放課後の校舎の屋上。俺は智とキスをしていた。  
「潤和……」  
唇を離すと、智は俺の名を呼んだ。  
普段と変わりない声に、物足りないという切なさを含んでるのが俺には分かった。  
「智、いつものしてやるから」  
「……わかった」  
俺だからこそ分かる、智の期待を含んでると分かる返事。  
智は俺に背中を向けて金網に手をかけると、体を折って俺に尻を突き出す。  
俺は智のスカートをめくりあげ、すでに湿っているショーツを引き下ろす。  
智の滑らかな尻を撫で、入り口を確かめる。濡れていた。  
「もうこんなにしてたんだ」  
「潤和……意地悪」  
整っているが表情の乏しい顔に、かすかに羞恥の赤を浮かべて智がこちらを振り向く。  
 
しばらく前、校舎の屋上で智と話をした。  
そのときに出た、キスについての話題。  
軽い冗談で済むはずのそれは、「やってみたい」という智の言葉で実行に移された。  
「不思議な感じ……」「もう一度、してみて」「もう一度……」  
そのまま俺は歯止めをうしない、智も俺の欲望を受け入れた。  
 
「ん!」「潤和が……入ってくる……」  
智の内側は、いつものように俺を熱く迎え入れた。  
「と、智!」「はあ、ん……ああ……」  
俺は腰を動かす。微かに漏れる甘い声は、智にとっての精一杯の快楽のよがり声。  
「気持ちいい……心地よい……熱いの、来る……」  
「うおっ!」「……ああっ!」  
俺は智の中に白濁を流し込んだ。智は体を硬直させて、絶頂したことを俺に示した。  
 
「ふう――」  
ペニスを智の中から抜き出し、放出の余韻に浸る俺。  
「潤和……今日も……気持ちよかった」  
俺の支えがなくなって、金網に手をかけたままで座り込んだ智が呟く。  
「うん、俺もだよ、智」  
行為を重ねるごとに、体の相性がしっくりとくるようになる俺たち。  
智が立ち上がると、秘所から俺の注ぎ込んだ白濁が溢れて白い太股を汚した。  
そのままショーツを引き上げようとする智に、俺は慌てて止める。  
そういう所の無頓着さが、智らしいというか困ったところというか。  
テイッシュを取り出すと、スカートを持ち上げた智の足下にかがんで、太股と秘所を拭ってやる。  
「ん……」  
俺の手が動くたびに、智はわずかに声を上げる。  
智のスラリとした白い太股を見ながら、俺は思った。  
(智の裸を見て、セックスしたい)  
「智、放課後、つきあってくれるか?」  
「潤和……気はつかわないでもいい……」  
セックスの直後だというのに、普段と変わらぬ淡々とした口調の智。  
「たまには、別のところでさ、やってみたいだけだから」  
「……そう。なら、構わない」  
俺は……  
 
 
放課後の学校。  
周囲の様子に気を配りながら、俺は目をつけていた男子トイレに智を連れ込んだ。  
そこは部室で使っている部屋が近くになく、放課後になれば人が来ることは、まずなかった。  
そのまま、洋風便座の個室に入る。  
「潤和……ここで、するの?」  
男子トイレに智を連れ込んだということだけで、見つかることの危険とこれからの行為を考えて興奮してる俺。  
すでにズボンの中のペニスはガチガチになっている俺に比べて、智は普段通りである。  
こんなところでセックスしようとすることに、抵抗も羞恥も見せない。  
そんな様子の智だが、俺はむなさしどころか逆にドロドロしたものが下腹部に溜まっていくのを感じていた。  
「……ああ。ここなら、智が裸になっても誰にも見られないから」  
「わかった。脱ぐ」  
俺の言うままに、ためらいもなく制服を脱ぎ出す智。  
 
初めての行為のあと、俺は智と恋人として付き合おうと言った。  
罪悪感を感じ、俺なりに責任を取ろうと考えたからだ。でも、智は「いい」と頭を振った。  
「どうして?」  
「私は、このままでいい。私と潤和は友達。その間にセックスすることが、入っただけ」  
「で、でも……」  
「キスやセックスは、潤和としかしない。でも、友達のままでそれをしたい」  
そのまま、いわゆるセックスフレンドみたいな関係を続けていった。  
 
「潤和。脱いだ」  
校内履きと靴下だけになった智。胸や股間を隠そうともせずに、俺の前に立っている。  
初めて見る智の裸に、俺を息を呑む。思っていたよりも豊かな胸に、均整の取れた肢体。  
最初の時も、これまでの屋上でのセックスでも、着衣のままで体を重ねていた。  
「綺麗だ、智」「……そう?」  
智は平静そうなままだが、彼女の乏しい反応に恥じらいと嬉しさの感情をわずかに感じた。  
智をフタを閉めた洋風便座に座らせ、膝に手をかける。足をゆっくりと開かせていく。  
「ん……」「濡れてる」  
淡い茂みに指を潜らせ、智の状態を確かめる。  
ズボンの中で拘束されている猛り狂っているペニスを、今すぐにでも智の中へと沈み込ませたい衝動を抑える。  
自分だけでなく、智にも気持ちよくなってほしい。  
智にキスをしながら、片方の胸に手を置いて、揉む。服越しではない直接の感触は、心地よかった。  
「潤和……ああ……んっ……」  
首筋に唇を這わせると、智は心地よさげに体を震わせる。  
「智……」  
俺はズボンから反り返ったペニスを取り出すと、智の中へと侵入していった。  
「あっ……あっ……いつもより気持ちいい……潤和……」  
智が俺にしがみつくように手を背中に回してくる。  
「と、智!」「あ、ああっ!」  
俺は、智の中にぶちまけた。智の体を、自分の排出の道具に貶めたような背徳感のせいか、自分でも驚くほど激しい勢いだった。  
お互い、荒い息を吐きながら、お互いの体を抱きしめ合う。  
「潤和……暖かい……そして気持ちよかった……ありがとう」  
智は俺の耳元で囁く。  
「潤和に……気持ちよくしてくれた、お礼したい……何か願い事、ある?」  
俺は、ふざけ半分に……  
 
 
1,○○を雌奴隷にしたい。  
2,智が俺を愛するように。  
3,智の奴隷になりたい。  
   
 
 
 
 

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