×月×日  
私も今日から白い孤児院の研究員の一人だ。  
まだ詳しい事は知らされていないが、ここは子供に様々な実験を行いARM適合者を作り上げる事を目的としているらしい。  
具体的な内容は明日以降の研修で知ることになるだろう。  
 
×月△日  
 
今までの研究結果より、子供に刺激を与えるとARM適合率が上がる事が分かっている。  
特に性的刺激が効果的らしい。ホルモン物質の分泌量が関係しているのかもしれない。  
献体番号1729B+、ユウリィ・ア―トレイデに研究員の注目が集まっているようだ。成程、データによるとこの一週間余りでC−からB+まで暫定適合値が上がっている。  
今後はこの少女を中心に実験が進んでいく可能性が高い。  
 
△月※日  
 
予想通り、ユウリィ・ア―トレイデの実験に携わる研究員が増え、それに伴って実験内容も多岐に渡るものとなってきた。  
今日は微電流を流して適合率変動を計測しているらしい。  
被験体の少女は実験台の上に脚を肩幅より少し広い程度に開いた状態で拘束され、乳頭と陰核にクリップが装着されている。  
よく見ると菊門からもコ―ドが出ている、中に電導体の棒でも埋め込まれているのだろう。  
しかし肝心の膣には何も入っている様子は無い。思えばこれまでも研究員が少女の秘唇に触れている所は見た事が無い。処女である事が重要なのか。  
 
…被験体は苦しげに喘いでいる。全体的に発育途上の感が見られ、あばらの薄く浮き出ている腹部はもう少し栄養をとるべきという気もする。  
まだまだ幼い体だが…長い間同じ状態で放置されているためだろう、滲み出た脂汗が全身の肌に独特の光沢をもたせ、潤んだ瞳が所存無くさまよい…  
いかん、記録者が動揺してはならんな。  
だが…他の研究員達はあの様子を目にしてよくも冷静でいられるものだ。それ位でなくてはここではやっていけないのだろうか?  
 
ある年配の研究員が被験体の反応が薄いと指摘し始めた。他の者も同意した。  
被験体の乳頭と陰核のクリップが外される。クリップが付いているときは分からなかったが、そのどちらもがはっきりそれと分かる程に肥大化していた。すでに開発済みということだったが…。  
研究員の一人が棚から出した瓶の液体を指にまぶし、両の乳首と陰核に塗り込んでいく。効果の程は知らないがどうせまともな薬ではあるまい。  
次第にそれらの器官は赤みを増し、再び勢い良くクリップを付けられると先端に溜まった分泌液が飛び散る。最早子供の体ではない。  
一方別の所では、少女の菊門から棒-思ったより細く短い-が取り出され、別の研究員がもっと脚を開かせるよう命じている。脇の助手が少女の脚を拘束し直し、90度程の開脚を120度程に広げたところで、先程の男が新しい道具を手にした。  
それは先程の棒より二回り太く、長さも比ではない上表面に妙な凹凸のある張型だ。  
それに例の薬を余分目に垂らし、薬のついた指で肛門をほぐした後、一気に挿入していく。  
被験体が上げる普段とはまるで違う声の悲鳴にも構わず全て埋めきり、根元の電源らしきものを入れた。何とあの張型が激しく回転を始めらしい。  
少女はというと顔を左右に振り、汗か涙か、あるいは涎かもしれないが、顔中を濡らして言葉にならない何かを叫び続けていたが、すぐに研究員に顔を押さえられ穴の空いたボール-猿轡の一種か-をくわえさせられ、ベルトを髪の後ろできつく留められてしまった。  
そういえば、呼吸を制限することで本来持っている能力を一時的に底上げすることが出来る、といつか聞いた気がする。  
 
恐らく実験はまだ続くのだろうが、私は少し気分がすぐれない…他の者に記録を任せ帰宅することにする。  
今日もまた、いつものように朝方まで研究室の電気は消えないのだろうな…  
 

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