双葉ちゃんとお姉さんの二人はガー君を助ける為に『記憶発掘寝台』でガー君の夢の中に入っていった。
前回、お姉さんを起こした時は僕も双葉ちゃんと一緒にこの道具を使って夢の中に行った、でも今回僕は一人残ることを選んだ。
それは戦争のあった時代を知識として知っていて怖いのもあり、この場の全員が寝てしまったらもしもの時どうしよう、という考えもあったんだけど・・・。
――もうひとつ、不謹慎な名案を思いついてしまったから、ということが多いかなぁ。
記憶発掘寝台で一度時間遡行睡眠に入ったからには、まずガー君を助けるまで戻ってくるってことはないと思う。それにはまず何時間も掛かるだろう、お姉さんを起こすときよりも大変らしいからもしかしたら一日以上寝続けるかもしれない。
「すぅ・・・」
寝台の方を見てみると双葉ちゃんはいつも大暴れしてるときからは思えないくらい大人しい顔をして寝息を立てている。この寝顔を知っているのはウチの家族だけ、こんなときくらいしか年相応の女の子らしい顔をしないんだから、双葉ちゃん、勿体無いよ・・・?
・・・よいしょっ、と。最近は僕の方が恥ずかしいから一緒にお風呂入ってないけど・・・綺麗な体してよね、双葉ちゃん。
「・・・んぁ・・・」
うわ!?・・・よかったぁ、今ので起きそうになったりしてない・・・よね?寝ているときまで僕のこと驚かさないでほしいなぁ、もう。
「んっ・・・」
あ、やっぱこの筋みたいなところ触ると感じちゃうのか・・・どうかな?このピンといたおまめみたいなところとか・・・。
「んぅ・・・ん」
うぅ・・・なんか自分で思いついといてすごい、なんか・・・エッチだなぁ・・・。
ちゅ・・・。
「ん・・・」
双葉ちゃん、唇も柔らかい・・・。おいしいよ、ちっちゃい舌も・・・あ、顔が赤くなってきてる。反応してるのかな?下もちょっと濡れて・・・。
・・・ああ!双葉ちゃんので僕のズボン濡れちゃってるよぉ・・・どうしよう、脱ごうかな。そんなに濡れてないけど・・・僕のが布押し上げちゃってて・・・このままじゃパンツの方も一緒に濡れちゃうよ。
んー・・・僕のは大きい、のかな・・・?パパのしか見たことないからよく分からないけど・・・あ、でも去年の修学旅行の時林吾の見たっけ・・・やっぱよく解らないな、男らしい、のかな。
下・・・充分濡れてると思うし、双葉ちゃん、いくよ?
「あっ・・・んんんぅ・・・」
膣内・・・すごいあったかい・・・それに、ちょっときついかな・・・?
でも・・・夢の中で変に反応とかしてないかな?こんなことしたなんて双葉ちゃんにバレたら・・・僕どうしよう・・・。
・・・でも
気持ちよくて・・・
腰が止まらないよぉ・・・
「和己くん、お茶にしよう」
店の奥から東宮さんが姿を見せる。ガーくんとケルプが犬猿の仲なのと一緒でその制作者のお姉さんと東宮さんも仲が悪いように見えるけど、ピンチの時には急いで駆けつけてくれたりとかもあるから、やっぱりいいライバルみたいだ。
「あ、はい。ありがとうございます」
あの後、急いで僕は双葉ちゃんの股を拭いてから服を着せて、東宮さんに連絡をした。
あの時間は、誰も、パパもママも知らない。双葉ちゃんには一番知られたくない。
そんな僕だけの秘密のひと時――。