起き上がろうとして、自分の体がベッドに拘束されていることに気づく。
――起きたぞ
枕元で、ぼそりと男の声。
半裸のマサチューセッツ軍兵士が、ベッドを取り囲んでいた。全部で五人。一様に張りつめた表情で、額に汗をにじませている。見張りにしては様子がおかしい。そう思ったとたん、ベッドの右に立っている一人が、にじり寄って来た。
血の気の失せた唇に、熱い肉棒が突き入れられる。
なんの躊躇も無い恥辱。
衝撃に、心臓が跳ね上がる。
人形のように白い顔立ちに、血が昇るのを感じる。
触覚を制御しようとして失敗する。首筋に接続されたノイズメーカーが、I−ブレインの活動を阻害している。
陵辱から逃れようともがいた瞬間、喉奥にもう一突き。今度こそ吐き出しそうになり、苦しさでえづき、唾液が口元から伝い落ちる。弱々しいうめき声を漏らし、黙れとばかりに喉に突き入れられる。何度も何度も肉棒が突き入れられ、その度に喉奥でえづく。
――気は済んだか?
再び、枕元からの男の声。
兵士は突き入れていた肉棒から精液を注ぎ込み、はい、とうなずいた。
男は、そうか、と答え、チャックに指をかける。他の三人もそれにならう。それで、なんとなく自分の置かれた状況を理解する。
逃げなきゃ。
理屈も何もなくそう思い、体に力をこめようとして