「時が止まったような静けさの中に、力強い脈動すら感じさせる表現力」
「まるで今にも動き出しそうね・・・ザナドゥ時代のものなら美術品としての価値も高そうだけどさすがに持ち帰れそうにないなぁ・・・」
そう呟く、アスニスは背後で異様な気配を感じ取った。
「誰!?きゃあ!!」
アニエスは咄嗟に振り返った時、石に躓き、その場にしりもちをついた。
「あたたたた・・・・ちょっと脅かさないでよ!あれ・・・あんたは?」
男が立っている。端正な顔立ちだが、邪悪な笑みが折角の男前を台無しにしている。
「ああ・・・俺なら誰でもいいよ。北海騎士とでも言っておこうか」
「騎士ィ?」
男は安物の皮鎧を纏い、刃毀れだらけの肉切包丁を腰に無造作に差している。まるで山賊か追剥の様な風体だ。とても騎士とはいい難い。
「そ、それよもアンタ、さっき、確か街の道具屋で子供を孕みたいとか言ってたよな?」
男はアニエスに感付かれないように、ジリジリとにじり寄る。
「ガーディアンを宿したいとは言ったけど、子供を宿したいなんて一言も言ってないわよ!」
この男は先程の道具屋の店主との会話を盗み聞きしていたのだろうか?
「遠慮するなって、アンタもこんなド田舎じゃ、ロクな男もいないし、一人でしてんだろ!?」
男は素早くアニエスに飛び掛ると、腕を掴み、ねじ上げる。
「は、離して!」
アニエスは逃げようとするが、がっちりと両腕を掴まれ、どうする事もできない。
「うるせぇ!遺跡荒らしの分際で俺に指図すんじゃねぇ!!」
男は野犬のように吠え立てると、アニエスの鳩尾に鉄拳を叩き込む。
「ウッ!た、助けて!!だ、誰か!!!」
男は大人しくなったアニネスを背後から羽交い絞めにすると乳房を揉みしだく。
「こっちは夜伽用が壊れちゃったから、ここんところ、溜まっているんだよ!!あんな年だったから無理もなかったけど、お前ならアイツよりは長持ちしそうだ」
乳房を揉む手が止み、下腹部を弄る。
(お、犯される!!!)
「や、やだ!やめて!!助けて!!!」
アニエスは必死になって男の魔手から逃れようと暴れだす。
「ガタガタ騒ぐな!あんまり騒ぐとお前のアソコにニードルの魔法をぶち込むぞ!?」
男の手のひらがパッと輝く。ニードルを放つつもりだ。
(そんなことされたら、死んじゃうよ!?)
顔を真っ赤にして怯える彼女の表情から血の気が引く。
「やっぱり俺の思った通りの安産型だ・・・これなら安心して産めっから心配すんなって」
男はそう言うと、アニエスの服を乱暴に引き裂き、自分も下半身を露出させた。
「いいか!俺の性剣は古のヴォーパルウェポンに匹敵するんだぞ!!ドラスレなんて目じゃねぇ!!!」
男のソレはドクッドクッと脈打ち、邪悪な黒光を放ち、先端からは先走り汁が滴っていた。
「ヒィィ!!!」
アニエスは初めて目にする男性器の太さ、長さ、大きさに思わず目を背ける。
男はアニエスを四つん這いにさせると、バックからピッタリと閉じた彼女の秘門を一気に貫いた。
「イッ!イヤっ!!い、痛い!!!抜いて!!!!死んじゃうよー!!!!!」
アニエスは想像を絶する痛さの余り、子供のように泣きじゃくる。
「やっと、女の子っぽい悲鳴を上げられるようになったな」
無理矢理こじ開けられた彼女の秘門から、処女の証が滴り落ちる。
「なんだ、おまえ、初めてだったのか、大丈夫だ!じき、桃源郷に連れてってやるから、それまで我慢しろ」
男は、さも意外そうに言い、構わず腰をグイグイと振り続ける。アニエスの局部がメリメリと引き裂ける音がする。
「うぐ!ひぐ!!!痛い、痛い〜!!!!!」
アニエスは痛みに耐えかね、もう失神寸前だ。
「あ、ああッ!も、もうちょっとで出すから、それまで辛抱しろ」
「あ、ぐぅっひぐぅ〜」
「で、出る!!!ダッ、出す!!!」
アニエスは腹部に生暖かいモノがこみ上げてくるのを確かに感じ取っていた。
「ハ・・・ぁ・・・あァ・・・は、初めて・・・なのに・・・ヒ・・ドイ・・・」
アニエスは息も絶え絶えにそう呟く。
「あ〜ッ!!気持ちよかった。もう、お前は俺のモノだ。これからも愛でてやる。分かったな!?」
男はアニエスの顎を掴み乱暴に引き寄せ、肉切包丁を首筋に押し当て、凄む。
「・・・は・・・い・・・」
アニエスの勝気な瞳にはもう輝きも生気もない。まるで安物のガラス玉の様である。
「これから、宿屋に帰って肉でも食って、念のためにもう数発出しておくか・・産むなら早いほうがいいからな」
男は放心状態のアニエスを抱きかかえると、街に向かって歩き出した。