「……え、えぇっ?」  
(じゃあ今のが……イクってことなの?)  
「イクときのエステルの顔、すごくいやらしかったよ」  
「やぁっ、やだぁ……!」  
 エステルは両手で顔を覆った。畳み掛けるようにヨシュアが尋ねる。  
「気持ちよかった?」  
「え……」  
 エステルは真っ赤になり、指の間から目だけを覗かせる。  
「気持ちよくなかった?」  
「う、ううん……そんなことない……」  
「じゃあ気持ちよかったんだ?」  
(ううっ、なんか誘導されてる気がする……)  
 エステルは観念し、正直に答えた。  
「うん……気持ち……よかった」  
「おっぱいとかお尻とか触られて気持ちよかったの?」  
 露骨な質問に、エステルの頬が熱くなる。  
「そ、そんなこと……!」  
「ちゃんと答えて、エステル」  
 ヨシュアに見つめられたエステルは、羞恥心と闘いながら何とか答えようとした。  
「う、うん……お、おっぱいとか、お尻とかっ……」  
 恥ずかしくて声が震える。  
「ヨシュアに触られて、気持ちよかった……」  
(ヤダ、あたし何てこと言ってるのよっ……!)  
 エステルは再び、真っ赤な顔を両手で覆ってしまう。だが顔を隠しても、白く生々  
しい下半身はお尻から陰部まで丸出しだった。  
「エステル、もっと気持ちよくしてあげる」  
「えっ……もっと……?」  
(あれよりもっとって……なんか、怖い……)  
 身体がまだ疼くのは確かだが、今は愛撫よりもして欲しいことがあった。  
「ねぇ……ヨシュア……」  
「ほらエステル、こっちへおいで」  
 
「あっ……」  
 庭園の芝生のところまで、ヨシュアに手を引かれていくエステル。  
「ちょっと待ってよ、ヨシュア……」  
「イヤなの、エステル?」  
 向けられた琥珀の瞳に、エステルは立ちすくんだ。  
「い、イヤじゃない……けど……」  
「じゃ、こっちへおいで」  
 半ば強引に手を引かれ、芝生の上に座らされる。  
「やっ……」  
 エステルの裸のお尻に、夜の芝生がひんやりと触れた。ヨシュアは立ったままエス  
テルを見下ろす。不安げに目を上げるエステルに、ヨシュアは告げた。  
「エステル、横になって全部見せて」  
「えっ……?」  
「君の全部を、よく見えるようにさらけ出すんだ、エステル」  
「そっ、そんな……」  
 ヨシュアは無言で答えを待っている。感情が遮蔽されたようなその瞳に、エステル  
の胸が痛んだ。  
「ヨシュア、どうして……? あたし……ただ……」  
(今は抱きしめて、キスして欲しいのに……)  
 最後まで言えずにエステルはうつむく。なぜか涙がこぼれそうになった。  
「どうして、だって?」  
 エステルの知らない声で、ヨシュアは言った。  
「これは君が望んだことだよ、エステル。僕の壊れた心を直すって」  
 ヨシュアの声が自嘲の響きを帯びる。  
「エステルにももう分かったんじゃないかな? 僕には人の心なんて取り戻せないって」  
「……そんなこと」  
 エステルは、拳を強く握りしめた。  
「そんなことっ! やってみなくちゃ分からないじゃないっ!」  
 どこまでも真っ直ぐなエステルの瞳。それを見下ろす琥珀の瞳はどこか哀しげだった。  
「……そう。じゃあ横になって脚を開いて。あそこも手で開いて見せてごらん」  
「え……えっ?!」  
 
「開いて見せるんだよ、エステルのおまんこを」  
「……っ!」  
 ためらうエステルにヨシュアは言った。  
「今さら何を恥ずかしがってるの? さっき見せてたじゃないか。お尻の穴まで見せて、  
びしょびしょに濡らしてイッたくせに」  
「やだあぁっ……!」  
 恥辱のあまり涙を浮かべるエステル。  
(どうして? どうしてこんな意地悪ばっかり……ひどいよ、ヨシュア……)  
 ヨシュアの声にはあくまで容赦がなかった。  
「ほら、開いて見せるんだ、エステル」  
「……うぅっ……」  
 エステルは目尻の涙を拭い、唇を噛んだ。  
(これでヨシュアが心を取り戻せるなら……あたし頑張らなくちゃ……)  
 震えながら、エステルは芝生の上に瑞々しい肢体を横たえる。少し膝を立て、こわ  
ごわ脚を開こうとして、股間に注がれるヨシュアの視線に気づいた。  
「やっ……!」  
 エステルは羞恥に顔をそらした。泣きそうになるのを堪え、好きな人の前で両脚を  
大きく開いていく。白い太腿の間、薄い陰毛の下には、エステルのいちばん大事なと  
ころが露になっていた。  
「エステル、もっと脚を開いて」  
 エステルは思わず顔を隠しながら、さらに大きく開脚する。ヨシュアの目の前に、  
エステルの性器がさらけ出された。なめらかな肌は生殖器の周りだけ僅かに色づき、  
ピンクの陰唇の合わせ目からは、濡れた淫肉がほんの少しはみ出していた。  
「よく見えるよ。じゃあ手で開いて見せて」  
「もうヤダ……!」  
 そう言いながら、エステルは挫けなかった。泣きそうな顔をそむけながら、震える  
両手を自分の股間に伸ばす。指先をそろえて陰裂の脇に添え、エステルはぎゅっと目  
をつむった。  
「開いて中までよく見せるんだ、エステル」  
「あぁぁっ……!」  
 ため息のような声と共にエステルは左右に指を引く。愛液の糸を引きつつピンク色  
の陰唇がぱっくり開かれ、鮮やかにぬめる淫肉と小さな膣口までむき出しになった。  
 
(すごい……こんなに……)  
 露になったエステルの女の子の部分に、ヨシュアは思わず見とれた。エステルの慎  
ましい性器は上気して淫液に濡れ光り、好きな人を受け入れようと震えながら息づい  
ている。それは胸を打つほど淫らで愛しい眺めだった。  
(くっ……!)  
 ヨシュアは歯を食いしばる。本当は、心のままにエステルを愛したかった。強く抱  
きしめ、好きだと打ち明けて、優しくキスしてやりたかった。  
(そんなこと、許されるはずがない……!)  
 ヨシュアは暗い声に自分を委ね、心ない言葉を吐き出した。  
「おまんこの中までよく見えるよ、エステル」  
「やぁっ……!」  
 大事な部分の奥まで覗かれ、真っ赤になって嫌がるエステルを、ヨシュアはさらに  
言葉で嬲る。あられもなく開かれた股間に顔を近づけ、じろじろ観察してから言った。  
「へえ、エステルのあそこって、こんなふうになってたんだ」  
「やだやだ、ヨシュア、見ないでよぉっ……!」  
「仕方ないよ。エステルが開いて見せてるんだから」  
「うぅ、そんなぁっ……」  
(ひどいよ、どうして……ヨシュア……)  
 エステルは悲しくて恥ずかしくて泣きたくなる。そこへヨシュアの声が追い討ちを  
かけた。  
「いやらしい汁で濡れてるね。エステルのここって、いつもこうなの?」  
「そんなわけ、ないでしょっ……!」  
「ふうん……。エステル、おしっこが出るのはどこから?」  
「そっ……そんなの知らないっ……!」  
「そっか。じゃあ、もっとよく見てみないとね」  
「えっ……あっ?!」  
 ヨシュアはエステルの足元にかがむと、両足首をぐっとつかんで持ち上げた。  
「ちょっ、やだ、ヨシュア……やめ……ああぁっ!?」  
 股間を大きく広げたまま、エステルの足首は真上に持ち上げられ、そのまま頭側に  
倒されて顔の横に押しつけられる。まんぐり返しの体勢にされたエステルは、性器か  
らアヌスまでおっぴろげて、いやらしい部分のすべてをヨシュアの前にさらけ出して  
いた。  
 
「や、やだヨシュアっ! こんな格好、恥ずかしいよぉっ……!」  
 エステルは真っ赤になってもがいたが、全開の股間と丸いお尻が、右へ左へ淫靡に  
揺れ動いただけだった。  
「ねぇヨシュア、お願っ……やあぁん!」  
 ヨシュアのほうに目を向けると、アンダーヘア越しに女性器と肛門が丸見えで、エ  
ステルは思わず顔をそむけた。  
「エステル、どうして目をそらすの? 自分の大事なとこでしょ?」  
「だっ……だって、恥ずかしいじゃないっ……!」  
(こんな格好で……ヨシュアにもぜんぶ見られてるなんてっ……)  
 エステルの目に羞恥の涙が浮かぶ。しかしヨシュアの声は冷たかった。  
「ダメだよエステル。目を開いてちゃんと見ないと」  
「うぅ……そんなぁっ……」  
(ヨシュア……どうして? どうしてそんなこと言うの……?)  
 エステルには、ヨシュアの態度が悲しかった。ヨシュアは硬い声で言う。  
「ほらエステル、よく見るんだ。僕が教えてあげるから」  
「えっ……?」  
「いいかい、これがエステルの大陰唇」  
 エステルが目を開くと、ヨシュアの指が陰裂の縁をなぞり上げた。  
「あふうぅッ!!」  
 エステルの身体が跳ねる。  
「ここが尿道口……エステルのおしっこが出てくる穴だね」  
 クリトリスのすぐ下に埋もれるような小さな穴を、ヨシュアの指がくるくると弄く  
り回す。指先の微かな動きに、エステルは激しく反応した。  
「あふッ! やうッ! ダメ! あはぁン!」  
(ヤだ、エッチな声が出ちゃうよぉっ……!)  
「それからこれが……エステルの小陰唇」  
「あッ!」  
 ヨシュアの指がエステルの陰唇を割り開いた。くちゅりと水音がして性器が開き、  
小さな肉襞が露出する。可憐な小陰唇を、ヨシュアの指がぬるりと撫で上げた。  
「ふあッ! ダメえぇッ!!」  
(あたし、おかしくなっちゃうっ……!)  
 
 ヨシュアは指の動きを止め、官能的に上気したエステルの顔を覗き込んだ。  
「エステル……よく見て。ここからがエステルのいちばん大事なところだから」  
「えっ……?」  
「ここが、エステルの子宮の入り口だよ……」  
 ぼんやりと見返すエステルの目の前で、ヨシュアは中指をエステルの膣口に沈めて  
いった。ヨシュアの中指は、淫らに濡れた処女の肉穴にぬるぬると吸い込まれていく。  
「うあっ……あああああああッ!」  
(や、指が……! ヨシュアの指が、あたしの中にっ……!)  
 膣内を異物が通る感覚に、エステルは背をそらし腰をよじった。エステルの中は熱  
くぬめり、ヨシュアの指を締めつける。指の侵入が止まると、エステルは涙目を開き、  
肩で息をついた。  
「はっ……ふっ……ふぅ……」  
「エステル……痛くない?」  
 エステルを気遣う声は、いつものヨシュアのものだった。その優しい声に、思わず  
エステルは涙をこぼす。  
「痛かった?」  
「う……ううん、大丈夫。大丈夫だから……」  
「そうか……」  
 安堵したようなヨシュアの様子に、エステルの胸がじわりと熱くなった。  
(あたし、やっぱり……いつもの優しいヨシュアが好き……)  
「じゃあ、次で最後だよ。エステルのいちばん敏感なところ」  
「え?」  
「ここが……エステルのクリトリス」  
 ヨシュアの指が、小さく勃起したエステルの淫核に触れる。包皮越しとはいえ、エ  
ステルにその刺激は強すぎた。  
「きゃあああンッ!!」  
 悲鳴のような声と共に、エステルはビクンと背をのけぞらせる。  
(やだっ……今の、なに……?)  
 強烈な刺激に戸惑うエステルに、ヨシュアは尋ねた。  
「どう? クリトリス、気持ちよかった?」  
「わ、分かんないっ……! ビリッとして、腰から下が痺れたみたいになって……」  
 
「クリトリス触ってほしい?」  
「えっ?」  
「エステルの可愛いクリトリス、僕の指で弄くってほしい?」  
 ヨシュアは濡れた指先を見せながら訊く。エステルは見る見る赤くなり、顔をそら  
した。  
「し、知らないっ……!」  
「そう? 正直に言わないと、あとで後悔しても知らないよ?」  
「だ、だから知らないってばっ!」  
 真っ赤になって強がるエステルは、まんぐり返しされたままだった。はしたなく  
おっぴろげた股間には、ピンクで小粒のクリトリスが包皮から顔を覗かせ、愛液に  
潤った陰唇がさっきからヨシュアの指をくわえている。ヨシュアは意地悪そうに微  
笑むと、エステルに命じた。  
「ごらん、エステル」  
「あ、う……!」  
 エステルの目の前で、ヨシュアは中指をゆっくりと引き上げる。陰唇の間から引  
き抜かれる指は、エステルの分泌した淫液にまみれていた。  
「んっ……あはっ……!」  
 指が抜け終わる前に、ヨシュアは再び、ゆっくりと指を挿入していく。ピンクに  
ぬめる淫肉の穴に指を差し込むと、愛液が溢れて陰部を濡らした。  
「イヤっ……!」  
 いやらしすぎる光景に、エステルは耐えられなくなる。思わず目をそむけると、  
ヨシュアに咎められた。  
「ダメだよ、エステル。ちゃんと目を開いて見ないと」  
「だ、だって! こんなの恥ずかしくって……エッチすぎるよ……あうンッ!」  
 ヨシュアは中指をエステルの奥まで押し込み、止めた。  
「やだ……ヨシュア……」  
(ヨシュアの指が入ってる……あたし、あそこの中まで触られてるよぉ……)  
「エステル、言うことが聞けないの?」  
 琥珀色の瞳に見下ろされ、エステルは身を縮めた。  
「言うことが聞けないなら……」  
「わ、分かったわよ! 分かったから……ちゃんと見るから……」  
 
「聞き分けがいいね、エステル」  
「だって……」  
(今のヨシュア、なんか怖かった……)  
 ヨシュアは薄く笑みを浮かべてエステルの顔を覗き込む。  
「じゃあ見てごらん、エステル」  
 そう言うと、エステルに見せつけるように、ゆっくりとヴァギナへの指の抜き挿  
しを再開した。愛液まみれの指が、エステルの陰唇の間をぬるぬると上下する。  
「うあっ……んんっ……うぅ!」  
 すぐにエステルは切ない声で泣き始めた。膣内をヨシュアの指が往復するたび、  
苦痛とも快感ともつかない官能の波がエステルの感覚を犯していく。  
「やぁっ……あん……ふうっ……うあ……!」  
「エステル、ちゃんと見てる?」  
「み、見てるよぉっ……」  
 エステルのすぐ目の前には、性毛の生えた恥丘。その向こうでは、ぱっくりと開  
かれた性器から、鮮やかなピンクの淫肉がむき出しになっている。そして小さな2  
枚の襞が合わさるところに、ヨシュアの指が挿し込まれていた。その指がぬるりと  
引き上げられる。  
「んふっ……!」  
 ヨシュアの濡れた指が、また膣口にずぶずぶ挿し込まれていく。  
「あはっ……やあ……!」  
(すごい……入ってく……あたしの、あんなとこに入ってくよぉ……!)  
 指が出し入れされるたび愛液がかき出され、エステルの股間は内股からお尻まで  
びしょ濡れだった。秘裂から流れた液で、陰毛の茂みもしっとりと濡れていた。  
「エステル、何が見えるか言ってごらん」  
「えっ……何って……」  
「エステルのおまんこがどうなってるか説明してごらん」  
「ど、どうって……そんな……きゃッ!」  
 ヨシュアの親指が、淫液でぬるぬるになったエステルの肛門を撫でていた。  
「や、やめてヨシュアっ! そこはダメぇっ! 汚いよぉっ……!」  
「じゃあ、ちゃんと言える?」  
 エステルのアヌスの中心を指先で弄りながら、ヨシュアは訊いた。  
 
「言うっ、言うから! やめて、お尻はやめてよ〜〜っ!」  
「ちゃんと言えたらやめてあげるよ」  
 ヨシュアの指は、セピアに窄まったエステルの肛門をクニクニと揉みほぐす。  
「やん! ひどいよっ……あふッ!」  
 ヨシュアは片手指でエステルのアヌスを弄り回し、もう片手の指をヴァギナで往復  
させていた。  
「ほらエステル、言うなら早くしたら?」  
「ふあっ、あっ、あたしの、あそこにっ……」  
「あそこって、どこのこと?」  
「あンッ、あ、あたしのっ……!」  
 エステルは真っ赤になって言いよどんだ。ヨシュアの指先が、つぷりとエステルの  
肛門に侵入する。  
「きゃあッ! やだヨシュア! やめてやめてっ!」  
 エステルの悲鳴にもヨシュアは動じない。  
「じゃあ早く言いなよ」  
「あたしの、お、おまんこにっ、ヨシュアの指が入ってるっ……!」  
 エステルが叫ぶように言うと、ヨシュアはアヌスから指をつぷんと引き抜いた。  
「よくできたね、その調子で続けて」  
「あっ、えっ、続けるって……あんッ!」  
 ヨシュアの中指が、エステルの膣を行き来する。処女の狭い膣は次第にほぐれ、  
透明な淫液に溢れかえっていた。  
 ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅぷり。ヨシュアの指が動くたび、いやらしい水音が響く。  
「やん、やだぁ……エッチな音が、してるよぉ……」  
「どこから?」  
「あ、あたしの……」  
 ためらうエステルのお尻の穴を、ヨシュアの指先がぬるりと撫でる。  
「やっ! あ、あたしのっ……おまんこ」  
「そうだね。エステルのおまんこ、どうなってる?」  
「開いちゃって……あんっ、ぬるぬるになってる」  
「それから?」  
「ヨシュアの指が、んっ、出たり、入ったりしてっ……え、エッチな音がしてる……」  
 
 エステルの股間からは、ぷちゅ、ぷちゅっと淫靡な水音が響いていた。ヨシュアが  
エステルに尋ねる。  
「どうしてこんな音がするの?」  
「そ、それはっ……!」  
 目をそらしたエステルのお尻を、ヨシュアの指がぐにぐにと揉みしだく。  
「あっ! い、いっぱい……濡れてるからっ!」  
「どうしてそんなに濡れてるの?」  
「それは、ヨシュアが……」  
 言いかけると、ヨシュアの指がエステルのアヌスを責め立てた。肛門のしわを広げる  
ように、エステルの尻穴に淫液を塗りこんでいく。  
「あん! イヤっ! あたしが、あたしがエッチだからっ……!」  
「なに?」  
 エステルのお尻を凌辱しながらヨシュアが訊く。エステルは悲鳴のように答えた。  
「やん、あ、あたしがエッチだからっ、あッ、こんなに濡れてるのっ!」  
 暗い微笑みがヨシュアの頬をよぎった。  
「そうだね……。エッチなエステルは、どうして欲しいの?」  
「えっ、どっ、どうって……?」  
 ちゅぷん、という水音と共に、ヨシュアの指がエステルの膣から引き抜かれた。膣口  
から指先まで、未練たらしく淫液が糸を引く。  
「あっ……!」  
 突然すべての愛撫を停止して、ヨシュアは意地悪く尋ねた。  
「さあ、エステルはどうして欲しいの?」  
「ああっ、やあぁ……ヨシュアぁ……」  
 切なげな声を上げ、股間をさらけ出したままエステルが腰をくねらせる。男を知らぬ  
女性器はしとどに濡れて開ききり、はしたなく愛液を垂れ流していた。淫らに息づくエ  
ステルの陰部を、性器から肛門までアップで見ながら、ヨシュアはきっぱりと言い放つ。  
「どうして欲しいのか、ちゃんと言ってごらん。いやらしくてエッチなエステル」  
「あぁぁっ……!」  
(あたし……あたしって……いやらしくて、エッチな子なんだ……)  
 催眠術に落ちるように、エステルの意識に靄がかかる。性欲を認めてしまった瞬間、  
羞恥心のたがが外れ、恥ずかしくて言えなかった言葉がエステルの口をついて出た。  
 
「ヨシュアに、さわって欲しい……」  
「どこを?」  
「あたしの……い、いやらしいところ」  
「エステルのいやらしいとこってどこ? ここ?」  
 とぼけるヨシュアの指が、エステルのお尻の穴をぬるぬると揉みほぐす。  
「やンッ! 違う! そこは違うよぉっ!」  
「じゃあちゃんと言ってごらん、エステル」  
 ヨシュアに言われて、エステルは涙目で叫ぶ。  
「ヨシュアに、あたしのおまんこさわって欲しいのっ!」  
 淫らな欲望を口にした少女に、ヨシュアは薄く微笑みかけた。  
「エステル、おまんこをさわって欲しいの?」  
「う、うん……おまんこさわって欲しい……」  
 潤んだ目で何度もうなずくエステル。  
「どんなふうに?」  
 そう訊かれ、エステルは泣きそうな顔になる。待ちきれないのに、いつまでもお預け  
にされているみたいだった。切なすぎる眼差しで、エステルは必死に訴える。  
「ヨシュアぁ……さわってよぉっ……!」  
「だから、どんなふうに?」  
「さっきみたいに、おまんこに指入れたり、出したりしてっ……あうンッ!」  
 言い終えぬうちヨシュアの指が、ぷちゅりとエステルの膣口に挿し込まれる。上気し  
たエステルの陰唇はヨシュアの指を押し包み、淫液を垂らして美味しそうにひくついた。  
「ふあっ……あっ……あはぁぁ……!」  
 エステルは気持ちよさそうに目を閉じ、下腹部から全身に広がる熱さを味わっていた。  
「ほら入れたよ、エステル。これでいいの?」  
 エステルは、とろんとした目を開き、熱い吐息混じりに言った。  
「ヨシュア、もっといっぱいさわって欲しい……」  
「どこを?」  
「あたしの身体じゅうぜんぶ……。ねぇヨシュア……あたしの身体、もっといっぱい  
さわって……! ヨシュアにっ、ヨシュアに気持ちよくして欲しいよぉっ……!」  
 堕ちた、と暗い声がヨシュアの中でささやいた。あとは快楽に溺れさせ、絶頂の中で  
心も身体も徹底的に犯し辱めてやればいい。自尊心も信念も憧れも、何もかも壊れてな  
くなるまで。  
 
「……分かった」  
 エステルの知らない笑顔でヨシュアは言った。  
「気持ちよくしてあげるよ、エステル」  
「ヨシュア……?」  
 期待と不安に満ちた瞳で、エステルはヨシュアを見つめる。ヨシュアの手がエステル  
のシャツにすべり込み、汗ばんだ小ぶりな乳房をまさぐった。  
「あっ……ふうんッ!」  
 胸を触られ、エステルの白い肢体がピクッと震える。それを合図とするかのように、  
エステルの膣に挿し込まれたヨシュアの指がゆるやかに往復を開始した。  
「や……あっ……あはッ!」  
 熱い声を洩らしながら、エステルの切なげな顔が左右に振れる。エステルの股間を嬲  
るヨシュアの指は、小陰唇を擦りながら膣口をぬるぬると上下していた。リズミカルな  
動きと共に愛液がぬめり、泡立ち、雫を散らして、エステルの股間でいやらしい水音を  
立て続けた。  
 ちゅっ、ぷちゅっ、ぷちゅ、ぷちゅり。  
「あん! あっ! あふッ! ふあンッ!」  
 淫靡な水音と共に、エステルが甘い声で泣く。乳房と性器をいじられながら、エステ  
ルは快楽に潤んだ目でヨシュアを見つめ、夢見るようにつぶやいた。  
「ヨシュアっ……ヨシュアぁ……気持ちいいよぉっ……!」  
 吐息のような甘い声が、ヨシュアの衝動を掻き立てる。快感にとろけそうなエステル  
の顔。そこにむしゃぶりつき、口づけ、舌を入れて嘗めまわしたい。誘うように開かれ  
たエステルの淫孔にペニスを突き入れ、熱くぬめる蜜壷の奥まで掻き回したい。  
(まだ……! まだだ……!)  
 プログラムされた暗い声がヨシュアを引き止めようとする。まだだ。もっと十二分に  
開発し、身も心も快楽の虜にしてからだ、と。  
「んっ……どしたの、ヨシュア……?」  
 愛撫の手を止めたヨシュアを、エステルが熱っぽい目で見つめる。  
「ねぇ、ヨシュア……もっとしてぇ……」  
 甘えるようなエステルの声に、ヨシュアはびくりと反応した。琥珀に燃える双眸がエ  
ステルを見つめ、股間に挿し込まれた指が出し抜けに、ちゅぷんと引き抜かれる。  
「あぁンっ……!」  
 エステルの上げた艶かしい声は、どこか名残惜しそうだった。  
 
「あ……」  
 ヨシュアは、まんぐり返しで逆さになったエステルの腰を抱え込み、ぱっくりと開か  
れた性器に触れるほど顔を近づけた。  
「やっ、やぁ……!」  
 エステルが戸惑いの声を上げる。エステルの女性器は愛液に潤み、ピンクの陰唇がほ  
ぐれて花弁のように開いていた。ヨシュアが股間に鼻先を寄せると、愛液と汗と体臭を  
濃縮したようなエステルの臭いが鮮烈に鼻腔を刺激する。エステルが性器から分泌する  
いやらしい処女の臭いを、ヨシュアは胸いっぱいに吸い込んだ。  
「や、やだヨシュアっ! 匂いなんか嗅がないでよっ……!」  
 エステルが慌ててヨシュアを止めようとする。自ら愛撫をおねだりするほど淫蕩に目  
覚めたエステルでも、股間の匂いを嗅がれることには酷く抵抗があった。  
「すごくいやらしい臭いがするよ、エステルのおまんこ」  
「やぁっ、ヤダもう……! 恥ずかしいじゃないっ……!」  
「もっと恥ずかしくしてあげる」  
「えっ? ヨシュア、なにっ……きゃああああああッ!」  
 ヨシュアはエステルの股間にかがみ込み、むき出しの性器にむしゃぶりついた。ヨシュ  
アの舌と唇が、処女の淫肉を嘗めまわす。ヨシュアは口元を愛液まみれにしながら隅々  
まで女陰をねぶり、エステル自身の強い臭いと味を口いっぱいに感じていた。  
「やだやだ、ヨシュアっ! そこダメ……! あ! あッ!」  
(なに!? あたしヨシュアにあそこ嘗められちゃってる……?!)  
 動転したエステルは腰をよじって逃げようとするが、逆に股間をヨシュアの顔に擦り  
つけるだけだった。ヨシュアはエステルの陰唇に口づけ、淫肉の花弁をぺろぺろと嘗め  
上げ、舌を入れてエステルの膣内まで嘗めまわした。エステルの秘裂からは限りなく愛  
液が湧いて出て、とろとろとヨシュアの舌に絡み口に流れ込んで、淫靡に生臭い味を残  
しつつ喉を滑り落ちていく。時折、ヨシュアの喉がごくりと鳴った。  
「やめてぇ、あッあン! そんなとこダメ! 汚いよぉっ……!」  
 
 エステルは拒絶の言葉を吐きながらも、汗ばむほどに上気し、赤毛の髪が幾筋か濡れ  
た額に張りついていた。エステルの瞳は熱く潤み、ピンクに濡れた唇は半ば開かれてい  
る。ヨシュアはさらに激しくエステルの股間を嘗めた。  
「ダメ、汚いってば!……あッ! あぁン! やっあっあン!」  
 ヨシュアはエステルの大陰唇の間に鼻先を突っ込み、淫液を垂れ流す膣口に舌を挿し  
入れて小陰唇から尿道口、クリトリスまで嘗め上げる。エステルの下腹部から背中まで  
痺れが駆け上がり、一瞬、視界が白く霞んだ。  
「ヨシュアっ! だっダメ! ダメええぇぇぇッ!!」  
(あんなとこ嘗められて、すごく恥ずかしいのに……! こ、こんなのって……!)  
 戸惑うエステルの哀願には耳も貸さず、ヨシュアは衝動に駆られるまま処女の性器に  
しゃぶりつき、淫肉を嘗めまわし、音を立てて愛液をすすった。  
 じゅっ、ずちゅる、ちゅるるる、ぷちゅ、くちゅっ。  
「やだヨシュアっ……! そんな音、立てないでよっ……!」  
 ヨシュアは返事もせず舌先でエステルの陰裂を開くように嘗め上げた。  
「あううううぅぅッ!」  
 舌がクリトリスをかすめると、エステルのくびれた腰がビクンと跳ね上がる。ヨシュ  
アが目で確認すると、エステルの恥毛の茂みが終わるあたりで、初々しいピンクに突起  
したクリトリスが、陰唇の包皮からぽっちりと顔を覗かせていた。愛液にまみれたエス  
テルの股間は動物的な淫臭を放ち、ヨシュアの劣情を酷く掻き立てる。ヨシュアは我を  
忘れてエステルの陰核にむしゃぶりついた。  
「きゃうっ! ヨシュア! あッ! ふあっ! ああぁッ!」  
(やだ……どうして……!? 恥ずかしいのに……恥ずかしいのに気持ちいいよぉ……っ!)  
 快楽に犯されるエステルはビクビクと腰をのけぞらせ、人には聞かせられないような  
いやらしい嬌声を上げ続けた。ヨシュアは夢中でエステルのクリトリスに口づけ、淫液  
と唾液を塗りこむように舌で転がし、唇でくわえて、ちゅるちゅるとねぶり上げる。  
「ヨシュアっ! ふああッ! あはッ! あっあッ!」  
(おかしくなりそう……! 頭の中が……真っ白になっちゃうっ……!)  
 
 エステルのクリトリスはヨシュアの口の中ですっかり包皮をむかれ、今や陰唇の先で  
豆粒のように勃起していた。ヨシュアはむき出しのクリトリスを唇に挟み、舌先でつつ  
き、押しつぶし、唇を押しつけ嘗めまわし、口腔のすべてを駆使して大切な少女の敏感  
な突起を弄くりまわした。  
「やっ! あっ! ああッ! あッ! アァッ……!」  
 下腹部から駆け上がる甘美な刺激に、エステルの声が上ずっていく。絶え間なく押し  
寄せる甘い性感の波がエステルの意識を犯し、何もかもを白い快感の渦に溶かし込んで  
いった。  
「ヨシュアっ……はあッ! ああッ! あッ!」  
(ダメ……! あたし……あたし、またイッちゃいそう……!)  
 エステルのクリトリスを舌先でちろちろと嘗め転がしつつ、ヨシュアの両手はエステ  
ルの胸元に伸びた。シャツをまくり上げ、桜色に上気した乳房を丸出しにすると、いき  
なり突起した2つの乳首を摘み上げた。  
「きゃあああンッ!」  
 胸への刺激にエステルの腰が大きく跳ね、はずみでヨシュアの口が秘裂の間に飛び込  
んだ。ヨシュアはその体勢のまま鼻先をクリトリスに押しつけ、陰唇に口づけながら尖  
らせた舌を膣に挿し込んで、愛液を掻き出すようにエステルの性器の奥まで嘗め上げた。  
「そんな、ヨシュアっ! ふあッ! あっあっあッ! アアッ!」  
(なにこれ、すごいっ……! あたしイク、イッちゃう……!)  
 絶頂寸前のエステルの陰部は、くらくらするほど濃密な淫臭を撒き散らし、ヨシュア  
の鼻腔から脳髄を直撃する。エステルの秘唇から溢れる蜜は、股間だけでなく後ろにも  
垂れ、アヌスを濡らしてお尻の割れ目から背中まで流れてヨシュアの胸元を汚していた。  
前のほうに垂れた淫液は、小ぢんまりと生えそろったエステルの陰毛をぐっしょり濡ら  
し、ねとつく幾多の雫となって臍の上まで流れていた。生活を共にしてきた愛しい少女  
のこの上ない痴態に、ヨシュアは激しく興奮した。  
(エステル、僕のエステル……なんていやらしい格好なんだ……)  
 ヨシュアは再びクンニリングスと乳首弄りに没頭する。  
 ちゅぶっ、ぷちゅ、ぬちゅっ、ちゅぷ。  
「やあぁ! ひあッ! あッあッあッあッ!」  
 
 エステルの切ない悲鳴が、絶頂の近いことを告げていた。ヨシュアの口も鼻も胸元も、  
エステルから溢れる淫液でべとべとだった。音を立ててエステルの秘所をねぶりながら  
ヨシュアが顔を小刻みに揺らすと、鼻先がクリトリスを擦り、唇が陰唇と擦れ合い、舌  
先が膣内をのたうった。敏感な粘膜がぬるぬると擦れ合う感覚がエステルの脳内を掻き  
回し、意識を真っ白にしてしまう。  
(あぁ、イク……! ヨシュアの口と舌でイっちゃうっ……!)  
 最後の瞬間、ヨシュアの指が、エステルの膣にプチュッと突き入れられた。  
「あううッ! あッあッ!」  
 エステルの身体が強くのけぞり、全身ビクビクと痙攣する。  
「やはあああぁぁぁぁァァーーーーッッ!!」  
 開ききったエステルの秘裂から、ぷしゅっ、ぷしゅと淫水が噴き出し、ヨシュアの顔  
を濡らして、エステル自身の顔や胸にも降り注いだ。  
「ああぁぁ……! あはッ……はッ……!」  
 アクメの余波がエステルの身体を隅々まで震わせ、次第次第に引いていく。  
「あふッ……はっ……はぁ……はぁっ……」  
 快楽の余韻に潤んだ目で、エステルは荒い息をついていた。ヨシュアはエステルをま  
んぐり返しから解放し、美しく桜色に上気した少女の肢体を芝生の上に横たえる。エス  
テルの目はぼんやりと中空を見つめたままで、四肢はぐったりと投げ出されていた。無  
造作に開かれた脚の間には、濡れた陰毛の下にエステルの大事な部分がぱっくりと開か  
れ、愛液を垂らして絶頂の余韻にひくつく中の淫肉まで見えていた。  
「はっ……はぁ……はぁ……」  
 呼吸が落ち着くにつれてエステルの目は焦点を合わせていき、やがて自分を見下ろす  
ヨシュアの姿を認めた。  
(……ヨシュア……?)  
 ヨシュアの視線の先では、びしょ濡れのエステルの股間が開けっ放しになっている。  
「やだ……!」  
 エステルは真っ赤になり、身体を隠すように横向きになった。ヨシュアがどこか冷た  
い笑顔で言う。  
「またイッちゃったね、エステル」  
「うぅ〜……」  
 エステルは恥ずかしくてヨシュアの顔が見られない。するとヨシュアが急に身を屈め、  
エステルの顎をつかんで引き寄せた。  
 
「あ……」  
 ヨシュアの顔が間近に迫り、エステルの胸が高鳴った。  
(うわぁ〜、これって……キ、キス……なのかな……?)  
 琥珀色のヨシュアの瞳が、じっとエステルを見つめている。どきどきしながらエステ  
ルは目をつぶり、そっと唇を差し出そうとする。だが不意にヨシュアが思いもかけない  
言葉を吐いた。  
「淫乱」  
「えっ?」  
 目を見開いたエステルに、ヨシュアは繰り返した。  
「淫乱だね、エステル」  
「なっ……!」  
(なんでいきなりそんなこと言うのよ〜っ!)  
 そう叫びかけたエステルの目の前に、ヨシュアはいきなり指を突き出す。エステルの  
愛液でべとべとに濡れた指。ヨシュアは息を呑むエステルの鼻先に、その指を近づける。  
「や……っ!」  
 顔をそむけようとするエステルだったが、ヨシュアが顎を捉えて離さない。ヨシュア  
の指が今にもエステルの鼻に触れそうになる。指にべっとり付着した淫液の臭いが、つ  
んとエステルの鼻をついた。  
(やだ、なんか臭いよ……。でもこれって……あたしの……)  
 エステルの頬が酷く紅潮した。  
(ヨシュアってば、こんな臭いのするあたしのあそこを、口で……)  
「ヤダぁっ……!」  
 エステルは恥ずかしくて死にそうになる。ヨシュアは薄く微笑んで質問した。  
「エステル、これは何?」  
「……うぅ……っ」  
 エステルは赤い顔をうつむけようとするが、ヨシュアは笑顔のまま、エステルの顎を  
片手でガッチリつかみ、強引に顔を引き寄せる。エステルが辛そうに声を洩らした。  
「んうっ……!」  
「さあエステル、これは何だい? 僕の指についてるのは?」  
 
 大好きな人に乱暴な扱いを受け、傷ついたエステルは涙目になる。  
「あ、あたしのっ……」  
 泣き出しそうになって声が震えた。  
「……い、いやらしい……液……」  
 やっとの思いで言うと、ヨシュアがさらに尋ねてくる。  
「それって、どこから出てきたの?」  
「あ……あたしの……おまんこ」  
「どんな匂いがしてる? ほら」  
「もうやだ……ヨシュア、やめてよぉっ……」  
(ひどい、ヨシュア……どうしてこんな意地悪するの……どうして?)  
 エステルの哀願に、ヨシュアはただ無言のまま、つかんだ顎をぐいっと持ち上げた。  
エステルは観念したように目を閉じ、震えながら恥ずかしい言葉を口にした。  
「く、臭い……」  
「つまりエステルは、おまんこから臭くていやらしい液をいっぱい出したんだね」  
「う……うぅっ……」  
「そうだろ?」  
 ヨシュアの強い口調に、エステルはコクリとうなずく。目尻には涙が溜まっていた。  
「……う……うん」  
「エステルは淫乱な女の子だ。そうだね?」  
「……うん……」  
 エステルの返事は消え入りそうだった。  
「自分で言うんだ、エステル」  
「えっ?」  
「言うんだよ、エステルはエッチでいやらしくて淫乱な女の子だって」  
「そんな……」  
「言えないの?」  
 ヨシュアの瞳が酷く冷たい光を帯び、エステルは身をすくませる。エステルの怯えを  
感じ取ったヨシュアは、心中に密かな苦痛を覚えた。  
(エステル……やっぱり僕の本性は、君を怯えさせるような忌まわしいものなんだね……)  
 胸の痛みを振り切るように、ヨシュアは愛しい少女に冷たく命じた。  
「さあ言うんだ、エステル」  
 
「あ、あたし……エッチで、いやらしくて……い、淫乱な……女の子……」  
「もう一度」  
「あたしは、エッチでいやらしくて、淫乱な女の子……っ!」  
「そのとおりだね、エステル」  
「うぅっ……」  
(ひどい……こんなのひどいよ、ヨシュア……どうして?)  
 エステルの目尻に溜まった涙が、ぽろりとこぼれ落ちた。  
(……もしかしてあたし、知らないうちにヨシュアに何か悪いことしたのかな? だか  
らヨシュア、あたしに怒ってるのかな……?)  
 そんなエステルの戸惑いが、ヨシュアには手に取るように分かった。家族のようにずっ  
と一緒に過ごしてきたから、分からないはずがない。次にエステルが何を言い出すかも  
ヨシュアには予想がついていた。  
「ね、ヨシュア……あたし、ひょっとしてヨシュアに何か……」  
 そんなエステルの言葉を遮り、ヨシュアは逆に問いかける。  
「エステル、さっきはどうやってイッたの?」  
「えっ? えと……」  
 戸惑うエステルに、ヨシュアは畳み掛ける。  
「何をされてイッたの?」  
 エステルは赤くなり、目をそらしながら言った。  
「……ヨ、ヨシュアに……おまんこ嘗められて、イッちゃった……」  
「イクほど気持ちよかったんだ?」  
「う、うん……気持ちよかった……」  
 恥ずかしそうに口ごもるエステルに、ヨシュアは不満げな口調で言う。  
「ズルイな、エステルは」  
「えっ……?」  
「自分ばっかり気持ちよくなってさ」  
「うっ……ゴ、ゴメン……」  
 エステルはヨシュアに謝るように目を伏せた。酷くバツが悪かった。  
(そ、そうよね……あたしばっかりヨシュアにしてもらって、気持ちよくなって……。  
ヨシュアだって男の子なんだし、きっとガマンするのは辛いよね……)  
 ズボン越しに触れたヨシュアの股間の硬さを思い出し、エステルの頬が熱くなる。  
(あ……ひょっとして、それでヨシュアは怒ってたのかも……?)  
 

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