「おじさんおじさん」
「なんだい?梨々ちゃん」
「おじさんの書斎から一糸纏わぬ女性がいっぱい載った本が出てきたの、これって俗に言うエロ本でしょ?」
「はっはっは、違うよ梨々ちゃん。それは私が女性に変装する上で女性の骨格を知る為に購入した資料なんだよ」
「なーんだ、おじさんの変態術は世界一だもんね!」
「変装ね、変態じゃなくて。わかったらほら、返しなさい」
「でも女装は秘伝中の秘伝なの?」
「ん?何でそう思うんだい?」
「だって机の下のカーペットを剥がしたところの隠し扉の中の三重ロックの金庫の中に厳重に保管されて・・・」
「梨々ちゃん、この際だから人の書斎に勝手に入って何してたかはは不問にするから私の秘蔵書を返してくれないかな?」
「そんなギブアンドテイク受け付けないよ!おじさんのエッチ!スケベ!すけこまし!」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ梨々ちゃん!?百歩譲って最初の二つは認めよう、でも私は決してすけこましではないッ!」
「すけこましだよ!こんなに私のこと本気にさせておいて、実は和己さんが趣味だなんて・・・!」
「うほっ」