ここはとある遺跡。  
ここで、2人の男女がとある物を掘っていた。  
 
「よっしゃー!これこそまさに本物だぜぇーッ!」  
「えっ、ホントホントッ!?見せてみて!」  
 
彼、ディーン・スタークは、とうとう掘りあてた。  
・・・22個目の、ゴーレムパーツもどきを。  
 
「よっし、帰るぞ、レベッカ!」  
「うん!」  
 
そんなこんなで、里に帰ってきた2人。  
果たして、鑑定の結果は!?  
 
「ニセモノ。」  
「嘘ォ!?冗談って言ってくれよじいちゃん!」  
「冗談抜きじゃよ。ニセモノじゃ。これは。」  
「なぁ〜んだ・・・。とうとう本物を掘り当てたと思ったんだけどなァ・・・。」  
 
がっかりしつつ、2人はディーンの家の中に入る。  
トボトボしながら自分の部屋に行くようだ。  
 
「まぁいいじゃない、運動にもなったんだしさ。」  
「俺はレベッカと違って腹出てないから心配無用だぜッ!」  
 
あ、キレました。  
 
「い・・・。今なんつったディーン!」  
「H・A・R・A・D・E・T・E・R・U」  
「コラー!待ちなさァーい!!」  
 
そうして、いつもどおりの追いかけっこが始まるのだった。  
そして数分後。  
 
「ふぅ・・・。ただでさえ掘るの付き合わされたってのに、追いかけっこなんてするもんじゃないわね・・・。」  
「そうだな・・・。汗もたくさんかいたし・・・。そうだ、レベッカ、久しぶりに一緒に風呂入んねェ!?」  
「ああ、お風呂!いいわね、じゃあたまには・・・って、え?えええ!?」  
「ん?どうした?入りに行こうぜ、たまには。」  
 
そりゃ動揺もするものである。ただでさえいい年頃なのに、  
好きな人から「風呂入ろう」と言われ動揺しない方もオカシイのだ。  
まぁ、全く動揺しないディーンはまさに「オカシイ」に当てはまる訳だが。  
 
「あ、アンタ。自分が何言ってるかわかってるの!?」  
「?当たり前だろ。一緒に風呂入ろう、って。・・・あ、イヤだった?」  
「え!別にイヤ、っていう訳でも・・・。」  
「じゃあ決まりッ!一番取ってるぜー!」  
「あッ、ちょっと待ってよ!」  
 
ディーンは自称マッハ3のスピードで風呂場へと走っていった。  
 
 
風呂場。  
 
もう既にディーンは浴槽の中でくつろいでいるようだ。  
バシャバシャと水がはねる音がする。  
 
「まったくもう・・・。水が飛び散るでしょうよ・・・。」  
 
そう言いながら、衣服を脱ぎ、  
いつもどおりにタオルを巻いてレベッカも風呂場へと入っていく。  
ガラガラッ、と扉をあけると、そこには頭にタオルを乗せて気楽に浴槽で遊ぶディーンの姿があった。  
 
「おっ、やっと来た!レベッカもこっち来いよ!」  
「ええッ!?(タ・・・タオル巻いてるけど・・・。ちょ、心の整理みたいのが・・・!)」  
「どうした?ちょうどいい温度だぞ!」  
 
16歳の乙女にとって、好意のある男から「一緒に浴槽入ろう」といわれたときには、  
それはもうパニくるのが当然といったところだろう。  
 
「いや、か、体洗ってからにするよ・・・。」  
「あ、やべッ!俺も体洗うの忘れてたぜッ!洗いっこしようぜ、レベッカ!  
「えええええ!?(ちょっと、何この展開!?聞いてないわよー!)」  
 
ということでまずはディーンの体をレベッカが洗う。  
最初は背中でしょ!ということで背中から洗うようだ。  
 
「ふーん、意外と背中大きいのね。」  
「当ったり前だろッ!日々鍛えてんだからなッ!」  
「鍛えてるっていっても、毎日遺跡行ってるだけじゃない。」  
「そうだけどよ・・・。でも、結構体力もつくからなぁ。」  
 
ふーん、と適当に受け流しつつ、背中にザバーッ、とお湯をかける。  
そして今度はディーンがレベッカの体を洗う番だ。  
 
「んじゃレベッカ、そのタオルとってくれよ!背中洗えないからさッ!」  
「え・・・えええええッ!?」  
「ど、どうしたんだよレベッカ!さっきから、ええええッて叫びすぎだぜ!?」  
「そ、そう?別に、な、何でもないわよ・・・。」  
 
そういうと、恐る恐るレベッカはタオルをとる。  
そして、一糸纏わぬ裸体へと変貌する。  
 
「おおー、結構綺麗な肌してるんだなー。」  
 
ディーンがそう言った瞬間、レベッカの心が跳ね上がる。  
自分の好きな人に、自分を褒めてもらえる―――――。  
 
「ふ、ふーん?見る目はあるんじゃない?」  
 
当たり前だぜ!との声と共に、レベッカの背中を流す。  
 
「(ふぅ・・・やっと終わったぁ・・・。)」  
「んじゃ、次は前だなッ!」  
 
心臓が、とまるかと思った。  
 
「え?いや、ま、前って・・・?」  
「そんなもん決まってんだろッ!体の前の所を洗うんだッ!」  
 
ディーンは平然と言っているが、  
実際には16才の男女が交わす言葉ではない。  
もちろん、レベッカもそれ相応の驚きを見せる。  
 
「(ちょっと・・・冗談でしょッ!?)」  
「・・・イヤなのか?」  
 
ディーンがしょんぼりと言う。  
それを見て、レベッカはなんとか決意することができた。  
 
「わ、わかった。いいわよッ」  
「ホントか!じゃあ、こっち向いてくれ!」  
 
そういわれると、レベッカは体を半回転させてディーンと向き合う。  
手を横におき、そこまで豊かじゃない胸が露わになる。  
 
「(―――ッ!)」  
「よーし、じゃあ洗い始めるぞー。」  
 
そういうと、ディーンは石鹸を手に塗りレベッカの体に塗りはじめた。  
 
「(えっ、ちょっと!?)な、なにやってるのよ!?」  
「何って、体洗ってんだけど。」  
「タ・・・タオルは使わないの?」  
「手使った方が肌がすべすべになるんだってー。」  
 
彼が五歳の時にトニーから教わったそうだ。  
(※実際にすべすべになるかはわかりません)  
 
「えぇーッ・・・。そんなの聞いてないよー・・・。」  
「ん?なんだこれ?」  
 
そう、ディーンが胸のあたりにさしかかった所で、異変に気付いた。  
彼女の胸の突起物が、少しずつ硬くなっていくのだ。  
 
「あれ、硬くなってるなァ。どれどれ?」  
「ひぁっ!そ、そこは・・・ぁあっ・・・。」  
 
ディーンが両手でレベッカの胸を弄ぶ。  
心なしか、彼も若干興奮しているようだ。  
 
「なんだろ、この感覚・・・。なんかドキドキしてくる・・・。」  
「わ、わかったから、もう下に・・・あぁッ・・・。」  
「おっと、そうだったな・・・。じゃあ下の方・・・。」  
 
そしたら、今度は彼女の秘所の方に手を向かわせ、探る。  
そのいきなりの行動に、レベッカは思わず声を上げてしまう。  
胸とは比べ物にならない快感であった。  
 
「ああぁッ!!ちょ、ディーン、ダメェ・・・。」  
「・・・ゴメン、なんか、止まんないッ!」  
 
そう叫ぶと同時に、ディーンは探っていた右手を激しく動かす。  
それと共に、左手で胸を探る。  
 
「ひゃぁんッ!ダメだって・・・ちょっと、ディー、あっ、あぁああああッ!!」  
 
叫び、そしてレベッカは果てた。  
 
「はぁ・・・はぁッ・・・。」  
「ゴ、ゴメンレベッカ!なんか止まんなくなっちゃって・・・。」  
「いいよいいよ、さぁ、体流そ」  
「あ、うん・・・。」  
 
そして、ディーンはレベッカの体を流し始めた。  
流しおわり、2人は一緒に湯船に浸かる。  
 
「はァー。極楽極楽ゥ。気持ちいいなぁ風呂は。なぁレベッカ!」  
「えっ!?そ、そうだね。うん、ハハハ・・・。」  
「・・・どうしたんだ、レベッカ。なんか変だぞ?」  
「そんなこと・・・ないよ。」  
「さっきの事が・・・マズかった?」  
 
考えていることをピンポイントで言われ、  
レベッカは一瞬焦る。  
 
「へ!?いや、そんなことないよ・・・。むしろやってほしいくらいだから」  
「そうなのか?じゃあ、俺でよければ・・・。」  
 
レベッカはとっさに放った言葉に後悔した。  
なぜ、あんなこと言ってしまったんだろう、と。  
しかし、もう既に時は遅く、ディーンは先ほどの二箇所へ探りをいれていた。  
 
「あッ・・・!ふぁあっ、あああっ!」  
「き・・・気持ちいいのか、レベッカ?」  
「うん・・・!あぁ、ひゃぁんッ・・・!」  
 
今度はディーンの方に異変が起こってきた。  
彼の自身がすこしずつ誇張している。  
 
「(ディーン・・・。あたしを見て、興奮してくれてるの・・・?)」  
「なぁ、なんか、下の方が膨らんできちゃったんだが・・・。どうしよう?」  
「そ、それは・・・。あなたが今右手で触っているところにいれるのよ。」  
 
昔いたプレイボーイな人から性教育を受けておいてよかった。  
レベッカは心のなかでわずかにガッツポーズをした。  
 
「じゃあ・・・いれるぞ?」  
「うん・・・。ディーンのなら、いいよ・・・。」  
 
その確認をとった後、ディーンは少しづつ腰を沈めていった。  
指とは違う痛さに、レベッカが多少のけぞる。  
 
「痛ッ・・・!」  
「痛いのか!?ぬ、抜いたほうがいい?」  
「いや、大丈夫・・・。続けて?」  
「う、うん・・・。」  
 
少しづつ腰を沈め、なんとか奥まで入りきる。  
そして、ディーンは少しずつ腰を前後させていく。  
 
「あぁん、はぁッ、ああぁ・・・ッ」  
 
少しづつ、レベッカへの痛みが快楽へと変わっていく。  
しばらくすると、腰の動きも早くなっていった。  
 
「ああッ、あッ、ディーン、さいこッ、気持ちいいッ・・・!」  
「つあっ、なんか、オ、俺も、なんかスゴいッ・・・!」  
「ああ、ディーン、ダメッ、もう、いくっ・・・」  
 
2人は、ほぼ同時に果てた。  
 
 
 
「はぁ・・・はぁ・・・」  
「なぁレベッカ、本当によかったのか?」  
「うん、よかった。ありがとね、ディーン。」  
 
そういうと、レベッカは彼の唇に小さいキスをしたのだった。  
 

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