それは偶然の再会だった。  
国境を抜けて、帝国へ向かう街道を歩いていたときの事。  
盗賊に襲われている少女がいた。  
それは以前に準遊撃士のときに顔見知りなったジョゼット。  
自分の事を“僕”と呼び、銃を操るボーイッシュな美少女。  
追い払うのは簡単で一人を殺しただけで、雲の子を散らすように  
男達は逃げっていった。  
 
「大丈夫かい? ジョゼットだよね」  
ヨシュアは声をかけた。  
「はうっ。ヨシュアくん……」  
尻餅を付いたまま。  
呆然とした様子で僕の事を見つめている。  
茶色の瞳。  
手を差し伸べて、少女を立たせた。  
プラチナのウェーブヘアーが風により揺れて、ヨシュアの顔にかかった。  
想像していた以上に軽く細い体。  
「食べ物を沢山食べていないのかい?」  
「うん……路銀が心許なくて、ここ数日は食事を少なくしているの」  
「駄目だよ! 女の子なのだから体を大切にしないと、少しだけ待ってね」  
「……あっ」  
リュック中から干し肉と水を取り出して、ジョゼットに手渡した。  
 
「ヨシュアくんの食べ物が無くなっちゃうよ」  
薬草の匂いがかすかにする。  
「僕? 僕は大丈夫。気にしないで良いから、まだあるから沢山食べて」  
「ごめんね」  
「知らない仲ではないのだから……謝るのは無し」  
「でも」  
ジョゼットは申し訳そうに目を伏せてしまう。  
「僕の事を信頼できないのかな」  
「ううん、そんな事は無い」  
即座に少女は否定した。  
「そんなに気が引けるのなら、僕の願いを一つだけ聞いてくれる?」  
「願い? 僕でかなえられるのならいいよ」  
「交渉成立だね。さぁ食べて」  
「うん」  
薪を数本ほど集めて、火を起こす。  
まだ空は茜色で日が落ちるまでには数十分ほどの時が必要だろう。  
季節は晩春。  
「ヨシュアくんは誰にでも優しいんだね」  
膝を抱えた少女は小さな声で呟いた。  
「そんな事は無いよ……君は、ジョゼットは特別に優しくしてるんだ」  
「――えっ」  
「僕のことは嫌いかな?」  
薄着のジョゼットには肌寒いだろう。  
ヨシュアは羽織っていたマントを少女の肩にかけた。  
そして、抱きしめるように両手を後ろから回し、首筋に口付けをする。  
「好きみたいだ、ジョゼットの事を」  
「あの! 僕、駄目だよ」  
ジョゼットは驚いたように身を引いた。  
「どうして? 嫌いなのかな」  
ヨシュアは少女の体を離す。  
「あっ、違うの……。恥か……しいから……」  
「可愛いなジョゼットは……」  
両手で少女の頬に手を当てて、唇にキスをする。  
長く舌を入れた濃厚なもの。  
「ううっ恥かしいよぅ」  
「本当は首や首筋、そして体全体にキスをもっとして欲しいんだろ」  
「……違うよ」  
口では否定しているが、体が答えを言っている。  
瞳は虚ろで微かに悦を含んだ声。  
既に腕の力を抜いており、逃げようとすれば逃げれるのだ。  
 
「純粋な顔をしているくせに頭の中では男とヤルことしか考えていないんだ」  
ヨシュアはわざと乱暴な口調で、ジョゼットの服を掴み、両手で破り去った。  
ブラジャーはしていない、薄い胸が露になる。  
ピンクの二つの蕾。  
まだ微かに膨らんだ程度の乳房。  
貪りつくように吸い付く。  
クチャクチャと卑猥な音を立てながら。  
「あふっ……僕、痛いよ……もっと優しくて、お願い」  
吸うのをやめて、薄い胸板を舐めるように舌と手で愛撫する。  
「僕の体……変じゃないかな。胸とか小さいし……ねぇ」  
「可愛いよ」  
下着の上から少女の割れ目を触る。  
「あうっ駄目」  
悲鳴に似た声をあげた。  
「ジョゼットはエッチなことをしたことは無いの?」  
「……なの」  
「聞こえない」  
「初めてなの。男の人に体を見せるのも、体を触られるのも……」  
ジョゼットは顔を紅く染め、両手で隠す。  
「本当なの?」  
「嘘じゃないよ、僕のファーストキスだったの、素敵な恋愛をして心から愛した人に  
はじめてをあげるつもりだったんだのに……」  
そう言って小さくジョゼットは頷く。  
ヨシュアは少女の顎に手を当てた。  
「そうか、君は誰にも体を許していない処女だったんだね」  
「変……かな? 十六才だし、僕」  
「思い出に残るような初Hを体験させてあげるよ」  
陰惨な笑みを浮かべ、ヨシュアはペニスをズボンから取り出した。  
「大きい……」  
ジョゼットは呆然としながら、ポツリと呟く。  
少年の体に不釣合いなほどの巨根。  
太さは二センチほど、長さも十八センチほどある。  
どう見てもあり得ないサイズ。  
「これが君の中に入るんだよ」  
「どこに?」  
「君がおしっこをするところ」  
ヨシュアは少女のジーパンを下ろし、ショーツを取り去った。  
恥毛すら生えていない。  
真っ直ぐ縦に引かれた線。  
まだ誰にも触られたことが無いであろうジョゼットの性器  
「ああ……恥かしいよぅ」  
そして割れ目に手をあてがう。  
「足をもっと開いて、お前のオマンコを見せるんだ」  
「ぼく……」  
ヨシュアは強引に少女の股を開かせ、人差し指を突っ込んだ。  
 
「あひっ! 痛い! 痛い……いたい」  
すぐに抜くと少女の股から血が滴り落ちた。  
「本当に処女だったんだね。僕の指で処女膜を裂かれた感想は?」  
詰まらない物を見るように、指を秘奥から抜いた。  
指には鮮血が。  
「痛い! 痛い! 酷いよ……僕、ぼく……お願いだから、こんな酷いことを……」  
純潔を奪われ、ジョゼットはベッドに腰を落とした。  
地面に滴る紅い証。  
精子と血が少女の性器から溢れ出てくる。  
「ほらっお前の淫乱なオマンコから出てきた血だ舐めろ」  
口に強引に指を入れた。  
「あぅ……うっ……」  
「綺麗になるまで舐めるんだ。  
「いや!」  
「……音を立ててな」  
空いている手でナイフを胸ポケットから取り出し、ジョゼットの首に当てた。  
「――ひっ。うむっ……あふ……クチャクチャ」  
涎を口からだらしなく垂らしながら一生懸命にヨシュアのペニスを舐めている。  
「あっ、良いぞ。その調子でやるんだ」  
 
白々しく青色の空に変わる頃。  
一糸纏わぬ姿のヨシュアとジョゼット。  
薪の残り火が燃えている。  
「ごめん……ジョゼット。嫌われても仕方ないよね」  
「……っ」  
「好きだから、嫌われてもジョゼットの初めてを強引にでも奪いたかったんだ」  
「……ヨシュア君」  
「うん?」  
「別に僕、怒っていないから、ただ痛かったから泣いちゃったの。もっと気持ちいいと思っていたから」  
「次は気持ちよくしてあげるから」  
「うん、優しくしてね」  
 
満月の黄金色の光がヨシュアとジョゼット照らしている。  
二人は体を重ね、求め合う。  
一夜だけの関係だとわかっている、でもジョゼットは全てをヨシュアの前に晒す。  
それは愛しているものに対する唯一の愛情表現だから。  
 
 

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