───錬さんを助けるために、祐一さんと同調しました。  
 
 
「あ"ーッ!」  
 
月夜はため息とも叫びともつかない奇声をここ最近、ずっと上げていた。  
 
…月夜、なにかあったの?  
 
と、双子の弟の真昼が声をかけるが、返ってくるのは同じ様な奇声だけ。  
 
 
月夜には、フィアから聞いた『祐一と同調』が頭から離れなかった。  
 
「…同調ってコトは、祐一の‘全て’を知ったってコトよね?!  
ってコトは…その日暮らしが長かったいい歳の祐一のだから…フィアには、男が何をされたら気持ちイイかも……あ"ーッ!」  
 
 
フィアの性格からして、  
『同じ男性の錬さんが悦んでくれるなら…』  
等と、まさかとは思うが…。  
 
そして、今日は便利屋の仕事に二人で行った錬とフィアが帰ってくる日だった。  
 
「ただいまー!」  
「今帰りました…」  
 
その声が響いた途端、月夜は真っ先に錬を自室に引きずり込んで尋問を始めた。  
 
 
「じゃあ、ホンットーっに!何もしてないのね?!」  
 
「だっ、だから!何もなかったってば!」  
 
 
錬は突然の尋問と月夜の鬼の形相に怯えつつも、必死に身の潔白を証明しようとした。  
 
しかし、  
「男の言葉なんて信用できないわ、フィアに直接訊いてくる!」  
 
とだけ言い残して去って行ってしまった。  
 
 
月姉、僕をいったい何だと…υ  
 
あまりにも理不尽な姉の言葉に、仕事とは違った疲れが押し寄せた。  
 
 
「フィア、ちょっと話があるから入るわよ」  
 
 
…えッ!?  
 
と、慌てた声がしたが鍵のかかっていないドアを勝手に開けた。  
 
のは、良いのだが。  
 
 
「あ、ごめん、着替え中だった?」  
 
ドアの向こうには、下着姿のフィアが顔を赤くしていた。  
 
しかし…  
『白くてきれいな身体…って、なにみとれてんの!あたし!』  
 
しかし、月夜はフィアのきれいな身体から目が離せなくなっていた。  
 
 
──この子の身体がいつか、男に汚されてしまうかと思うと、無性に胸が焼かれる様な気持ちに…。  
 
 
「あの、月夜さん?ドア…っていうか、その…私、着替えて……ッ!?つ、月夜さん!?///」  
 
気が付けば、月夜はフィアをベッドに押し倒して…細く白い首筋に唇を近付けていた。  
 
 
「ん…ッ、月夜さん!どうしたんですか?!」  
 
 
その声で我に返った月夜は、  
「あっ、ごめん!違うの!錬と二人で居た間にアイツに変なことされてないか!そ!キスマークとかもし付いてたら、アイツシバかないと!だ、だから…」  
 
 
少しの間。  
 
 
「キスマーク…って、なんですか?」  
 
「へ?」  
 
「…あの、とりあえず…服を着させてくだ…ッ!?」  
 
 
フィアの純粋が月夜には…どうしようもない着火剤だった。  
 
 
「ん…ッ!ぁ…月夜さん?なにして…ッ」  
 
「キスマーク、あたしが教えてあげる…」  
 
 
そう言ってフィアの首筋に口づけをしていく…。  
 
 
「ひゃ…ッ!ぁ、月夜さん!」  
 
「こうやって付けるの…」  
 
「ぁッ、ん…ッ!は…ッ、んん…ッ!」  
 
「フィア…感じてるの?」  
 
 
ハァハァと、荒い息を吐くフィアを見ると、もう月夜はこの子をもっと気持ち良くさせたいと言う衝動にかられてしまった。  
 
 
「フィア…あたしが…女同士気持ち良いコト…もっと…」  
 
「ぁ…」  
 
──んちゅ…と、イヤラシイ音を立ててフィアの唇を覆った。  
 
「はぁ…ッ、んーッ!ぁっ、舌が…///月夜さんッもっと…」  
 
「意外に、ヤラシイ声、出すのね?もっと…どうして欲しい?」  
 
「ぁ…ぁのッ、よくわからないんです…ッ!ぁんッ!何だか身体が熱いです…ッ!」  
 
 
──可愛い。  
 
「まだまだ、フィアのココ、もっと大きくなるわよ…」  
 
そう言って、小さなフィアの乳房を優しく揉みしだく。  
 
 
「ッ!は…ぁん!は…ぁ、月夜さん、気持ちイイです…ッ!」  
 
「…もっと、気持ち良くなりたい?」  
 
 
──コクン、とフィアは頷く。  
 
「じゃあ…下も触っていい?さっきから脚が開いてきてる」  
 
「え?下って…!」  
 
 
構わす、月夜はフィアのショーツを脱がした。  
 
 
「ゃ…んッ!は、恥ずかしいです!」  
 
「でも、凄い濡れてるわよ?」  
 
「な、なんで…ッ」  
 
「女の子はね、感じるとこのピンク色の小さな穴から愛液が出るの」  
 
 
ピチャピチャと月夜はクリを触るでもなく、腟口の回りを指でいじりだす。  
 
 
「っ…!足りない!もっと奥が…ッ!」  
 
「フィア…性感帯は、ナカだけじゃないのよ?」  
 
 
そう言って、フィアの脚を無理矢理M字に開かせた。  
 
 
「…きれいなピンク色ね…」  
 
「…ん───ッ!!ぁ…ッはぁぅんッ!月夜さんッ!そんなとこ舐めちゃ…ッ…んッ、あっ、ゃぁッ!」  
 
「ピクピクしてるvVねぇ…脚、痺れてきた?」  
 
「な、なんで…ッわかるんですか?!ぁ…ッ!ん…ッ、ふぁ…ッ!ん」  
 
 
そのままフィアは果ててしまった。  
月夜は微笑みながら。  
 
「これが、オーガズムって言うの、錬とするときには─……」  
 
「…はぁ…ッ、つ、月夜さん?どうして……?!」  
 
「ご…、ごめん…ッ!」  
 
 
──月夜は泣いていた。  
 
 
「月夜…さん?」  
 
「ごめんね…フィア…っごめん!」  
 
 
『結局、この子を汚したのは、あたしだった…』  
 
 
 
 
─終─  
 
 

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