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 これはエステルとヨシュアが十五の時の話。  
 エステルとヨシュアは、夕焼けに染まるロレントの町を並んで歩いていた。  
路面に長く伸びた2人の影が落ちる。  
「シェラ姉、5時にアーベントに集合って… また、どうせ…」  
「ああ… 今日はアイナさん、仕事、忙しくて徹夜とか言ってたから… 僕ら  
きっと変わりに付き合わされるんだろうね」  
 ヨシュアは、ゲンナリとするエステルの顔を見て、微笑みながら言った。  
「まぁ、いつもどおり僕らはジュースでも飲んで、適当に相槌うってようよ」  
「うん… でも教官、って立場、絶対に悪用してるよね…」  
 そんなことを言いながら、居酒屋アーベントの扉を開けると、中には既に  
ワインを一瓶ほど空けたシェラザードが、2人を待ち構えていた。  
「あんたたち遅い! 遊撃士ってのは、すべて迅速に行動を…!」  
 といって、もう飲みかけのワインの残りを、すべて飲み干すシェラザード。  
「…で、シェラ姉、緊急集合ってなに?」  
 言いながら席に座るエステル。  
「いやね、あんたたちも最近、なかなか上達してきたじゃない。そこでね、  
わたしがユーゲキシってやつの心意気ってやつを…!」  
 すでに止まらない列車に乗り込んだシェラザードに、ため息ひとつ、  
エステルとヨシュアは、ジュースを頼んだ。  
「あんた達ねぇ… ちょっとぐらい私の晩酌に付き合おうって気ぃないの?」  
「シェラ姉、あたしたち未成年だよ…」  
「…もぅ、つまんないこと言ってさ。ね、ヨシュア。おねーさんと今晩は素敵な  
夜を過ごしましょ♪」  
 そういってまた、シェラザードは自分のワインを頼んだ。  
 
 
 エステルが、トイレに行くと、シェラザードがヨシュアの耳元に唇を持っていき  
いたずらめいた顔で囁いた。  
「ねぇ、あの子が酔っ払ってる所、見てみたくない?」  
 ヨシュアは苦笑いして、  
「見たくないです」  
「酒に酔うと女ってのは、本性をだすのよ。本当に、見たくない?」  
 そんなシェラザードの言葉に今度は、少し照れて、  
「見たくないです…」  
 というヨシュア。シェラザードはその表情を見とると、「ジン一本!」とマスターに  
一声。  
「じゃあ、言っちゃダメよ」  
 と、シェラザードは、エステルが飲んでいたオレンジジュースに、なみなみと  
ジンを注ぎいれた。  
「シェ、シェラさん!」  
「ほら、帰ってきた!」  
 エステルは、「もう疲れた」とうんざり顔で座ると、妙な沈黙に気づき、  
「なに話してたの?」  
 と聞いた。が、シェラザードは「なにも」と微笑んだ。  
 
「もー! ヨシュアったら、もてもてなのよシェラ姉! まったく、どこがいいんだか!」  
 と、さっそく酔っ払いだしたエステル。シェラザードはさりげなくエステルのコップに  
ジンを注ぐ。微妙な表情でそれを見つめるヨシュア。  
「そりゃあねぇ、こんだけ可愛い顔してたら、ほっとかないわよ! さぁ、ぐぃっと!」  
 言われたとおり、ぐぃっと飲むエステル。  
「ぷはぁ! なんだか気分良いわ、今日! ヨシュアってかわいいの?」  
 とエステルは、ヨシュアの顔を遠慮なしにさわりだした。  
「やめてよ」  
 ヨシュアは、顔を赤らめて拒否するが、酒の入ったエステルは止まらない。シェラ  
ザードはその様子を見てニンマリとしていた。  
 
 ×   ×   ×   ×   ×  
 
「くかー」  
 それから一時間後、すっかりアーベントのテーブルに頭をのせ、エステルは眠って  
しまった。  
「ねぇ、シェラザードさん。エステル寝ちゃいましたよ」  
「やっぱ弱いわねぇ。って、そりゃそうか」  
 と頬をぴしゃり、シェラザードはエステルを抱えて立ち上がり、  
「じゃ〜今日はうちに泊まってきなさい! カシウスさんには連絡しとくから!」  
「えっ、でも…」  
「帰り道、森で魔獣にあったらどうするの? この子、ずっと寝てるわよきっと」  
 などとムリやり説得され、ヨシュアも結局、シェラザードのうちに泊まることになった。  
 月夜のロレントをシェラザードとヨシュアは、熟睡するエステルをつれてシェラザード  
の家へ向かった。  
 
 静まり返るロレントを、歩く3人。  
 鼻歌など歌いながら歩くシェラザード。疲れ気味のヨシュア。2人に両脇からかつ  
がれているエステル。  
 ふとシェラザードが鼻歌を止めて、  
「いま、エステルの胸、あたってるでしょ」  
 と言った。いきなりの事に動揺するヨシュア。その動揺を見ると悪戯っぽく笑って、  
シェラザードは、いきなりヨシュアの唇を奪った。そして動かぬヨシュアの舌を、犯す  
ようにシェラザードの舌がからめる。2人にかつがれ「すぴ〜」と眠っているエステル。  
 突然のことに驚いたヨシュアは顔を引き、  
「なにするんですか!」  
 と叫んだ。  
「こうするのかなぁ」  
 と、シェラザードはエステルを持った手と逆の手で、ヨシュアの股間を触る。  
「…エステルにしてほしいんでしょ? そうよね、ず〜っと一緒に住んでて、そう  
思わないほうがヘンよね」  
 いつもの酔っ払った風情とは違う、妙に潤んだ目でシェラザードは、ヨシュアに  
言った。よわよわしく抵抗するヨシュア、だけど、本当に抵抗はしていなかった。  
「私も… ちょっと、ね…」  
 そしてヨシュアの唇にもう一度、キスをした。今度は、ヨシュアも抵抗せず、から  
めてくるシェラザードの舌に、たどたどしく呼応するように舌を動かした。  
 
 シェラードの借りているアパート。こざっぱりと整理された部屋に空の酒瓶だけが  
所狭しと並べられていた。  
 エステルはシェラザードのベッドで、いびきをかいて寝ている。  
 落ち着かない様子で、イスに座っているヨシュア。  
 そこにキッチンから、ウィスキーを一本、シェラザードが持って現れた。  
「あの、コップは…?」  
 持ち前の洞察力で、酒瓶だけ持ってくる状況に思わず突っ込みを入れるヨシュア  
だが、それを嘲笑うかのようにシェラザードはウィスキーを口に含み、ヨシュアにキ  
スをした。2人の口の中を行き交うウィスキー。シェラザードが巧みな舌使いで、ヨ  
シュアの舌をからみとる。  
「ん…」  
 思わず声を出すヨシュア。それを聞くと、シェラザードは口を離す。二人の口元から  
ウィスキーが流れ落ちる。  
「エステルの前でするの、興奮しない?」  
 潤んだ目で聞くシェラザードに、うつむくヨシュア。  
「あの…」  
「余計なことは言わないの… やりたいでしょ?」  
 シェラザードはヨシュアのズボンに手を入れると、ソレを掴みゆっくりとしごいた。  
ヨシュアは顔を赤らめながらも、シェラザードの服の中に手を入れてゆっくりと胸をもんだ。  
さりげなく乳首を弄り回すヨシュアに対して感心するように、  
 
「んっ… あんた… はじめてじゃないの…?」  
 と吐息まじりで答えるシェラザード。  
「んん… 舐めて…」  
 その言葉に普段見せない動物のような動きでヨシュアはシェラザードの服をまくしあげ  
乳首を舐めまわした。  
「シェラザードさん… どうですか?」  
「さん… いらない」  
「シェラザード…」  
 シェラザードはゆっくりとヨシュアのソレを口にくわえ、自分のソレをヨシュアに  
舐めさせるような体勢に変えた。  
「…かきまわして!」  
 そういうと、優しくヨシュアのもののスジをツーッと舌をそわせる。  
「うっ…」  
 声を出すヨシュアに、逆に興奮するシェラザードの股間からは、透明の液が溢れ出す。  
 そこにエステルのイビキが、傍観者のざわめきのように聞こえてくる。  
「シェラザード、すごい濡れてるよ」  
 いたずらっぽく言うヨシュアを黙らせるために、激しく舌を動かす。  
「どほぉ?」  
「んん…!」  
 いきそうになるヨシュアの様子を見たシェラザードは、また体勢を変え、ヨシュアの  
上に乗るような形になる。その時、床に置かれた酒瓶が倒れた。ベッドはエステルに  
占領されている為に、床の上で2人は行為をはじめているから仕方ない。  
 
すっと、自分の陰部をヨシュアの勃起したモノに降ろす。  
「ん… 早くいったらダメよ。楽しみたいんだから…」  
「でも、シェラさん!」  
 と、ヨシュアは射精してしまった。恍惚の表情になるヨシュア。  
「だめ…」  
 射精されて、ドロドロの膣。そんなことを気にせず、シェラザードは、やわらかくなりかけ  
ているヨシュアの性器も気にせず激しく腰を動かす。  
「んっ… ほら、また大きくなってきた…! 若いって… ん… いいわねぇ!」  
 再び大きくなるヨシュアの性器に満足げに、シェラザードは腰の動きを早める。  
「シェラさん!」  
「んっ、んっ!! んっ…! ほら、あんたも腰、動かしなさい!」  
 言われたとおりに、腰を動かすヨシュア。  
「こ、これでいいですか?」  
「ええっ! んっ… あっ… そう、上のほうを突いて… もっと、もっと…!」  
 2人の性器はぐちょぐちょになりながら混ざり合っていった。  
「…あっ! ああああ!! ダメ… ダメェ! ヨシュア、止めてぇ!」  
 しかしヨシュアの動きは止まらない!  
「ムリですよ、シェラザード」  
「あっ、あああああああ!! ダメ、ダメェ!!!」  
 2人は冷えた床の上で、その行為を繰り返した。遠慮ないそのあえぎ声にも  
反応せず、エステルは眠り続けていた。  
 
 

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