破壊神がついに魔王キャッスルを制覇し、  
地上に平和の訪れない世界となった。  
空はよどみ、地面はいい感じに栄養満点である。  
魔王は玉座で足を組み、読書にふけっていた。  
特に何が起こるわけでもない毎日。  
することも特になく、ゆったりと平凡な毎日を送っている。  
 
・・・玉座の間のドアノブの音が聞こえ、開かれた先に  
破壊神が立っていた。逆光でシルエットのみが魔王の目に突き刺さる。  
背は高くもなく低くもなく、痩せているわけでも太っているわけでもなく。  
可愛らしい顔つきであるが眼光は禍々しいものを帯びていて。  
猫のような女の子である。  
 
「・・・おい、魔王」  
「おお!これはこれは破壊神様!いかがなされましたかな?」  
「・・・本を置いて、人の顔を見て話したらどうだ」  
「えー、あー、はい、・・・ちょっといま新しい呪文をですね・・・」  
・・・つまらない、と魔王の膝に乗り込む。  
足を組んでいるところに馬乗りになった所で本を取り上げた。  
「・・・つまらない。」  
いつも通りしっかりと目線を合わせてくるので少したじろぐ。  
破壊神のもつ純粋に禍々しい目がどうも弱いようだ。  
「・・・はぁ、・・・破壊神サマ、チャレンジまだ残ってるじゃないですか。」  
「難しくてやる気が出ない・・・。つまんない。」  
「ははーん、投げ出すんですか?しょうがない破壊神様ですねー」  
ニヤリと意地悪そうに笑い、眉間を指でこづく。  
「また大陸1週します?いつでも何週でもご一緒しますぞ。」  
破壊神は、じっと魔王を見つめた後目線を下げると  
ぽふ、とおでこを魔王の胸に落し、服を掴む。  
また一言、つまらないと呟いた。取り上げた本を床にポイ捨てする。  
少しどうしたものかと考えた後、魔王は角ばった手で  
破壊神の頭ををよしよしとなでる。さらさらと指の間から髪が流れる。  
 
「・・・・ふふ」  
「なでなですると機嫌良くなりますよね・・・。」  
「魔王、」  
頭に置かれていた手をひょいと取り、指先を口に含む。  
「ふはんはい。(つまんない)」  
「・・・う、いつもこんなんじゃないですか・・・」  
上目づかいで、やはりまっすぐな目線。指を丁寧に舐めていく。  
「魔王、ね、遊ぼうよ」  
「・・・こっ・・・・こういう遊び方は感心できませんぞ・・・」  
「教えてくれたのは魔王だよ?」  
「いや、それは・・・そのですね、・・・んっ」  
破壊神からのキス、深く深く魔王と重なろうと舌を進めると  
うろたえていた魔王も少しずつ絡めていく。  
最終的には魔王がむさぼる形になるが。  
しっかりと破壊神の後頭部を手で・・・逃げられない。  
破壊神が攻めに堪えられなくなった所で唇をはなした。  
「んっ・・・ふ、・・・ね、ね、欲しくならない?ここ」  
唇を離すと、魔王の起ったものを服の上から指でなぞる。  
「破壊神様、日に日に禍々しさに磨きがかかりますな・・・って」  
破壊神は魔王の起ったものをズボンから出し、口に含む。含んだり下から上へ舐めたり。  
今までになかった事にまた驚く。どこまで成長する気なのか、突然変異なのか。  
いったいどこでこんな事を・・・、ふと思ったものの次の言葉で思考が停止する。  
「・・・くはぁ・・・は、破壊神サマ、何でまたこんな」  
「・・・・・・舐めてからの方が興奮するっていったから・・・」  
ふいっと目線をそらす。  
「侵略も楽しいけど、こっちの方が気持ちいいし・・・好きなの、魔王、」  
やさしく魔王の肉棒を撫で、キスを落とす。  
「遊んで、もっと欲しい、こんな風にした魔王が悪い」  
「ああ・・・もう破壊神様・・・」  
自分よりも禍々しく、力のある存在が、今こんな風に、こんな形でココにある。  
それだけでも性欲を掻き立てるというのに。  
「理性を保つのって・・・難しいもんですね・あ・・っつ!」  
顔に精液がかかる。口の周りについた分を舐め、指先についた分を舐め。  
「早く楽しませてよ・・・欲しいの、ねえ」  
 
「は・・っ、破壊神様、なんてことを」  
理性をギリギリ保ち、まだ頬に付いたままのものを指で払ってやる。  
「・・・・・何脱いでるんですか」  
破壊神は服と下着を取り払い、玉座の下へ落とした。  
「・・・・それは脱がないんですか」  
「くつした取るのはめんどくさいんだもの」  
玉座に座る魔王に、たて膝で乗りかかり  
すべすべとした腕、胸が魔王の頭を包みこむ。  
女性の持つ甘い匂いに酔いそうだ。  
「破壊…神様、もう・・・待ったなしですよ?」  
首筋から鎖骨に掛けて下を這わせ、胸に顔をうずめる。  
下乳を舐めてみたり、乳首を弄ったり、  
また、背中、腰回りをさらさらと撫ぜて、触覚を楽しんだ。  
「んっ・・・くすぐったい・・・。ぁっ、あ」  
「・・・もうびしょびしょですぞ、ほら」  
指で愛液をすくい、見せると恥ずかしそうに顔を伏せ  
魔王の肩に頭をあずける。  
 
「入れ・・・・る・・っ」  
自らの秘部を指で開き、魔王のものをのみ込む。  
十分濡れていたため、すんなりと挿入され、くちゅくちゅと水音が部屋に響く。  
自ら腰を動かしていくが、やはりぎこちない。  
「っは…!破壊神様・・っ」  
ぎこちなさが、なんとも予想のつかない所をついてくる、  
彼女なりに頑張っているのだろう  
それがむしろ魔王への刺激となり、興奮させた。  
自分から動かず、破壊神の動きに任せて感覚を味わう。  
「・っん・・・きもちいい?・・・」  
「ええ、凄くイイ、・・・・破壊神様はどうです?」  
そろそろか、と思い切り下から突き上げてやると  
一声上げた後締め付けが一層きつくなった。  
「ふぁっ、・・・あ、魔王ッ・・・!」  
反応を見、もっともっと突き上げる。  
がくがくと破壊神の腰が揺れ、目になにも映らなくなる。  
 
「あっ、あっ、んんっ!!もっと、あぁっ、魔王、魔王ッ!」  
彼女の望むとおりに、望む分だけ刺激を与えてやる。  
その分、返ってくる快楽を貪りながらお互い夢中になった。  
「はぁっ、ああっ・・っ!!!」  
「破壊神様あぁ、あっ!」  
最奥で全てを吐きだし、引き抜くと破壊神は魔王の服をギュッと掴み  
まどろみの中に落ちる。くてっ、と相手の体に身をゆだね溜息をつく。  
「・・・んぅ・・・よかった、」  
ちゅ、と軽いキスをする。  
「好き。」  
「・・・・ほんとですか?」  
「え・・・?」  
ニヤリと魔王の表情が黒く変わった。  
 
黒い笑顔は少しの焦りが入り混じっていた。  
どこまで破壊神をいじめられるかな、と。  
また、なにかしら握ってしまった優越感に近い何かがそれを駆り立てる。  
支配されているような身でありながら  
その相手に対する支配欲が沸き立ってくる。  
「破壊神様がここまで淫乱だとは思っていませんでした、ガッカリですよ!」  
少し痛いくらいに乳首をつまみ上げる。  
「っ・・ぁあっ!」  
痛いくらいに摘んだ後、離してすべすべと撫でてやる。  
「ふぁ・・・っん・・・んっ」  
ひと舐めするとよい反応が返ってくる。  
「楽しければいいんでしょう、破壊神様は。私よりも  
 コレが好きなんじゃないですか、違いますか?」  
自分の逸物を破壊神に見せつける。  
「ん…、違う」  
下を向き、魔王じゃなきゃいやだと呟く。  
目がすこし潤んで熱っぽい表情を浮かべる。  
「初めてが魔王で、次も魔王で、こんなにしたの、魔王じゃないか・・・。  
私を好きにさせたの、魔王じゃないか・・・」  
 
もっともっと欲しくなるようにしたのは魔王じゃないか。  
 
「もっと楽しもう?・・・もっと欲しい、欲しくさせる魔王が悪い・・・」  
「しょうがない神様ですね・・・もう」  
ここまで言わせてしまった少しの罪悪感と、  
支配欲が満たされそうなカンジにより湧き上がる高揚感。  
魔王は破壊神を抱き上げ、玉座を立った。  
破壊神を下ろすと、四つん這いになるよう指示する。  
「なんで・・・?・・・こうか・・・?」  
不安そうな顔をして魔王の方を振り返る。  
絶好の眺めだ。程よい大きさの胸が柔らかく揺らぐ。  
ひんやりとした黒い石の床の上  
「欲しいんでしょう、魔物の王として、魔物らしく交わるのもよいかと。」  
「・・・っえ、ぁ、・・・ああんっ!!」  
後ろから覆いかぶさるようにして抱きしめ、挿入する。  
とくんと鼓動の音を感じた。  
「いっそ孕んでみますか?破壊神様・・・ッ!」  
「ぁ、ああ”っ・・・ぁ・・っ、・・・」  
片手で胸を揉みしだき、むにむにと弄ぶ。  
空いた方の胸はピストン運動に合わせて前後に揺れる。  
もう片方の手でわき腹をさらさら撫でた。  
「あぁっ・・ん、・・・んっ、ぁっ・・・」  
「・・・ああ・・・イイですぞ、破壊神様・・・ッ・・・」  
正面を見ると、石張りの黒い壁があり、自身の姿が映っていた、  
背中や首筋にキスしたり舐めたりする魔王、  
気持ちよさでまさに骨抜きな自分、犯されているような感覚、  
その光景全てを見てしまい破壊神は更に高みへと昇り詰めていく。  
「もっと・・・んっ・・・ああぁっ、魔王っ、もっと・・・!」  
「相変わらず締まりが・・・ッ、可愛くて淫乱で・・・どうしようもない  
お方ですな・・・ 望みどおり、イかせてあげますよ・・・うっ・・・!」  
「あっ、あっ・t・・ぁ、ああんっ!・・・んっ・・ぅう」  
魔王の逸物を最後に思い切り締めつけ、絶頂に達した。  
破壊神の中へどくん、どくんと魔王の精液が注がれ  
抜いた時にとろりと流れ出した。  
余韻にひたり恍惚とした目で魔王を見る  
「ん・・・魔王」  
「なんですか?」  
「好き。」  
「・・・・ふふ。」  
「でも、、、ベッド行きたい。」  
「破壊神様が望むのであれば。」  
「・・・ベッドまで運んで。添い寝して。私が眠りに付くまで寝ないでよ?」  
「・・・ほんとにしょうがない人ですね・・・」  
御姫様抱っこで寝室まで向かう。  
天井付きのベッドの上にのせるとキョロキョロと  
辺りを見回した。  
「・・・魔王のベッド、凄く寝心地いい。」  
「気に入って頂けました?」  
破壊神はころん、と寝転んだ。  
「魔王、お休み、、」  
 
「、、、お休みなさい、破壊神様、、」  
舌と舌を絡めあわせ、仰向けの破壊神が魔王を引きよせ  
またお互い求め合う。  
「んっ・・・ぁっ・・・」  
シーツをきゅっと握る手に力が入る。  
 
まだ夜は長そうだ。  
 
おしまい  
 

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