「貴方のものは臭い。足で失礼する」
「大きくなっているぞ?足蹴にされて興奮しているのか?変態だな、貴方は」
「さあ、これで終りだろう」
「む…汚い…そのうえ…苦い」
「まだ足りないと言うのか貴方は。仕方がない」
「私より先にイったら殺す」
「っく……ふっ……っ……」
「殺す、と言っただろう」
生物化した床材が死体に刺さっていたナイフを吐き出し、それを片手で受けとめた少女は――
べろり
赤に塗れたナイフの刀身へ、舌を這わせた。
「やはり、ただの人間では足りないか……」
I-ブレインを使って解決策を模索しつつ、さしあたっての体の疼きを抑えるため少女はその場で自慰を始めた。
やがてその場所では、かすかな水音と少女の小さな喘ぎ声が聞こえるのみとなった。