「はぁっ!? ファンメイを抱けだぁー!? 何言ってるんだ先生!」  
「それで彼女の黒の水が安定化する可能性がある。少しでも可能性があるなら試すべきではないかね?」  
「だ、だけどファンメイはまだ子供だぞ!? そんな事出来る訳がないだろ、先生!」  
「そう思ってるのは君だけかもしれないぞ? 彼女の承諾は既に取ってある。」  
 
 
「―――マジかよ、先生・・・・」  
 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  
 
 
シティ内のとある一室。必要最低限の家具しか無い、簡素な部屋だ。  
そこで、ヘイズはファンメイと向かい合い、テーブルについていた。  
 
 
「なぁ、ファンメイ。本当にいいのか?」  
「う、うん…」  
 
 
先生が言うには、人の体である利点を黒の水に叩き込んでやれば、その形を保つことが出来るかもしれない、との事で、  
その利点が"快楽"であるらしい。I-ブレインに直接快楽の情報を与えてやればいいとヘイズも主張したのだが、  
それこそ肉体が要らないと判断させかねないとして却下されてしまった。  
 
窓から差す光が眩しい。  
 
「あの、その… わ、わたし・・」  
 
ファンメイは軽く俯き、顔を赤らめている。  
 
「どうした?」  
平静を装い、落ち着いた声で問い返す。  
 
「あの…ね。わたし は、はじめてなの…」  
「そ! そう、か…」  
 
そりゃそうだろうな、とは思ったものの予想外の展開に思わず噛んでしまった。  
勿論、ヘイズも女経験が無い訳では無いのだが、相手が相手だ。  
流石にファンメイのような少女と寝たことは無い。  
 
「・・・」  
 
二人の間に気まずい空気が流れる  
 
と、そこへ窓の外からラジオの音が聞こえてきた。  
「あ、この曲…」  
「知ってるのか?」  
「うん、この曲はねっ―――最近――うん―――」  
まさに渡りに船、とばかりに話し始める。  
しかし、やはり二人の頭の中には先程までの話題が残っている訳で――  
 
暫くの会話の後、二人は見つめあい、自然と口付けを交わした。  
どちらからとも無く名残惜しそうに離れ、  
 
「もう一度だけ聞くぞ。良いんだな、オレで」  
「うん、ヘイズとなら…いいよ…」  
 
再度長い長い口付け。ただの治療の一環ではなく、そこには、確かに愛が存在した。  
 
キスを交えながら、そっとファンメイの服を脱がしていく  
「はぁっ…うう、恥ずかしい……」  
 
一糸纏わぬ姿のファンメイに思わず見とれる。  
「綺麗だ…」  
「も、もうっ!うぅ…」  
 
あまりの羞恥心からかファンメイは両手ですっかりと顔を隠してしまっている。   
そんなファンメイを愛しく思いながら、そっと体を撫でる。  
「く、くすぐったいよヘイズぅ…」  
その感覚から逃れるように体を逸らすファンメイをキスで押さえ込む  
「んっ、んん…」  
 
腰からお腹、お腹から脇へ、そして胸へと少しずその手を近づけていく。  
胸を円を描くように揉み、じらすように芯だけは避けてそっと触り続ける  
「あっ…うう……」  
切なそうな声を上げるファンメイに思わず押さえが利かなくなり、その胸を揉みしだいた  
「ああっ…!あああっ…!」  
 
(かわいい…)  
もっと可愛く喘ぐ姿を見たくなり、手を股へと伸ばす。  
「あっ、だ、駄目ぇっ…  
 あっ!あっ…ああ……」  
 
初めてとは思えないほど感じてくれる事に感動し、次のステップへ。  
すっと体を入れ替え、正面からファンメイと向き合い、その股へ顔を埋めた。  
「へ、ヘイズッ!だめ…だよ、汚いよッ」  
「ファンメイに汚い所なんてないさ」  
そう言い、ファンメイのそこに口をつけ、責め始めた。  
「ああっ…やああ……」  
顔を真っ赤に染めてイヤイヤと首を振る姿が目に入る。  
はぁ、はぁ、と切なさそうに悶えている姿を見て、ますます激しく責めたてる。  
 
「だ…め、だめ、だよヘイズ…おか、しく…なっちゃいそう…!」  
そう言うファンメイの白い腿は小刻みに震えている。  
「あ…ああっ! あああああっ!!」  
 
後少し…という所でヘイズの責めが止まる  
 
 
「…ぇっ……へ、ヘイズ……?」  
顔を朱に染め、腰をもじもじと動かしながら切なそうに呟く。  
もう限界だった。  
 
 
「ファンメイ…その、いいか……?」  
「あっ…う、うん……やさしく、してね…?」  
「ああ…」  
 
 
そっと、かつて無いほどまでに膨れ上がったモノを、ファンメイにあてがった。  
ぐっと力をこめて、モノをファンメイの中へと押し進める。  
「あぐっ…うっ、うう……!」  
その痛みを少しでも和らげられれば、と深いキスをし、一番奥まで入った所で、そっとファンメイを抱きしめる。  
 
「は…入ったの……?」  
「ああ、痛くないか・・?」  
「少し、だけ…痛いから、ちょっとだけそのまま、抱きしめてて欲しいな・・」  
「オーケーだ、お姫様」  
「ふふ…」  
 
一瞬とも、永遠とも思える時間二人は口付けをし、抱き合い、心から繋がっていた。  
 
「もう、動いても良いよ、ヘイズ・・」  
「そうか、辛かったら遠慮しないで言えよ?」  
ファンメイが頷いたのを見ると、その体を気遣い、ゆっくりゆっくりと動き出した。  
 
「はっ、はぁ…はぁんっ!」  
「大丈夫か?」  
「うん…もう少し、早く動いても大丈夫・・」  
 
その言葉を聞き、徐々に、大胆に腰を動かしていく  
「はぁっ! ああっ…あああっ!」  
ファンメイの声からは苦痛の色が消え、快楽が溢れ出さんとしていた  
 
「は、激し・・すぎるよヘイ、ズっ!」  
「スマン・・!腰が、止まらないっ」  
 
パンッパンッと腰がぶつかり合う音、ファンメイの喘ぎ声が部屋中を支配した  
「ううっ、あっ!、こ、壊れちゃうよ…!」  
 
「ひゃぅっ!ああっ、はぁんっ!」  
 
ヘイズにも限界が近づき、より一層激しく腰を動かしていく  
「ああっ…へ、ヘイズぅ…な、なにか…きちゃう…!」  
 
「うあっ! ああん、ああっ! ああああああああ!!!」  
「ううっ、ファンメイッ!」  
 
ビュグッ!ビュグッ!!ビュクッビュクッビュクッ……!  
 
ファンメイを抱きしめ、最後の一滴まで注ぎ込んでベッドに倒れこむ。  
 
「はぁっ はぁっ… はぁっ・・  
 
  ね、ヘイ、ズ……手、握ってもいい…?」  
 
そんな事聞かなくても良いのに、と苦笑しつつ繋がったまま、ファンメイと手をそっと合わせ、眠りへと落ちていった…  
 
 
 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  
 
 
目を覚ますと、ファンメイと目が合った。自然とキスを交わす。  
「おはよっ」  
「ああ、おはよう」  
目覚めのキスから一日が始まった。今日は何か良いことがありそうだ。  
 
 
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「用ってなんだ?先生」  
「ああ、ファンメイの事なんだがな」  
 
自然とヘイズの体が強張る  
 
「症状が以前より改善している。この調子なら暫くは良さそうだ」  
「そりゃホントか!先生!」  
「ああ、かなり良い結果だ。おまえさんのお陰かな」  
「そ、そうな・・」  
ヘイズの顔が赤かったり、言葉遣いが変なのはきっと気のせいだろう。  
 
 
 
しかしこれは、実は先生の治療の効果であった。  
が、そんな事とは露も知らず、今日も二人は体を重ねるのであった…。  
 
―Fin―  
 
 
 
(ま、あいつら幸せそうだから、暫くこの事は黙っておくとするか…)  
 
 

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