: 170%"> : 170%"> : 170%"> : 170%"> : 170%"> : 170%"> : 170%"> : 160%">  
 
部屋に入れてもらったのはいいスタートだが、その部屋には若干の問題があった。  
あえて口に出さないだけの分別がウォーレンにあったのが幸いである。  
それなりに片づけてあるのはわかる。少なくとも、デスク周りは整頓されている。  
マグカップに突っ込まれたキャンデーの棒は気に入らないが。  
しかし、その横にあるベッドに投げ出された本と(なぜか)写真立て。  
部屋の隅に積まれた雑誌と本とビデオとその他もろもろ。  
・・・ペイジは片づけが苦手なのか?  
(まあ、皮も脱ぎっぱなしにしてる子だからな)  
勝手に納得しておく。  
女性の部屋に特有の、化粧品やら何やらの甘い香りがかすかにただよっている。  
しかし、大人の女性の香りではなかった。  
つい最近どこかで嗅いだ覚えがあるのだが思い出せない。  
 
「その辺の椅子に座ってて。お茶飲むでしょ。紅茶?コーヒー?」  
そう言いながら、ペイジは隅のキッチンへ向かった。  
のんびり座る気などない。こちらに背を向けた彼女に近づく。  
「要らないよ。」  
かがんでそうささやくと、ペイジの体がこわばるのがわかった。  
(やっぱり子供だ)  
ちょっと笑いたくなる。  
やかんに水をくんでいる手を、左手でそっと押さえる。  
彼女は何も言わない。やかんから水があふれ出す。  
右手を彼女の背中にまわし、ゆっくりとなで下ろす。  
がちゃん、と音をたててやかんがシンクに落ちた。  
ペイジがくるりと体をまわした。視線が合う。  
「やかんではり倒されるかと思ってたけど。」  
「そんなことしない。」  
答えると、ペイジは濡れた手をウォーレンの首にまわした。  
 
たてた襟のすきまから、首に水が垂れる。  
ペイジは目を閉じて待っている。待っているところが初々しい。  
そっと唇をおしつける。まだ、触れるだけ。  
肩を軽くつかんでひきよせる。体がもたれかかってきたが、背筋が硬くなっているのがわかる。  
唇を離し、頬を寄せる。部屋にただよっていた甘い匂いがはっきり感じられる。  
その中に混ざった、かすかな欲望の匂いは鋭く、青い。  
もう一度、唇を重ねる。ペイジの下唇を舌で舐める。  
「んっ・・・」  
いやいやをする顔を追いかけて、唇を割らせる。舌で歯列をなぞりながら、上唇を吸う。  
腰に腕をまわし、引き寄せて脚をからめると、彼女の腰が引けた。  
ウォーレンの首にまわされていた腕は、彼の肩に移って弱々しく押しのけようとしている。  
(慣れてるふりしてもお子さまはこれだから)  
中断。長いストレートの金髪に顔を埋めて、ぎゅっと抱きしめたまま待つ。  
ペイジが小さくあえいで、息を整えている。  
「はり倒すなら今のうちだよ。」  
耳に吹き込むと、ペイジがむっとした表情をした。  
「そんなことしないってば・・・あ!水!」  
シンクには水が出しっぱなしで、やかんの胴にはねかえっていた。水音で気づいたのだろう。  
ウォーレンは知っていたのだが、無視していたのだ。  
「はいはい。」  
ペイジの肩越しに腕を伸ばし、水をとめる。  
「さて、これで気になることはなくなったね?」  
再開。  
 
遠慮なく唇を押しつけ、舌をねじ込む。  
ペイジの指が肩に食い込む。  
ノースリーブのワンピースの肩をつかまえて、胸に指を這わせる。  
「んうっ・・・」  
うめき声を聞きながら、深く舌を差し入れる。  
指をブラジャーの下へ潜り込ませ、まだ硬い乳房をなで回した。  
もう一方の手は背中にまわし、ゆっくりとなで上げなで下ろし、を繰り返す。  
途中でブラジャーのホックをぴん、と布越しに外した。  
胸に突っ込んでいた手が動かしやすくなる。  
唇を離し、胸へ顔を下げていく。鎖骨の下に、軽く歯をたてると  
「やんっ!」  
息のあがったペイジが小さな悲鳴をあげた。  
構わず、手のひらで乳房を押しつぶしながら乳首をこねまわす。  
ペイジの息が荒くなっていく。  
(そろそろいいだろう)  
不意にウォーレンは胸をもてあそんでいた手を引き抜き、かがみこんだ。  
ペイジがあっと思った時には、ウォーレンは彼女を抱きかかえていた。 
 
いわゆる姫だっこである。  
びっくりした顔で、ペイジがウォーレンを見上げた。  
「意識があるほうが抱き上げやすいな。」  
笑いながらいうと、ちょっと怒った顔になったが、腕をウォーレンの首にまわしてしがみついてきた。  
乱れた胸元が、ウォーレンの胸に押しつけられる。  
スカートのすそがまくれあがって、太股とさらにその奥が露わになった。  
ごく単純な白のパンティが見えた。  
(清純派・・・じゃなくて考えてないだけか)  
ここで真っ赤なTバックでも見えたらそのほうが驚きだ。  
ウォーレンの首筋に顔を埋めてしまったペイジを軽くゆすりながら、大股にベッドへ向かう。  
ベッドの上に投げ出されたものの上に乗らないよう、注意しながらペイジを下ろし、体重をかける。  
ペイジはぎゅっと目をつぶったまま、ウォーレンの首に軽く腕をまわしている。  
二人とも脚はベッドの脇に垂らしたままだ。  
足をこすりあわせて、ウォーレンは靴を脱ぎ捨てた。  
ペイジがはいていた室内履きは、ここまで運んでくるあいだに脱げてしまっている。  
片膝をベッドにあげて、ペイジの脚の間に膝頭を押し入れる。  
反射的に腰をひいたペイジの上半身が浮き上がった。  
すかさず、背中に手をまわしてワンピースのチャックを探り当て、一気にウエストまで引き下ろした。  
「あ」  
驚いたのか、小さな声をあげて目を開く。とっておきの笑いを返してから、ウォーレンは本格的に脱がせにかかった。  
 
ブラジャーごと、両腕をワンピースから抜き取る。  
首筋から胸へ、唇で愛撫しながら片手で布を引き下ろしていく。  
まだ硬さの残る乳房は形良くふくらみ、先端は可愛くとがってピンク色をしている。  
さっきは触れるだけだったが、今度は遠慮なくくわえこみ、舌で嬲った。  
すでに十分硬くなっていた乳首を刺激されて、ペイジが声をあげた。  
感じているというよりは、とまどっているようだ。  
いったん唇を離し、頭をペイジの肩にのせる。  
肩から脇腹へ両手を滑らせる。とても綺麗な、日焼けして金色に近い滑らかな肌だ。  
全身の皮を剥いで再生できるのだから、傷も吹き出物もあるわけがない。  
片手でなで回しながら、ウォーレンは自分の服を脱ぎ始めた。  
きっちりとめた襟元のボタンをはずして前をはだけ、胸をあわせる。  
乳房が胸に押しつぶされて、柔らかくたわむのが感じられた。  
「ちょっと待って」  
そう言って、いったん体を起こす。待たせたいわけではないのだが、上半身裸になるのが厄介なのである。  
両袖を抜いた後、両翼を抜かなければならないからだ。  
慣れた女性なら手伝ってもらえるのだが「男の服を脱がせる」のはペイジには無理だろう。  
(さみしいが、一人でできないわけじゃなし)  
よいしょよいしょと脱ぎながら、ペイジの体をしみじみ鑑賞する。  
横を向いて目を閉じている。両腕で胸を抱くようにしている。  
 
上を脱いでしまえば後は簡単だ。下は一瞬である。  
脱いだ服を横に放る。ベッドの上に投げ出されている本と写真立ての上に着地。  
ペイジのウエストに巻き付いたワンピースを、パンティごと引っ張る。  
「きゃあっ」  
悲鳴をあげて脚を閉じるのに構わず、一気に抜き取った。  
服を下げられるのに閉じた脚が付いてきて、ぴんと伸びきった。  
ここで足首をつかんで開脚、といきたいところだが止める。  
(お子さまにはもう少しやさしくしましょうね)  
足首を片手でまとめてつかみ、そっとベッドの上に押し上げた。  
ペイジの体が横を向いて丸くなる。背中からお尻の線がしなやかでそそる。  
ゆるい弧を描いた体の中心に、ちらりと金色の毛が見えて、ウォーレンはにやりとした。  
森の中で彼女のバックヌードを拝んだ時と同じ表情だったかもしれない。  
自分のと彼女のと、ついでに本と写真立てを抱えて、ベッド脇におろす。  
これでベッドが存分に使える。  
 
丸くなったペイジの肩を押して仰向けにさせる。  
ころん、と転がった拍子に膝が乱れる。  
すかさず脚を入れると、閉じようと抗うのが感じられた。気にしない。  
体重をあまりかけないように押さえ込みながら、不規則なキスを繰り返す。  
唇へ、耳元へ、首筋へ、頬へ、瞼へ。  
触れるたびにぴくっとするのが可愛いが、積極的に返そうとはしない。  
(そのうちそのうち)  
リズムのないキスを少しずつ、下へおろしていく。  
重ねた脚の間で徐々に硬くなっているものが触れているのに、彼女は気づいているだろうか。  
胸をおおっている両手をつかみ、はずさせる。  
片手は頭の横に押さえるが、もう片手は引き下ろしてこわばりに触れさせる。  
熱いものに触ったように手を引こうとするのをつかんで押しつける。  
おずおずと握るのを確認してから、手を離した。ひとまず、触らせておくだけでいい。  
 
離した手で、脇腹を撫でおろす。もう片手で胸をきゅ、とつかむ。  
張りつめた手応えと、とがった乳首の感触がたまらない。二本の指ではさんでこりこりと揉みたてる。  
もう片方の乳首をくわえ、舌でつつく。  
「あん」  
わずかに融けた声があがる。  
そのまま胸で遊びながら、平らな腹を撫で、柔らかな毛に指をからめた。  
整えていない、ほやほやとした毛の触り心地を楽しむ。  
腰が、逃れようとするように横に動いた。  
いったん手を脇に滑らせ、緊張している太股を軽くさする。  
膝の裏をくすぐってから柔らかな内股へ滑らせていくと、張りつめていた脚の力が抜けた。  
力をかけないようにしながら、手のひらを脚の間にあてた。  
肉がわずかに開き始めている。  
「あ」  
声が高くなった。  
 
さりさり、と毛のすれる音を楽しみながら、手をゆっくりと動かす。  
「あ・・・はあっ」  
ペイジがため息のような声を漏らし、自分で驚いたように口を押さえた。  
「こら」  
ウォーレンのものが、見事にお留守になった。もう一度、手首をつかんで引き戻す。  
今度は自分からそっと握り、手を動かし始めた。  
ウォーレンの手の動きに合わせているようでもある。  
(いい感じ)  
再度唇をあわせ、深く舌を差し込む。  
「ん・・・んんっ」  
苦しいのか、ペイジが首を振る。まだ離さない。  
小さな舌を吸い、軽く噛む。先をからませてくすぐる。上顎の裏をていねいに探る。  
息が続かなくなるまでしつこく責め立て、不意に開放する。  
ペイジの頭がのけぞり、全身の力が抜けた。  
ふ、とゆるんだ肉の隙間に、中指を滑り込ませる。  
「あっ」  
悲鳴に近い声があがった。探った指先が敏感な芽に触れたのだ。  
残りの指をゆるく這わせながら、中指でごく軽くひっかくようにする。  
「あ・・・あん・・あっ」  
甘い喘ぎが止まらなくなった。  
 
きつく目を閉じ、頭を小さく左右に振っている。長い金髪が乱れて顔にかかるのが妙に色っぽい。  
胸をあわせて体をすり寄せると、ウォーレン自身に触れていないほうの手がおずおずと肩にかかってきた。  
引き寄せるでも押しのけるでもなく背中にまわりこんだ手が、翼の付け根に触れて止まった。  
ウォーレンの指が動くのにあわせて、羽毛をかきわけるように力が入る。  
(このままイかせたら一、二枚むしられそうだな)  
指をさらに奥へ進める。ゆるくほころんで濡れた肉を二本指でわけると、かすかに音がした。  
ほんの少し、指先を沈めてみる。  
「あ」  
とがった声と共に、きゅっと締め付けられた。  
無理に入れようとはせず、その場で指を小さくまわして撫でるようにする。  
ペイジの脚に力が入り、ウォーレンの下から逃れるように体が上へ動いた。  
追いかけて体をずらす。ペイジの肩が完全に枕に乗ったところで、肩の下に腕を入れて止めた。  
大きな枕ごと抱き寄せる格好になった。上半身が斜めに起きあがる。  
体のバランスをとろうと、ペイジの脚が自然に開いた。指を拒んでいた力がゆるむ。  
半ばまで指をすすめた。  
「う・・・」  
ペイジが眉を寄せてうめいた。指がきつく締め付けられる。  
 
斜めに起きあがった体をもう一度押し倒す。枕を引き抜いてベッドの下へ突き落とす。  
(ん?)  
枕の下から、白い小さな布が出てきた。ひらひら付き。  
思わず片手で広げて確認。  
(これは・・・パンティだよなあ)  
さっき脱がせた分ではない。さっきのより可愛い。なんでこんなところに登場するのかパンティ。  
(皮だけじゃなくて下着も脱ぎっぱなしか?)  
考えて、にやりとした。一人で寝ている女の子が枕の下に下着を入れる状況は。  
ベッドの中で脱いで、どこかにいってしまわないように突っ込んでおく状況は。  
しかも回収を忘れるとすれば。  
(お子さまでもすることはするんだな)  
にやにやしながら考えていたせいで、動きが止まったらしい。  
「ウォーレン?」  
ペイジが怪訝そうに声をあげた。  
「ん?」  
にやにやをあわてて引っ込め、笑いかける。  
「あの・・・アレ、持ってるわよね?」  
勿論パンティのことではない。手にしていたそれをあわててベッド下へ放り投げる。  
「コンドームなら持ってるよ。」  
答えると、ペイジの顔が真っ赤になった。両手で顔をおおう。  
確かに、確認するということは『していいです』と言っているのと同じだ。  
「正解?」  
耳元に吹き込みながら、指を深く差し入れ、大きく動かす。  
 
「・・・・んっ・・・ふ・・あ」  
指にぬめりがからみつき、流れ出してくる。触れると声が高くなるところを探す。  
指先を曲げ、くっと押す。いわゆるG-spot。  
「あっ・・・あ・・・あ」  
細く高い声が続けざまにあがり、腰がはねるように動いた。  
ペイジの体が反りかえり、顎があがる。  
枕がないので、首の下にすきまができた。  
腕を首にまわして抱き寄せ、押さえこんだ。中の指は止めずに、親指で花芽を探る。  
硬くふくらんで待ちわびているようなそれを、強く押さえつけた。  
声が変わった。細いあえぎではなく、融けたような甘い声。  
「ああっ・・・・やっ・・・あ・・・・だめ」  
ペイジの腕が首にからみ、全身でしがみついてくる。腰ははねるのを止め、小さく左右にくねっている。  
指を増やす。抵抗なく入る。  
親指と二本の指で、感じるところを容赦なくこすりまわす。  
ウォーレンの耳元であがる声が泣き声に近くなった。  
「だめっ・・・・もうだめ・・いやぁ・・あ、あ」  
頭が繰り返し左右に振られ、不意にかくんとのけぞった。  
ひくひくっ、と指が締め付けられる。  
(イっちゃったか・・・はやまったなあ)  
 
苦笑しながら、指の動きをゆるめる。達したあとの甘い声が、切れ切れに漏れる。  
(本番はまだこれからって事で)  
指をゆっくりと抜く。前へこすりあげるように動かし、こりこりと尖った芽に触れながら離れる。  
「ああんっ」  
高く甘い声が答えた。  
ぐったりした体を抱き寄せると、胸に顔を埋めてきた。息が荒い。  
首にきつくまわっていた腕がおりてきて、ウォーレンの胴を抱いた。  
細い指が、くすぐったいような感覚で脇腹から背中をなで回す。  
もう少し下を触ってくれるとうれしいな、と思うが口には出さない。  
ペイジを抱いたまま体をずらして、ベッドの際まで移動した。  
片手を伸ばして自分の上着を引っ張り上げる。胸ポケットから「アレ」を取り出して口にくわえた。  
ベッドの真ん中へ戻り、投げ出されたペイジの両脚の間に体を割り込ませる。  
待ちくたびれた感のあるものをちょっとしごいてから、コンドームの包装を破って装着。  
(よし、と)  
ペイジの足首をつかみ、引き寄せる。  
腰を進めて、硬く立ち上がったもので入り口を軽くこねるようにする。  
「あっ」  
驚いたのか、ペイジが我にかえったような声をあげた。  
背中を撫でていた手が前にまわり、胸を弱々しく押し戻そうとした。  
その両手首をつかんで押さえつけ、一気に腰を進めた。  
 
「あ」  
小さな声があがった。  
ず、と半分ほど入ったところで一旦体を止める。きつすぎる。  
ペイジがぎゅっと目を閉じて眉をしかめているのを見ながら、ゆっくりと体を引いた。  
はあ、とペイジが息をはいた。  
固くすくんでいた体から、男を受け入れようとするかのように力が抜ける。  
押さえ込んでいた手を離し、なだらかに丸い両肩をつかむ。引き寄せながら、もう一度進入を始める。  
「あ・・・んっ」  
奥に進むと、少し苦しそうな声に変わった。  
しかし、そこはまだ濡れて熱い。わずかな抵抗を愉しみながら、今度は根元まで挿入した。  
あえいでいるペイジの胸に額をつけ、ウォーレンは呼吸を整えた。  
(経験はあるが不足してる、ってとこだな)  
経験豊富ともゼロとも思っていなかった。予想はほぼ当たったことになる。  
 
体の動きをとめたまま、右手を彼女の肩から胸、さらに平らな腹へ滑らせ、ぴったりと重なった下腹部へ割り込ませる。  
濡れてからまった陰毛を指でわけ、人差し指と中指で肉の合わせ目を開く。  
敏感な花芽が、触れられるのを待っているかのようにふくらんでいた。指を滑らせる。  
ペイジが悲鳴をあげた。  
同時にきゅっ、と強く締め付けられた。  
指の腹でなで回す。  
「やっ・・・・あ・・・あ・・・」  
あえぎ声にあわせてひくひくと締められ、ウォーレンは小さく息を継いだ。  
ばさっ、と音をたてて翼がひろがる。それでもまだ体を動かさない。  
ペイジの膝がウォーレンの腰を両側からはさみこみ震えている。  
「いや・・・ウォーレン・・・・いやぁ」  
「なに?」  
ささやきながら、耳を軽くくわえる。ふ、とペイジが鋭い息をはいた。  
「だめ・・・も・・・・う・・・」  
指の動きにつれて、腰が小さくくねり始めた。  
 
ペイジの両手が、焦れたようにウォーレンの腰をつかみ、爪をたてる。  
指を引きぬき、思いきり突き上げる。  
切れ切れの声と共に、ペイジが顔を左右に振る。  
彼女の体をしっかりと抱きしめ、中を擦るように腰をまわすと、声が変わってきた。  
「あん・・・・ん・・・あぁ・・・・」  
小さく開いた唇から甘い声があがる。白い歯の間からちらちらと覗く舌先がかわいい。  
唇を重ね、存分に舌を吸い上げる。ペイジの声が直接、合わせた唇から送り込まれてくる。  
息が続く限り離さずにいる。  
離すと、ペイジが熱い息を吐いて体の力を抜いた。  
一度達して敏感になった体が、深くゆっくり刺激されて融けはじめている。  
熱い肉が、ウォーレンを包み込んで柔らかくうねっている。  
(もういいだろう)  
ふ、と息を吐き、ウォーレンは本気で動き始めた。  
腰を揺すりあげ、大きく前後に動かして抜き差しを繰り返す。  
あわさったところからいやらしい音が響く。  
ペイジの声がとまらなくなった。  
「や・・あ、あん、あっ・・」  
腰を浮かせ、脚をウォーレンの腰にまきつける。背中がのけぞり、全身が硬直する。  
強く突き入れると同時に、ペイジの全身が細かく震えた。  
 
同時に、純白の翼がばさばさっ、と大きく羽ばたいた。  
天井へ届くほどに広がり、そのまま一瞬静止する。  
二人の体から力が抜け、重なってくずれ落ちた。  
翼がゆっくりと水平にさがり、そのままベッドの上に広がった。  
しばらく、荒い息のまま抱き合って動かない。  
ややあって、両腕をついてウォーレンが体を起こした。  
手早くコンドームをはずし、縛ってぽい、と服の山めがけて放る。無事着地。  
(捨てていくわけにもいかないし)  
ペイジの、軽く唇を開いて目を閉じている顔を見おろしながら、翼を軽く動かして閉じる。  
その音を聞いてか、ペイジが目を開いた。片手をあげて、顔にかかった金髪をかき上げる。  
目をのぞき込むようにして、ウォーレンは微笑んでみせた。軽く、頬にキスをする。  
ペイジの手が、ウォーレンの頭を軽く抱いてひきよせた。  
ひかれるまま、首筋に頭をもたせかける。耳の後ろに、鼻をこすりつけるようにして愛撫する。  
「ん・・・」  
気持ちよさそうな声をペイジがあげた。  
ごく柔らかく、体のラインを手のひらでなぞる。汗ばんだ体がけだるげに動いて答えた。  
不意に思いあたった。  
部屋に入った時に思い出せなかったのはこれだ。  
負傷した彼女をかかえて翔んだ時に感じた、嫩い香り。  
 
思い出したことに満足して、もう一度彼女を強く抱きしめた。  
髪に顔をうずめ、香りを吸い込む。  
若木を折ったような、清潔でほんの少しとがった中に、融けたような甘さがある。  
大人に近づくにつれて、甘さが強くなっていくのかもしれない。  
「くすぐったい・・・」  
ペイジが小さく笑った。  
答えずに、体を横向きに転がして、柔らかな体を抱え込む。  
上になったほうの翼だけ広げて、彼女の背中まで包み込んだ。腕を伸ばして、ペイジが翼を撫でた。  
「すごく綺麗ね、柔らかいし。」  
「もう片方も広げるとすっぽり包んであげられるけど。」  
「気持ちよさそう・・・」  
「ただね、下になったほうは朝になるとしびれて感覚がない。」  
ペイジが声をあげて笑った。  
「次の時は、しびれようがなんだろうが朝まで一緒にいるよ。」  
そうささやくと、彼女の顔が真っ赤になった。  
翼をたたみ、体を起こす。しわになったシーツをひっぱり、彼女の体を優しく包んだ。  
服を下半身だけつけて、残りを小脇に抱える。  
「残念だけど、泊まるわけにもいかないから。」  
こくん、と彼女がうなづいた。体を起こして、カーテンを挙げるウォーレンを見ている。  
十分に遅い時間になっていて、窓の外は真っ暗だ。  
窓を大きくあけ放ち、翼を思いきり開いて飛び出した。  
夜風が気持ちよかった。  
 
自室の窓は、主がいない限り開けっ放しだ。  
(窓からこっそり御帰還、ってのも久しぶりだな)  
部屋の中央に降り立ち、まずは「持ち帰りゴミ」をゴミ箱へ始末。  
抱えた服をハンガーにかけ、ポケットから戦利品を取り出す。  
指先にひっかけてくるくるっ、っとまわしてみる。  
(ばれたら怒るだろうなあ)  
枕の下から出てきたパンティ。  
服をまとめた時、横に落ちていたのでつい、いただいてしまった・・・で許してもらえるわけもなく。  
(そのうちこっそり返そう)  
むしのいい結論を出して、ベッドの上にぽい、とそれを放り投げた。  
鼻歌交じりに服を脱ぎながら、ウォーレンはバスルームへ向かった。  
 
 
 
 
 
・後にウォーレンがペイジにはり倒されるBadEnd  
・ペイジの兄貴にばれてはり倒されるBadEnd  
 
下のBadEndをどこかで突っ込んで(壁をぶち抜いて兄乱入)  
途中でやめようかと思っていたのですが  
誰もとめないので終わりまで投下してしまいました。  
スレ汚し失礼いたしました。  
 

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