ピチュ…ピチュ…
潤和の部屋に、唾液の卑しい音が響く。
意識はまだ眠りについていたが、体の本能は感じていた。
「んっ…」
数秒後、眠りから覚めた潤和は、目を見開いた。
(せ、泉奈!?)
実の妹であるはずの泉奈が、潤和のペニスをくわえ、自らの頭を動かしてしごいていたのだ。
「バカ!何してんだよ!」驚いているからか、意識していないのに大声を出す。起きたのに気付いた泉奈は相変わらず大きな瞳で潤和を見る。
「あ、起きた?」
口をペニスから離し、潤和に言う。この光景に違和感を覚え、潤和は少しうなだれた。
「『起きた?』じゃない!何でこんなこと…」
「だってお兄ちゃん最近やらせくれないんだもん。」「ナニをだよ…」
ちなみに言うと、潤和はこういう経験は一切ない。
「だから、あたしからやるの。」
再び口にくわえ、あの唾液の音と共に頭を動かす。
初めての感覚に、気持よさを感じた。
「うっ…わぁ…」
泉奈は舌で亀の頭みたいなペニスの先を舐めながら、頭を動かす。
口の先から喉の近くまで、ペニスが出入りしていた。「うぁ…うう…」
潤和は今まで出したことのない声を漏らす。
数十秒後、快感に耐えきれなくなり、ペニスの先から白濁色の液体を放出した。泉奈もそれを感じ、一瞬苦しそうな顔をした。でも口から液体を出そうとせず、逆に飲み込んだ。
「はぁ…はぁ…」
あまりしたことのない感覚を感じ、息が荒くなっていた。
「泉奈何でこんなこと…ん!?」
口先に柔らかい物が当たった。閉じた口を開き、舌を入れてきた。ピチュピチュと唾液が絡む音がするのが聞こえる。
泉奈は口を離すと、下着を横にずらし、女性器を露にした。
「お願い…お兄ちゃんのが欲しいの…」
「泉奈…」
「お兄ちゃんずっと春陽ちゃんの事ばかり見てるんだもん。あたしの事もみて…?」
下着を掌を押さえ、秘部を左手で拡げた。ビラビラがあまりなく、綺麗なピンク色をしている。
「泉奈…」
「お兄ちゃん…」
もう妹なんて関係なかった。彼女を愛したい。
グチュ!
ペニスは秘部に入り、どんどん奥に入っていく。奥にある膜はあっさり破れ、血が出ていた。
「あん!あん!」
潤和は腰を動かし、出し入れを繰り返した。泉奈は腕を潤和の体に抱き、自分も下半身を動かす。
「泉奈!」
「お兄ちゃん!」
次第に腰の振りを速くした。グチュ!グチュ!と卑猥な音が、部屋に響く。
「だめだ…もう」
最後の一突きを終えた瞬間に、あの白濁色の液体を放出した…。
潤和はまだ泉奈の体を抱いていた。彼女を精一杯愛したい。そんな思いでいっぱいになっている。
「泉奈、好きだよ」
「私も」
妹ということを忘れ、いつの間にか一人の女性として、泉奈を見ていた。
二人は淡い口付けを交す。その日はいつまでも、愛し続けていた。
〜終わり〜