「なぁ、兄貴・・・・・・・・えっちしようぜ・・・・・・」
「―――――――――――えっ?」
両腕を重力に任せたままぶら下げて
両手は少し握り締めたまま小刻みに震えている
暗闇でもわかるくらいに顔を上気させて・・・・
双葉ちゃんは僕にそう言ったんだ・・・・・・
――――――なんで?
僕に聞かれても解らない
でも・・・・
双葉ちゃんの言葉は冗談に受け取れなかった
――――4時間前――――――
「ただいま・・・・」
「双葉ちゃん、お帰りぃ」
玄関でのいつものやりとり
でも、今日の双葉ちゃんはいつもと違ってた
「あれ?なんか元気ないね。どうしたの?」
「なんでもねぇよ」
そう言って双葉ちゃんは階段を上がって行く
いつもと全然違うよ、どうしたんだろう
いつもなら、「おう!兄貴!そんな小せぇ挨拶じゃまた女に間違われっぞ!」
って言って、ランドセルを振り回しながら階段を駆け上がって行くのに・・・
「ふむ。双葉は放課後からずっとあの調子なのだ。」
「わっ!!ガー君、ビックリした。」
突然僕の横にガー君が居るんだもの、誰でも驚くよね
「下校中も美森、梨々とも一言も話さずに歩いていた。」
「えぇ?!美森ちゃんと梨々ちゃんとも?」
「うむ。いつもの双葉ならば、美森と梨々の二人に停止を促されるほど喋り続けているのに、今日は一言も発していない。」
僕は話しながらリビングの椅子に座ってお茶の入った湯のみに口をつける
「そんな・・・二人と喧嘩でもしたのかな?」
「いや、学校ではいつも通りの双葉であった。給食も御代わりの揚げパンをめぐって男子と争っていたからな。」
「あ・・・・揚げパンを(汗)・・・・・じゃぁ、一体なんで?」
「様子に変化が見られたのは給食の後であることから、昼休みから5時間目に何かあったのではないかと推測される。」
「う〜ん・・・・」
「そういえば、下校中は美森・梨々も様子がおかしかったようである。」
「美森ちゃんと梨々ちゃんも・・・?」
「うむ。恐らく今回の双葉の変化は5時間目の授業に原因があるのではないかと我は思う。」
「一体なんの授業だったんだろう・・・?」
「たしか、保健体育であったと思う。」
「保健体育か・・・、確かに双葉ちゃんの苦手な座学だけども、美森ちゃんと梨々ちゃんも様子がおかしいことを考えると、これが原因とも思えないけどなぁ。」
「和己よ、こうなれば直接双葉に聞くのが最も効率が良いと思うが?」
「う〜ん、双葉ちゃんが正直に話してくれるかなぁ・・・・」
少し冷めたお茶を飲みながら、僕は視線を宙へと向けた・・・
その後、やっぱり双葉ちゃんは「何でもねぇよ」って言って話してくれなかった
夕ご飯もお茶碗1杯でご馳走様しちゃったし、お風呂も素直に入った
いつもなら、「面倒くせぇ!」って言ってなかなか入ってくれないのに・・・・
少しでも元気を出してもらおうと思って、僕はテレビに双葉ちゃんを誘ってみた
「ねぇねぇ、双葉ちゃん。明日は休みだから、たまには深夜放送のプロレスを一緒に見ようか?」
いつもの双葉ちゃんなら、「よし!それじゃぁ夜中までゲームで前哨戦だぜ!」と言って僕を無理矢理にゲームに誘うんだ
でも、やっぱり今日の双葉ちゃんは全然いつもの双葉ちゃんじゃなかった
「兄貴1人で見ろよ・・・・・アタシはもう寝るからさ。」
って・・・・・・
おかしいよ双葉ちゃん!!
なんで何も言ってくれないの?
悩みがあるなら僕に言ってくれれば良いのに!
僕は双葉ちゃんのお兄ちゃんだよ!
双葉ちゃんが何か困ってるなら、僕は全力で双葉ちゃんを助けるのに!!
でも、僕のその気持ちは双葉ちゃんには届かないみたいだ
どうすればいいんだろう・・・・
僕はベッドに寝転がりながら考えていた
部屋の電気も点けず・・・・
考えることは一つだけ
どうすれば双葉ちゃんを助けられるんだろう・・・・・・
―――――コンコン―――――――
ふいにドアをノックする音が聞こえた
――コンコン――
聞き間違いじゃない
「開いてるよ、どうぞ。」
僕は何気なく答えた
多分、ママかパパだと思ったんだ
双葉ちゃんは今までにノックをしたことが無いし
静かにドアが開いた
ドアの隙間から廊下の光が差し込む
その光を背にして、小さな影が部屋に伸びた
「双葉ちゃん・・・・・」
その影の正体は双葉ちゃんだった
もう時間は深夜12時になろうとしていた
いつもの双葉ちゃんならとっくに寝ている時間だ
「どうしたの?」
僕の声は少しうわずっていたかもしれない
だって、こんな時間に双葉ちゃんが来るなんて予想してなかったし、今日の様子を見る限りじゃ僕の部屋に来るなんて考えられないよ
入り口付近で立ったまま双葉ちゃんは俯いていた
いけない!いけない!
僕はお兄ちゃんなんだから!
双葉ちゃんを支えてあげなきゃ!
「双葉ちゃん、ここに座ったら?」
僕は勉強机の椅子を引いて、双葉ちゃんに促した
「・・・・・・・・・・ここでいい。」
一蹴されてしまった
「そう・・・・」
どうしよう・・・・・
なにか言わなきゃいけないと思うのに上手く言葉が出てこない
ベッドに腰掛ける僕を双葉ちゃんがチラチラ見てる・・・・なんだろう・・・・?
・・・・・・・どれだけの時間が流れたのだろう
数十秒?
数分?
数十分?
それだけ長く感じる空間だった
実際にはほんの2〜30秒だったのかも知れない
でも、その沈黙の時間は双葉ちゃんの決意の言葉で終わりを迎えた
「ねぇ、双」「なぁ、兄貴・・・・・・」
僕の言葉は双葉ちゃんに遮られた
「・・えっちしようぜ・・・・・・」
「―――――――――――えっ?」
――――――時が止まる
今、双葉ちゃんは何て言った?
「・・えっちしようぜ・・」
僕の聞き間違い?
「・・えっちしようぜ・・」
いや、さっきから僕の頭にリピートしている言葉は聞き間違いじゃない
―――――双葉ちゃんが・・・・・
こんな言葉を言うなんて・・・・・
混乱していた僕に双葉ちゃんはさらに言葉を続ける
「・・・・いいだろ・・・・兄妹なんだから・・・・」
いやいや、そういうことは大人になってから・・・・
って、そいうことじゃなくて、兄妹だからこそダメなんだよ双葉ちゃん
「・・・兄貴としたいんだ・・・・」
いやいや、気持ちは嬉しいけどね、きちんとお互い好きな人同士で責任をとれるようになってから・・・・・
「だから兄貴としたいんだ・・・・」
いや、だから・・・・その・・・
「好きな人同士なんだろ・・・?だから・・・・兄貴と・・・・」
瞳を潤ませながら、いつのまにか僕の目の前に双葉ちゃんが立っていた
なんだろう・・・僕のこの心の鼓動は・・・・
目の前にいる双葉ちゃん・・・
僕の妹で・・・・
活発で・・・・・
言葉使いが悪くて・・・・
でも心根はまっすぐで・・・・
本当はとても優しい・・・・・・
僕の大切な・・・・・
「・・・・兄貴は・・・・アタシとじゃ・・・・いや・か・・・?」
あぁ・・・もう駄目だ・・・・・
自分の気持ちに気付いてしまった
僕は双葉ちゃんを力一杯抱きしめた
ただ強く、強く・・・・・
「あ、兄貴・・・痛ぇよ・・・」
「ごめん・・・・・でも・・・・もう少しこうしていたい・・・」
「・・・・しょうがねぇな。」
僕のベッドに生まれたままの姿の双葉ちゃんが居る
それだけで僕のモノがはちきれそうに膨らむ
背徳感や後悔など微塵も感じない
ただ双葉ちゃんへの愛しさが溢れでてくる
「本当に良いんだね?」
顔を真っ赤に染め、両手で胸を隠しながら双葉ちゃんはコクリと頷いた
ただそれだけで、後はもう言葉は要らない
唇と唇が重なり合う
――チュッ、ちゅっ、――――
幼いキスの音
ただそれだけの音に何故か心が躍る
「双葉ちゃん・・・」
キスを繰り返しながら双葉ちゃんの両腕を胸からどける
膨らみなど全く無い胸
その頂点にピンク色の突起
手の平で全体をさすりながら突起の感触を楽しむ
「ひ、ひゃ、く、くすぐったい」
「可愛いよ、双葉ちゃん」
「な、なに言ってむんmm」
もう一度双葉ちゃんの唇を味わう
そのまま舌を首→鎖骨→胸全体へと這わしていく
「ん!ふ!ひゃん!」
「くすぐったい?それとも・・・」
「な、なんか、わかんないけ、ど、ひん!い、いい!かも・・」
ビクッビクッと身体を反応させる双葉ちゃんが可愛い
気持ち良いのとくすぐったいのが混ざってるんだろうな
でも、まだくすぐったい方が大きいみたい
僕はそのまま舌をおなか→おへそ→ふとももへと這わせていく
その間も双葉ちゃんは可愛い反応を見せてくれる
「う、うふぅん!あ、あぁ、それ気持ちいい・・・」
膝ッこぞうの裏側を舐めた時、双葉ちゃんが跳ねた
「ここ?」
そのまま舐めつづける
「う、うん。あん!いい!」
意外な双葉ちゃんの性感帯
そんな可愛い双葉ちゃんの秘所に僕はむしゃぶりついた
まだ発達していない控えめな割れ目
勿論、毛なんて生えていない
小さなスリットをゆっくり広げる
そこはまだまだ完成していない「美学」があった
スリット全体をゆっくりゆっくり舌を這わせる
「ひゃっ、ん!・・・・きゃう!」
シーツを力一杯握り締めながらビクッビクッと身体が揺れる
割れ目を開き、中もゆっくり舐める
ぴちゃ、ぴちゃ、
卑猥な音をさせながら夢中で舐めつづける
「んん!あ、あに、あにき・・・い、いい!・・・ひぅ!」
「可愛いよ、双葉ちゃん」
「ん・・んぁああ!」
僕のよだれと双葉ちゃんの蜜が未発達な秘所をベチョベチョにした
テラテラと光るそこに僕は怒張しきったモノをあてがう
「ひっ!・・あ、あにき・・・・熱い・・・」
ピトッとその割れ目に当てると、双葉ちゃんが身体を震わせた
「大丈夫。僕にしっかりつかまって」
「う・・・うん。」
左手で双葉ちゃんのスリットを開きながら、右手でモノを誘導しながら入り口に当てる
「いくよ」
「うん。・・・・きて・・・」
その合図とともにぼくは腰を押し込む
ずずずっと先端が入る
「い!痛い!痛い!痛い!」
「僕につかまって」
双葉ちゃんは痛みに涙を浮かべながら、僕にしがみつく
背中に双葉ちゃん爪が刺さる
痛い
でも、双葉ちゃんはもっと痛いんだ
こんなの痛みのうちに入らない
「好きだよ、双葉ちゃん」
そのままキスをする
「ふうぅぅん、あた、アタシも、好きぃ・・・いたっ」
僕は一気に腰を押し込んだ
「あぁぁぁぁぁっ!!!」
コツンと僕のモノは双葉ちゃんの奥にぶつかった
当然、全部入りきってはいない
「ひっ、ひぐ、ふぇっ・・いたい・・・いたいよぉ・・・」
泣きながら僕にしがみつく双葉ちゃんをなだめる
「入ったよ・・・僕と双葉ちゃん、一つになったよ。」
二人の結合部からは血が滴り落ちてきている
「好きだよ、双葉ちゃん」
「うんっ・・・ひぅ・・・好きぃ・・・あにきが好きぃ・・」
そのまま僕は動かずに居た
いや、動けなかったんだ
入れただけでもう限界がきてたから・・・・・
結局僕はそのまま数回の出し入れで双葉ちゃんの中に果ててしまった
双葉ちゃんが痛がるところをこれ以上見たくなかったから・・・・
と、いうことにしておこう
その後、二人の結合部をティッシュで拭いて、一通り綺麗にしてから僕らは布団の中で裸で抱き合っていた
「兄貴・・・ありがとう・・・」
「ううん・・・僕も・・・自分の気持ちに正直になれたから」
「今日な、学校で習ったんだ・・・」
「学校で?なにを?」
「保健でさ、赤ちゃんが出来る理由・・・・・」
「―――――あっ・・・・・そうか・・・だから・・・」
「うん――――。なんとなくは知ってたんだけど・・・・・その・・・こういう詳しいことは・・・」
「今日様子がおかしかったのも、それが理由だったんだね。」
「うん・・・」
また頬を赤く染める双葉ちゃんが可愛くて可愛くて・・・・・
「先生も、好きな人と結ばれることが一番幸せな事だって言ってたから・・・・」
「・・・・・」
「アタシの一番好きな人って誰かなって考えたら・・・・・兄貴しか居なかった。」
「・・・・・・うん。ありがとう。」
ちゅっ
「んふぅ」
双葉ちゃんのプルプルした唇の感触を楽しみつつ、頬を撫でる
「愛してるよ・・・・双葉ちゃん・・・」
「うん。アタシも・・・」
僕の選んだ道は茨の道だろうね
今後、想像もつかない激動の人生になることは間違いない・・・・
でも、僕は乗り越えていける・・・
愛する双葉ちゃんと一緒に・・・・・
―――――――玄関前
「和己よ・・・・・・これも愛ゆえに・・・・・
我は誓おう・・・・
我の全てをかけて二人を守ると・・・・・」