エルモ温泉の覗き犯を捕らえるため、おとり捜査としてエステル一行  
は露天風呂に入っていた。パーティーの顔ぶれは、エステル、クローゼ、  
ティータ、オリビエと、およそ男であれば誰もがオリビエを羨み呪うで  
あろうハーレム構成。もっとも、全員がしっかりタオルを巻いて入浴  
しているので、そう嬉し恥ずかしい展開があるわけでもない。そのはず  
だった――本来なら。  
 
 異変を最初に感じたのはクローゼだった。北側の茂みの影に気配が  
ある。早速手分けして外から回ろうとしたところ、気配の主が離れて  
いくのが分かった。  
「こらーーーーーーーっ! 待ちなさーーーーーいっ!!」  
 犯人に向かって、エステルが駆け出す。  
「待ちたまえ、闇雲に飛び出すと危ない……!」  
 引きとめようとオリビエが前へ出たとき。  
 茂みから一斉に「犯人」たちが飛び出した。  
「げげっ!」  
「ま、魔物?」  
 覗き犯と思ったのは近辺の平原に住む魔物たちだった。  
 思わず気を取られるエステルとオリビエ。両者とも前方不注意。  
「え」  
「あ」  
 どかーん!!  
 二人は派手にぶつかり、もつれて地面に転がった。  
 
「うーん、いたた……」  
「大丈夫ですか?」  
「エステルおねえちゃん、だいじょうぶ?」  
 エステルが気づいてみると、クローゼとティータが心配そうに覗き  
込んでいた。  
「う、うん、大丈夫。なんか運良く下が柔らかいところで……」  
 うつ伏せに倒れていたエステルは、身を起こそうとして気づいた。  
横たわるエステルの目の前、鼻先に触れるほど間近に、何か白いものが  
まっすぐ突き立っている。  
「これ何……?」  
 エステルは上体を持ち上げ、身のまわりを確認してみた。エステルは  
地面の上ではなく、温かくて柔らかいものの上に乗っていた。「それ」  
にはタオルが巻かれ、2本の足が伸びていて、タオルの中心はテント状  
にもっこりと盛り上がっていた。  
「こ、こ、これって……」  
 エステルは恐る恐る振り返る。  
 そこには、気を失ったオリビエがのびていた。  
 エステルは、オリビエの身体に上下逆にまたがる格好になっていた。  
 すると、この目の前の白いテントは、つまり……。  
「い、イヤーーーーーーっ!?」  
 エステルは思わず叫んでしまった。  
 
「オリビエってば……気絶しちゃってるの?」  
 エステルは、傍らに立つクローゼを見上げて訊いた。  
「はい、呼びかけても返事がないので……」  
「オリビエおにいちゃん、大丈夫かなぁ?」  
 ティータの心配そうな声に、クローゼも少し眉を曇らせる。  
「そうひどく頭を打たれたわけではなさそうなので、たぶん大丈夫だと  
思いますけど……。でも念のため、しばらくは動かさないで様子を見た  
ほうがいいと思います」  
「そうなんだ……」  
 一安心すると、エステルは目線を戻した。  
 眼下にもっこりと立ち上がるタオルの屹立。  
 それを赤い顔で見ながら、エステルは言った。  
「ね、ねえ……クローゼ」  
「はい?」  
「男の人ってさ……気絶してても、こんなになるのかな……?」  
 クローゼもティータもエステルの視線を追い、堂々たるテントを目に  
してボッと赤面した。  
「さ、さあ、どうなんでしょう……? 私も、よく知りませんから……」  
「こ、これって、オリビエおにいちゃんの、お、お……」  
 ティータは真っ赤になってしまい、「おちんちん」と言えなかった。  
「……」  
「……」  
 いつしか三人とも無言になり、オリビエの股間を凝視していた。エス  
テルはオリビエの身体に逆向きにまたがったまま、クローゼとティータ  
はその両脇から身をかがめて覗き込む。三人とも、恥じらいと興味に  
頬を上気させ、息を呑んで、タオルを垂直に押し上げる男性の屹立を  
見つめていた。  
 
 エステルがぽつりと言う。  
「ねえ、これって……普通……なのかな?」  
「え?」  
 訊き返す二人に、エステルは続けた。  
「だ、だって、男の人の……って、いつもこんなになってるの?   
だったら、普段はどこにしまってあるのよ?」  
 普段のオリビエの服装を思い出してみる。彼の細身の下半身に、  
こんな出っ張りが格納されているとは思えなかった。  
「でしょう? ということは、さっきぶつけたか何かして、腫らし  
ちゃったのかも……」  
 言いながら、エステルの目は股間の屹立から離れない。  
「そう、なんでしょうか……?」  
「ええっ、オリビエおにいちゃん、怪我してるの?」  
 不安げなティータの声に、エステルは答える。  
「ううん、それはまだ分からないけど……でも……」  
 顔をいっそう赤くして言った。  
「た、確かめてみないと、いけないわよね……」  
「え、そ……それって……」  
 クローゼも頬をパッと朱に染める。ティータはもう真っ赤だ。  
「オリビエおにいちゃんの……み、見ちゃうってこと……?」  
 三人とも、黙ってオリビエのほうを振り返る。  
 オリビエは、変わらず目を閉じてのびたままだった。  
「……し、仕方ないわよ。心配だから、ちょっと確認してみるだけ」  
 微妙に震えるエステルの声に、クローゼも控えめに同意する。  
「そ……そうですよね。万一、怪我をされていたら大変ですから……」  
「う、うん……そうだよね」  
 ティータの喉が、こくっと鳴った。  
「うん、そうよね……じゃあ、見てみるわよ……」  
 エステルは、オリビエの下半身に巻かれたタオルに手をかける。  
 三人は、オリビエの股間の上に、思わず身を乗り出していた。  
 タオルがめくられ、オリビエの太腿が見えてくる。  
 いよいよ、というところでエステルの手が止まった。  
「いい? と、取っちゃうからね?」  
「……はい」  
「……うん」  
 神妙な顔つきでうなずくクローゼとティータ。  
 エステルは、思い切ってタオルを引っぺがした。  
「……!」  
 
 
 少しだけ時間を遡る。  
 転倒したオリビエが気づいてみると、身体の上にエステルが上下  
逆に乗っかっていた。彼女をかばって、咄嗟に自分が下になるように  
倒れた甲斐があったようだ。ただ、そのせいで背中一面を打ちつけ、  
動くこともできず横たわっていた。  
「エステルおねえちゃん! オリビエおにいちゃん!」  
「だ、大丈夫ですか!? 二人とも」  
 ティータとクローゼが心配そうに駆け寄ってくる。だが、今はまだ  
言葉を発するのも億劫で、オリビエは目を閉じたまま横たわっていた。  
クローゼが顔を寄せて呼びかけてくる。  
「オリビエさん、大丈夫ですか? オリビエさん?」  
「……」  
 反応がないので、クローゼはオリビエの口元に耳を寄せ、呼吸が  
あることを確かめる。それから頭部に外傷がないことを確認すると、  
ティータに言った。  
「オリビエさんは気を失っているみたいです」  
「ええ、オリビエおにいちゃん、大丈夫なの?  
「きっと心配ないですよ。エステルは?」  
「うん、怪我はないみたい」  
 そのとき、エステルが気づいたらしく、オリビエの身体の上で  
もぞもぞと身じろぎした。  
「うーん、いたた……」  
(エステル君も気がついたようだね)  
 オリビエは薄目を開けて様子をうかがった。  
 クローゼとティータがエステルに声をかけている。  
「大丈夫ですか?」  
「エステルおねえちゃん、だいじょうぶ?」  
「う、うん、大丈夫……」  
 
 うつぶせにのびていたエステルは、起き上がろうとした。地面に  
両手両膝をついて上体を起こそうとする。自然と脚を開いて膝を  
曲げることになり、タオル一枚の格好でその姿勢を取ると――。  
 オリビエからは、丸見えだった。  
(ほう、これはこれは……)  
 オリビエは、開脚したお尻の真下という特等席から、エステルの  
股間を鑑賞した。開かれたお尻の間には、ふっくらと柔らかそうな  
陰唇が、美しいサーモンピンクに上気してゆるやかに閉じ合わさり、  
恥丘には湯に濡れた淡い恥毛がちぢれて垂れ下がる。さらに、捲く  
れたタオルの裾からは、可愛くすぼまったアナルまで見え隠れして  
いた。  
(エステル君も、ここはもう大人になっていたんだねえ)  
 妙な感慨にふけりながら、それでもオリビエの男性は、美少女の  
恥ずかしい部分を間近で鑑賞した結果にふさわしく反応する。  
「なんか運良く下が柔らかいところで……」  
 大事なところを後ろから全部見られているとは夢にも思わない  
エステルは、身を起こそうとして「反応」に気づく。  
「これ何……?」  
 エステルが上体を持ち上げた。  
(まずい、振り向くかな……?)  
 オリビエは目を閉じ、死んだ振りをする。  
 やがてエステルは後ろを振り返り、状況を把握して悲鳴を上げた。  
「い、イヤーーーーーーっ!?」  
 
「オリビエってば……気絶しちゃってるの?」  
「はい、呼びかけても返事がないので……」  
「オリビエおにいちゃん、大丈夫かなぁ?」  
 心配する三人の声を聞きながら、オリビエは死んだ振りを続けて  
いた。やがて、もう少し安静にしてオリビエの様子を見ようという  
ことで意見が一致したようだった。そして今度は、三人ともオリビエ  
の足のほうに頭を寄せ、何やらぼそぼそと話している。  
「男の人ってさ……気絶してても、こんなになるのかな……?」  
「さ、さあ、どうなんでしょう……?」  
「こ、これって、オリビエおにいちゃんの……」  
 どうやら、エステルのアソコを見て半起ちになったオリビエの股間  
について話しているらしい。恥ずかしがってはいても、年頃の生娘  
らしく、男性自身の生理については三人とも興味津々だった。  
(おっ! おぉ、これは……)  
 オリビエの上に向こうむきにまたがったエステルの太腿は相変わ  
らず惜しげもなく開かれ、お尻はもちろん、その下の性器から恥毛  
まで丸見えだ。その両脇にクローゼとティータが向こうむきに立ち、  
少し身をかがめてオリビエの股間を覗き込んでいる。そんな二人の  
お尻を格好の位置から見上げるオリビエには、二つの可愛い性器が  
見えてしまった。  
 左手にはクローゼの華奢な脚がすらりと伸び、その付け根は慎ま  
しくタオルで隠されている。だが下から覗かれては、お姫様の白く  
可憐なお尻も、薄い陰唇が閉じ合わさった清楚なワレメも丸見え  
だった。  
 右手にはティータの柔らかそうな両脚があり、タオルの裾からは  
丸いお尻が顔を出している。お尻の間からのぞく股間は幼くつるん  
として、一本のすじが見えるばかりだった。  
(うーん、さすがにみんな初々しくて綺麗なアソコをしているねぇ)  
 これほどの美少女三人のアソコを並べて鑑賞できるなんて、奇跡  
に近い幸運といえる。オリビエはこの機を逃さず、三人の秘部を  
じっくりと観察した。  
 
 

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