『ディーちゃんとセーちゃんの子作り日記』  
 
「そりゃ、私は…ソルディスから嫁いできたんですから…  
 セリオス様の赤ちゃんを身ごもらなければならないわけなんですけれど…」  
そう言って、ディーナは項垂れた  
セリオスはその言葉を聞いて難しい表情になる  
「うん、ま、まぁ…、そうだね…… いや、それはそうなんだけど…」  
2人は2人の外部からの2人に対する期待されるべき行為に、少しだけ溜息をついた  
「でも、私、宮殿の中でセリオス様を待ってるだけの生活なんて嫌なんですっ!  
 私もソニアさんみたいに、セリオス様と一緒に戦えるような姫将軍に成りたいんですっ」  
そう言って、ずずいとセリオスに押し寄せるディーナ  
「いや、だからって、別に剣士を目指さなくてもいいじゃないの ディーナ…」  
そう返して、セリオスは剣術指南を求めてくるディーナ姫に困惑するしか無かった  
所は、エルアスタの町郊外の山奥  
お目付け役の目を盗んで二人でデートと洒落込んだハズだったのだが、  
いきなり短剣を前に出されて、そんな事を言われてはセリオスも困り果ててしまうしかない  
 
「うーん、出来ればディーナの柔肌に傷をつける様な事、させたくないんだけどなぁ…」  
そう言ってセリオスはディーナの髪を撫でる  
そんなセリオスの、彼女を大事に思っている言葉にディーナは僅かに頬を赤らめるが  
それでも主張を曲げたい気持ちなどさらさらなかった  
いつも白い竜に乗って空に旅立っていく旦那の背中を見送るのは辛いのである  
ずっとその背中に付いていたいと思うほど、  
どうしてこの旦那を好きになったのかは不思議なところであるのだが…  
「んーー、まぁ魔法もロクに使えるわけでもないし…剣士でもするしかないんだろうけど  
 でもディーナがムキムキになってロングソード振り回すのも嫌な光景だし…」  
言ってセリオスは頭をひたすら抱える  
「セリオス様っ!!」  
短剣を握り締めてセリオスに迫るディーナ  
「あーーはいはい、わかりました、わかりましたよ、お姫様…剣術指導すればいいんでしょう?」  
詰め寄るディーナにセリオスは仕方ないとばかりに、ゴソゴソと荷袋を空けて衣類を出した  
「? 何ですか? それは?」  
ディーナはセリオスが取り出す衣装に目を丸くする  
「うーん、ソニアが使ってたのと同じ戦闘装束……、そんなヒラヒラドレスじゃまずいっしょ?」  
そう言ってセリオスはそれをディーナに渡す  
何故、それを持っていたのかを聞いてはいけない  
「ちょっと…そのセリオス様……着替えるのは分かるんですが……」  
言って、何処で着替えるんだと目で主張するディーナ  
「指導料金として、目の保養を下さい、姫様」  
セリオスは真顔でそう言った  
 
寝所を共にしている間柄で、何を今更な感もあるが、  
それでもまじまじと着替えを見続けられるのは恥ずかしい事この上ない  
何よりソニアの戦闘服は、本当にこれで戦うのかよっ!? というぐらい露出度が高かったわけで  
んなのを、ドレス(?)から着替えて着るのだから、姫様にしてはかなりの羞恥心を弄ばれたのである  
「満足していただけましたか?」  
真っ赤な顔をしてそう言うディーナ  
「はい、とても満足できました」  
鼻を伸ばして答えるセリオス  
ディーナは足元がスースーするその戦闘服を見て、クルクル回りながら頭を抱えた  
こんな服で大立ち回りをすればパンツが幾らでも拝めてしまうだろう  
そこにセリオスの目的が見えて、ディーナは平べったい目で彼を睨んだ  
「セリオス様のH ……」  
「いやぁ、そんなに褒められると……」  
「……………」  
ディーナは、何時もの調子のセリオスを前に眩暈を覚えたが、気を取り直して短剣を構えた  
「それじゃぁセリオス様、よろしくおねがいいまします」  
「あー?」  
いきなり短剣を構えられて、1人で持参したクッキーをボリボリ食べながら間抜けな返事をするセリオス  
「ってっか、そのやる気の無い姿勢は何ですか!? 半ストリップまでやったんだから相手をしてくださいよっ!」  
「ベッド中での?」  
「ちがーうっ!!!」  
全く会話の噛み合わない2人  しかしセリオスはちっちとばかりに指を振った  
「いきなり僕が相手は無茶苦茶っしょ? 僕、レベル60よ? ディーナはレベル1なんだから  
 手加減した組み手しただけで、ディーナに一生モノの傷が出来ちゃうよ……  
 最初はオーソドックスにスライム虐めから始めないとね……」  
そう言って、そこら辺をうにょうにょ動いている緑スライムを指差した  
「スライム虐めですかぁ〜?」  
 
「スライムさん、ごめんなさいっ」  
そう言って短剣でチクチクとスライムを攻撃するディーナ  
しかし、緑色のスライムは、流石にその程度では微動だにしない  
「でもなぁ…、どうしてコイツだけ、アグニージャが消えた後でもいるのかなぁ…」  
セリオスは、あられもない姿でスライムと戯れいているディーナの姿を堪能しながら  
寝そべってクッキーを食って、そう言った  
スライムは、たわいも無い少女の攻撃に少しだけ反応すると、ニヤリとばかりにせのゼリー状の体の一部を輝かせた  
そしてディーナに向かって、ガバァっと覆いかぶさるように襲い掛かる  
「きゃぁぁぁっ!!!」  
スライムに巻き取られるディーナ  
スライムは、ここぞとばかりにディーナの衣類を酸で溶かし始めて、彼女をいたぶり始めた  
「きゃっ!きゃっ! きゃぁぁぁっ!!!」  
自分の服がどんどん削り剥ぎ取られていく事に、悲鳴を上げるディーナ  
セリオスはそれを横でボーっと見ていた  
「セ、セリオス様ぁっ!! 見ていないで助けてくださいよぉっ!!」  
目の前にセリオスを確認すると、ディーナは涙目になって懇願した  
「あれぇ? 姫将軍に成りたいんじゃないの? ディーナ?  
 スライム虐め程度できないんじゃ、そんなの絶対に無理だよ?」  
そう言ってぼへーっと事の成り行きを見守るセリオス  
「そ、そんなぁっ!!」  
セリオスの容赦ない言葉に、更に涙目になるディーナ  
スライムは心得ているとばかりに、ディーナの肌を狙わずに彼女の服だけを溶かし続けた  
「よう緑スライム、お前、心得ているな?」  
そう言ってスライムにニヤリと微笑むセリオス  
『あたりめぇジャねぇですか、旦那? あっしゃスライムですよ?』  
そう言って自らのゼリーの一部を輝かせるスライム  2人(?)の間に、奇妙な友情が芽生えていた  
「セリオス様ぁぁぁっ!!!」  
ディーナは絶叫した  
 
ほどよくスライムが、ディーナ衣服を溶かした頃である。  
これが、お肌とかには傷を付けないあたりが、このスライムは素晴らしく心得ている奴であった。  
しかし、ディーナ姫の半破れの肢体を見ると、セリオスは我慢できずに電撃お仕置き棒を奮い立たせる。  
「ええいっ!! もう辛抱たまらんわっ!! どけぇぇっいっ!! スライムッ!!」  
セリオスは叫ぶと、張り手の一発でスライムをノしてしまう。 スライムは吹き飛んで四散した。  
『旦那……あっしは良い仕事したでしょう?』 断末魔の雄叫びの中で親指を立てて光るスライム。  
「お前は俺と心の通じ合った、素晴らしい奴(スライム)だったよ……」  
スライムの魂の声に呼応するかの様に、セリオスも歯を輝かせ親指を立ててスライムに微笑んだ。  
奇妙な友情がそこにあった。 そしてスライムは息絶えた。  
「セリオス様ぁ〜、助けてくれるんなら、もっと早く助けて下さい〜」  
ディーナは半裸になって、ボロボロ泣いてセリオスにしがみついた。  
「ディーナ、これは試練だ……、君が一人前の剣士になるのに必要な事なんだよ……」  
そう言ってセリオスはおもむろにズボンを抜いで、お仕置き棒を取り出す。  
「きゃっ!! セリオス様っ!! 何してるんですかっ!?」  
ディーナはいきなり、元気満々の夫の大砲を見せつけられて、赤面して手の平で顔を覆う。  
「お仕置きだ………、スライム一匹に勝てない様では、先が思いやられる……  
 体で覚えて貰わないと、剣の腕なんて上達しないよっ!! わかるかい? ディーナ……」  
そう言っていきなり、ディーナ姫を組み伏せるセリオス。  
「ああっ!! セリオス様、滅茶苦茶ですっ!! 言ってること全然、意味わかりませんっ!!」  
ディーナはセリオスに押し倒されて、泣き声を上げた。  
「じゃぁ体でわからせてあげるよ、ディーナ……、次からボクに助かられるごとに  
 ボクに御奉仕だからね? いいね? ディーナ?」  
そう言ってセリオスは、ディーナの唇に唇を重ねた。  
 
「あああんっ!!」  
ディーナはセリオスにキスをされた後に、その体を持ち上げられて胸布をはぎ取られた。  
そのままふくよかな胸を、(たぶん、ふくよかなんだって、きっと…、3サイズ知らないけど)  
手の平で握ると、ちょっといつもよりは強めに胸を揉んだ。  
「ああんっ!!セリオス様ったらぁっ!! ここは野外ですよぉ〜〜」  
セリオスの突然の愛撫に、しかし、その勢いが本気であると知ったディーナは、  
あまりに羞恥な行為が始まったことに泣き声を上げるしかなかった。  
野外プレイは初めてである。   
っていうか、上品な育ちのディーナには野外でいたすという発想すら思いつかなかった。  
「これは、お仕置き……、ディーナは反省しながら僕に奉仕するのっ!!」  
まるで子供の様な事を言って、セリオスは背中越しからディーナの胸を揉み、その首筋にキスをした。  
甘い香りがした。 女性独特の香りに彼女の侍女にセットされた香水の香り……  
その香りがセリオスの欲情をさらに加速させる。  
「綺麗だ……、はだけた衣から覗ける肌が凄く綺麗で、それでとっても欲情しちゃうよディーナ……」  
セリオスはあられもない姿のディーナを手と唇で愛撫しながら、正直な感想を述べてみた。  
ディーナはディーナで、旦那は本気でエロエロモードに入ったと悟り、抵抗を断念する。  
地上最強の男である。 力づくで襲われれば抵抗など出来るはずもなかった。  
と、同時に、このままここで旦那に愛されるのも良いか、という情欲に駆られる思いも生まれる。  
流石に、外でするのは初めてのことだし、滅茶苦茶恥ずかしかったが、  
幸いに本当に誰も来そうにない山奥である。  
最初から、計算尽くだったのかなと、ディーナはセリオスの思惑に呆れるしかなかった。  
それでもディーナは、セリオスの手の動きに少しずつ体を預け始める。  
最初に組み伏せた時は大地に押しつけられたが、  
今は、自分を持ち上げて土に汚れないように体を豪腕で支えようとしてくれる。  
口でどう言っていても、行動がどんなにエロに直情でも、旦那が自分を深いところで大事に思ってくれる事をディーナは十分知っていたから、まぁいいかな……とか、彼女はこの事態に納得してしまった。  
 
ディーナは愛撫を続けられた後に、騎上位の体位にさせられ下から貫かれた。  
「くふんっセリオス様ぁ………」  
ディーナの好きにしてごらんと言わんばかりで、  
下で落ち着いているセリオスにディーナは涙目になる。  
ディーナはセリオスが背中を地べた這わせている事に、唇を噛みしめた。  
「お仕置きって……、セリオス様の方が服が汚れるくらい、辛いことになってるじゃないですかぁ…」  
言って、ディーナはセリオスの頬にそっと手をあてた。  
「こんなの慣れっこだよ…、アグニージャ達と戦っていた時は、何時だって野宿だったんだよ?」  
そう言ってセリオスは笑う。  
そんなセリオスの言葉が、ディーナの胸を打った。  
ディーナは思いだす。水晶の塔で囚われの身に成った時の事を。  
そして、あの時、必死になって自分を助け出してくれた金髪の少年の事を。  
口で何を言っても、この人はこうなのだ……。自分の体を犠牲にすることを厭わない。  
それを思うとディーナの胸の中が苦しくなった。  
「こんな、魔物の徘徊しない平和な時間を作るために戦ったんだよ……  
 だから……ディーナには戦うことなんかよりも、楽しんで欲しいんだよ……」  
そう言ってセリオスは下から、ディーナの乳房に手をやってそれを揉む。  
そして彼女の乳房を揉みながら、セリオスは不意に何処か遠くを見つめていた。  
その瞳が気になって、ディーナは唇をすぼめる。   
なんだか哀しくなったのでセリオスの気を引こうと自ら腰を動かし、二人で情欲の中に落ち込んでいった。  
「あ………セリオス様の……奥に……当たってます………」  
ディーナは自分を貫く肉棒をボンヤリと感じて、子宮に当たるそれに声を上げた。  
 
二人は加速していった。  
ディーナの愛液がセリオスの肉棒を絡め取りセリオスの射精感を刺激する。  
お互いの体が繋がり合う感覚が、お互いの心も引きつけた。  
セリオスはおもむろにディーナを抱えながら立ち上がり、今度はディーナに背を向かせて  
木に手で体を支えさせて、バックから攻めたて始めた。  
「はぅんっ!! セリオスさまぁっ!!」  
ディーナは獣のような姿で犯されることに恥ずかしさを覚えながらも  
荒々しくも、しかし、己を激しく欲するセリオスの行為に、安心と興奮を感じるしかない。  
しんっと静まえりかえった山奥の中でディーナの可愛らしい喘ぎ声と  
セリオスの低いうなり声だけが響いていた。  
二人は快感を加速していった。 セリオスの秘部への指先での愛撫がディーナすらよがらせる。  
「ディーナ……もう出したいよ………」  
セリオスは姫の具合の良さに、我慢ができなくなりそう漏らす。  
「い…、いいですよ……セリオス様……だ、出して下さい………、わ、私の中に……」  
ディーナはセリオスの射精寸前の状態を感じて、その体をさらけ出した。  
子供を作るための体。 それ以外に姫等という存在に価値など無い。   
それをディーナは認識していたから、だから野獣の様に犯されようともそれを受け止めるしかなかった。  
そんなディーナの言葉に何か反発を覚えて、セリオスは肉棒をディーナの体から抜き取り  
彼女の背中や髪に、こらえきれずに精液を思い切りはき出した。  
「あっ!」   
背中に感じる液の感覚に、思わず黄色い声を上げてしまうディーナ。  
そこで、二人の昼の情事は先ずは終わった。  

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