「ひか〜るさぁーン、しっかるぃするのデース!」
ヒッシャムさんが絞め殺される途中の雄鶏のような声で呼びかけてくる
そりゃ慌てるだろう
私の体はネオンサインよろしく数秒ごとに変色しているのだ
白、黒、抹茶、小豆、コーヒー、柚、桜
コイツは一体何の冗談だ?
「こうなた〜らサイコ、もとい最後の手段Death!」
Death?
ヒッシャムさんが袖から取り出した笛を吹き鳴らすと地面を割って全身緑色の女の子が姿を現した
む、女として色々負けているような気がするが悔しくなんかないぞ
胸とか乳とかおっぱいとか
「ひかるサンの吸った毒素を調べて解毒剤を作る時間はありまセーン、そこでオシリスの体内で生成した万能薬を投与しマース」
「優しくか?それとも激しくか?」
オシリスと呼ばれた植物女の手にした携帯から偉そうな声が聞こえる
「ひかるサンの命には変えられまセーン、スペシャルハードでいきまShow」
猛烈に嫌な予感に襲われた私が自由の効かない体で逃げ出そうと空しい努力をする暇もなく
大人の腕ほどの太さを持つ触手が私の体を絡めとる
それは三箇所同時に侵入し私の中に熱い迸りをぶちまけた