシアの子宮口目掛けて突き上げる。  
更に、  
「ぼ、ボクも……ッ」  
右手の中のティムのペニスも、かちかちに硬くなり――  
「こ、こっちも破裂しちゃいそうですッ……!」  
左手のアルフレッドもまた、びく、びくッ、と震え始める。  
「ん……ぷは。ジェット君もそろそろ、よね?」  
「あ……あ、俺……」  
「……みんなで、一緒にイっちゃいましょ」  
にやっと笑うと、アナスタシアは膣内への圧力を強めた。  
「うくッ……!」  
それによって、ロディもつられて勢いよく突き上げる。  
「ん、あんッ――」  
更に、両手で激しく二人の少年のペニスをしごき、こすりたてる。  
「あ、あ、ああ、あッ……ま、また、またぁッ!」  
「で、出ちゃいます、精液ッ!」  
びくびくと震える二本のペニスを弄びつつ、目の前で怒っているジェットのものを咥え込む。  
「ッく、ぅおッ……!」  
またしても、巧妙な動きでそれを翻弄し――射精へと導いていく。  
 
そして、四人の少年は一人の聖女によって嬲られ、ほとんど同時にペニスを彼女に突き出し――  
「ん……んんッ!」  
びゅるる、びゅ、びゅるッ!  
ロディのペニスが、膣奥で精液を炸裂させたのと同時に――  
びゅッ……びゅッ。  
ティムのペニスは、今度は手を飛び越えて彼女の髪まで汚し――  
びゅくッ! びゅる、びゅるッ。  
アルフレッドのペニスは、身体全体へと白い粘液をぶちまけ――  
びゅッ、びゅッ、びゅるッ。  
ジェットのペニスは、大量の精液を彼女の喉奥へと流し込んでいった。  
「んんッ……ん、んあ……」  
彼らはいずれも、限界の快楽によって茫然自失としてしまっている。  
――だが、それと対象的に。  
「ふあ……ん。それじゃあ、今度は場所を入れ替わって……ね?」  
まだまだ、何度でも楽しめるとばかりに、アナスタシアは淫らな笑みを浮かべた。  
 
 
「――なんてことになったら面白いのに。ね、ルシエド」  
「…………」  
――という、アナスタシアの妄想を聴かされるのはルシエドの役目である。  
何しろ記憶の遺跡には何もなく、無駄な話に付き合ってくれるような友人もいないのだ。  
ペットの――という言い方は守護獣にとって不遜極まりないが、ともかくルシエドくらいしか話を聞いてくれる相手もいない。  
「…………」  
が、いくら欲望の守護獣とはいえ、世界まで飛び越えた妄想には呆れ果てるばかりのようだ。  
「じょ、冗談だってば。いくらなんでも、こんな変態じみた欲望なんて持ってないわよッ」  
「…………」  
なんだか胡散臭そうな目のルシエド。  
「う……いいの。だって何百年も貴方と一緒だったから、こういう想像もつい欲望方面に影響されちゃって――」  
「…………」  
勝手に人のせいにするな、とルシエド。  
「あー、もうッ! そういうつもりなら、こっちだって考えがあるわよッ。  
 とりあえず、お手。ほら、お手して、お手」  
「……キャイン」  
本当に犬のような鳴き声をあげて、ルシエドは走っていった。  
「あ」  
少しばかり残念そうに口を尖らすと、アナスタシアはふむと考え込む。  
「……たまには誰か漂流してこないかしらね。例えば、そう、カワイイ男の子とか。  
 そうしたら、帰るまででも色々と楽しめるんだけど――って、いやだからこれも冗談だからね?  
 ……って私誰に言い訳してるのかしら」  
子孫の、特にいつも難しい顔をした彼が聞いたら発狂しそうなことを言いつつ、アナスタシアの時間は止まったままなのだった。  
 

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