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「それでは二時限目の授業終わります…」  
そういうとアンジェ師は足早に教室を後にした。  
廊下に出た時、一人の生徒に後ろから呼び止められた。  
「アンジェ師〜♪」  
「…ペレイラ」  
ニコニコ笑いアンジェ師を見ている。  
ふと、ペレイラは懐から一枚の写真を覗かせた。  
「や…やめてぇッ!!」  
その写真に手を伸ばしたアンジェ師だったが  
ペレイラはサッと一歩後ろに下がってそれをかわした。  
「まさかあのマジメなアンジェ師が、夜になると一人部屋で喘いでいるなんてね…」  
写真をペラペラと突きつけた。  
「誰も想像しないですよねぇ〜?」  
「お願い…ペレイラ、もうやめて…」  
「私に覗かれたのが運の尽きでしたね」  
「そ、そんな…それに…その、ああいうことは普通誰だって一度はすることでしょう…?」  
「アンジェ師の場合普通じゃないですよ…あんなすごい道具使ってて…」  
クスクス、と笑って下から彼女を見上げる。  
アンジェ師は周りで誰も見ていないか時折確認しながらペレイラの機嫌を取ろうとする。  
「…何がしたいの?私はあなたの先生よ?そんなことしてどうなるか…」  
「どうするつもりですか?停学にでもしますか?」  
「…ッッ!」  
 
ペレイラはまたも写真をヒラヒラとなびかせた。  
「これ、ばら撒いちゃおうかな〜…大量コピーして、もうスタンバッてる状態だし…」  
「やめてッ!!それだけは…」  
「そんなことになったらアンジェ師のイメージ下がるだろうなぁ…。  
 それに生徒や他の講師の人たちからも変な目で見られて…」  
次第に涙ぐんできたアンジェ師を相手にペレイラはまったくもって容赦が無い。  
教室内にいる何人かの生徒が、話し声までは聞こえぬものの  
二人のやり取りに気付き、どうしたのだろうという顔つきで見ている。  
アンジェ師は顔を真っ赤に染め上げた。  
「もちろん分かってますよね?私の成績をトップにしてくださいよ」  
「な、何を言ってるの…!」  
「通信簿を少しいじってくれればいいんですよ、アンジェ師」  
「…だめ。そんなこと、私に出来るわけ無いでしょう…」  
「あー、そんなこと言っていいんだ?この写真どうしちゃおうかな〜」  
秘所にバイブを入れて、半裸状態で喘ぐアンジェ師が写るその写真を見つめた。  
ペレイラは一言、いやらしい、と付け加えた。  
「やめて、お願い、やめて…」  
「それじゃあお願いしますよ?」  
「…無理。そんなこと…もし周りにばれたら…」  
往生際の悪い講師を見てペレイラはハァ、と溜め息をついた。  
「やれやれ…これは少しお仕置きが必要ですね…」  
「…え?」  
「放課後、入り口そばのトイレに来てください。…例の道具も持って」  
 
「な…なんで?」  
聞き返す前にペレイラは教室の中へと戻っていってしまった。  
それから六時限目までアンジェ師は、ペレイラの視線を気にしながら  
黒板にチョークを走らせた。  
時折生徒たちがそわそわと  
今日のアンジェ師、なんか様子が変じゃない?という話を出し始める。  
アンジェ師は顔を紅潮させながらもそれに耐えつづけた。  
…放課後。  
クラン修道院の入り口に一番近い場所に位置するトイレ。  
ここは一番生徒の利用が少ない場所でいつもがらんとしている。  
そこににアンジェ師は入ると、すでにペレイラが待っていた。  
「待ってましたよ、アンジェ師。例の道具持ってきましたか?」  
「…は、はい…。持って、きた…」  
懐からローションの入った瓶と  
男性器を模った太いバイブを取り出し、胸の前で彼女に見せた。  
ペレイラも実物の道具をこんなに近くで、生で見るのは初めてであり  
わくわくした表情でそれを眺めた。  
「うわぁ…すごい。こんなのが中に入るんだぁ…」  
「ねぇ、こんなの持ってこさせて…何がしたいの?」  
ペレイラはニヤ、と笑って答えた。  
「簡単な事ですよ。アンジェ師にここで、それを使ってオナニーしてもらいます」  
「…!なにを、言っているの…!!」  
「はぁ…いつもやっている簡単なことじゃないですか?」  
 
「そんな、できないッ!私帰るからッ」  
トイレを出ようとドアノブに手をかけたその時。  
「そんなにこの写真ばら撒かれたいんだ〜?」  
「…!!」  
ペレイラはまたもあの写真を懐から出した。  
アンジェ師の動きもそこで止まる。  
「いいのかな〜?ここで出て行ったらばら撒いてもいい、って受け取りますよ?」  
歯を食いしばってアンジェ師はその言葉の辱めに耐えると  
ペレイラのほうへ向き直り彼女を見つめ返した。  
「…言うとおりにすれば、写真、捨ててくれる…?」  
「いいですよ。予備の写真も全て、アンジェ師の前で燃やしますよ」  
「…分かった。約束だからね…」  
アンジェ師は意を決して答えた。  
 
……  
 
壁にもたれ掛かり、手にローションを垂らすと  
その手を内股に這わすようにして秘所へ持っていく。  
「んッ…」  
スラリと伸びた白い足をペレイラに見られる。  
目の前で自分の生徒に自慰を見られ気がおかしくなりそうなアンジェ師だったが  
彼女はペレイラに従うしかなかった。  
スカートの中に忍ばせた手が、下着越しに秘所にぶつかった。  
 
「あ…あぁ…」  
ローションのひんやりした感触を楽しむように  
下着の上から花弁をなぞるように、ゆっくりと愛撫する。  
もう片方の手もスカートの中に入れると  
ローションと愛液でびっちょり濡れた下着を膝の辺りまで下ろし  
服をはだけ、ブラに包まれた大きめの胸が露になった。  
「すごい…アンジェ師、Hな身体してますね…」  
「いやぁ…言わないで…ぁぁ」  
下から持ち上げるようにして胸を揉む。  
ブラの上からでも分かるほど、その中心の突起が固くしこっていた。  
もう片方の手で邪魔の無くなった秘所を指でくすぐる。  
めくれているスカートからは綺麗な白い足がもじもじと動き  
ローションと愛液が太股を伝って流れていた。  
「本当に夢中になっちゃうんですね…そんなに欲求不満なんですか?」  
花弁を撫でていた指を、膣内へと侵入させた。  
「…!はぁぁんッ…だ、だって…」  
うまく言葉を出すことが出来なかった。  
指が第二間接ほどまで侵入して、アンジェ師は体を大きく反らす。  
男と最後に身体を重ねたのがもう数年前にまで遡ってしまうアンジェ師は  
その快楽を再び求めるようになり、自慰という形で解消するしかなかったのだ。  
ブラのホックを外し、ぽろりとそれが外れると  
ぷるんと柔らかな胸がこぼれた。  
 
「うわぁ、大っきい…いいなぁ」  
「う…ぅぅ…んッ」  
解放された乳房を下から持ち上げるようにして揉みあげて  
目の前まで来たピンク色の突起に舌を這わした。  
胸をゆっくりと揉むリズムと同じ速さで膣内の指で肉壁を擦る。  
じゅぶ、じゅぶ、と愛液が音を鳴らすたびにアンジェ師の身体は反応し  
びくびくと小さく痙攣した。  
「ぁッ…!!あぁん…」  
指一本では到底足りず、もう一本指を入れる。  
それは抵抗無くすんなりとそこに埋まり、ぐりぐりとその内部をかき混ぜるように  
いやらしく動き回った。  
「あ…!あ、あ…イキ…そう」  
親指の腹でその上にあるしこった皮に包まれた蕾を撫でると  
アンジェ師の絶頂は寸前のところまで来た。  
その時、それを見ていたペレイラがアンジェ師の腕を取ると  
それを引き、膣内に挿入された指を引き抜いた。  
「ぁあんッ…!…ど、どうして…?」  
「ふふ。最後はやっぱりこれでイッてもらわないと」  
そういって手に持っていたのは、先ほど自分が持ってきたリモコン式のバイブだった。  
「座って、股開いてください。私が入れてあげます」  
「あ…ぁぁ…」  
胸に手を置いたまま力なく頷き、アンジェ師はぺたんとその場に尻をついた。  
 
床に愛液が垂れ、その場に水溜りができる。  
ペレイラに言われたとおりに股を大きく開く。  
ふやけた花弁が開き、濡れた膣内の奥まで見えた。  
「うわぁ、ひくひくしてる…いやらしい」  
「…そんな…いいから、早く入れて…」  
「わかりました」  
そういうとペレイラはローターのスイッチを入れて  
振動をリモコンで弱に設定した。  
…ブブブブブブブ…  
ペレイラは膝を降ろし、アンジェ師の前で手をついた。  
「それじゃあ、いれますよ」  
片手で掴んだ萎える事の無い肉棒を、アンジェ師の秘所に押し当てた。  
「!!あッ!ぁああああんッ!!」  
まだ入れていないにもかかわらず、その振動を外側に感じただけで  
アンジェ師は達してしまいそうなほど大きな声を上げた。  
そのバイブで花弁や蕾を撫でる。  
まだ挿入はしない。  
それだけでも彼女は絶頂を迎えてしまいそうで  
アンジェ師は自分の胸への愛撫に集中していた。  
「次々に液が溢れてきて…キリが無いですね」  
「ぁッ、あぁ…お、お願い、早く…入れて…!」  
両手で両側から胸を揉む。  
決して手に納まりきらぬその大きな脂肪が手の隙間からはみ出る。  
 
その刺激と同時に攻められる秘所はひどいことになっており  
尻の方までも濡らしており床の水溜りを次第に大きくしていく。  
「それでは、そろそろ入れますね」  
ペレイラはアンジェ師の膣に狙いを定めるとそこにバイブの先端を突きつけた。  
ゆっくりとそれを挿入させる。  
「ぁ…ぁ…ッ…ぁぁ…あ…」  
先端から入り、愛液を纏いながらカリ首が肉壁を擦る。  
周りについている疣がアンジェ師の性感帯をくすぐるように刺激し  
彼女は強く目を瞑りながら絶頂を堪えた。  
5cmほど挿入して3cm抜く、また5cm挿入させて3cm抜く。  
焦らすようにペレイラはアンジェ師の膣内にバイブを出し入れさせる。  
それはやがて、最深部まで到達すると彼女は体を大きく反らし泣いた。  
「あぁぁぁぁッ!あぁッ」  
もっとキツイだろう、と思っていたペレイラは  
バイブが抵抗無くアンジェ師の膣内に埋まった事に少し驚いていた。  
手を放し、立ち上がるとペレイラはリモコンでバイブの振動を少し強めた。  
アンジェ師は肉壁と子宮に大きな刺激を受け  
その快感に耐え切れずその場に横になって倒れた。  
身体を強く擦り、ああ、あぁ、と狂ったように喘ぎながらも彼女の神経は  
下半身の、自分の中におさまっているバイブへと集中していた。  
「…そろそろイッちゃっていいでしょう」  
そうつぶやくとペレイラはバイブの振動を最大まで上げた。  
アンジェ師は身体に強烈な電流が流れたかのような刺激に襲われ  
「…!!だ、めッ…!!ゃぁああああああああああああああッッ!!!」  
教え子の目の前で絶頂に達した。  
 
…ブブブブブ…  
身体をビクビク、と何度も痙攣させている。  
その度にアンジェ師の口からはHな喘ぎ声が、ぁん…ぁん…と漏れ  
熱を帯びた色っぽいその声は女のペレイラでさえも興奮を覚えてしまう。  
カチッ  
バイブの振動が収まった。  
 
服がほとんどはだけ、裸に近い状態で靴だけという格好のアンジェ師は  
はぁ、はぁ、と息を整えながらペレイラのほうを見上げた。  
「…約束、だよ…もう写真は…ッ…!?」  
ペレイラを見上げた途端、アンジェ師の表情は凍りついた。  
バイブのリモコンを持つ右手。  
もう片方の手には…  
「な、なんなのッ…!そのカメラは!」  
「ふふ。今度は写真じゃなくて映像で収めちゃいました。イク瞬間を、ね」  
「そんな…!約束が、違うッ」  
アンジェ師は立ち上がろうとした。  
…だが激しい快楽から強烈な刺激で絶頂に達したばかりなため  
身体が思うように動かず、その場で転んでしまった。  
「最初に言ったじゃないですか、お仕置き、って」  
「…酷いッ…こんなことまでさせておいて!ペレイラ、あなた酷いッ!」  
「お仕置きっていったのに、大事な写真捨てるわけ無いじゃないですか」  
「…!!!!ぅ…!ぅううううッ…!!」  
アンジェ師はその場で泣き崩れた。  
 
これで全てが終わると思っていた彼女はこの現実に絶望した。  
それでも、そんな泣くアンジェ師に容赦せずにペレイラは次の命令を下す。  
「それじゃあ、このリモコンは私が預かりますので」  
「…ぅ…ぅ」  
「明日の授業は、ずっとそのバイブを入れた状態でやってください」  
「い…いやぁ…!」  
「いや、じゃないですよ。この映像、修道院の皆に見せますよ?」  
そう言ってペレイラはカメラの‘保存’のボタンを押した。  
「…それと同時にアーデルハイドの町の人たちにビデオで配ろうかなぁ〜」  
「!!お、お願い…!!そんなこと…ッ」  
「タイトルは‘クラン修道院の淫乱講師’かなぁ??」  
ニヤニヤ笑いながらアンジェ師を見下ろす。  
「…そうすればきっとすごいことになるだろうなぁ…  
 アダルトビデオのスカウトとかたくさん来ちゃうんじゃないですか?」  
「だ、だめ…!そんな恥ずかしいことッ…私無理だよッ!!」  
「そうかなぁ、アンジェ師は講師よりこういうHな仕事のほうが絶対向いてますよ」  
「…!!」  
「身体もHだし、その喘ぎ方も…男の人なら一発で虜になっちゃうのでは?」  
「だめぇ…」  
再び俯き大粒の涙をぽろぽろとこぼした。  
そんなアンジェ師を気にすることもなくペレイラは彼女に背を向けた。  
「それじゃあ明日の授業はバイブ入れたままでやってくださいね」  
「ま、まってッ!!」  
「もしやってなかったら本当にビデオばら撒きますからね?」  
ガチャッ…  
そう言ってペレイラは女子トイレから出て行った。  
 
一人取り残されたアンジェ師は膣内に挿入されたままのバイブを抜く事も忘れ  
俯いたまま泣いていた…  
 
 
…翌朝。  
 
「ん…!ん、ん…」  
ローションで秘所と膣内を濡らす。  
バイブの入りを良くするために、朝からこんなことをしなくてはならなかった。  
ぬるぬるに濡れたそこへ、リモコンの無いバイブを挿入した。  
「ぁ…!ぁぁあ…」  
ずぶ、ずぶ、とゆっくりと侵入させる。  
これから授業があるので自慰をする気にはなれなかったアンジェ師だったが  
朝からこんなことしていたら気がおかしくなりそうだった。  
ずぶっ…  
「あぁッ…!!」  
根元まで挿入された。  
下腹部に全体にHな刺激を感じ身を震わせる。  
…今すぐに絶頂に達したい、イキたくてしょうがない気持ちがあったが  
授業開始時刻はすでにもうそこまで来ていた。  
はぁ、はぁ、と息を整えると、ぎこちない動作で立ち上がり  
バイブが抜けぬように上から上手にパンティを穿く。  
 
…言われたとおりにしないと、もっと酷い目にあってしまう。  
自分よりずっと年下の少女に辱めを受けるアンジェ師は胸が締め付けられるように  
痛かったが、ビデオをばら撒かれるより全然マシだった。  
…彼女自身は意識していないものの、アンジェ師は誰が見ても  
スタイルの良いボーイッシュな美人。  
…そんな彼女のビデオや写真が広まったら、おそらく飢えた男達は彼女に寄り付くに違いない。  
もし本当に町に広められ、ビデオ撮影の勧誘などが来てしまったら…  
シスターマリーにも確実にバレ、アンジェ師は講師権を剥奪され  
神聖な学び舎の恥晒しになり、クビになってしまうだろう。  
そうなってしまったら、自殺するしかないのでは…  
…そう考えた彼女はこの辱めに終わりが来る事を祈り、今日も授業に赴いた…。  
 
…ひそひそ…  
生徒の中から小さな声で「今日のアンジェ師、またなんか変じゃない?」  
という声が聞こえてくる。  
…変にもなってしまう。  
スイッチが入っていないとはいえ、男性器と同じ大きさ、形をしたものを  
ずっと膣内に入ったままなのだ。  
動くたびに、膣内の性感帯が小刻みに刺激され  
それを堪える手は震え、喘ぎ声を押し殺す声は時折熱を帯びてしまう。  
普通の女性よりも異常に感じやすいアンジェ師は  
それだけでも十分なものだった。  
 
「それ…じゃあ、トリッシュ…ッ…15、ページ…読んで…」  
「は、はい…」  
トリッシュは困惑した表情で立ち上がり教科書を開くと  
言われた場所を読み始めた。  
「…ッッ!!ぁッ!!ぁぁぁぁああッ…」  
ガタンッ!  
アンジェ師は教卓の上に上半身を預け、その上で顔を伏せた。  
…ざわざわ…  
生徒たちはアンジェ師の様子を気にするように見つめる。  
…膣内に挿入されたバイブが、微弱だが振動を開始していた。  
顔を上げ、チラっとペレイラのほうを向くと  
ニコ、っと笑っている。  
…スイッチを入れたのだ。  
「…で、あるから紋章魔法は…」  
「んぁ…ぁ、ぁッ…」  
「…あの、アンジェ師…大丈夫ですか?」  
読んでいたトリッシュは本を下げ、心配そうにアンジェ師を見て言った。  
「い、いいからッ…!続き、読みなさい…ぁ…ぅんッ…!くぅッ…!!」  
顔から火が出るほどの恥ずかしさを感じている。  
それもそうだろう、生徒全員がアンジェ師を見つめているのだから。  
アンジェ師の喘いでいる姿を。  
性の知識に乏しい生徒は不思議な顔をしているが  
すでに豊富な知識を持っている生徒は何人かおり、  
ホリーに到っては口を手でおさえ軽蔑の眼差しでそれを見ている。  
 
…おそらく、これを機に変な噂が流れるに違いない。  
今すぐに教室を飛び出したかったが、そんなこと出来なかった。  
…ゆっくりと、バイブの刺激が強くなっていき  
それに同調するようにアンジェ師の喘ぎも熱さを増していく。  
「はぁ…んッ!!ぁ、あ、ぁああッ…あ、くッ…あッ」  
膝をガクガクと震わせながら子宮の奥まで響く刺激に耐える。  
耐えれば耐えるほど、下半身に意識を集中してしまい  
結果、より刺激を強く感じてしまう。  
「…により、体内エネルギーは同程度消費していきます…。」  
「はぁ、はッ…ぁ、ぁあッ、あう…ん」  
「あの…読み終わったんですけど…?」  
座っていいよ、  
…と、言葉を出そうとしたが、喉の奥から出てくるのは喘ぎ声だけだった。  
口をパクパク、とさせることしかできない。  
始めはアンジェ師の言葉を待っていたトリッシュだったが  
それを諦め、本を閉じ椅子に座った。  
…ざわざわ…  
…もう、授業にならなかった。  
講師であるアンジェ師は教卓でうつ伏せになったまま快楽に襲われ  
その上を涎や涙でぐちゅぐちゅに濡らしている。  
少しずつ、少しずつ、ペレイラは振動を上げていく。  
ブブブブ…じゅぷッ、じゅぷッ…ブブブ…  
「ひぁッ…や…ぁあッ!!ぁ、やぁッ…!」  
人一倍敏感なアンジェ師はその刺激にすでに足に力が入っていなく  
教卓の端を掴み、なんとか倒れぬように堪える。  
 
ポタ…ポタ…  
「…なにあれ…?」  
「え、なになに、どうしたの…?」  
「ほら、あれ見て…教卓の下、アンジェ師の足元…」  
「…きゃあぁッ…な、なんでなんで!?」  
「しッ…聞こえちゃうよ」  
アンジェ師は生徒たちに見られた。  
自分の足を伝い、床に垂れ落ちる愛液を…。  
それは留まる事を知らず、秘所から湧き出るように流れる。  
アンジェ師は内股を擦り、耐えようとするが  
そうすればするほど膣内の肉壁がバイブの振動を強く感じ、  
その度に愛液を漏らし、上の口からは喘ぎ声が出る。  
…その顔は涎でぐちゅぐちゅに濡れ、  
もう生徒たちに見せられない…。顔を上げることができない。  
…この快楽に抵抗していたアンジェ師だったが、  
いつの間にか、服の中に手をしのばせて自分の胸を潰すように揉んでいた。  
…この行為で生徒のほぼ全員が気がついた。講師の自慰に。  
「ひゃ…ぁあああッ…!!気持ち、いい…!だめぇッ…!!」  
すでに官能の世界に浸っていた。  
もう、狂おしいほどの自慰だった。  
これ以上の快楽が無いかのように思わせるほどの  
アンジェ師の自慰を見つめる生徒たちは、その半数が顔を紅潮させ  
その様子をじっと観察している。  
「ぁああッ、あッ…ああぁッ!!」  
「………」  
 
次第に絶頂へと近づいていくと、生徒達は口を閉じその行為を眺めていた。  
アンジェ師は生徒達の視線を釘付けに受けるが  
それがもう気にならぬほど上り詰めていた。  
いや、大勢に見られているということが一種の興奮状態になり、腰を動かしていた。  
一人ニヤニヤと笑うペレイラは、机の下で握るバイブのリモコンの  
振動を、確実に強めていく。  
ブブブブブブ…  
その音は、静まり返った室内に十分すぎるほど響き  
数人の生徒はその音が何の音であるか、  
またどこから鳴る音なのか気付いていた。  
「はぁッ!あ、あぁッ!!いやぁぁッ!!…やぁッ…!!だッ、だめぇぇッ!!」  
口では嫌というが、身体は正直にそれ以上の刺激を求める。  
足を強く擦り合わせる。膣内がバイブを更に強く感じるように…  
ガタッ…!!  
ついに、教卓で身体を支えていた手に力が入らなくなり、  
アンジェ師はそこで転ぶようにして倒れた。  
その衝撃でスカートが捲れ…  
「ひゃ!見て見て、何あれ…やだ…」  
一部の生徒にはよく見えている。  
びしょ濡れになった足と、  
よこにずれてしまい露になった秘所と、  
そこに突き刺さるように埋まっているバイブが…。  
それはもう、まるでオナニーのショーだった。  
女性からも好かれやすいアンジェ師なので  
見ている生徒たちも興奮している様子。  
 
…もうここまできて快楽を否定する必要など無い。  
むしろ、できないと言える。  
片手で服をはだけブラを外し、豊満な胸を強く絞るように揉む。  
もう片方の手はバイブを掴み、グリグリと膣内をかき回すように肉壁を擦る。  
時には優しく、時には強く、ローターを出し入れさせる。  
子宮の奥の壁まで痺れ、愛液を漏らす。  
ブブブブブブブブブブ…  
…絶頂はもうそこまで来ていた。  
「ぁぁあッ!ああッ!!やあああッ…!!!い、イクッ…」  
身体をもがくようにさせながら、その言葉を口にした。  
何人かの生徒は、その言葉の意味を察し、ゴクリと喉を鳴らしながら  
その瞬間をまだかまだかという目つきで眺めている。  
ペレイラもその言葉を聞き逃さなかった。  
机の下でバイブのリモコンで、振動を一気に最大まで上げた。  
ビクッ!!  
アンジェ師の身体が跳ね上がるように大きく反れる。  
「あああッ!!やッ…!!イクッ!!イッちゃうううぅぅッッ!!あああああ!!」  
ぴしゃぁぁぁッ…  
一際大きな声で喘ぐと…潮を吹き、絶頂に達した。  
しばらく痙攣が止まらず、アンジェ師は体を跳ねるようにビク、ビク、と反らす。  
すでに彼女の周りは、彼女の秘所から溢れ出た愛液でびしょ濡れになり  
生徒たちからもそれが良く見えていた…。  
……。  
 
…その行為が終わってしばらくすると、アンジェ師はバイブを引き抜き  
授業が終わってもいないのに教室から出て行ってしまった。  
…紅潮させた顔を手で隠し、涙を流しながら。  
 
 
…寮の自室で、アンジェ師は一人悲しみにくれていた。  
なんで私の身体はこんなに感じやすいのだろう、  
なんて敏感で、すぐに反応してしまうのだろう…  
ふとペレイラの言葉が頭の中を過った。  
「…講師よりHな仕事のほうが向いてますよ…」  
この言葉が…。  
頭を振り、全力でそれを否定した。  
そんなことない、私はクラン修道院の講師、  
生徒達に教える身の自分がそんなことに向いているだなんて…と。  
…だが頭の中で、それを否定しきれぬ自分もいた。  
あんなに過剰に反応し、あんなに喘いで…  
いけないと分かっていても、次第に刺激を強く求めるようになっていく自分が。  
「…身体もHだし…男の人なら一発で虜になってしまうのでは…?」  
その言葉を思い出し、変な気になりそうだった。  
 
…コンコン。  
部屋の扉が叩かれ、アンジェ師の身体はビクッと跳ねた。  
「ペレイラです。聞こえますかアンジェ師、そこにいるんでしょう?」  
…その相手はもはや生徒ではない。  
自分を辱め、絶望の淵に立たせる魔女だった。  
…だがそれでも快楽に身をゆだねる自分がいるため  
アンジェ師はペレイラを責める事ができないでいる。  
もとは自分が原因、と彼女も自覚しているから。  
「…すごかったですよ…まさかあそこまでなるとは思ってませんでしたから」  
「………」  
「その手の業界のほうが今より絶対儲かりますよ…アンジェ師の場合」  
耳をふさいでも聞こえてくるその言葉に  
アンジェ師は頭を左右に振って必死に否定した。  
「ここ開けてくださいよ。いやらしい道具のリモコン返しに来たんです」  
「…そこに…置いておいて」  
「何言ってるんです。言う事聞けないんですか?」  
「ッ…!!」  
…ヨロヨロと立ち上がりながら、扉のほうへ向かった。  
ガチャッ  
鍵を開けると自然に扉は開き、ペレイラは部屋に入ってくる。  
「はぁ、さっきは本当にすごかったなぁ〜」  
「………」  
「周りで興奮してる女の子いたの、気付いてました?」  
アンジェ師は自分の身体を抱きながらその言葉に耐えていた。  
「はい、リモコン」  
 
ペレイラからリモコンを返される。  
それを受け取り、隠すように机の引き出しにしまった。  
「アンジェ師の遊び道具って、それだけなんですか?」  
「な、なんの事…?」  
「もっと他にないの、って聞いてるんです」  
「そんなッ!あれだけだよ…もう、他にあるわけない…」  
「ふぅ〜ん。ま、どっちでもいいですけど。あれだけでも十分Hだし」  
…するとペレイラは懐から小さな撮影用カメラを取り出した。  
それは昨日、トイレで辱めを受けたときに使われた、  
自分の自慰を録画した忌まわしきものだった。  
…次の瞬間、ペレイラの口からは更に信じられない言葉が飛び出してきた。  
「…さっきのも録画しちゃいましたよ♪」  
「……え」  
「さっきのアンジェ師のオナニーショーですよ。生徒達の前でいやらしい〜」  
またやってしまった、と彼女は思った。  
…こんなこと、予測できたはずなのに。  
「…やめてぇッッ!!」  
「はぁ?」  
「それを、渡しなさいッ!!」  
アンジェ師はペレイラに飛び掛った。  
…だが彼女はそれをかわし、アンジェ師はその背後の机に激突してしまう。  
バキッ!!  
「あぅッ!!うぐ…!!」  
…額から血が垂れて床を汚した。  
 
「あらあら。綺麗なお顔が台無しですね、アンジェ師」  
「お、お願い…もう止めて…何でも、何でもするから…!」  
アンジェ師はうずくまったまま彼女に頭を下げた。  
それはもう、土下座のように。  
…だがペレイラから受ける辱めはそれで終わらなかった。  
土下座するアンジェ師をよそに、彼女はとなりにあったタンスをあさると  
アンジェ師のものであるブラジャーとパンティを数枚取った。  
黒や紫などの大人びたものから、白やピンクの花柄のベーシックなものまで。  
「な、何をするの…?」  
「決まってるじゃないですか。町でビデオ配るときに、先着限定でプレゼントするんです」  
「…!!そ、そんな!!  
そういって紫のブラジャーを一枚、ひらひらと揺らした。  
「…大きなカップですねぇ〜…Fくらい?」  
「…!!…そんなに…無い」  
「ふーん。どれどれ……。…なぁ〜んだ、しっかりあるじゃないですか?」  
「…やめてッ!!もう、やめてッッ!!!」  
その場で頭を抱えて髪を振り乱れるアンジェ師は、半ば狂乱していた。  
ドカッ!!  
「あぐぅッ!!」  
ペレイラの蹴りがアンジェ師の横腹に食い込んだ。  
一瞬息が止まり、腹を抱えてその場に倒れこむ。  
「うるさいですよ…私がアンジェ師にこんなことするの、なぜだか分かります?」  
「ぐ…げほッ…!せ、成績なら…上げておくから…許してぇ…ごほッ、ごほッ」  
「はぁ、わかってませんね〜私、前からあなたの事好きじゃなかったんですよ」  
 
「ぐ…。そ、そんな…げほッ」  
「男みたいな喋り方のくせに変なトコで女らしくて。それに妙に人気者だし?」  
「…気のせい…でしょッ…!そんなこと…」  
ペレイラは呆れ顔でフッと息を吐くと冷たい視線でアンジェ師を見下ろした。  
「ま、そんな事はいいや。とりあえずアーデルハイドでビデオ配ってきます」  
「…ッ!!」  
「オナニーの写真と本人の下着付きビデオ。タイトルは‘修道院の淫乱講師アンジェ’♪」  
「だ、だめッ!!」  
「トイレのオナニーに加えて教室の中でも喘いでる映像は、すぐに町の男達の噂になるだろうな〜…」  
「お願いッ!!お願いします…!やめてッ…!!」  
アンジェ師は頭を深く下げてペレイラに許しを請うた。  
…そんなことしても、もうやめてはもらえないだろう、と分かっていながら…。  
ペレイラはアンジェ師の下着と、今日までの映像を収めたカメラを抱え  
背を向けると部屋のドラノブに手をかけた。  
「喜んだらどうです?大勢の男がオナニーするんですよ。あなたのHな姿を見つめながら…」  
ガチャッ…バタンッ  
…部屋を出て行った。  
 
 
 あれから三日後が過ぎた。  
 
…少しやつれたような気がする。  
ここ三日間あまり食事が喉を通らなかった。  
 
私は寮の自室で、荷物をまとめている。  
ビデオはあの日の夕方だけでたくさん出回ったらしく…  
大勢の人が、いやらしい私を見た。  
散々泣いた。もう今では涙は枯れて出てこない。  
 
…耳を澄ませば聞こえる。  
「すいません、アンジェ師はいらっしゃいますか?」  
「アンジェさんに会わせてください」  
…外で、男達の声が。  
 
生徒達全員に知れ渡り、シスターマリーからはクビを宣告された。  
…ずっと私を信頼してきてくれたシスターマリーを裏切ってしまった。  
…もう、ここへはいられない。  
荷物を背負い、二度と戻る事も無いだろう寮を出た。  
修道院の廊下を通る。生徒達の軽蔑の眼差しを受けながら…。  
その中にペレイラはいた。  
…満足げな顔をして私を見ていた。  
 
…修道院を出る。  
振り返り、建物に向かい一礼した。  
 
…私はこれからどうすればいいのだろう…。  
おそらく実家にも連絡が行っているに違いない。  
…もう、お母さんのところにも帰れない…。  
私は行き場を無くした。  
 
…その時。  
 
「あの、すいません」  
「え…」  
「アンジェさん、ですか?」  
「……はい…」  
「うわぁ、生で見るともっと可愛いなぁ〜」  
 
外で根気良く私を待っていたのだろう。  
その最後の一人であろう男が私に声をかけてきた。  
…見た感じ、私より年下だ。それなのに‘可愛い’と言われても今の私には苛立ちにしかならない。  
男が差し出してきた名刺にはどこかの事務所の名前と、その男の名前が書かれていた。  
…男は馴れ馴れしく、私の肩に腕を回してくる。  
 
「ちょっとお仕事してみませんか?アンジェさんならきっと儲かりますよ〜?」  
「………」  
「…まあ…僕の専属でも構わないし。それはそちらにお任せします」  
 
男は歩を進める。  
 
…私はコクリと頷くと、肩に回された手を振り払うことなく、男についていった。  
 
 

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