そこはカオスの流れが集中する場所だった。偉大なる王、クーブラ・カーンが築いた聖なる洞窟は今は魔王ガルシスの住み処となり、暗黒界のカオスで満ちていた。
このガルシスの負の波動により男達は欲望で溢れ姦淫に染まっていた。うら若く清い乙女、貞淑な人妻、まだ未発達な躰の少女、たとえそれが自分の娘であっても女であれば犯された。
かつての美しく平和だったXANADUを取り戻すため、啓示によって選ばれた若者をガルシス討伐に送り出したのだった。
魔王ガルシスを打ち倒すために選ばれた勇者はあと一歩のところまで来ていた。かつてガルシスに奪い去られたレビック、クォージィ、タイタン、サグリュイレスの4つのクラウンを手にし、
ガルシスを打ち倒すため伝説の剣ドラゴンスレイヤーを手に入れるためにLevel10に来ていた。
ああ、なんたる不運であろうか。それとも、それすらもガルシスの思惑の内であったのか。この暗黒界のカオスで溢れる洞窟内で美しい妖精であるシルフに出会ってしまったことは。
ガルシスの負の波動を浴び続けてきた勇者は溢れてくるどす黒い衝動を抑えることができず妖精達に襲いかかっていった。
「いやああああああぁぁぁっっ、やめてっ、お願いだからやめてぇ!」
シルフを無理矢理押し倒し、先走り汁の迸る剛直を未だ男を知らない乙女の秘所に押しつけ、ねじ込んでいった。
「あぐぅぅっ!っ、痛い!痛い!やめてっ!」
処女であるうえに濡れていない膣を慈悲のかけらもなく剛直で犯されるシルフは痛みを訴え、残りのシルフ達は仲間を助けようと抵抗するが数多の魔物を打ち倒してきた勇者にとっては己の嗜虐心を高ぶらせるだけだった。
「あっ…あっ…あぐぅっ…あっ…あっ…ひぐぅ…」
勇者はシルフ達の抵抗を無視して人形のように扱い腰の動きを速めていった。
シルフの躰を貪り続けていた勇者は終わりの時が近づいてきたことをシルフの耳元で囁くとシルフはそれまで以上に激しく抵抗してきた。
「いやっ!中はいやっ、妊娠いやなのっ!赤ちゃんできちゃう!」
欲望に染まった勇者に慈悲の心は無く、シルフの抵抗を押さえつけ勇者は欲望の迸りを妖精の子宮に叩きつけた。
「 ぁ… 出てる…、 赤ちゃんできちゃった… 」
欲望の塊を躰の奥の部屋に植え付けられたシルフは心が折れ、人形のようにぐったりとした。
勇者はそんなシルフを捨て置き、次の獲物へと襲いかかっていった。
ことの起こりは混沌たる流れにあり。そのものに善悪の概念なくただ性欲、溢れるのみ。性欲は命果てるまで尽きず、創生の源として妖精達の子宮へ注がれていった。