「どう?何か思い出したこととか…」
「いいえ、ざんねんながら……すみません、レベッカ」
「あ、いいのよ。なんか考え事してるような顔、してたから」
「……でも、いろいろなことがしんせんで、たのしいです。
きおくそうしつがいいこととはおもいませんが、
どこかできしかんをかんじるとしても、
すべてがあたらしいきがして、あきませんよ。
「ふうん、そういうものなんだ?」
「ええ。たとえば……
ディーンとはせいとうはプレイ
グレッグとおとなのねっとりとしたこうい
チャックにはこちらからせめるというしんきょうち
キャロルとは、おにんぎょうさんあそびふうと
えもいわれぬはいとくかんが…」
「ッ!? ちょ、ちょっとまってアヴリルッ!?
ヘンな冗談、言わないでよッ!ちょっとうっとりとした眼でピンク色に煙る虚空をみないッ!」
「でも、どれもこれもいつかどこかで…」
「それもどうなのッ!?」
「…あ。そうでした…そういえば、レベッカとはまだでしたね?」
「――――ッ!?」