「やあっ!!」  
町から少し離れた森の中に少年の掛け声がこだまする。  
剣技の指南を始めて数日。ジュードは以前の感を取り戻してきつつあった。  
型こそ前とは少々異なれど、大分巧く剣を使いこなせるようになってきている。  
 
「我流の剣技を流派としている私が言うのも何だが、良い太刀筋になってきたと思うぞ。  
元々良い師匠に師事していたからだろう。体が覚えているのだろうな。」  
指導しているのはラクウェルである。  
 
何故ラクウェルがジュードに剣の修行をさせているかというと、時は数日前へと遡る。  
 
―――・・・  
―・・・  
 
「っ・・・・ジュードッ!!・・・目を覚ませ!!」  
「・・・ジュード、しっかりして下さいッ・・・!!」  
 
休息を取っていたところ、不意を疲れたジュードら一行。  
振り下ろされた魔獣の攻撃からラクウェルとユウリィを庇い、ジュードは倒れた。  
敵の得物は巨大な石斧であり、その魔獣自体も筋肉の鎧に包まれた巨大な化け物だった。  
まともに受ければ、下手をすると絶命しかけない攻撃を頭に受けた彼の傷は深く、まさに瀕死の状態であった。  
今はユウリィの治癒によって出血は大分治まってきているもの、意識はいまだ回復しない。  
 
回復の魔法を掛け始めて、既に10分―――・・・。  
ユウリィの精神力にも限界が近づいてくる。  
 
最悪の事態が三人の脳裏に浮かんだとき―――・・・、ジュードの瞼が僅かに動いた。  
 
「―――・・・ん」  
「―――・・・っジュード!!大丈夫か!?どこか、異常はないか―――・・・!?」  
 
その言葉に答えるようにジュードは目を開けると、自分を心配そうに眺めてくる三人の顔を不思議そうに見回した。  
「ジュード・・・!?どうした・・・?まだ、頭が痛むのか?」  
心配そうに声を掛けるラクウェル。傷は完全に塞がっているはずだ。  
しかし、どこか様子がおかしい。  
 
しばらくきょとんとした顔をした後、彼が発したその言葉は信じがたいものだった。  
 
「―――・・・おねえちゃんたち・・・だれ?」  
 
「「「―――――――――――――――え?」」」  
まるで初対面のような目を向けてくるジュードに、三人は思わず言葉を失った・・・―――。  
 
 
―――・・・その後大急ぎで近くの町へ向かい、病院で診察をしてもらったところ医師の判断はこうだった。  
ユウリィの処置のお陰で怪我自体は完全に癒えていたものの  
頭を強打したことで脳に異常をきたし一時的な記憶喪失、及び幼児退行を引き起こしてしまったらしい。  
快復については心配ないが、それも時間の経過にまかせるしかないとのことだった。  
病院ではこれ以上は手の施しようが無い、とのことだったので半日とせずジュードは病院から出ることが出来た。  
 
一行はとりあえず病院をあとにし、宿屋へ向かうことにした。、  
「ようするにだ・・・。体も、心も完全におこちゃまになっちまったって事だよな?ジュードは。  
・・・そんなに変わらないんじゃないか?」  
命に別状は無く、また記憶の混乱もそのうち快復するということでほっとしたのかアルノーは軽口を叩いてみせた。  
 
「茶化すな・・・ッ。・・・私のせいだ。私が、もっと気を引き締めていればジュードはこんな事には・・・。」  
そう言ってラクウェルは、きょろきょろと周りを見回しながら付いてくるジュードに目を向ける。  
その手はラクウェルのコート、そしてユウリィの手を掴んでいる。  
「俺が言うのも変だが、まぁそう気にすんなよ。自分を責めるよりもまず、ジュードに感謝するのが筋ってものだろ。  
・・・・・・でも、あれなら俺の魔法でまだ何とかなったんだ。それなのに、アクセラレイターで強引に割り込んで自分を盾にしやがって。  
そりゃ、いつもはうまく捌いてたみたいだけどよ・・・。今回は後一歩間違ってたたらそれこそ命を落としてたぞ。」  
「・・・。」  
「・・・・・・っとそういえば気になってたんだが・・・お前今何歳なんだ?ジュード。」  
心なしか場の雰囲気が暗くなってきたことに気が付き、アルノーは慌てて話題を変えた。  
自分に話を振ってきたアルノーに、ジュードは心なしかいつもより愛嬌のある瞳を向ける。  
言われてみれば確かに気になる。  
本来の彼は13歳である。  
だが今の彼はどうなのだろう。  
三人は何歳と答えるのかジュードの言葉を待つ。  
彼は難しい顔をしたかと思うと、ラクウェルのコートから手を離し自分の指を親指から順に折り、  
それでは足りないのか、今度はユウリィから手を離すと今度は親指だけを折った。  
そこにきてようやくジュードは顔をあげ、にっこりと笑いながら  
「えっとね、6さいだよ。」  
と、自分の年を告げた。  
 
(・・・・・・・・・・・・ッ!!)  
その仕草の愛らしさにラクウェルとユウリィの心がきゅん、と高鳴る。  
「っ・・・ラクウェル、ユウリィ。」  
「な、何だ?」  
「なっ、何ですか?」  
「二人とも、『これはこれで結構いいかも』とか思ってないか・・・?」  
アルノーの言葉にぎくりとするラクウェルとユウリィ。  
 
「ば、馬鹿を言うな・・・!!そのような不謹慎なこと・・・!!」  
「そ、そうですよ!!私達が原因なのに、そんな事考えるわけ無いじゃないですか・・・!!」  
二人は慌ててそれを否定するがどちらも声が上擦っている。  
「いや、まあいいんだけどな・・・気持ちはわからないわけでもないし。・・・・・・何か、また肩身の狭い思いさせられそうだ・・・。」  
ジュードの男の子パワーにあっという間に撃沈された様子の二人を見て、  
誰に言うわけでもなくアルノーはポツリと呟いた。  
 
アルノーの言葉を否定していた癖に、宿に到着してからの  
ラクウェルとユウリィのジュードに対する溺愛ぶりは凄かった。  
ラクウェルが描けもしない似顔絵を描いてやるとジュードに迫ったり、  
食事のときはユウリィがジュードの口に料理を運んで食べさせてあげる等々。  
ちなみにその時、ユウリィに負けじとラクウェルもジュードの口に料理を運んであげようとしたが  
怖がられてしまった。  
何しろ怒ったような顔をしながら(実際は顔が強張っていただけだったのだが)やたら低い声で  
「・・・じゅ、ジュード。お、お前に、お前の胃袋に、しょ、食事を、詰め込むから、く、口を開けろ・・・!!」  
と言うのである。  
これではジュードが怖がるのも無理は無い。  
そもそも言葉遣いが脅迫じみている。  
普通そこは  
「あ〜んして」  
とか言う場面であろう。  
無論、そんな言葉恥ずかしくてとても言えぬラクウェルであった。  
 
・・・と、まあいつまでも和んでいるわけにもおらず  
とりあえずアルノーらはジュードの状態を再確認することにした。  
 
心が幼くなってもARMの適合者としての能力は損なわれてはいないようで、ARMの固定化などは問題無くできた。  
元々ARMに適合する為には先天的な素質持っているか、もしそれを持ち合わせていないのならば特別な処置を施さなければならない。  
前者であるジュードが問題なくARMを使えるのは当然のことだった。  
それでも、いきなり実戦で戦うというのは厳しいということで、  
しばらくの間ジュードに訓練を――といってもARMの扱いに関しては全員管轄外、そのうえ彼には魔法の素養はないので、  
さしあたって共通の技能をもつラクウェルが剣技の指導をすることになった。  
ジュードは少々非難の色を示したが、そう長くこの町で足踏みをしているわけにもいかない。  
・・・―――あまり考えたくは無いが、もし彼の快復にあまりにも時間がかかりそうなら無理を承知でここを発つしかない。  
その事からも、彼の訓練は必要な行為であると結論を出して  
 
そして今に至る―――、と  
 
記憶を失っていることは既にジュードには話してある。  
最も、本人は今一自覚はないようであったが。  
「・・・どうした?ジュード。」  
「ラクウェルおねえちゃんが、ほめてくれるなんてめずらしいなあと思って。」  
―――・・・余談だが彼は今、同じ「おねえちゃん」では区別がつかないので  
ユウリィのことを「ユウリィおねえちゃん」、ラクウェルのことを「ラクウェルおねえちゃん」と呼んでいる。  
それがまた二人のツボを激しく抑えていた。  
ちなみにそのユウリィおねえちゃんは、傍らでうつらうつらとうたた寝をしている。  
あの時少々無理をしすぎたからだろう、ここ数日のユウリィは眠っていることが多い。  
そんな彼女が何故ここにいるかというと、まだ万全とは言えないジュードを案じてである・・・―――  
というのは表向きの理由で、実際は「ラクウェルさん一人には任せておけない」という理由からだった。  
どうも彼女はラクウェルにジュードを独占されるのがお気に召さないようである。  
 
「・・・そうか?お前がそういうのなら、そうなのかもしれないが・・・。」  
「・・・うん。ラクウェルおねえちゃん、その、いつも怒ってるようにしてるし・・・。」  
(む・・・)  
決してそんなつもりはないのだが、彼にはそう思われているようだ。  
それでも彼は、ユウリィに負けないくらいラクウェルに懐いてくれている。  
(それにしても・・・「おねちゃん」といわれるのには未だ慣れないな・・・)  
「その、すまない。元々私は無愛想なものでな・・・。ああ、お前に怒っているわけではないぞ。決して。  
むしろ嬉しいと思っている。  
このように剣術を教えることや、お前の上達していく様を見ることが出来てな。」  
そう言ってジュードに微笑みかけるラクウェル。  
彼女は無理に笑うよりも、このように自然に笑った顔のほうが魅力的であった。  
その笑顔にジュードの頬が赤く染まる。  
それに気が付き、つられるようにラクウェルの頬も赤らむ。  
誤魔化すように話題を切り替える。  
「ゴホン・・・それはそれとしてだ。未だ未熟であることには変わりはない。  
まだ日は高いし、もうしばらくは訓練を続けるぞ。いいか?」  
「う、うん。ぼく、がんばる。」  
そういって素振りを始めるジュード。  
だが、その型は先程とは打って変わって乱りに乱れたものだった。  
(おかしいな・・・、なんか、そわそわする・・・。)  
どこか様子の変なジュードに気が付き訝しげな顔をするラクウェル。  
(・・・滅茶苦茶な振りだな。どうしたというのだ。)  
そう思って注意を促そうと、ラクウェルはジュードに近づいた。  
「どうした、ジュード・・・?先程とは動きが雲泥の差だぞ。取り合えず、剣を構える時はもう少し脇を締めろ。」  
そういいながらジュードの姿勢を正すラクウェル。  
むにゅり、とジュードの頭にラクウェルの胸があたる。  
その感触にジュードの体が強張る。  
 
「・・・ジュード、どうした?」  
「な、なんでもないっ。それよりも、おねえちゃん、もうちょっと、はなれて・・・」  
何故彼がそのようにうろたえているのか、しばらくラクウェルにはわからなかった。  
彼女は「?」と思っていたが、しばらくしてようやく彼の狼狽の原因がわかった。  
見れば、形が変わるほどに自分の胸が彼の頭に押し付けられているではないか。  
それに気が付き慌ててジュードから離れようとするラクウェル。  
「ッ、す、済まないッ。こんなにくっつかれてはお前も動きにくッ・・・!?」  
「うわッ・・・!?」  
慌てすぎたのか、二人の足は絡み合ってそのまま地面に倒れこんだ。  
ラクウェルが、ジュードの上に覆いかぶさるような感じで。  
「・・・・・・・・・・・・っ―――――――――。」  
お互いに言葉が無くなる。  
離れようと思っているのに体が中々言うことを聞いてくれない。  
ここ暫くは、あちらの方面はご無沙汰だった。  
今まであまり考えていなかったが、ジュードの身体自体は以前となんら変わりないのだ。  
そのことを改めて認識し、次第にラクウェルの体に熱が篭っていく。  
そしてそれは、組み伏せられているジュードも同様であった。  
言葉にできない感覚がジュードの中で湧き上がってくる。  
 
一時の沈黙の後、最初に口を開けたのはラクウェルだった。  
「っ・・・ジュード・・・。血が・・・・。」  
「え・・・?」  
 
倒れた際に切ったのか、ジュードの指からは僅かに血が滲んでいた。  
「ほんとだ・・・。あ、で、でもたいしたことないよ、こんなの。」  
「・・・そのままにしておく訳にもいかないだろう。手を貸してみろ。」  
 
どこか艶めかしい表情をするラクウェルにドギマギしながら、ジュードは彼女に手を預けた。  
何をするのかと様子をみていると、ラクウェル躊躇いがちに口に含むと、  
ジュードの怪我した指をちゅぱちゅぱと舐め始めた。  
 
「ひゃッ・・・!?おねえちゃ・・・っ!?け、ケガの、手当てをするんじゃっ・・・?」  
「ん・・・ちゅぱ・・・だから・・・ちゅ・・・こうやって、消毒している・・・。」  
「え、ええ・・・っ?おくすりとかつけるんじゃないの・・・?それか、ユウリィおねえちゃんに治してもらうとか・・・。」  
「ユウリィは、今眠っている、ん・・・だろう・・・。ジュードは、こんな風にされるのは、嫌か・・・?」  
「い、いやじゃ、ないけど・・・。」  
 
(いやじゃ、ないけど・・・でも・・・なんか・・・胸が、すごく、どきどきするよぅ・・・。)  
 
そんな行為をしばらく続けた後、ようやくラクウェルはジュードの指を解放した。  
彼がこんな風になってしまったのは自分のせいであり、  
不謹慎だとは思っている―――・・・が、行為に没頭している間にラクウェルは  
普段よりも更に幼いジュードに対して完全に欲情していた。  
(参った・・・。私の年下好きは、もはや致命的な域まできてしまっているようだ・・・。)  
見れば、ジュードの股間はズボンの上からもわかるほどに膨らんでいた。  
それを見て、ごくり、と唾を飲み込むラクウェル。  
いけないとはわかっていても、彼女はこみ上げてくる言葉を飲み込むことが出来なかった。  
「・・・ジュード。先程は訓練を続けるといったが、今日はもう止めにして・・・  
・・・その・・・かわりに、私と、気持ちいいことをしないか・・・?」  
「気持ちいい・・・こと・・・?」  
「そう、気持ちいいことだ・・・―――。」  
 
そう言ってラクウェルは、ぽーっとしたままのジュードの返事を待たずにゆっくりと彼に顔を近づけていった―――・・・。  
 
ところが、ラクウェルの行動は思いもよらぬ乱入者によって阻まれた。  
「コホン・・・あの、ラクウェルさん?一体何をしていらっしゃるんですか?」  
 
 
 
突然後ろから声を掛けられ、とラクウェルの体がビクゥっと震える。  
恐る恐る後ろを振り返ると、そこには顔を真っ赤にしたユウリィが立っていた。  
その声と顔には怒気が篭っている。  
「ゆ、ゆ、ユウリィッッッ!?お、起きていたのかッッッ!?」  
「起こされたんですっ。あんなに近くで声を出されれば誰でも目が覚めますよっ!」  
 
迂闊だった。というか傍らでユウリィが寝ているというのにラクウェルの考えが無さ過ぎである。  
(またしても背後を取られるとは・・・。なんたる不覚だ・・・。―――・・・・・・前にもこのようなことがあった気が・・・。  
と、そんなことを考えている場合ではない―――・・・・・・)  
彼女は何とか弁明しようとするが―――・・・  
「い、いや、これは・・・」  
「言い訳は聞きませんっ。いくら体はそのままだからって・・・今のジュードは6歳なんですよっ!?  
13歳でも結構ギリギリな感があるのにそれの半分以下じゃないですかっ!?」  
取り付く島も無かった。  
「剣技を教えてた筈なのにどうしてこんなことになるんですかっ!!  
大体ラクウェルさんはジュードのことになると自分を見失いすぎ―・・・」  
このまま延々と説教をされるかと思った矢先、不意にジュードが  
「ねえ・・・。なんで、ラクウェルおねえちゃんも、ユウリィおねえちゃんも、そんなに顔がまっかなの?」  
と、自分も顔を紅潮させながら尋ねてきた。  
 
「「え。」」  
二人の声が重なる。  
 
「それは・・・その。」  
「・・・・あれですよねえ・・・?」  
 
何と答えればいいのやら。  
ジュードの問いに思わず押し黙る二人。  
勿論ラクウェルの顔が火照っているのは、先程の行為で欲情したからである。  
そして恐らくユウリィも、ラクウェルがジュードの指を舐めているのを見ていた。  
それを目の当たりにして彼女も興奮を覚えたのであろう。  
 
・・・しばらくしてユウリィは恥ずかしそうに自分の心中を白状した。  
「〜〜っ・・・どうしてくれるんですか、もう・・・。私だって、色々我慢してたのにラクウェルさんが  
ジュードにいかがわしいことしようとするから・・・。」  
「その、なんというか色々済まない・・・。し、しかし・・・不謹慎だが、思いのほか新鮮だぞ・・・?  
このように、初々しいジュードというのも・・・。」  
「・・・っ。」  
 
「・・・・・・????」  
二人が何を言っているのかわからず、ただただ疑問符を浮かべるばかりのジュード。  
ラクウェルとユウリィは、申し合わせるかのように目を交わした後、そんな純情な男の子に悪戯をすることにした。  
 
・・・・・・  
・・・・  
・・・  
 
「・・・やっぱり、・・・の大きさは普段通りなんですね・・・。」  
どこか感心するようにポツリと洩らすユウリィ。  
「・・・まあ、当然といえば当然だが・・・。ただ一つ違うとするならば、いつもとは立場が逆転していることか・・・。」  
 
幸いすぐ近くに、使われていないと思しき古い小屋があった。  
二人はジュードをそこへ連れて行くと、恥ずかしがる彼のズボンをゆっくりと脱がしていった。  
ぶるん、と充血した棒が飛び出す。  
彼のペニスは、いつもと何ら変わりない様子で猛々しく屹立している。  
「お、おねえちゃん・・・!?なんで、僕のズボンぬがしてるの・・・!?」  
ジュードは全く理解が出来ない。  
何故二人にズボンを下ろされ、自分のあそこをまじまじと見られているのか。  
 
「ねえっ・・・やめてよ・・・はずかしいよぅっ・・・!  
ふたりは、はずかしくないのッ・・・!?・・・僕の、じろじろみて・・・っ!!」  
顔を真っ赤にして足をじたばたさせるジュード。  
しかしその抵抗は、酷く弱弱しいものだった。  
誤って二人に怪我をさせることのないようにするためか、  
それとも本気で抵抗していないのか。  
「まあ、恥ずかしいと言えば恥ずかしいが・・・。」  
「・・・もう見慣れちゃいましたよね。」  
そういいながらジュードのモノにそっと手を触れる二人。  
「あ・・・っ」  
ジュードの口から吐息が漏れる。  
他人に自分のものを触られる等、今のジュードにとっては未知の感覚である。  
彼の可愛らしい反応にそそられたのか、二人はジュードのモノを愛でるように舐め始めた。  
 
「はっ・・・、はあ、・・・―――、や、おねえちゃ・・・―――。」  
「ん・・・凄い・・・。ジュードの・・・まだ、大きくなってきてます・・・。」  
「は・・・ん・・・、相変わらず、元気、なんだな・・・お前の・・・これは・・・。」  
たどたどしく舌を這わせるユウリィ。  
彼女よりは少々手馴れた様子でジュードのモノを舐めるラクウェル  
二人の責めによって、ジュードのものは更に大きさを増していく。  
 
「んんん・・・ん・・・はあっ・・・はっ・・・・。」  
「はぁっ・・・ふ・・・ん・・・ちゅぱ・・・ふ、うぅん・・・。」  
―――・・・室内に艶めいた声が響く。  
(普段は、この、ふぇら、というのは苦手なんだが・・・)  
何しろ、相手の性器を舐めるのだ。  
ある意味、消極的なラクウェルにとっては自分のものを舐められるより恥ずかしい。  
だが、そんな気持ちも目の前で悶えるジュードを見ているうちに、もっと虐めたいという感情に変わっていく。  
「は・・・っ!あ、ふぁあ・・・!やめ、やめて・・・!!お、ねえちゃ・・・このまま、じゃ・・・ぼく、ぼく、おもらし、し、ちゃう…か・・・らぁっ・・・!」  
ジュードの体の奥から何かがこみ上げてくる。  
無論、彼が言っているのは尿などではなく精液である。  
しかし、今の彼はそれが精液だ、などとという知識は持ち合わせていなかった。  
その純心さに、二人は胸打たれ  
じゅぶ、にちゃ、じゅぶ、じゅぶ  
と、更にジュードのモノを激しく舐め揚げ、愛撫する。  
「ん・・・ちゅ・・・・・・可愛い、です・・・ね。ジュードは・・・。」  
「心配・・・しなくていい・・・―――思いきり・・・ん・・・。」  
「出してください・・・は・・・ジュード・・・。」  
そう言いながら尚もジュードを責め続ける二人。  
何とか止めさせようとジュードはもがくが、身体に力が入らない。  
そしてジュードは遂に二人の責めに堪えきれなくなり・・・・  
 
「だめ、・・・ぼく、がまんできな・・・・・・っ!も、やめ・・・あ!ん、あ・・・んああああああああああっ!!」  
「・・・―――っ!」  
 
ビュク、ビュルルル、ビクビク、ビュクン、ビュル、ビュビュっ、ビュ、ビュビュ!!  
 
「あ、あああ・・・・ああああああ・・・・」  
 
体をブルブルと震わせ背中を仰け反らせながら、ドロドロの白い液体をラクウェルとユウリィの顔に吐き出した。  
 
「・・・はっ・・・はぁ・・・はあ・・・。・・・たくさん・・・出しましたね・・・ジュード・・・。」  
「・・・っ・・・。・・・大分、溜まって、いたみたいだな・・・ジュード・・・。気持ち・・・良かったか・・・?」  
顔に纏わりついた精液を指で絡め取りながら尋ねるラクウェル。  
ジュードは肩を震わせながら、荒い息を吐いている。  
「はっ、・・・ハア・・・そ、んなの、わかん、ない、よおっ・・・。」  
 
自分が二人の前でお漏らしをしてしまったという思い込んでいるジュードは、  
恥ずかしさのあまり涙目になっている。  
その姿は、普段の彼とはまた別の、全く異なる魅力が溢れていた。  
(・・・何かこう、犯罪的な感じがしてくるな。)  
そんなことを考えていると、ユウリィがひそひそと話しかけてきた。  
「・・・あは―――・・・凄い・・・ジュードの、まだ、びくん、びくんって、いってます―――・・・」  
―――・・・最近気がついたことだが、どうもユウリィは一度火が着くとかなり淫らな女の子に変貌してしまうようだ。  
それはさて置いて、ラクウェルがジュードの股間に目を向けると、そこには先程と変わらぬ大きさを保ちドクドクと脈打つ彼の陰茎があった。  
「・・・・・・。こういうところは相変わらずなのだな・・・。」  
 
 
 
「それじゃあ、その・・・、最後まで、しますか・・・?本当は、あれだけで、やめておこうと思ったんですけど・・・。」  
「・・・今更だが、このまま無理矢理するというのも、少々・・・・・・ん?」  
ラクウェルは、コートの袖をジュードに引っ張られていることに気付き、彼へと向きなおる。  
ジュードは、俯いたまま顔を上げようとしない。  
「・・・その、そんなに、嫌だったか・・・?」  
少しやり過ぎてしまったと、後悔する。  
性の知識などまるでない今のジュードに対し、このような淫らな行為を働いてしまうなんて。  
 
もしかしたら嫌われてしまったかもしれない・・・。  
ふと、そんな考えが頭を過ぎる。  
しかし、その不安は彼の言葉に打ち消された。  
「ち、ちがうの・・・。・・・ラクウェルおねえちゃん、ユウリィおねえちゃん・・・。あの、その、  
さっきから、僕の、お・・・ちん・・・ん・・・、凄く、じんじんするの・・・。僕、病気なのかな・・・?」  
ジュードの言葉に思わずきょとん、とする二人。  
二人はしばらく考え込んだ後  
「・・・どうやら、続行のようだな。」  
「・・・ですね。」  
と納得しあった。  
 
「ジュード。・・・心配ありません。その、あなたの、お・・・おち、お・・・ん・・・ちんの治し方は私達が知っています・・・。」  
「ほんと・・・?」  
それを聞いて恥ずかしそうに顔を上げてくるジュード。  
「はい・・・。ジュード。さっき、白いおしっこをした時・・・、気持ちよかったでしょう?  
あれを、出せば、落ち着いてくれます。ただ、ジュードの・・・ぉちんちん・・・は、とっても怒りんぼさんですから  
あと何回か出さないと駄目だと思いますけど・・・。」  
自分でも言っていて恥ずかしくなってきたのか、ユウリィは耳まで真っ赤にしてジュードにそう告げた。  
「それって・・・また、恥ずかしいことしなきゃいけないってこと・・・?」  
「えっと・・・確かに恥ずかしいかもしれませんけど、さっきとはちょっと違います・・・。  
今度は、ジュードの・・・を・・・私達の・・・。」  
と、そこまで言ってユウリィはゆっくりと下着を脱いでスカートをたくし上げると  
ジュードによく見えるように自分の秘所を曝け出した。  
そこは既に、自分の蜜でぐちょぐちょになっている。  
「ここに・・・、入れるんです。」  
「・・・・・・っ。」  
 
自分にはついているものが見当たらないユウリィの下半身をみてジュードは驚く。  
 
「ユウリィおねえちゃん・・・?どうして、おねえちゃんには、・・・ついてないの・・・?」  
「・・・?」  
ユウリィは一瞬ジュードが何のことを言ってるのかわからかったが、  
「あ・・・。っ・・・当たり前ですっ。女の子には男の子についてるようなものはないんですっ!」  
すぐに彼の言わんとしていることを理解し、真っ赤になりながらわめく。  
 
「ユウリィ。・・・言いにくいのだが、いつまでその講義は続くのだろうか?  
あまり時間を掛けすぎていては日が暮れてしまう。」  
「あ・・・ご、ごめんなさい。・・・えっと、私が主導のほうがいいですよね・・・?  
・・・・・・それじゃあ・・・いきますよ・・・。ジュード。」  
そういうやいなや、ユウリィは返事を待たずにジュードの上にまたがり  
彼のモノを自分の秘所にあてがうとゆっくりと腰を下ろしていった。  
「ちょ、・・・ま・・・っ・・・」  
(ん―――・・・熱い・・・)  
ずぶずぶと音を立ててジュードの肉棒がユウリィの中へと進入していく。  
いや、今回に限って言えば、進入されているのはある意味ジュードの方とも言えたが。  
しかしそのユウリィのリードも、束の間の出来事であった。  
(あたまが・・・ぼうって、して、くる・・・よお・・・。)  
「あっ・・・ふああ・・・ジュードの・・・おちん、ちん・・・とっても、熱くて、大きいですっ・・・。」  
二人が繋がっているのをみて、うずうずと我慢できなくなったのか  
ラクウェルはそーっとユウリィの後ろに回りこむと―――・・・  
 
ちゅぷ・・・  
 
とユウリィの菊門に舌を這わせた。  
 
「ひ、あ―――・・・!?ラクウェル、さん、な、何を―――・・・?」  
「黙って見ているのも、辛くてな・・・。二人だけで、楽しまれては困る―――・・・。」  
じゅぷ、ちゅる、ぢゅるる・・・  
「や、イヤです―――・・・そんな、とこ・・・音たてないで―――・・・。」  
予想だにしなかったラクウェルの責めに、ユウリィはみるみるうちに力が抜けていく。  
 
その結果、ゆっくりとした速度で降ろしていた腰を一気に  
ずちゅん―――・・・!  
奥まで届くようにさげてしまった。  
「あ――――――・・・!っ――――――・・・こんな、いっきに・・・。」  
可愛らしい声をあげるユウリィに、ゾクゾクとラクウェルの体が震える。  
「―――・・・相変わらず、いい声で鳴くのだな。ユウリィは。」  
そういってくすりと、笑うとラクウェルはジュードに声をかけて  
繋がったものが抜けないようにしたまま、ゆっくりとユウリィを仰向けに寝かせた。  
「はーっ・・・―――はーっ―――・・・・・・?」  
「ジュード。困ったことに、どうやらユウリィもお前と同じように・・・体が疼くらしい。  
どうかお前の力で治してやってはくれないか。」  
「はあーっ・・・はーっ・・・―――・・・?え・・・。ユウリィ、おねえちゃんも・・・?  
・・・でも、どうすれば・・・?」  
「何、簡単なことだ。お前のそれを、ユウリィの体から抜けることがないように  
注意しながら腰を思い切り前後に振ればいい。」  
 
ジュードはしばらく逡巡した素振りをみせたあと、ユウリィの為ならば、と答え  
ラクウェルの言葉に頷いた。  
「ちょ、ちょっと・・・ラクウェルさん――・・・!今日は、私がジュードを――・・・あっ!?」  
抗議の声を上げる間もなく、ジュードの腰がユウリィに叩きつけられる。  
「ん、く――・・・・・・くうっ・・・ふう・・・やああああああ――・・・!」  
 
ジュードはラクウェルに言われたとおり、ズンズンと思いっきり腰を叩きつける。  
加減がわからないのか、彼の腰の動きは普段と比べてもなんら遜色ない、あるいはそれ以上に強いかもしれない。  
ぐちゃぐちゃと乱暴にユウリィの中を掻き回して来る。  
先程射精したときとは比べ物にもならないほどの快楽が、ジュードの意識を塗りつぶしていく。  
「はっ・・・、はあっ、・・・はーっ・・・・は、・・・・」  
荒々しい挿入は、ユウリィの奥深くまで食い込んで、子宮を圧迫する。  
お互いの結合部から愛液が溢れ出し、ユウリィの股を汚す。  
「や、お願い、ですぅっ――・・・!もっと、やさ、し・・・んっ――・・・!?んぅふっ――・・・」  
制止の声を紡ぐユウリィの言葉を遮りながら、ラクウェルは貪るように彼女の唇に口付ける。  
「んむっ・・・ユウ、リィ・・・・・・――――・・・聞こえているか――・・・?お前たちの、あそこ  
あんなに、ん・・・いやらしい音を立てながら繋がって・・・いるぞ・・・。」  
「やあっ――・・・!んむぅっ・・・はっ・・・はあっ・・・そんなこと、いわないで、くだ、さいぃっ・・・ひうっ!」  
ユウリィは逃れるように体を揺らすが、その意思とは反して、  
彼女の肉壁はジュードのものをぎちぎちと包み込んで放さない。  
 
「っ・・・・!!や、はっ、気持ち、良すぎ、も・・・私、きちゃ、い、・・・だめ、っ・・・きちゃいますぅ――・・・っ!!ふあ、あっあああああああああ」  
「ん・・・・!っ・・・・・・・・・・・・・!!!」  
やがて、ユウリィと同じくしてジュードは再び絶頂に到達した。  
限界まで我慢したが、ユウリィの中に白い液体を吐き出したいという衝動に、とうとうフタをしきれなくなった彼は  
固体と言ったほうが正しいかもしれないほどドロドロに固まった精液をユウリィの中に送り込んだ。  
 
「――・・・ん、あつい・・・いっぱい、なかで、びくびく、っていってます・・・。」  
朦朧とした目でジュードの射精の味の感想を洩らすユウリィ。  
「は・・・・はあ・・・、っ・・・・!!ん・・・!」  
それを見て、自分が大変なことをしでかしてしまったと感じたジュードは  
慌てて、ぬぷんと、ユウリィの中から自分のものを引き抜いた。  
 
自分の精液と、ユウリィの愛液にまみれてびちょびちょに濡れた彼の肉棒は、  
依然として膨張したままだった。  
その事に気が付き、ジュードはラクウェルに縋るような目を向けてきた。  
「どう、しよう・・・。ぼくの、ぜんぜん、ちっさくなって、くれない、よお・・・。」  
「っ・・・」  
(あれだけの、射精をしたというのに、まだ足りないのか・・・!?)  
ジュードの絶倫ぶりに、驚きの色を隠せないラクウェル。  
それならば、今度は自分が彼と体を重ねれば良いのだが・・・。  
「・・・どうしたんです?ラクウェルさん。私は、ジュードにしてもらいましたから今度はラクウェルさんの番ですよ?」  
顔は笑っているが、その口調には怒気が混じっている。  
これでは仕返しに何をされるかわかったものではない。  
「本当に、好き勝手してくれるんですから・・・」  
「な、何を言う。ユウリィだって、あんなに気持ちよさそうによがっていたではないか!」  
「や、やかましいです!!っとにかく。このままじゃ、ジュードも色々収まりませんよね?  
ジュードも、ラクウェルさんとしたいですよね?」  
そういって微笑みかけてくるユウリィに何か只ならぬものを感じたのか、ジュードはコクコクと頷いた。  
「う・・・」  
ユウリィは、「それじゃあ、決まりですね。」と悪戯っぽい笑みを浮かべた。  
 
・・・・・  
・・・・  
・・・  
 
ユウリィの迫力に気圧され、抵抗できぬまま服を脱がされるラクウェル。  
「・・・ラクウェルさん・・・いやらしいですね・・・。私やジュードのを舐めてるだけで  
こんなになっちゃったんですか?下着の上からでもわかっちゃいますよ・・・?ラクウェルさんのここが、ぐちょぐちょになっているの・・・」  
そういいながらユウリィはラクウェルの股間を弄る。  
「んっ・・・、ふうっ・・・!」  
「まるで、お漏らしみたいですね・・・。ジュード。ラクウェルさんも、お漏らししちゃったみたいですよ・・・?」  
「ば、馬鹿!何を・・・!!あっ・・・」  
 
「お漏らしじゃないんですか?じゃあ、何なんです?私や、ジュードに聞こえるように言ってください。」  
「そんな、こと・・・言えるわけ・・・!!」  
「言えないんですか?仕方ないですね・・・。  
それじゃあかわりに、これからジュードにどうして欲しいか口にしてください。ジュードにもわかるように。」  
「だ、だから、・・・言える訳が・・・。」  
「駄目です。言わないとジュードとはさせてあげません。」  
そういいつつラクウェルの乳首に吸いつくユウリィ。  
「ひう・・・っ」  
 
 
 
それは、「もし言わないなら、私が代わりにお相手します。」という意味を含んでいるようにも感じられる。  
そんなこと言えるわけ・・・などと思っていられたのもほんの一時である。  
ラクウェル自身、体がひどくジュードを欲していることもあり彼女の心は簡単に折れてしまった。  
「――――・・・・・・・・・・・・・じゅ、ジュード。お、お前の・・・お、お、・・・・これも言わなくてはいけないのか・・・?」  
「言ってください。」  
「・・・・・・っ。ジュード、お前の、お・・・ん・・・ち・・・を、私の、あそこに、いれて欲しい・・・。」  
その言葉を聞いて、「まあ、合格です」と笑いながらユウリィはラクウェルの下着をするすると脱がしていった。  
薄い布の下に隠されていたラクウェルの蜜壷からはトロトロと淫らな水が流れ出してきている。  
「ゆ、ユウリィ・・・!?!」  
「ジュード。ラクウェルさんったら、ジュードのそれを、入れて欲しくて欲しくて堪らないみたいですよ。  
もう我慢できないみたいですから・・・お願いを聞いてあげてください。」  
その言葉に、名前の通り林檎のように真っ赤になるラクウェルの顔。  
「う、うん・・・」  
「っ・・・・・・・・!」  
―――・・・顔から火が出るほど恥ずかしい  
 
「取り合えず・・・。先っぽをラクウェルさんの中に入れちゃって下さい。」  
「・・・っ」  
「ん・・・!!」  
 
ユウリィに言われるままに、ジュードは自分の亀頭をラクウェルの秘裂に押し当て中にねじ込んでいく。  
「入ったら・・・そうです・・・。そのまま、ゆっくりと奥へと進んで・・・。」  
「――・・・・・あ、ン、は・・・はあああ、あ、ああ・・・・あ――・・・・・!!」  
充分すぎるほど濡れた性器は、抵抗なく異物を受け入れていく。  
「っ――、あ・・・・・・・・・・・・」  
ジュードのペニスは、難無く奥へと到着した。  
それを見届けるとユウリィはラクウェルの上へと覆いかぶさり  
二人の接合部をぴちゃぴちゃと舐め始めた。  
「ひうっ――・・・・・!?」  
「ん・・・、ちゅ・・・ん、・・・あ、凄い・・・ジュードの、ラクウェルさんのなかで、もっと大きくなっていってます・・・。」  
そう言って艶っぽい笑みを浮かべるユウリィ。  
「ほら・・・、ジュード・・・。動きを止めないで。さっき、私にしたように腰を振ってください・・・」  
ユウリィの言葉には、次第に熱が篭っていく。  
見れば、ユウリィの顔はラクウェルに負けないほど真っ赤になっている。  
ジュードに指示を出して抱かせるていることが、自分が間接的にラクウェルを抱いているかのようにユウリィを錯覚させていた。  
「・・・は、ん・・・、こ、この・・・!人が、大人しくしていれば・・・!」  
一方的にやられる事をよしとしなかったのか、  
ラクウェルは自分のすぐ目前で揺れているユウリィの秘所に舌を這わせた。  
「ひ、あ――・・・・!?ラクウェルさ――・・・・、やめ――・・・・!!」  
「んく・・・か、勝手を言うな――・・・・!!人に散々恥ずかしい思いをさせておいて――・・・・!!」  
「ん、やああ――・・・・!そん、な――・・・・」  
いつの間にかラクウェルとジュードの性交は、ユウリィを交えての淫らな交わりとなっていた。  
 
「ちゅぱ・・・ふぁ、はっ、ん、っく――・・・・、私、わた、し・・・頭がヘンになっちゃい、そうです――・・・・!!」  
「あ、は・・・!あたっ、奥に当たって、ん、ちゅ・・・、ジュードのが奥で、ぐちゅぐちゅって――・・・・!!」  
ず、ず、ず、と三人の肌と肌、肉と肉が擦れ合う。  
 
「んっ・・・は・・・――らく、うぇ・・・おね、ちゃ・・・っ」  
最早快楽に喘ぐユウリィの指示など聞こえてくる筈もなく、ジュードはただ本能のまま腰を振る。  
しかし、これでは足りないと思ったのかジュードは、ラクウェルの中をかき回すように、更に激しく腰を突き入れる。  
 
「!?――は、んあ、は、あ――!ごりごりって、擦れてる――じゅーどのが、こすれてる――・・・!!」  
それに応える様に、ラクウェルの肉壷はジュードの肉棒を締め付けてくる。  
頭の中は既に真っ白、しかしラクウェルはユウリィを責めることも止めようとしない。  
むしろ、ジュードの腰の動きが強くなるごとに、より一層ユウリィの秘所を責めたてる。  
「だ、駄目――・・・!駄目です!!そんな、吸ったりしちゃ――・・・あ!!」  
何も考えることはできないまま、  
三人は、ただ目の前の相手の身体を貪るように味わっていく。  
 
ついにジュードは堪えきれなくなったのか  
湧き上がってくる衝動を吐き出し、楽になろうと更に腰を突き出してきた。  
 
 
「あ、ん、ふぁ、は・・・・・・!!は、ジュード、もっと、おくまで、ん・・・!わたし、も、う、・・・あ、ジュード・・・!ん、ジュード――」  
 
ラクウェルの肉壁がきゅうきゅうと、ジュードのものを圧迫する。  
それと同時、ユウリィも体をブルブルと震わす。  
そして次の瞬間ジュードは、今日三回目だというのに全く衰えぬ勢いで、  
 
「おねえ、ちゃ・・・ん・・・・・・、らくうぇ――っ・・・!!」  
 
「「あ、んあ、は――、ああああああああああああああ!!!」」  
 
熱く滾った精液を思いっきり叩きつけるように、ラクウェルの中に解き放った。  
 
 
・・・・・・  
・・・・  
・・・  
 
ラクウェルは、精も根も尽き果ててぐっすりと眠るジュードを背に抱えると  
ユウリィと共に重たい足取りで帰路についた。  
――・・・結局あれだけではジュードのものは鎮まらず、あの後二回も射精を促さなければならなかった。  
お陰で今日は、剣技ではなく性技の訓練といった一日になってしまった。  
「――・・・たまにジュードは、本当に13歳なのか疑わしくなるときがあるのだが・・・。」  
「同感です・・・。」  
今日の事を反芻しながらしみじみとした口調で同意しあう二人。  
彼の絶倫っぷりにはいつも驚かされる。  
性交のときはこちらの状態などお構い無しに常にギンギン状態なのだ。  
今日も二人がかりだったというのに、そんなことは何処吹く風と  
一歩も引かぬ攻防を繰り広げて見せ、後半ともなると完全に二人を翻弄してくれた。  
「・・・・・・あれ?・・・何か、結局いつもとあまり変わらなかった気がするのは気のせいでしょうか?」  
「気のせいだと思え・・・6歳児にいいようにされるなど末代までの恥だ・・・。」  
 
(しかし、思い起こしてみると・・・)  
本当のところ、性に関してほとんど知識のなかった今のジュードにここまでされたのも  
ユウリィが行為の最中にあれこれ指示を出していたからだ。  
ジュードも彼女の言葉をすぐさま理解、吸収し、それを二人に(主にラクウェル)実行してくる。  
――・・・素直すぎるのも良くないといういい例だと思う。  
その事を思い出して  
「――・・・ユウリィ・・・。お前は、教師に向いているかもしれないな。」  
「・・・?」  
――・・・何とはなしに、ラクウェルはポツリとそう呟いた。  
 
 
 
ちなみに、その後眠りから覚めたジュードはなんと完全に元に戻っていた。  
自然に治ったのか、はたまた訓練が功を奏したのか。  
何かあったのかと、アルノーは聞いてきたが  
無論何があったなど話せるはずもなく  
ジュード本人も今日のことを覚えていなかったので二人は  
 
           ありませんでしたけど。」  
「な、何もして・・・  
           ありはしなかったが。」  
 
と微妙な誤魔化しかたをして、何か感づかれる前にとそそくさ部屋に戻っていった。  
 
 

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