「やっほーお兄ちゃん!お邪魔するよー」  
「おわあっ!?春陽!?」  
夜更け過ぎ、一日の疲れを癒すべく浴槽にゆっくりと浸かっていた俺の安らぎの  
時間はあっさりと破られた。  
「えへへ〜前みたいに背中流してあげるね。はい、そこ座って」  
浴室に乱入してきたスクール水着姿の春陽が、俺を浴槽から引きずり出す。  
「は、春陽!前も言っただろ!こういうのはまずいって!泉奈に知られたら、  
今度は説教じゃすまないぞ」  
俺はそう言ったが、春陽は一向に気にした様子もなく、にっこりと微笑んだ。  
「そうだねぇ〜泉奈ちゃん知られたらただじゃすまないよねぇ〜だ、か、ら、  
大人しく背中流されたほうがいいよ」  
「は、春陽、お前……」  
俺は何か言い返そうと口を開きかけたが、これ以上大きな声を出すと本当に泉奈  
に気づかれてしまう恐れがある。しかたなく俺は、はあっとため息をついた。  
「はいはい、わかりましたよ。……大人しく背中流されてやるから」  
「ふふ、りょーかい。たっぷりサービスしてあげるからねぇ」  
俺が椅子に座ると、ほどなくタオルが背中に当てられ上下し始めた。  
「どう、お兄ちゃん。気持ちいい?」  
「ああ、気持ちいいよ」  
ここで素早く返事をしておかないとまた背中を引っかかれそうだったので、すぐ  
さまそう答えておく。ついでに釘を刺しておくことも忘れない。  
 
「あーでも、今日は背中あかすりはいいからな」  
「えー何でよー?」  
背後から不満げな声があがる。  
「何でも何も。あれはマジで痛いんだって。しばらくの間、背中に爪跡が残った  
んだぞ」  
「むぅ〜……」  
春陽は一声唸った後、何もいわなくなった。浴室の中にタオルが背中を上下する  
しゃわしゃわという音だけが静かに響く。  
「春陽……?」  
あまりに長い間黙っているので、俺は春陽に声をかけた。しかし春陽は相変わらず  
無言のままだ。  
「おい、春……」  
「それじゃあ、もっと気持ちよくなれることしてあげるね」  
「は、何……うへあっ!?」  
突然背中を襲った柔らか感触に、俺は素っ頓狂な叫び声をあげた。  
「どう、これなら気持ちいいでしょ?」  
「ば、ばばば馬鹿!抱きつくんじゃない!」  
首に手を廻し、ほとんどおぶさるような形で春陽の体が俺の背中に密着していた。  
スクール水着のナイロン生地とその下の柔らかいモノの感触がダイレクトに伝わっ  
てくる。  
「お客さぁん、今日はたっぷりサービスしますからねぇん」  
どこかのいかがわしい店のようなセリフをいって、春陽が体を上下さし始めた。  
「わーっ!やめろーっ!」  
「いいのぉ?そんな大きな声だして。こんなところ泉奈ちゃんに見られたらもう  
おしまいだね。それに……ここがもう収まりつかなくなってるよ」  
すっと伸びてきた手が、俺の屹立したペニスを掴んだ。  
 
「あひぃっ!?」  
「あは……すごい、お兄ちゃんのココ。熱くて、びくびくしてて……すぐに楽に  
してあげるからね」  
春陽の細い指が俺の肉棒にからまり、ゆっくりとしごいていく。  
「ひっ、あっ、はふっ!」  
自分でするのとは全く違う未知の快感に俺はただ情けない声を出すしかなかった。  
そうこうしているうちに、最初はぎこちなかった指の動きも次第にその速さを増し  
ていく。同時に俺の射精感も急激に高まっていった。  
「く……あ……や、やばっ!」  
「イくの?お兄ちゃんイくの?」  
無邪気な笑みを浮かべ、春陽が俺の顔を覗き込んでくる。  
「やばい……マジでもうヤバイって……」  
「いいよ、お兄ちゃんイッて。お兄ちゃんのせーえきが飛ぶところ見せて」  
「春陽……うっ!」  
瞬間、背中をしびれるような快感が走り抜けると同時に俺は溜まっていたものを  
全て吐き出した。いつものとは比べものにならないほどの白濁液がびゅっびゅっと  
飛び出し、浴室の壁にへばりつく。  
「すごい……せーえきってこんな風に出るんだ……」  
最後の一滴を絞りつくすまでペニスをしごいていた指をようやく離し、春陽が感心  
したようにつぶやく。浴壁についた精液をしげしげと眺めたり、指についたものを  
口に含んで顔をしかめたりと、興味はつきないようだった。  
「春陽……お前何でこんなこと……」  
呆然と俺が尋ねると、春陽はふっと真剣な表情を浮かべ、浴槽の縁に腰掛けた。  
「だって……不安なんだもん」  
「不安?」  
「やっとお兄ちゃんに会うことができて、これでお兄ちゃんとラブラブになれるっ  
て思ってたら、お兄ちゃんの周りにはいっぱい女の子がいて……お兄ちゃんをとら  
れるかもって思ったから……特に泉奈ちゃんは、ずっと一緒にいるし」  
 
「おいおい、泉奈は俺の実の妹だぞ」  
俺は茶化すように笑ったが、春陽は依然として真剣な眼差しで俺を見つめてきた。  
「本当に?」  
「え?」  
「本当に、泉奈ちゃんのことはただの妹?それ以上の感情はない?」  
「あ、ああ……」  
「じゃあ……」  
春陽の手が下腹部に伸び、スクール水着の股布を横にずらす。  
「は、春陽……」  
「それを証明して。私を抱いて」  
淡い茂みを掻き分けて、春陽が誰にも見せたことの無い秘部をさらけ出す。ピンク色の  
割れ目が俺を誘っているかのように、ひくっと動いた。それを見た瞬間、俺の理性は  
弾け飛んでいた。  
 
今、俺の顔から数cmの距離で春陽の大事な場所が全てさらけ出されていた。  
「あうう……やっぱり恥ずかしいよぉ……」  
シックスナインの態勢のため、その表情をみることはできないが、春陽が  
恥ずかしそうに身をよじらせる。  
「抱いてくれっていったのは春陽だろ?」  
「そうだけど……でもぉ、私のって変じゃない?」  
「いや、全然そんなことないぜ」  
俺はきっぱりと言い切った。インターネットや裏ビデオでそういう映像を何度か  
目にしたことはあったが、それとは比べ物にならないほど春陽の秘部は素晴らし  
かった。ビラビラはほとんどはみ出ておらず、色も、くすみひとつない綺麗な  
ピンク色だ。それでいながら、こうやって見ているだけで愛液をとめどなくした  
たらせていた。  
「入れる前に……じっくりほぐしておかないとな」  
俺は春陽の割れ目をぐいっと開くと、慎重に指を差し入れていく。  
「んああっ!」  
これまで感じたことのない感覚に、春陽が甲高い声をあげる。  
「どうだ?痛くないか?」  
「ん……大丈夫。続けていいよ」  
春陽の了解を得て、俺は少し指の動きを速めた。処女の膣内は指一本でもキツキツ  
で動かすのに苦労するほどだ。春陽はかなり感じているらしく、体を震わせながら  
何度も甘い吐息をもらす。それを聞いているうちに俺の下半身にも血が集まり  
始めた。  
 
「春陽、俺にもしてくれよ」  
「す、するって?」  
「簡単なことさ。今春陽の目の前にあるモノをしゃぶればいいんだ」  
「しゃ、しゃぶるって、そんなぁ!」  
春陽はいやいやするように首を振った。  
「早くしてくれよ。でないと暴発しちまうかもしれないぞ」  
「あ、あうう……」  
春陽はしばらく迷っていたようだが、やがておずおずと顔を下げた。ほどなく俺の  
肉棒がぬるっとした粘膜につつまれる。  
「おっ、すげぇ。いいぞ春陽」  
「んちゅっ……き、気持ちいいの?」  
「ああ、春陽の口ん中、ヌルヌルして最高だ。続けてくれよ」  
「う、うん……くちゅっ」  
今度はさっきよりもさらに深く、俺のモノが春陽の小さな口に飲み込まれていく。  
「舌も、よぉくつかってな」  
「んっ、んっ」  
春陽は言われるがままに、おずおずと肉茎に舌を這わす。初めてのフェラチオな  
ため、その動きにはテクニックも何もなかったが、俺自身も初体験なだけにオナニー  
とは比べ物にならない快感が襲い掛かってくる。  
「うっ、いいぞ、春陽。よぉしお返しだ」  
ぎちぎちだった膣壁がようやくほぐれた頃を見計らって、俺は指を二本に増やした。  
雑誌で得た知識などを思い出しながら、微妙に緩急をつけてみたりする。  
「春陽、気持ちいいか?」  
俺が尋ねると、春陽はペニスをしっかりとくわえこんだままうんうんとうなずいた。  
すっかりと俺のペニスを気に入ってしまったようだ。じゅぶじゅぶとペニスをしゃぶ  
られて、さっき出したばかりだというのに俺のペニスは二度目の射精を行おうとして  
いた。だが、このまま一人でイッてしまうのも面白くない。  
 
「春陽……」  
俺は小さくささやくと膣口の上にあるもうひとつの穴に指を添えた。  
「んむうっ!?」  
春陽の驚きの声にかまわず、俺はつぷっと指先を褐色のすぼまりに押し込んだ。膣壁と  
は違い、腸壁はつるつるとしているが、その分独特の締め付けがある。  
「うーん、春陽のはこっちのほうも名器だな。俺のをくわえこんで離さないぞ」  
「んーっ!んーっ!」  
春陽は慌てて尻を揺すり俺の指を抜こうとしたが、肛門の締め付けはそれぐらいで外れる  
ものではなかった。俺は膣口にも再び指を伸ばし、同時に春陽を攻め立てる。  
「春陽、一緒にイくぞ」  
俺はとどめとばかりにアヌスにいれた指を更に奥に押し込んだ。  
「んむっーっ!」  
春陽が絶頂を迎え、割れ目からどっと愛液があふれ出た。同時に俺にも限界が訪れる。  
先ほどよりもさらに勢いよく、春陽の口内に精液をぶちまける。  
「……んっ、えほっ!けほっ!」  
あまりの大量に出しすぎたため、飲みきれなかった春陽が膝をついて咳き込んだ。俺はその  
背中をさすってやる。  
「大丈夫か?」  
しばらくして落ち着いてから、春陽に声をかける。  
「う、うん。ごめんね。全部飲みきれなくて」  
「最初からは無理に決まってるって。……それよりも、そろそろ……な?」  
俺は未だ硬度を保っているペニスを春陽の前に突き出し、ゆっくりとしごぎあげた。  
 
「あ……うん」  
顔を真っ赤にさせながらも、春陽がこくりとうなずいた。だが、俺が春陽をタイルの上に  
寝かせようとしたとき  
「あ、お、お兄ちゃんちょっと待って」  
「ん?何だ?まさかここまで来てやめるなんて言わないよな?」  
「そ、そうじゃなくて、そのぉ……」  
春陽は言いづらそうにもじもじしていたが、やがて顔を背けながらいった。  
「その……オ、オシッコしたくなっちゃったの。トイレ行ってきてもいいよね?」  
春陽はそう言うと体を起き上がらせようとした。だが、俺はそれを途中で押し留める。  
「いや、待てよ春陽」  
「な、何?お兄ちゃん?」  
訝しげな春陽に、俺は真剣な表情で言った。  
「ここでお兄ちゃんに、春陽がオシッコするところ見せてくれ」  
 
「え……ええっ!?お、お兄ちゃん、冗談だよね?」  
「冗談なんかじゃないよ。春陽がオシッコ垂れ流しにしてるところ  
お兄ちゃんに見せてくれよ」  
「む、無理だよぉ、そんなの!恥ずかし過ぎるよぉ!」  
春陽は全力で頭をぶんぶんと横に振ったが、そう簡単にあきらめる  
わけにはいかない。ずいっと顔を寄せて、尚も頼み込む。  
「なっ、なっ!?いいだろ!?お兄ちゃん、春陽のオシッコ見たくて  
たまらないんだ!見せてくれよ!」  
「お、お兄ちゃん顔怖い……」  
春陽は顔をひきつらせて身を引いたが、やがてふうっとため息をついて  
口を開く。  
 
「わかったよ……」  
「え?」  
「こんな変態なお兄ちゃんを好きなっちゃった私が悪いんだよね。  
お望み通り……見せてあげる」  
「ほ、ホントか!」  
「うん……ちゃんと見ててね」  
言うなり春陽はすくっと立ち上がり、股布を横にずらす。  
「お、おお……」  
「み、見えてる?お兄ちゃん。私のオシッコ出るところ」  
「ああ、ばっちりだ」  
俺の目は、春陽の針の穴のように小さな尿道口に釘付けになっていた。  
「ああん……出るよ、出ちゃうよぉ……」  
甘い声をあげて、春陽がぶるっと身を震わせる。同時に尿道口もひくっと  
震え、中から黄色いしぶきが溢れ出始めた。  
 
春陽が垂れ流す小水の、ぱしゃぱしゃという音が浴室内に響く。  
「あはぁ…私恥ずかしくて死んじゃいそう…」  
顔を真っ赤にしながらつぶやく春陽。だがその言葉とは裏腹に尿道口からあふれでた  
オシッコはきれいな放物線を描いて流れつづける。その様子を見て、俺の胸の奥から  
何かが突き上げてきた。しゃがみこんだ姿勢のまま、春陽の描く放物線に顔を近づけ  
ていく。  
「お、お兄ちゃん!?」  
尿が俺の顔に降りかかるのを見て、春陽は慌てて後ろに下がろうとするが、それよりも  
早く俺は春陽の腰にしがみつき、その尿道口に吸い付いていた。  
「んぐっ…」  
たちまち俺の口の中をアンモニア臭たっぷりの液体が満たす。  
「お、お兄ちゃんダメっ!汚いって!」  
春陽の言葉を全く無視して、俺はごくごくと喉を鳴らし、春陽の黄金水を飲み干していく。  
汚いとか不快だとかいう意識は全くない。ただひたすら夢中になってあふれ出る甘露を  
嚥下していった。いつまでもこうしていたい気分になるが、残念ながら春陽が出すオシッコ  
の量には限界があった。だんだんと口の中で踊る液体の量は少なくなっていき、やがて  
止まる  
 
「んはぁ…うまかったぜ。春陽のオシッコ」  
「あ、あうう…」  
にこりと笑う俺に対して、春陽はほとんど呆然自失のようだ。  
「おい春陽…?」  
俺は春陽の肩をゆすった。と、突然春陽は俺にがばっとしがみついてくる。  
「抱いてっ!お兄ちゃんのおチンチン、春陽のアソコにいれてぇっ!」  
淡いふくらみを俺の胸板にこすりつけて必死で懇願してくる。どうやら自分の尿を飲ま  
れるという異様な体験をしたせいで、どうしようもなく性感が高まってしまったらしい。  
もちろん俺のほうも準備万端だ。  
「ああ、わかったよ…」  
俺は春陽を床に座らせようとするが、それを春陽がさえぎった。  
「待って…お兄ちゃん」  
「ん?」  
「わ、私が上になってあげる」  
言うなり春陽は俺を押し倒すと、天をむいてそそり立っているペニスをきゅっと握った。  
「大丈夫か…?」  
「うん、自分の手でお兄ちゃんに処女を捧げたいから…」  
「そうか、じゃよろしく頼むよ」  
本当は後ろからブチ込みたかったが、春陽がそう言うのなら仕方がない。それに春陽が  
破瓜を迎えるその瞬間の表情を見たいとも思った。  
「じゃ入れるね…」  
片方でスクール水着の股布をずらし、片方でペニスを握りながら、春陽がおそるおそる  
といった感じで腰をおろしていく。やがて彼我の距離がゼロになり、粘膜同士がこすれ  
あった。  
「んっ…」  
「ここからが本番だぞ、春陽」  
「わ、わかってる…」  
春陽はさらに腰を下ろそうとするが、膣口はへこむばかりで亀頭がなかなか中に入って  
こない。やはり破瓜への恐怖が相当あるようだ。  
 
「平気か、春陽?」  
「へ、平気だよっ!こんなの何でもないんだから!」  
自らに言い聞かせるようにして、春陽はさきほどより勢いづけて腰をおろした。今度は  
ぐちゅっと音をたてて亀頭が中にもぐりこんでいく。しかし…  
「い、痛っ!痛いよぉー!」  
春陽の口から苦痛の声が漏れた。まだ誰も受け入れたことのない処女地にとって、俺の  
ペニスはあまりに強烈な衝撃だったようだ。  
「無理なんじゃないか春陽?一旦抜くか?」  
本心では、亀頭部に感じる熱くぬめった感触をペニス全体で味わいたかったが、さすがに  
春陽に無理させるわけにはいかない。だが、春陽は必死に首をブンブンと振る。  
「む、無理なんてこと…な、ないよっ!ぜ、絶対こ、このまま、い、いれるのっ!」  
刹那、めりめりという音がしたかと思うと、俺のペニスがコリコリとした粘膜の輪に  
包まれる。おそらくこれが処女膜というやつなのだろう。正確にいえば膜ではなく膣口を  
取り巻く襞だという話を聞いたことがある。そしてここを過ぎれば、春陽は処女では  
無くなる。同時に幼馴染という関係も終わる。  
「お兄ちゃんっ!春陽の処女もらって!お兄ちゃんの恋人にして!」  
春陽がそう叫んだ瞬間、粘膜の抵抗がより強くなったような気がした。だがそれはほんの  
一瞬で、みっしりと亀頭をはさんでいた輪がふいに緩み、膣内を突き進んでいった。やがて  
先端部がごつごつしたものにあたる。子宮口に届いたのだ。  
「あ、あはぁ…ぜ、全部入っちゃった…お兄ちゃんのオチンチン…全部くわえ込んじゃった。  
これで、春陽はお兄ちゃんのものだよね?」  
泣き笑いのような表情を春陽が浮かべる。局部を襲う痛みは相当なものだろう。それでも  
気丈に振舞う春陽をみて、どうしようもないほど愛おしさがこみ上げてくる。  
「ああ、もちろん。春陽は俺の女だ」  
「嬉しい…」  
春陽のほほを涙が一筋流れる。長年の願いがかなって嬉しいのだろう。だが、俺達の営みは  
まだ終わっていない。  
 
「春陽、動いていいか?」  
「う、うん…」  
春陽の了解を得て、俺はウエストに手をやった。春陽の体が持ち上がると同時に膣内に  
収まっていたペニスがずるりと顔を出す。破瓜の真っ赤な血と愛液にまみれたそれは、本当  
に自分のものかと思うほど凶暴そう見えた。結合部に目をやると、肉棒の周囲を粘膜が  
輪になって取り囲んでいる。処女にしかおこらないという処女膜のまくれかえりというやつ  
らしい。改めて、春陽の純潔を奪ったのだというサディスティックな達成感が心を満たし  
ていく。  
「んっ…くっ…痛っ!」  
エラのあたりまでペニスが抜け出たところで、春陽の顔が苦痛に歪む。開通は済ませたと  
いってもまだまだ内部はキツキツだ。だが俺のほうは春陽をかまっていられる余裕がなく  
なってきた。びっしりと粒だった春陽の膣壁がペニスを取り囲み、奥へ奥へと引きずり込も  
うと誘ってくるのだ。  
「春陽、ゴメンな」  
俺は春陽のウエストをさらにしっかりと掴み、遠慮のない上下運動を開始した。  
「い、痛っ!お、お兄ちゃん、ダメぇっ!」  
そうは言っても、春陽のザラザラが俺の肉棒を容赦なく攻め立てるのだから止めようが  
ない。ペニスからじんじんと伝わってくる快感は、理性を吹き飛ばしてしまうほど強烈な  
ものだった。  
「春陽、いいぞっ!お前の中気持ちいいぞっ!」  
叫びながら、何度も何度も春陽を下から突き上げる。そうこうしている内に、痛みを訴える  
だけだった春陽の声にも、艶めいたものが混じってくる。  
「凄いっ!お兄ちゃんのゴリゴリ固くて太いのっ!私の中で暴れまわってるよぉ!」  
いつの間にか俺の動きと連動して、春陽も腰を動かしている。あまりの動きの激しさに入り  
口の破瓜血と愛液が泡だってじゅっぷじゅっぷと音を立てている。  
 
「お兄ちゃん、胸もっ!胸もいじって!」  
春陽が前のめりになって胸を突き出してきた。言われるままに俺は春陽のバストに手を  
伸ばし、柔らかなふくらみをもみしだき、スクール水着越しにもはっきりとわかるほど粒  
だった乳首をコリコリといじりたおす。  
「もっと!お兄ちゃん!もっと突いてぇっ!」  
髪を振り乱して春陽が俺の肉棒を貪欲に求めてくる。その様子は少し前までバージンだった  
とは思えないほどの乱れっぷりだ。春陽にはかなり淫乱の気があるのかもしれない。もっとも  
それは俺にとって喜ばしいことだった。リクエストに答えて、何度も何度も子宮口に届くまで  
ペニスを突き上げてやる。  
「お、お兄ちゃんっ!わ、私そろそろっ!」  
いつ果てることもなく続くかと思われた饗宴にも、やがて終わりが訪れる。膣壁が今まで  
以上にざわざわと蠢き、たまりにたまった欲望をペニスから吐き出させようとする。  
「出すぞっ!春陽!お前の中に出すぞっ!」  
「う、うんっ!いいよっ!出してっ!中に出してぇっ!」  
「春陽…うっ!」  
瞬間、俺の視界が真っ白になったかと思うと、輸精管を通ってありったけの精液がごぶりごぶり  
と吐き出された。  
「あっ!あーっ!すごいっ中でっ!弾けてっ!…あぁぁぁっっ!!!」  
春陽は体をびくびくと引きつらせて絶頂を迎えた。こちらのほうに倒れかかってきそうになるのを  
慌てて支えながらも、白濁液を春陽の中にたっぷりと注ぎこんでやる。  
「あ…はぁ…すごい…ドロドロ…いっぱい」  
春陽のつぶやきを聞きながら、俺は射精を続ける。びゅくりびゅくりと精液が春陽の中を蹂躙  
するのは、俺が春陽の初めての男になったのだという満足感をも同時に満たしていく。  
最後の一滴まで出し尽くし、俺はようやくペニスを引き抜いた。途端に破瓜血と愛液と精液が  
混じりあったピンク色の液体がとろとろと中から漏れ出してくる。俺は洗面器で浴槽の湯をすくい  
それを洗い流してやる。その後に春陽の体を抱え上げて一緒に浴槽につかった。  
「ん…んむぅ…?」  
イッたせいで半ば気を失っていた春陽がそこでようやく目を覚ました。俺の顔を見て恥ずかしそう  
な微笑みを浮かべる。  
 
「しちゃったね…」  
「ああ。でも後悔なんてしてないだろ?」  
「もちろんだよ!私がお兄ちゃんの一番大切な人になれたんだから!」  
「それに、すげぇ気持ちよかったから?」  
「も、もう!お兄ちゃんの馬鹿!」  
春陽は顔を真っ赤にして怒ったような表情を見せた。だが、すぐに真剣な顔つきになる。  
「お兄ちゃん…」  
「ん?」  
「ほんとに、いいんだよね?私がお兄ちゃんの恋人になっていいだよね?」  
「あたりまえだろ…」  
手を伸ばし、春陽の頬に触れる。  
「もう離れない。ずっと一緒にいるよ。愛してる、春陽」  
「お、お兄ちゃぁんっ!」  
直後、春陽が抱きついてくる。俺はそれを優しく抱きとめて、小さな唇に口付けた。  
 
…ちなみに三ヵ月後、俺は春陽と一緒に行った産婦人科で「妊娠」の二文字を医者から告げられる  
わけだが…それはまた別の話である。  
 
おしまい。  
 

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