オリビエの明るい性教育  
 改め   
エルモ温泉の覗き魔退治  
 
前回までのあらすじ  
 
エルモ温泉の覗き犯を捕らえるため、おとり捜査として露天風呂に  
入ったエステル様御一行。姿を現した覗き魔の正体は魔獣だった。  
一人で飛び出そうとするエステルは、止めようとするオリビエと  
ぶつかり転倒。少女たちは、倒れたオリビエの股間に興味津々。  
オリビエは気絶したふりを続け、バスタオルの下からのぞく、  
少女たちの秘められた部分をじっくり鑑賞するのだった……。  
 
 
 
 一方、少女たちのほうでは、オリビエの股間の状態を、タオルを  
取って直に確認しようという話になっていた。  
「オリビエさんの……み、見ちゃうってこと……?」  
 三人がオリビエのほうを振り返る気配。  
 オリビエは、すぐに目をつぶって死んだ振りをする。  
「……し、仕方ないわよ。心配だから、ちょっと確認してみるだけ」  
「そ……そうですよね。万一、怪我をされていたら大変ですから……」  
「う、うん……そうだよね」  
 エステルが、オリビエの下半身に巻かれたタオルに手をかけると、  
少女たちは思わず身を乗り出した。  
(おおっ……!)  
 薄目を開けていたオリビエも、思わず身を乗り出しそうになる。  
エステルはオリビエの上で、シックスナインも同然の四つん這いに  
なり、クローゼとティータはさらに身をかがめて中腰になっていた。  
あられもなく突き出された3つのお尻は、オリビエの前に惜しげも  
なく開かれて、恥ずかしい中身を全部さらけ出していた。  
 真正面の間近で一番よく見えるエステルの股間は、オリビエが舌を  
伸ばせば舐められるほど間近に堂々とおっぴろげられ、明るい陽光の下  
で何もかも露になっていた。さっきよりも大胆な開脚姿勢に、サーモン  
ピンクの陰唇もほころび、処女の秘洞を覗かせる。その上にはセピア  
にくすんだお尻の穴が、窄まりの皺まで数えられるほど丸見えになって  
いた。  
(うーん、光栄だねぇ……エステルくんの恥ずかしい穴を、ここまで  
見せてもらえるなんて)  
 その間にも、エステルの手でオリビエのタオルがめくられていく。  
だが、男根を少女たちに見られたところで、この絶景の対価として  
は安いものだった。  
 何しろ目線を左に上げるだけで、たちまちクローゼの真っ白な  
お尻が視界に飛び込んでくる。はしたなく突き出されたお尻は  
半開きになり、姫君の大事な性器が見えてしまっていた。  
(アソコが見えてますよ、クローディア姫殿下……)  
 クローゼの大事な部分は、桜貝のような陰唇がそっと合わさって、  
わずかに秘肉をのぞかせる。その上には少しくすんだピンクのアヌス  
が小さく窄まっていた。汚れなき白い尻肉の間にのぞく色めいた2つ  
の穴は、ため息が出るほど美しく卑猥だった。  
(すばらしい眺めだねぇ……まさにリベール王国の最高機密だ)  
 そして、目線を右に上げると、今度はティータの幼い下半身が  
存分に鑑賞できる。幼児体型そのままの小さなお尻は無防備に  
開いて突き出され、合わせ目が淡く色づいただけの単純な無毛の  
ワレメも、ちっちゃなアナルの窄まりも、無防備にさらけ出され  
ていた。だが、肛門が見えるほどお尻が開いていても、ティータ  
の未成熟な性器は閉じたままで、中を覗くことはできなかった。  
 オリビエが美少女3人のむき出しの股間を鑑賞するうちにも、  
エステルはタオルを剥ぎ取ろうとしていた。  
「いい? と、取っちゃうからね?」  
「……はい」  
「……うん」  
 神妙に返事するクローゼとティータ。  
 オリビエは少し思案した。  
(ここで気づいた振りをすれば、僕だけタダ見で終わらせる  
こともできるが……それは面白くないねぇ。せっかくだから、  
お嬢さん方がどこまでやるか拝見させてもらおうかな)   
 オリビエがそう決めたとき、エステルがタオルを引っぺがす。  
「……!」  
 
 少女たちの目の前に、垂直に屹立したペニスが飛び出した。  
「わっ……!」  
「きゃ……!」  
 三人とも思わず身を引いてしまう。その瞬間、オリビエの  
前にはエステルのお尻がどアップになり、顔を引かないと鼻と  
口がアソコに埋もれそうになる。  
(エ、エステル君は大胆だねえ……。アソコを見られるだけじゃ  
飽き足らず、今度は舐めてほしいとでもいうのかな……?)  
 エステルのむき出しの股間は、あられもなくオリビエの前に  
突き出され、柔らかく茂る陰毛がオリビエの口元をくすぐって  
いた。オリビエは身動きもままならず、苦しい体勢になる。  
 エステルは、自分の下半身でそんなことが起きているとは  
露知らず、目を見開いてオリビエの男根を見つめていた。  
「す、すごいね……」  
「そうですね……」  
「こ、これがオリビエさんの……」  
 三人とも顔を上気させ、初めて見る勃起した男性器に目を  
奪われていた。エステルが疑問を口にする。  
「男の人のって、いつもこんなに……すごいの?」  
「ど、どうなんでしょう……?」  
 クローゼは赤くなって口ごもる。  
「……」  
「……」  
「……」  
 三人は無言になり、オリビエの屹立をまじまじと見つめていた。  
 やがて、エステルが頬を染めて言った。  
「ちょ、ちょっと触ってみるね……?」  
 天を仰ぐ男性自身に、おずおずと手を伸ばしていく。  
 ティータとクローゼは、黙って見守っていた。  
 いざ触れる段になって、エステルの手が少し躊躇する。  
 思い切ったように手を広げ、ギュッと大胆に握り締めた。  
「!!!」  
 瞬間。  
 あらゆることが、同時に起こった。  
 ペニスの熱さと硬さにひるんだエステルが思わず身を引き、  
 アソコとお尻がオリビエの顔に押し付けられ、  
 顔面を塞がれたオリビエはたまらず身をよじり、  
 エステルは飛び上がって声を上げた。  
「きゃああンッ!!」  
 
 こうなっては、さすがにオリビエも死んだ振りは続けられない。  
「う、うーん……。やあ……これはお嬢さん方。どうしたのかな?」   
 と、今しがた気づいたように起き上がり、笑顔で取り繕う。  
 そこで自分を見る三人の視線が、丸出しのペニスに集中している  
ことに気づき、  
「え……? お! おおっと、これは失敬したね」  
と腰にタオルを巻き直す。真っ赤になって目をそらす三人に、  
「お嬢さん方には、ちょっと刺激が強かったかな? ハ、ハハ……」  
 気まずい笑いまで演出してみせるオリビエであった。そして、  
「おや……?」  
 そこで初めて気づいたように、鼻をクンクンさせてみる。さっき  
押し付けられたエステルのアソコの湿り気が、微かな残り香となって  
鼻と唇に付着していた。オリビエは、いぶかしげな表情を装いつつ  
小鼻をうごめかせ、唇を舐め直して、処女の甘酸っぱい分泌液を  
これ見よがしに堪能した。  
(ふむ……若々しく、さわやかな匂いと味だね。美味しいよ、  
エステル君)  
 さりげなく盗み見ると、エステルがすごい勢いで真っ赤になって  
いた。両手をお尻に回して、もじもじと身をよじる。オリビエは  
密かに微笑んだ。  
(今さらそんなに恥ずかしがっても遅いよ、エステル君。大事な  
ところは、もう全部見せてもらったからね。君のアンダーヘアも、  
おまんこも、お尻の穴も……)  
 
「どうしたんですか? オリビエさん」  
 クローゼの質問を、オリビエは適当に受け流す。  
「いやいや、なんでもないよ。気のせいだね」  
 そして、赤い顔で目をそらすエステルに話しかけた。  
「エステル君、大丈夫かい?」  
「ひゃいっ!?」  
 いきなり声をかけられ、エステルは頓狂な声を上げる。  
「な、なにが……?」  
「いや、僕とぶつかって転んだんじゃないのかい? 一人で行くと  
危ないから止めようと思ったんだが……悪いことをしてしまったね」  
「う、ううん。あたしこそ、一人で飛び出しちゃって」  
 耳まで真っ赤になるエステルに、オリビエは笑いかけた。  
「まあ、エステル君に怪我がないならよかったよ」  
 ティータが上目遣いに尋ねる。  
「オリビエさんは、大丈夫なんですか?」  
「大丈夫、背中をちょっと打っただけだよ。ここの温泉に浸かれば  
すぐ治るだろう」  
「そうですか〜、安心しました。オリビエさん、なかなか起きな  
かったから……」  
 君たちの大事な部分をゆっくり見せてもらっていたからね、とは  
言えるはずもなく、オリビエは笑ってごまかした。  
「いやあ、僕としたことが面目ない。ハッハッハッ」  
 
「でも、覗き犯が魔獣だったなんて……」  
 クローゼの一言に、一同の表情が引き締まる。  
「うん、まさか魔獣がお風呂を覗くなんて思わないわよね」  
 既に遊撃士の顔に戻ったエステルが言った。  
「そんな話、聞いたことないですよ〜」  
「さすがの僕も初耳だね」  
 ティータとオリビエもうなずいた。  
「でも、人だって魔物だって、覗きなんて許せない! 次は絶対に  
捕まえて、とっちめてやるんだから!」  
 威勢のいいエステルに、クローゼが冷静に言った。  
「そうですね。でも魔獣となると、人間の覗き魔とはわけが違い  
ます。問題が解決するまで、マオ婆さんに頼んで一時的に宿を  
閉めてもらったほうがいいかもしれません」  
 横からオリビエも口を出す。  
「僕もそれに賛成だね。相手が魔獣だけに、宿泊客に万一のことが  
あるといけない」  
「そうよね。お客さんが襲われたりしたら大変だもんね」  
 ……。  
 
 こうして、マオ婆さんに事情を話し、「紅葉亭」は一時休業にして  
もらうことになった。  
 そして「魔獣が今日中にまた覗きにくる可能性は低いだろうから、  
万一に備えて待機し、次のおとり捜査は明日にしようじゃないか」  
というオリビエの提案により、一行は貸し切り状態の宿でそのまま  
一泊することになった。  
 
 夕食前、宿の廊下でエステルがオリビエに声をかける。  
「あれ、オリビエ。どこ行くの? もうすぐ夕食の時間よ?」  
「ちょっと野暮用があってね。すまないが、先に食べておいて  
くれたまえ」  
「そうなの? じゃあマオ婆さんに伝えておくけど、あまり遅く  
ならないようにね」  
「フッ、了解した」  
「なにが、フッ、よ」  
 呆れ顔のエステルと別れ、オリビエは宿の外に出る。  
 
 午後遅くの陽は傾き、もう夕暮れが迫っていた。  
 オリビエはまず宿の裏手に回り、人気がないのを確かめると  
掌サイズのアーティファクトを取り出した。指先で操作し、  
耳にあてると、ほどなく通話を始める。  
「やあ、愛しのミュラー君。元気にしていたかい? いやいや、  
いいんだよ。君の愛はもう十分伝わっているから。それより  
調べてほしいことがあってね。帝都にほら、なんとかいう魔獣  
学の権威がいただろう。彼に尋ねてほしいんだけどね。つまり、  
魔獣が人間相手に発情したり風呂を覗いたりするのは、普通に  
起こりうることなのかね。ちょっと聞いといてくれないかな。  
悪いんだけどね。そういうことだから。よろしく頼むよ、わが  
愛しのミュラー君☆」  
 相手の怒鳴り声を風と受け流し、オリビエはおもむろに  
通信機を切った。  
「さて、次はと……」  
 
 オリビエは、露天風呂の裏手の茂みを調べてみる。先ほど、  
覗きの魔獣たちが潜んでいたところだ。  
「うーん、これはナイスな覗きポジションだね。魔獣の分際で  
というべきか、魔獣ながらあっぱれというべきか……」  
 ぶつぶつ言いながら茂みの中や地面を詳しく調べる。魔獣の  
足跡は確かに残っていた。だが、他には特に気になる痕跡は見  
当たらなかった。  
「何か裏でもあるかと思ったが……考えすぎかな?」  
 首をひねりながら、今度は魔獣が逃げた方角へ足跡をたどって  
いく。  
「仕方ない。明日に備えて、連中の逃げ道でも調べておこうか。  
連中のねぐらの位置でも分かれば御の字だがね……」  
 
 たっぷり1時間も草原や林に分け入って、どうやら覗き魔獣  
たちのねぐらに大体の見当をつけたころ、夕闇が落ちてきた。  
「今日はもう、これでよしとしようか」  
 帰途についたオリビエは、たちまち夜の林で道に迷った。  
 なんとか宿に帰り着いたのは、さらに2時間近くも後だった。  
 
 
オリビエが宿に着くころ、あたりはすっかり暗くなっていた。  
一時は山中での夜明かしも覚悟しただけに、宿の灯りが見えた  
ときには安堵のあまり涙が出そうになった。  
「はあ……やっと帰ってきたよ……」  
 オリビエは空腹と歩き疲れでふらふらだったが、まずは元気  
付けをしようと自室に上がる。行き先は温泉と聞いて、秘蔵の  
ポートワインをこっそり持参していたのだ。  
「まずは一杯やって、生き返らないとね」  
 うきうきと部屋に戻ったオリビエを待っていたのは――。  
 
 ポートワインの空瓶と「ごちそうさま」のメモ書きだった。  
 
 オリビエはしばらくの間、  
 orz ←この状態から立ち直れなかったという。  
 
 立ち直った彼が真っ先にしたことは、  
「エステル君っ! ヒドイぢゃないかっっ!!」  
と泣きながらエステルたちの部屋に怒鳴り込むことだった。  
 だが。  
「おや……?」  
 
 彼女たちの部屋は、もぬけの殻だった。  
 
「変だね。どこに行ったのかな」  
 他の部屋も見て回ったが、誰もいない。  
 だが履物は玄関に置いたままだ。  
 ということは、宿の外に出かけたわけでもない……。  
「ははーん」  
 オリビエには、ピンときた。  
 酔い覚ましに露天風呂に行ったに違いない。  
 あの素晴らしいポートワインで、いい加減にほろ酔い気分に  
なったところで露天風呂へ……。  
「くううううううっ!!」  
 オリビエは口惜しさに歯噛みした。  
 そんな極楽気分を味わうため重い瓶をわざわざ持ってきたと  
いうのに自分は一滴も飲めずエステルたちだけ極上の酒+温泉  
という至上の悦楽を満喫している……。  
 許すまじ。  
 ふつふつとたぎる憤りを胸に、オリビエは服も脱がずに露天  
風呂へと突き進んだ。  
 
「エステル君っっ!!」  
 もはや泣いてんだか怒ってんだか分からないオリビエの甲高い  
声が露天風呂に響き渡る。  
「エステル君っ! よくも、僕のポートワインを……!」  
 返事はない。人影もない。  
 見渡すと、露天風呂にはオリビエしかいなかった。  
「おや……?」  
 何度見回しても、オリビエ一人。  
「おかしいな……」  
 いったん中に入って女風呂の入り口まで戻る。閉じられた  
木の引き戸をノックしてみた。  
「エステル君? クローゼ君? 誰かいないのかい? ……  
開けるよ?」  
 声をかけながら、そろそろと引き戸を開ける。脱衣所には、  
見覚えのある衣類があった。エステルの服は床に散らばって  
いた。たぶん酔って脱ぎ捨てたのだろう。  
(ほほう、エステル君のは水色の縞々か。可愛いおそろいの  
縞ブラと縞パンだね)  
 クローゼとティータの服は、きちんとたたまれて脱衣かご  
に収まっている。いちばん上に小さくたたまれたショーツは  
どちらも純白で、クローゼのは小さなピンクのリボン付き、  
ティータのは無地のコットンパンツだった。  
(うんうん、清楚でいいねぇ……じゃなくて)  
 脱衣所から女風呂の入り口をうかがってみるが、何も見え  
ない。再びノックしてみた。  
「おーい、誰かいないのかい? 開けるよ? 開けちゃうよ?」  
 声をかけながら、そろそろと扉を開ける。  
 女風呂に立ち込める蒸気と湯気の向こうには……。  
 やはり、誰もいない。  
 
 念のため、女風呂から露天風呂へと外に出る。  
 改めて見回しても、やっぱり無人。  
 そのとき。  
「!」  
 ふと、茂みのかげに白いものが見えた。  
 急いで駆け寄ったオリビエが見たものは――。  
 露天風呂用のバスタオルだった。  
(さっき調べたとき、こんなものは無かったはずだ。)  
 もう一度、さっきの茂みを調べてみる。  
 そこには真新しい魔獣の足跡が入り乱れていた。さらに周囲  
の地面や草木にも、争ったような、乱れた跡が残されている。  
(これは……)  
 道筋を少したどると、さらにバスタオルが落ちていた。  
 もう少し先に、また1枚。  
 これでバスタオルは3枚になった。  
 
「クッ! なんてことだ……!」  
 疑いの余地はなかった。魔獣たちが戻ってきて、今度は覗く  
だけで飽き足らず、エステルたちを襲って連れ去ったのだ。  
 オリビエの行動は迅速だった。  
 脱衣所でエステルたちの衣類をかき集めて部屋に取って返すと、  
持てるだけの道具と装備一式とまとめて袋に詰め込んだ。バス  
タオルはどうしようかと一瞬迷い、3枚ともベルトに挟み込む。  
 オリビエは空腹も疲労も忘れ、完全武装で宿を飛び出した。  
 

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