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「…選んだようだな」
「…ふう…ま…?」
「『天の龍』『七つの封印』としての『未来』を選んだな『神威』」
神威は背筋が凍りついた。封真の柔和な面影は消え失せ、代わりに残忍な光りを
瞳にたたえている。
「お前が『天の龍』としての『未来』を選んだのなら、『地の龍』となるのが俺
の『運命』」
そう言うと封真は、神威にもたれていた小鳥の腕を掴んで地面に押し倒した。
「お兄ちゃんっ、何をするの…!?」
何がなんだかわからないといった表情で小鳥は叫んだ。
「神威、よく見ろ。これからお前の一番愛する女が、お前の一番信頼していた男
に犯されるさまを!」
封真は小鳥の襟に手をかけ、力いっぱいに引き裂いた。
「きゃあっ!」
小鳥が抵抗するよりも早く、ピンクハウスのワンピースは剥ぎ取られていく。
「封真っ!やめろーっ!」
神威が制止に入ろうとするが、透明な壁のようなものに遮られて近づくことがで
きない。
裸に剥かれた小鳥の裸体は陶器のように白く、すんなりと伸びた長い手足が美しい。
中でも特に、形の良いツンと張り出した乳房が神威の目を射ぬいた。まだ少女らしさの残る体つきながら、そこだけは女の色香が感じられる。
「や、やめろ…封真…」
「くっくっくっ、どうした?神威。腰が引けてるぞ」
封真は淫靡な笑いを浮かべながらズボンのファスナーを下げ、屹立した巨大な肉刀を取り出した。
封真は右手で小鳥のしなやかにうねる栗色の髪を掴んで頭を自身の股間に引き寄
せた。
(お兄ちゃんの、大きい…!)
肉の武器と化した封真の肉茎は、幼い頃に風呂で見た可愛らしいそれとは違い赤
黒く怒張している。小鳥が恐怖で顔を引き付らせるよりも早く、肉茎の先端がさ
くらんぼのような唇をこじ開け、口の中で激しく暴れだした。
「うんっ…んんっ…ぐふぅっ」
「もっと舌を使うんだ、小鳥。そうだ、上手いぞ」
喉の奥深い粘膜に先端がぶつかる度に、小鳥は整った顔をしかめた。
「ようし。もういいだろう」
ズルンッと引き抜いた肉茎は小鳥の唾液でテラテラと残忍に光っている。
「今度は下の口でくわえ込むんだ。神威、見えるか」
小鳥を仰向けに寝かせて足を大きく開かせると、真っ白い太腿の内側があらわに
なり、うっすらと柔らかな性毛に覆われた真紅の秘裂が神威の目に焼きついた。
「いくぞ」
ぬぶりっ、と肉茎の先端を秘裂にあてがい、激しく腰を突き出した。
「いやっ…あーっ!」
細い手足を懸命に動かし侵入を阻止しようとするが、無駄な抵抗であることは明
らかだった。封真の反復運動に併せて、小鳥の細いしなやかな体はビクンビクン
と弓反って、陸に揚げられた白魚のように痛々しい。
「神威ちゃん…見ちゃ…いや…お願い、見ないでっ!」
「おや?どうした神威。ズボンの前がテントを張っているじゃないか」
封真に指摘される前から、下半身が変化しているのは気付いていた。
「なんなら後の穴も貸してやろうか」
「う、うるさ…。くぅっ!」
神威はガクンと膝を折りしゃがみ込んだ。たちまちズボンの前に大きな染みが拡
がる。
「小鳥…ごめん…」
「いいザマだな、神威」
ガクガクと腰を振ると同時に肉刀と窒肉が激しく擦れあい、秘裂からほとばしる鮮血は白い内股を染める。
小鳥にとって封真は優しく頼もしい兄だった。母が死んだときも、父が死んだと
きも、小鳥は封真を信頼し、お互い支えあってきたからこそ今まで生きてこれた
。
その兄が今や邪悪な人格へと変貌し小鳥の処女肉を貪っている。
しかも初恋の人の目の前で…!
形の良い半球形の乳房をもぎ取るようにわしづかみにされ、小鳥は悲鳴のような
喘ぎ声をあげた。全身を貫く激痛と恥辱、絶望の中で、小鳥の意識は遠退き始め
た。
その瞬間、封真が神剣を振り下ろし、小鳥の白い胸に突き立てた。
引き抜くと同時に噴水のように血が吹き出して小鳥は絶命した。
涙に濡れてはいるが、その死に顔は静かで落ち着いている。
うずくまり動けない神威に、封真は口元に冷たい微笑をたたえながら言
った。
「次はお前を犯す」
放心した神威と小鳥の亡殻を後にして、封真は闇のしじまへと消えていった。