『百合子の星木馬』  
 
相馬百合子所有のマンションの一室に、そこはあった。  
女だてら馬主になるほどの成功者には、やはり不可思議な性癖があったのだ。  
それはサドっ気だった。  
ただ彼女の性癖のそれは厄介で一般(?)にいるようなMの男を連れてきて  
満足するものではなかった。  
社会的にそれなりの地位のあるものを、Mでもないのにいたぶる。  
これが、彼女のSの性を満たせるものだった。  
 
先週の日曜日のメインレース、オークスには百合子の  
クラシック初制覇がかかっていた。  
ユリノエシャロットは1番人気でその舞台を迎えた。  
鞍上はデビューからこの馬の手綱を握ってきた西村星香。  
彼女にもG1初制覇のチャンスで、なみなみならぬ思いで挑んだ1戦だった。  
 
しかし結果は、掲示板にものらぬ惨敗。原因は簡単だ。ユリノエシャロットの  
脚を生かすならば中団で競馬をしなければいけなかったのだが、  
勝ちたい気持ちのため、3番手についてしまったのだ。  
確かにその乗り方は安定して勝つためにはいい乗り方だった。  
問題は、オークスはG1だったということだ。  
どの騎手もチャンスをうかがっているのは当然のこと。  
 
ハイペースなことに気づかず、位置取りに必死になった結果負けてしまったのだ。  
悔しくて、西村はその日は普段はあまり飲まない酒を飲んだ。  
部屋に帰ると留守電の録音のランプがついていた。どうせ、誰かが  
慰めか文句を入れたのだろうといらいらしながらボタンをおした。  
ピーッ  
「馬主の相馬です。明日は全休ですよね?今日のことは残念でしたけれど  
労いたいから私の自宅まで来てくださいな。住所は・・・。」  
 
翌日言われた住所のマンションの前に西村星香は立っていた。  
袖のところがひろがってスリットの入ったブラウスに  
黒いパンツ。彼女の芯の強さがわかる服装だった。  
少し茶色がかったベージュの建物の入り口は、そこだけを見ても  
このマンションの高級感が分かった。  
インターフォンのところで言われた部屋の番号をうつと、すぐに返事があった。  
「はい、相馬です。どなた?」  
「西村です。」  
「よくいらっしゃいました。それじゃ、開けますから部屋までいらしてください。」  
自動ドアが開いたので、あわてて西村は入った。  
入って直ぐのところにエレベーターはあった。  
 
一度したで確認しているのだからそのまま入ってもいいかな?とは  
思ったが、一応部屋の前にあるインターフォンを鳴らした。  
スタスタと、玄関に足音が近づいてきた。  
そして、扉が開いた。  
ピンクのワンピースを着た相馬百合子は西村を招きいれた。  
部屋は普通のマンションからすれば広いものだった。  
12畳ほどはあるダイニングがあって、その横の部屋はもっと広そうだった。  
そのほかにも寝室が2つ。2LDKといってもピンキリだなと西村は思った。  
ダイニングの椅子に座らされると、百合子はキッチンに入った。  
「紅茶でいいかしら?」  
「あ、はい。ありがとうございます。」  
座って部屋を見回す。部屋のサイズなどはすごいものだが、意外に部屋にある  
インテリアはそうでもないようだ。そうこう思っているうちに、百合子が盆に  
ティーセットと菓子の乗った皿があった。  
テーブルにそれを置くと、2つのコップに紅茶を注いでいく。  
 
紅茶を淹れ終わると、相馬は西村と向き合った。  
「昨日は、ユリノエシャロット、ありがとうございました。」  
すっと、テーブルに手を置いて頭を下げた。西村は恐縮して、口にしていたカップを  
おろした。  
「い、いえいえ。こちらこそすいませんでした・・・。そのエシャロットは  
勝てるレースだったと思います。」  
西村の瞳を見据える相馬。  
「ええ・・・まあ勝てないことは無かったと思いますけれど、結果は結果ですからね。」  
「そうですが、私が上手く乗っていれば・・・・。」  
その言葉のときに相馬の唇の端が吊り上った気がした。  
「そう思われるのですか?」  
短く小さくだが、西村はうなずいた。  
「なるほど。貴女の所為というわけですわね。」  
あまりにもストレートな言葉に反感を覚えた西村が  
声を出そうとした時だった。急に周囲の視界が揺らめいた。  
意識が暗い場所へと沈んでいく。  
 
「ん・・・。」  
重い瞼の裏を見ている自分を認識した時、彼女は自分の身体の異変に気づいた。  
服を・・・着ていない。目を開けてとっさに胸を隠そうとした時に、腕が引っ張られた。  
正確には手首につけられた革のリストバンドが、彼女の手を拘束していた。  
ガチャガチャと腕を動かすが、とれない。  
『どういうこと?アタシは、相馬さんのとこにきて・・・まさか、あの女!?』  
扉が開いた。明かりが部屋の中に流れ込んでくる。  
そこには黒いボンテージに身を包んだ相馬百合子が立っていた。  
手にはピンク色のバイブを持っている!  
「フフ・・・目が覚めましたようですね?」  
普段どおりの言葉遣いの中に妖艶な響きが含まれていた。  
これからされるであろうことを想像した西村は声を上げた。  
「どういうつもりです!?は、早く服を持ってきてください!」  
その言葉に、口元を小さくゆがめただけで相馬は西村の裸体を  
ゆっくりと下から上へ眺めていく。  
「貴女のせいでうちの馬が負けましたの。その罪は償ってもらわねばね。」  
「馬鹿な!競馬は勝負だから水物でしょう!そりゃ・・アタシのせいもあるかもしれないけれど・・・。」  
しかし、西村の反論は相馬の耳には入っていないようだった  
 
百合子は歩み寄ると顔を近づけてきた。  
西村は顔を背けようとしたが、強引に唇を奪われた。唇の上を百合子の舌が  
ぬらぬらと動く。それを拒もうと口を閉じていると、あごの辺りに右手をやり力を込められ、  
口を開けさせられた。と、舌が西村の口腔の中に入ってきた。  
口の内部の粘膜を、官能的な感触が這いずる。  
「んん・・・あはぁ・・」  
唇を離すと、百合子は今度は西村の身体を弄り始めた。  
引き締まってはいるが、胸の開いたドレスを着ても美しく見えるくらいの  
大きさの胸をマウスを動かすように手のひらで転がす。  
身体をよじらせ、逃れようとするが身体の拘束による緊張から、  
感覚が敏感になって喘ぎがもれてしまう。  
「フフ・・気持ちよさそうですわね・・・。たまにはこういうのもよろしいでしょう?」  
そういって手を股間に持っていく。茂みの上を指が通る。  
「ア・・・んん・・っ」  
指が西村の小粒なものにやわらかくタッチする。それを続けながら百合子は顔を  
胸に持っていき、舌で乳首を舐める。  
次第に百合子の指に、西村の愛液が絡み始めた。  
ヌチャヌチャ・・・。  
 
「いやらしい音。・・・でももっと気持ちよくして差し上げますわ。」  
百合子は腰をかがめると、西村の陰部に顔を入れた。そして、今までいじっていた手を  
アナルへと動かす。指がアナルへと入ると同時に、舌でクリトリスを舐めあげる。  
途端、西村の身体がビクビクッと痙攣する。  
「ひゃっ・・・ああぁぁあ!や、やめてぇ〜・・!」  
目には明らかに色情の色が浮かんでおり、頬が桜色になっていた。  
それを百合子が見逃すはずが無かった。  
速度をかえつつ繰り返す摩擦。西村の身体を電気的な刺激が  
ビリビリと通じる。  
それは彼女の中の排泄衝動を少しずつだが確実に起こさせた。  
「あ・・ああ・・・そ、相馬さ・・ん」  
口を離して指で刺激を与えながら、相馬が顔を上げた。  
「なにかしら?」  
「あ、あのトイレに・・・んんっ・・・」  
「あらあら、それは大変ね・・・。どちらかしら?」  
この問答の間にも、西村の膀胱はうずきをあげていく。  
「お・・・・あん・・オシッコですぅ・・・」  
それを聞いて相馬は、フッと微笑んだ。  
「ここで、してしまいなさい。」  
そういうと、西村の反応も見ないでまた舌でクリトリスを舐め始めた。  
耐えがたい尿意と羞恥に顔を真っ赤にして我慢していた西村から  
ふっと力が抜けた。それを察知した相馬は距離を開ける。  
すると、西村の股間から黄色の液体がチョロチョロと出始めた。  
西村の中でなにかがはじけた。  
 
「あらあら・・・はしたない娘ね」  
恥辱に震える西村を、演技的に蔑んだような目で見てから  
百合子は自分のボンテージの胸の辺りを掴むと、  
それを引っ張りおろした。  
百合子の乳房があらわになると、この状況への歓喜からか  
彼女のやや黒味のある乳首はコリコリに立っていた。  
「このことを黙っていて欲しければ、  
アタクシの言うとおりにしてくださるかしら?」  
西村がコクコクとうなずいた。それをニコリとして、うなずき返す。  
「それじゃあ、まずは乳首をしっかりと舐めてくださいね。  
貴女の舌を感じられるように・・・こういう風に。」  
百合子はペチャペチャと西村の胸を舐めた後、自分の胸を彼女の口にもっていった。  
 
西村は、目の前に持ってこられた百合子の乳首を  
力なく舌でくるむように、そう牛タンを焼いた時にそりかえるような  
ゆるい曲面でつつんだ。  
「そう、そうよ。」  
身体を動かして西村の舌を楽しむ。百合子は身体をよじって、  
悦びの表情を浮かべた。しかし、放尿のために呆然としている西村の舌が  
積極的に百合子の身体を舐めることはない。  
そうするとやがて百合子は身体を離して、レザーの鞭をとってきた。  
恐怖の表情を浮かべる西村に、通常の人間がおよそすることのないおぞましい微笑を  
返すと彼女の口に乳首をくわえさせた。  
しかし、西村の視線は百合子のもった禍々しいムチへ向いていた。当然舌など  
動かすわけもない…。  
ビシッ!  
西村の身体をムチが打った。反射で舌がベロッと下から上へすくい上げるように  
動く。それに身体を震わせる百合子。  
「そうよ!アアン‥もっと、もっと舐めなさいっ!」  
ムチが再び西村の身体を叩く。叩く。叩く。  
彼女の白い二の腕に、赤い痕ができていく。乳首を離すと西村は嗚咽まじりに  
懇願した。  
「も、もうやめて…ください。これ以上‥ウゥ・・何をしろっていうんです‥。」  
 
百合子は西村の涙を舌で舐めると、口を開いた。  
「貴女が、アタクシの乳首を弄ってくれたお陰で身体が  
火照っていますの。どうしてほしいか、女性なら分かりますよね?」  
その質問に、コクコクうなずく西村。満足げにうなずく百合子。  
「じゃあ、その腕の拘束具は外しますから…気持ちよくしてくださいね。」  
カチャリ。  
拘束具が外されると、本当は反抗も可能だったにも関わらず  
西村は百合子の股間へと手を伸ばした。  
それは百合子にこのことを話されてはならないからだ。  
競馬社会のような狭いところでは、そのような話が出れば弱みに付け込まれ  
厩舎関係者にも肉体を求められるようになる。  
それを考えれば女性同士ですむならばと、考えた。否、考えるしかなかった。  
「ファ‥ン…そう、そうですわ!もっと、もっと速く‥んん…」  
百合子はのけぞり、身体をよじる。その様を見ながら、西村の目は涙が滲んでいた。  
指の動きを速めて、百合子にこちらの顔を見せないようにした。  
百合子の喘ぎが部屋に反響していく中で、徐々に彼女の昂ぶっていくのが分かった。  
「イイ…いい…んあ‥いってしまいますわ…イクゥゥゥッ」  
百合子の身体がブルブルッと震えた。百合子の膣から出てくる愛液が西村の手を  
濡らした。  
震えの収まった百合子は、西村の肩を抱くとささやいた。  
「気持ちよかったですわ。たまにはお願いできますかしら?」  
西村にその質問を断る権利はなかった…。  
 
 
 

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