オリビエは、タオルを巻いた3人を見回す。
「さて、3人とも大丈夫かな? どこか痛いところはないかい?」
3人は顔を見合わせ、ティータがおずおずと申し出た。
「あの……ちょっと、足が……」
「そうか、夜の森を裸足で走らせたりしたからねぇ……。これは
気づかなくて悪かった。ちょっと待ってくれたまえ」
オリビエはEPチャージを使ってから、オーブメントに手を触れた。
「ラ・ティア」
癒しの力が全員を包み、擦り傷や打ち傷の痛みを溶かしていく。
「……どうだい? まだ痛いところはあるかな?」
「いえ、もう平気です。ありがとうございます」
「よし。では、これからのことだけどね……」
オリビエは全員の顔を見渡して言った。
「このまま歩き続けるのは危険だろうね。どこかで夜を明かして、
朝になったら皆の装備を置いてきたところまで戻ろうと思うんだが
……それでいいかな?」
エステルが真っ先に賛同する。
「そうね、それがいいと思う」
クローゼとティータも同意した。
「暗くて道も分からないですし、他の魔獣に出遭うと危ないですからね」
「私も賛成です」
「よし、決まった。それじゃ早速、夜を明かせるところを探そう」
少し行ったところで、一向は夜を過ごせそうな場所を見つけた。
小さな泉のある草地で、木々と大きな岩を背にできる場所だった。
オリビエは周囲をよく調べてから言った。
「ふむ。水があるのはありがたいね。見通しもきくから、獣や魔獣が
来てもすばやく対処できそうだ」
「じゃあ、ここで休もっか」
エステルの声を合図に、全員がへたへたと草の上に座り込む。
「さすがに皆疲れたようだね……」
そう言うオリビエも、夕食を抜いての戦闘と強行軍にかなり疲労していたが、
「じゃ、僕が見張りに立とう。皆は仮眠を取るといい」
オリビエの言葉に、エステルが反論する。
「ううん、オリビエこそ休んでよ。今の私たちの中で戦えるのはオリ
ビエだけなんだから、休めるときに休んどいてもらわないと」
「それも一理あるねぇ。でも、僕はまだそれほど眠くないし、あと
もうしばらくは警戒したほうがいいと思うよ。万一さっきの魔獣
たちが後をつけてきたりしたら事だからね」
「あ、そっか……」
と引き下がるエステル。
今度はクローゼが言った。
「でも、見張りは交代がいいと思います。いざとなればオリビエさん
には戦ってもらわないといけませんから、やっぱり睡眠は必要です」
「そうか……。それじゃ、最初は僕が見張りでしばらく様子を見るから、
大丈夫そうなら代わってもらおうかな」
オリビエに向かって3人がうなずく。
「はい、それがいいと思います」
「うん、まかして!」
「私も頑張ります」
健気なティータの言葉にオリビエは苦笑した。
「さすがにティータくんに見張りはさせられないよ」
「ど、どうしてですか?」
ショックを受けたらしい。
「いや、ほら……ティータくんはいちばん年下だし。寝る子は育つって
いうだろう? ちゃんと寝ておかないと、エステルくんやクローゼくん
みたいに大きくなれないんじゃないかな?」
オリビエの言葉に、ティータの視線が2人に向かう。エステルとクロー
ゼの、それなりにタオルを押し上げる胸の膨らみや、既に女っぽく丸みを
帯びた腰のラインを見て、それから、ティータ自身の平坦な身体を見下ろす
ようにうつむいた。
「まあまあ、ティータはまだこれからよ」
「そうですよ。きっと2〜3年で、私なんかよりずっと成長しますよ」
2人に慰められるティータを横目で見つつ、オリビエは言った。
「じゃ、まずは僕が見張りをするとして、次は誰が交代してくれるのかな?」
「あたしがやるわ」
「じゃあ……その次は私が」
「ふむ。では僕、エステル、クローゼの順だね。夜明けまで数時間という
ところだから、見張りは大体2時間ずつくらいの見当でいいだろう」
「オーケー、分かったわ」
「分かりました」
うなずく2人に向かい、オリビエは、
「決まりだね。では、お嬢様方は、どうぞお先にお休みを」
と優雅に一礼してみせた。
オリビエが見張りに立ってすぐ、3人がやって来た。
「おや、どうしたんだい? 眠れないのかい?」
すると、少女たちは頬を赤らめ、互いに顔を見合わせる。
「いったいどうしたんだい?」
いぶかしむオリビエに、エステルが思い切って告白する。
「あのっ! あのね! じっ、実は……!」
「なんだい?」
「じ、実はね、そのっ……!」
見つめるオリビエの前でエステルは見る見る赤くなり、
「わーん! やっぱりダメぇっ!」
と2人の背中に隠れてしまった。
何だろう?と思ううちに、今度はクローゼが口を開く。
「その、実は……私たち身体の調子が、少しおかしいかもしれなくて……」
「ええっ!?」
オリビエは思わず顔色を変えて身を乗り出した。
「大変じゃないか! どこが具合悪いんだい?」
「そ、その……」
問い詰められたクローゼは、もじもじと赤くなり、うつむいてしまう。
さらにいぶかしむオリビエに、ティータが叫ぶように答えた。
「お、おまたが! ムズムズするんですうっ!」
「……」
「……」
あまりに直接的な発言に、全員が一瞬だけ固まった。
しかし、すぐにオリビエの焦り声が沈黙を破る。
「それは……大変なことだね。もっと早く気づくべきだった。すまない」
頭を下げられた3人は、きょとんとしていた。
「気休めかもしれないが、急いで、できるだけのことはしておこう」
深刻そうなオリビエの様子に、エステルが焦って尋ねた。
「ちょ、ちょっと、どうしたのよ。そんなに深刻なことなの?」
オリビエは「お前は何を言っているんだ」という目でエステルを見る。
ひとつ、ため息をついてから説明した。
「いいかい、君たちはさっき、魔獣にどんな目に遭わされた?」
「どんな、って……!」
たちまち蘇る辱めの記憶。3人とも裸にされ、むき出しの恥部を魔獣に散々
舐め回されたのだった。
オリビエは解説を続ける。
「あの魔獣の唾液に毒はない。でも、問題は舐められた場所だ。粘膜というのは
ただでさえデリケートなのに、まして女の子のいちばん大事なところとなると、
どうなるか。毒じゃなくても何か身体に異状が出るかもしれないし、そこから
病気にでもなったら、最悪の場合、子どもが産めない身体になってしまうかも
しれないよ」
思わぬ話に、3人の顔が青ざめた。オリビエは言葉を継ぐ。
「もちろんこれは極端な話だけど、それくらい用心してかからなければいけない
ということだよ。魔獣についてはまだまだ分からないことも多いからね」
青くなった3人は、オリビエの言葉にうなずいた。
「だから、どんなに小さくても異状が感じられるなら、大事を取ってできるだけの
ことはしておかないといけない。そこで……念のため、魔獣に舐められたところ
を薬で洗ってから、キュリアをかけておこうと思うけれど……いいかな? 君たち
には、ちょっと恥ずかしい思いをさせることになってしまうが……」
オリビエの提案に、3人は思わず顔を見合わせる。
一瞬のためらいの後、真っ先に返事をしたのはクローゼだった。
「はい、私は大丈夫です。場合が場合ですし、万一のことがあっては困りますから、
その……お願い、いたします……」
気丈に振舞うクローゼも、さすがに最後は赤くなって口ごもった。
「じゃ、じゃあ、あたしも……」
「私も見てくださいっ!」
エステルとティータも、赤い顔で同意した。
「では3人とも、早速こっちへ来てくれたまえ」
オリビエは湧き水で丹念に手を洗うと、毒消しの薬瓶を取り出す。
「さて……」
見たところ、一番「おまたがムズムズ」しているのはティータのようだった。
「ティータくん、こっちへ」
「は、はいっ!」
緊張した様子でオリビエのそばに進み出るティータ。
「そうだねえ……。僕の前に立ってくれるかな」
「はい」
オリビエは、目の前に立ったティータの身体を反転させ、後ろから両肩に手を
置いた。
「そう固くならないで。すぐ終わるからね」
「は、はい……」
「そのまま、ゆっくり腰を下ろして」
後ろからオリビエに身体を支えられたティータは、草の上に座り込む。
「ちょっと失礼」
「あっ……!」
オリビエは背後からティータのひざ裏に手を回し、太股を広げた。そのまま
手前に抱え込むと、両脚をおっぴろげた格好のままティータの小さな背中が
オリビエの胸元にすっぽりと収まった。ただ、そのままではティータの後ろ手が
オリビエの主砲にジャストミートしてしまうので、少しだけ身体を横にずらし、
ティータを後ろから抱きかかえる姿勢を取った。
「オ、オリビエさんっ……!」
「ごめんよ。少し冷たいかもしれないが、我慢して」
オリビエは湧き水を手にすくうと、タオルがまくれ上がって丸出しになった
ティータの幼い股間を優しく洗い始めた。
「あ、あっ!」
たちまち上ずった声を出すティータの股間は、ワレメ全体がぷっくりと
膨らんで熱を帯びていた。縦すじの上端にある小さな豆も、包皮に覆われた
まま、ぷくんと突き出している。そんな女の子の大切な部分を、オリビエの
繊細な指が残らず丹念に洗っていく。
「ああっ、あっ、オリビエさん、うあっ……!」
オリビエの指先が縦すじを押し開き、先ほど魔獣の舌に蹂躙された敏感な
粘膜に触れると、ティータの小さな身体がビクンとはねた。指一本も入るか
どうかという幼い穴の周りをも、オリビエは水と薬液で丁寧に洗いほぐす。
「あっ、あっ、あんっ……!」
おっぴろげた丸出しの股間を男の指でいじられ、上気した顔で喘ぐティータ
の姿は、幼くも倒錯的な色香を放散していた。オリビエが股間から手を離すとき
には、水と薬以外の分泌液で濡れそぼったティータの性器から、粘る糸が一本、
つっと伸びていた。
息の乱れたティータを抱えたまま、オリビエは手を伸ばして水をすくう。
「さて、こっちも洗わないとね」
「え? あ、うあぁっ?!」
オリビエの指が今度は下に降り、ティータのちっちゃなアナルを洗い始めた。
肛門を水に浸すように指先で包み込み、もみほぐしてゆすいだ後、薬瓶を傾けて
薬液をたらし、指先でアナルにすり込むように撫で回す。
「あんっ、んっ、んああっ!」
未知の違和感に身体をよじるティータのワレメからは、それでも快感のしるし
である透明な分泌液が溢れ出し、薬液と混じり合ってお尻を濡らしていった。
まだ未成熟でサラリとしたティータの愛液と水と薬液を、オリビエの指先が、
少女の尻穴に塗りこんでいく。
そうしてオリビエは、ひとしきりティータの股間を洗い、12歳という年齢に
似合わないエッチな声を上げさせたのだった。ティータの恥ずかしい部分を、
前も後ろも全部ひととおり洗ってしまうと、オリビエはオーブメントを起動した。
「キュリア」
その一言で、毒を消し去る水の力がティータの身体に浸透する。
「これでよし。気休めかもしれないが、何もしないよりマシだろうね」
「はっ、はっ……あ、ありがと、ございますぅ……」
敏感な部分をまさぐられ、息の上がったティータが何とか礼を言ったが、
その声も表情も、どこか物足りなさを滲ませていた。