「あー、もう! なんで私がこんなこと!
……ううん、女神様のためだもの。とにかくやらなくちゃ」
ユニカはぐいっと腕まくりをし、革手袋をしっかりとはめなおすと、
はぁ~~~~、と、手のひらに向けて息を吐き出していく。
「な、何をする気……?
くっ、一思いに殺せ……」
敗北の屈辱にまみれたエポナはそう悪態をつくが、
四つんばいの姿勢のまま馬乗りに乗られてまったく身動きが取れない。
剥き出しの下半身は、ひんやりとした外気に晒されていた。
その柔らかい丸みを帯びた褐色の双丘に、じんわりと汗が滲み出た。
吐き出されるユニカの息が、その長さの分だけ痛みの予感を感じさせるのだ。
永遠とも思える時間が過ぎた後、不意に静寂が訪れ──
バチィィィィン!
「あぐぅッ!」
尻たぶを襲った痛烈な一打。
さしもの女戦士も声を漏らさずにはいられなかった。
「あ、あと、99回だからね……っ!」
百回の尻叩きは女神捜索隊としての使命なのだ。
悲痛な叫びに一瞬ひるんだものの、ユニカは容赦のない連打を浴びせた。
ビシッ! ビシィッ!
「やめ……、イタッ! なんでこんな……、あうッ! ちょっと待……」
腰を引こうと動いた拍子に手袋が股間の中心を直撃し、
「きゃうんっ!」
艶めいた声がエポナの喉をついて出た。
「や、やらしい声出さないでよ……!」
「ちっ、ちが! そんなんじゃ……」
慌てて言い分けを試みるエポナには構わず、
股間にぴったりと張り付いた手袋をユニカが振り上げると、
「ひゃうんっ!」
荒々しく肉芽を擦りあげられたエポナが
今度は明らかにそれと分かる嬌声をあげた。
「も~~~! ヤダっ! ばかっ! 変態っ!」
ビチィッ! ビチィィン!
「あっく! やめろって……あぐっ! 言ってるだろぉ……んあう!」
じんじんと痺れるような痛みが尻たぶから女の中心へと広がり、
その熱いようなむず痒いような感覚がエポナを困惑させていた。
必死に逃れようと暴れるのだが、ユニカの怪力に押さえ込まれては、
足を振るくらいの動きしかできない。
「わわわわっ、う、嬉しそうに足を開かないでよ……!
ま、また変なとこ叩かせようとしてるわけ!?」
あまつさえ、そんなことを言われる始末だった。
あまりの屈辱に、噛み切りそうなくらいにぎゅっと下唇を噛む。
決して他人に見せたことのなかった涙が一筋、エポナの頬を伝った。
だが、言葉でなじられて、尻たぶを打たれてを繰り返しているうちに、
臀部の痛痒感が次第に妖しい火照りを伴って秘裂の中心を侵していた。
「やぁっ! あっく! もうホントにぃ……あぐっ! やだって……」
びちゃんっ!
妙に湿った音とともに、エポナの足が指先までピンと伸び切って、
「はうぅぅんっ!」
太ももを透明な液体が流れ落ちた。
いつの間にか秘裂の中心から溢れ始めた透明な涙が、革手袋を黒く染めていた。
「こ、このっ! めすぶた! めすぶた!」
びちゃん! びちゃん!
「あ~~~~っ! あ~~~~~っ!
許して! そこ叩かないでぇ! ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!
もうヤなのっ! やだっやだっなんか来るっ! 変になるぅ!」
小さな胸がひどくドキドキと高鳴って、
自分でも理解できない何かがユニカを突き動かしていた。
「変態! ばかっ! 変態っ!
よく分かんないけどなんか来ちゃえ! 変になっちゃえっ!」
熱に浮かされたように叫びながら、
手首のスナップだけでエポナの花芯を激しく叩きつけていく。
「あっあっあっあっあっあっ! らめぇぇぇぇぇっ!
あ~~~~! あ~~~~! 来る! 来ちゃうよぉぉぉぉ!」
びっしょりと濡れた手袋をとどめとばかりに大きく振り上げると、
秘部全体に余さず罰を与えるように一気に振り下ろした。
ビュッチャァァァァァン!
「あっくううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
みだらな断末魔とともにエポナの秘部から熱い液体が迸って、床一面に飛び散った。
エポナは潰れたカエルのような姿勢で仰け反って、
いつまでもビク!ビク!と痙攣を繰り返しいていた。
「はぁっ、はぁっ……。
あ、あと72回もあるんだからね……」
口を開く力もなく、ただ絶望の色を浮かべて見上げたエポナの表情が、
ユニカをわけもなくドキドキとさせる。
下腹部にじんと重たく膨らんでいく高揚感とともに、
ユニカは再びその手を振り下ろした。
(終わり)
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