最近の私の日課は学校帰りに幽助の家へ寄ること。  
そしてベッドで死んだように熟睡する幽助を起こし、無理矢理  
夕飯を食べさて屋台へ送り出す。なんでこんな事をしているのか、  
自分でも不思議になってしまう。きっとこの男が放っておけない  
のだろう。そんな事を思いながら今日も私は幽助の家に  
足を運んだ。  
「幽助起きてるー?」  
私は合鍵で勝手に幽助の家へと入り込んだ。今日は温子さんは  
帰らない。起きてる?なんて聞いたってどうせいつもの如く  
幽助は寝ているのだからノックも呼び鈴もいらない。  
ズカズカとお邪魔させていただくと案の定、幽助はまだ  
ベッドで睡眠中だった。最近繁盛しているらしいから、  
きっと大変なんだろうな、そんな事を思うとつい起こすのも  
悪いような気がしてきてしまう。でも一応仕事なのだから  
ちゃんと起きて行ってもらわなければいけない。  
私は幽助の体を揺さぶった。  
「幽助、もう時間よ。起きて!」  
いつもはこんな生温いやり方ではピクリともしない。  
しかし、いつもより覚醒が早かったようで幽助は瞼を開けた。  
「・・・・んあ?螢子かぁ。」  
「そうよ。もう時間だから起きなさい。アンタがしたくしてる間に  
私が夕飯作っとくから。」  
「もうちっとだけ寝かせてくれよォ。」  
「ダーメよ!ほら起きて!」  
 
私は幽助の掛け布団を掴むと思いっきり引っぺがした。  
「な!おい今はやべーって・・・・・・」  
幽助が咄嗟に止めに入ったものの、どうやら少し遅かったようだ。  
すでに私が布団を幽助から引き離したあとだったのだ。  
「・・・・アンタってやつは〜っ/////」  
私は顔を真っ赤にして幽助から目線を逸らす。  
「どーりで今日は寝起きが良かったわけね!まったく。」  
「しょーがねーだろー?男なんだからよォ。」  
私は真っ赤な顔を隠すため、台所へと早足で向かった。そして  
さきほどスーパーで買ってきた野菜を袋からとりだす。  
さっきのことは忘れよう。私は栄養が偏っているであろう幽助のために  
野菜炒めをつくることにした。テーブルの上に材料を並べていると。  
さっきまでベッドに寝ていたハズの幽助が私の真後ろに来ている  
ことに気付いた。  
「なによ。」  
私が眉間にしわを寄せて明らかに不機嫌な顔をつくり幽助の方を振り向くと  
幽助はいきなり後ろから手を回してきた。  
「たまには螢子も付き合ってくれよ。」  
「やっ、ちょっと離してよ!」  
幽助は無理矢理私の顔を幽助の方へと向けると唇にキスをしてきた。  
キス程度なら数えるほどだがしたことはある。しかしそれ以上の  
お誘いは全て断ってきた。相手も冗談半分で言っているようだった  
から軽く受け流していたのだ。しかし今日の幽助の雰囲気は  
いつもと少し違う。  
第一こんなふうに体の自由がきかないくらいに抱きしめられての  
キスは初めてだ。  
私は少し幽助が怖くなった。  
 
「いいじゃねぇか、俺らの年頃の男女なんて皆こんなもんだぜ?」  
「な、何すんのよ、やだってば!」  
幽助が首筋にまでキスをしてきたので私は幽助の体を引き離そうと  
した。しかし流石に幽助の力には敵わない。ふいに幽助の片方の  
手が私の胸のふくらみに触れた。  
「あっ・・・」  
自分でも意識していないのに勝手に声がでてしまった。  
今までに出したことの無いような声。そんな自分自身の声を聞いて  
顔が赤く染まっていく。しかしここで諦めてはいけない、そう思った  
私は、幽助の体をより強く引き離そうとした。  
「そんな赤い顔して抵抗されたって、余計にそそられるだけなんだよな。」  
くやしい。しかし所詮は女、ましてや幽助なんかに敵うはずもなく  
無駄な抵抗はやめざるおえなかった。そのかわりに思いっきり  
幽助の事を睨んでやる。  
すると幽助はそんな私をお構いなしに、今度は服と下着の間に手を  
入れ撫で回す。  
「やっん・・・・・・あっ・・・やめて・・・。」  
きっと今の私は涙目だろう。これが“感じる”という感覚なのか。  
だったら感じてしまっているのは否めない。  
それが余計に悔しかったりもする。幽助はそのまま私を押し倒すと  
得意のイリュージョンであっという間に私の服を脱がしていた。  
下着の上からふくらみの一番敏感なところに触る。  
「あっ・・・ん、やぁ・・・。」  
下半身が濡れてきているのが自分でもよくわかる。こんな経験ははじめて。  
今までに感じたことのないほどの感覚が全身を駆け巡る。  
すると幽助は器用な手先で一瞬のうちに私から下着をも脱がしていた。  
自分の胸が露になって余計に顔を赤らめる。  
「やべぇ・・・、我慢できねぇ・・・。」  
幽助は私の固くなったソコに唇をつけてきた。そしてそのままソコを  
舌でころがす。唇と舌で攻められた私は気付かぬうちにきっと  
恥ずかしい声をたくさんだしていたんだろう。  
 
「あっ・・・は・・・幽・・・すけぇ・・・」  
幽助の手が私の太ももに触れた。そしてしばらく太ももを撫で回すと  
足の付け根の奥へと触れてきた。今までに無いほどの感覚が  
私を包みこむ。  
「やッ・・・やだ・・・幽助、あっ・・・お願いだから・・・」  
しかしそんな私の思いもむなしく、幽助の手は下着の中へと侵入する。  
「・・・すっげぇトロトロだぜ、お前ん中・・・」  
「あっ・・・んあ、っは・・・・いや・・・」  
いやらしい水の音をたてながら、幽助は私の花心をかき回した。  
そしてスカートと下着もいっぺんに脱がすと今度は幽助は私の  
下半身に顔を近づけてくる。  
そして私の敏感な場所を舌で丁寧に舐め回しはじめた。  
「やだッたら・・・きたないよ・・・あっん 」  
しかし幽助の細い舌は私の中にまで侵入してきた。  
「いやっ・・・・あっ・・・ハァッ・・」  
私はその感覚に耐え切れず幽助の肩をおもいきり強く引っ張っていた。  
自分のソコからは止め処なく愛液が流れるのがわかる。  
幽助の舌が離れたと思ったら今度は幽助の中指が入ってきた。  
指が中に入っている感覚で頭がおかしくなりそうだ。ソコから  
聞こえる水音もより一層激しいものへとなっていく。  
私はもう達する寸前だったのかもしれない。  
 
幽助は、私の中から指を出すとその指を口で舐め、そしてズボンの  
チャックをおろした。さっきよりも一段と大きい、男のそれを私は  
間近に見てしまう。するとまた幽助に恐れのようなものを感じた。  
しかし、そう思ったのもつかの間  
「入れるぜ。」  
「えっ、ちょっと待って幽助、」  
私はそんな大きいもの、絶対に入らないと思った。しかし幽助のモノが  
私の入り口へとあたる。  
「いっ・・・いや・・・・・」  
そして幽助のモノは一気に私の中へと入ってきた。  
「いやぁ・・・っ、痛いよ、幽助ぇ・・・っ」  
「・・・我慢・・・しろッ・・・」  
奥まで入ってくると幽助はそのままゆっくりと動きはじめた。部屋中に  
やらしい音が響き渡る。幽助の精子と私の愛液が互いに絡み合っていく。  
最初は痛かったけど今まで以上の快感が私に押し寄せてきた。  
それは幽助も同じだったようで。  
幽助が動くたびに声がでてしまう。  
そして幽助のモノが私の最奥を貫いたそのとき、幽助の体が波打つと同時に  
熱い液が流れ込んできた。そしてそれをうけた私も達してしまう。  
 
しばらく私たちはカーペットの上で荒い息を整えていた。  
荒い息と沈黙だけが部屋を包む。  
私のまだ余韻の残るそこからは白濁の液と赤い血が流れていた。  
「・・・ご、ごめん螢子!つい理性ぶっとんじまって!」  
幽助のことを再び睨みつける。  
「・・・・・・・・っバカ!妊娠したらちゃんと責任とりなさいよね!」  
「・・・・えっ・・・あの・・・それって?」  
私はシャワーを浴びてくる、と言うとその場を立ち去った。  
幽助には今私が言った意味がわかったのだろうか。バカで単細胞だからな。  
でも変なところするどい奴だし。  
 
部屋では幽助がまだ下半身裸で呆けているままでいたのだった。  
 
 
 

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