「やめろ双葉!」
「黙ってろ石ッコロ」
今日は双葉がガーゴイルを風呂に入れていた。
ガーゴイルがやめろと言うのは口をトイレ用ブラシで洗おうとすることではなく、
双葉はガーゴイルの鼻を丹念に舐めているのだ
「やめろ双葉!何をしている」
「舐めてるだけだよ」「なぜ舐めるのだ」
「普通の犬なら主人を舐めるけどお前は舐めれないからな。代わりに私が舐めてやるんだだ。」
「それはスキンシップと言うやつか?我はもとより皮膚の触感がない。だからスキンシップは図れぬぞ。」
「そうか?まあ気にするな、あたしが好きでやってるだけだ」
「むう」
吉永家の夜は更ける。
風呂場で石像に肌をそわす少女がいる。
数日後
「やめろ、パパ殿!」