名探偵という希有な職に就く少女と出会ったとして、人類最強とある日の午後を  
デート(と呼ぶには不釣り合いすぎるか、僕が)したとして、果たしてそれが  
僕の日常に何かしらの変化をもたらしたかというと、そんなことは全然なくて、  
むしろもう二週間になろうかという生物博士春日井春日の滞在のほうが、その意味では  
より大きなものである、と僕は思う。  
「おかえりなさいなせ旦那さm」  
「うるさい黙れ口を開くな」  
「定型文くらい言わせてほしいないっきーどうして私をそう邪険に扱うのかな  
 欲求不満が溜まってるならお姉さんが相手してあげるのに素直になりなよ」  
「これは適切な対応で僕は別に欲求不満でこんな態度をとってる訳じゃない!」  
あと長いよ。突っ込むのも疲れるよ。  
エプロン姿で立つ春日井さんを押し退けて部屋に入る。布団で埋まっている。  
まぁ、狭い部屋に二人分ですからね。  
「さていっきー」  
「何だ春日井」  
「あぁいいねその響き罵ってるみたいでそれはともかく」  
いや!よくない!断じてよくない!ていうかあんたMなの!?  
「いっきーはメイド服が好きなんだよね?」  
「違う!断じて違う!メイドとは服装だけでなく主に仕えるという奉仕精神が  
 伴ってこそのメイドであり唯のメイド服に存在意義は有り得ない!第一!」  
「…………………熱くならないでよいっきーさすがの私もひいちゃうよ」  
はっ!……思わず熱くなってしまった。いやー反省。空気は読まないと。こほん。  
「いや、僕はメイドという職業に就いている女性は好きですが、そうでない人が  
 メイド服を着ても意味がないよと言いたいだけですて」  
 
「ふむ」  
あれ?もしかして本気で引いてます春日井さん?  
内心バクバクの僕を全く気に留めず、春日井さんは言葉を続ける。  
「ではいっきーは、剣士さんや美少女や美少年のメイド服姿に意味はないと?」  
「………………!」  
こ……この人、何てこと言いやがる…………。  
「………ていうか、萌太君に着せる気ですかあんたは」  
「悪くないと思う。まぁジョークだけど。それよりいっきー」  
春日井さんは言葉を切り、僕の耳元で囁いた。  
「他の二人のは、見たくないの?」  
「!!!」  
いや、あの、本音を言えば、見たいですけど。見たいですけど!  
顔を真っ赤にしたメイド姿の崩子ちゃん、澄ました顔で恥じらうみいこさん、  
目茶苦茶見たいですけど!!!!  
「いや、それはメイド服を着た崩子ちゃんやみいこさんであって、  
 メイドさんでは有りませんよね?それじゃメイド服の魅力が半減です」  
「はぁ、そうかそうか。いっきーはメイドさんしか認めないのか。残念至極」  
あれ!?僕、もしかして凄く勿体ない事をしてしまったのか!?  
「いや、そうではなく」  
「あーあ、勿体ない」  
ああああああああ!  
心の中で絶叫した。  
 
次の日。木賀峰教授のバイトが如何に高給だと行っても、それまでは今まで通りの  
バイトをしなければならない。姫ちゃんにも何か紹介しようか。  
そんな事を考えつつ、軋む階段を登り、部屋の扉を開いた。  
「お…………お帰りなさい………ませ、だ、だ、だ…………んな、さま………」  
「………………………………………………………………………………………」  
絶句した。  
そこに立っているのは春日井さんではなかった。  
紛う事無き正統派エプロンドレスに身を包む、闇口崩子(十三歳)だった。  
想像通り顔を真っ赤にしていて、エプロンの裾を握り締めて耐えている。  
「あの………春日井さんが…………お兄ちゃんは………この服が好みだと………  
 ………着てあげたら………きっと喜ぶからって………………お兄ちゃん?」  
口を開かない僕を、俯く顔(赤い人より赤いな絶対)を少しあげて見る。上目遣い。  
もう、駄目だ。  
「めっ」  
「め?」  
「っっっっっっっっっっっちゃくちゃ可愛いよ崩子ちゃん!似合いすぎだよ!  
 もう持って帰って抱き枕にしたいくらいだよ!ってもうここ家だね!じゃ  
 とりあえず枕になってよ崩子ちゃん!勉強なんてしなくていいからさ!」  
やべぇ、絶対僕、今満面の笑み浮かべてる。ほら、崩子ちゃんテンパってるし。  
いやいや、その程度では今の僕は止まらない。誰だよ価値半減とか言ったのは。三倍増じゃないか。  
「ああもう可愛いな崩子ちゃん!いつもの百割増しで可愛いよ!  
 そうだ!まだ昼だけども一緒に寝よう崩子ちゃん!つっても拒否権無いけどね!」  
まだ枕契約結んでないけどまあいいか。  
真っ赤な顔の崩子ちゃんの肩を掴み、万年床に押し倒す。居候家事しろよ。  
しかし春日井さんがいないのは好都合だ。帰ってこないことを祈ろう。  
「わ、ちょっと、きゃ」  
「ああもう可愛いなこのこの!」  
 
押し倒して、抱き枕に頬摺りする。ぷにぷにすべすべの感触がたまらない。  
やけに熱く感じる頬に、崩子ちゃんの息が感じられる。早くて浅い。熱に浮かされているみたいだ。  
「んん?崩子ちゃん大丈夫?どっか痛かった?」  
「あ、いえ、その」  
棒のように硬くしていた手から力が抜ける。僕の胴に回される。抱き締められる。  
「可愛いって言われたのが、少し…………」  
顔を胸に埋める。今気付いたけど、皺にならないかな。  
「少し、何かな?」  
「…………………お兄ちゃん、意地悪です」  
ああ楽しんでる。自分嫌なやつだな。それを自覚して、なお続ける。  
「意地悪も何も、崩子ちゃんが何を言ったかよく分かんなかったからね。はっきり言ってみてよ」  
「うう……………………」  
「…………………………」  
「…………………………」  
「…………………………」  
「………………………………………………………嬉しかったです」  
「そうかい、素直なのはいいことだよ崩子ちゃん」  
素直な子にはご褒美をあげなければ。抱き枕にするのは不自然じゃないはず。うん。  
「…………………!!!」  
「どうしたの抱き枕。別におかしなことじゃないだろ?」  
「お……かしい………………くない………………ですね。ん」  
何を、と思うこともない。僕は崩子ちゃんに口付ける。  
 
「ん………………………」  
「んっ、ん、んん……………ん、ん、んー…………んー!」  
「っと」  
危ない危ない。反応が面白いから、ついつい長引かせてしまった。  
や、初めてだけども、キスってなかなか気持ちいいものですね。  
「さて」  
とはいえ、僕もそんなに余裕はない。経験が多いわけじゃないしね。  
抱き枕を強く抱き締める。柔らかい。なんというか、骨はあるのにそれが気にならない。  
これが女の子の破壊力だというのか。  
玖渚と比較するのは……両方に失礼か?いやいや、考えることが失礼だな。  
「っと抱き枕、いや崩子ちゃん、どうしたの?」  
崩子ちゃんは、少し潤んだ瞳で僕を見ていた。可愛いね、うん。  
「…………お兄ちゃんは、釣った魚に餌をあげないタイプですね」  
「………僕は釣りはしないんだけどね」  
いやいや、いくら僕が鈍感で経験不足で朴念仁と言っても、崩子ちゃんが何を  
言ってるのか分からないという訳が無い。本編じゃ分かってないけど。今は分かる。  
「………じゃ、色々と触るから。痛かったら言ってね」  
「…………………………ん」  
小さな肯定が聞こえた。さてさて、これで合意となった。へっへっへ。  
「んっ………」  
もう一度キス。先程までとは違い、舌を差し入れていく。深く深く。  
唾液には味は無いはずなのに。どうしてこう、甘く美味しく感じるのだろう。  
舌を探してみたけど、歯を食い縛られて入ることができない。仕方ないので、  
歯やら歯茎やら頬やらを舐め回してみる。ぴちゃぴちゃ言って卑猥だ。  
「ん………………んっ、んっ、んーっ、んーっ!!」  
おっと、危うく窒息させるところだった。  
「大丈夫、崩子ちゃんもとい抱き枕」  
 
「…もういいです。大丈夫なのは大丈夫ですけど………お兄ちゃんは変態です」  
「崩子ちゃんが意地っ張りなんだよ。あと変態は別の人だと思うな」  
崩子ちゃんが答える前に口付ける。舌を入れようと試みる。あくまで試す。誘い受け?  
しばらくすると、小さな隙間から舌が伸びてきた。少し出ては引っ込み、を繰り返す。  
もどかしいのと待ち飽きたとので、無理矢理舌をねじ込む。舌を絡める。  
「んむっ、むう、んむぅ!」  
崩子ちゃんが声をあげる。一瞬口を離し、すぐにつける。もがくけど押さえる。  
押しやられた。  
「はっ、はっ……どうしたの?」  
「はぁっ、はぁっ……………変態お兄ちゃんはキスだけで満足ですか。変態ですね」  
「………………枕に負けるとは」  
浅く口付ける。何度も。そうしながら、背中に回していた手で  
「……………んっ」  
胸に触れた。ささやかな膨らみは、どうしてこんなに柔らかいのだろうか。こんなに小さ  
「………………………」  
「ごえんなさいしたかみゃないで」  
少し触っていると飽きた。僕も所詮雄か。いやいやメイド好きとしては忘れてはいけないことがあった。  
「崩子ちゃん、今は僕の事を旦那さまって呼んでね。忘れたらすぐ止めるから」  
「………………………はい、旦那、さま」  
!!!!たまらんね!!!もう我慢ならんよ!!!!…………………。  
「………………………ねえ崩子ちゃん」  
「はいおに……旦那さま」  
「服の構造が分かりません。胸をはだけて下さい」  
「……………どこまで変態ですか」  
言いつつも(ちょっと省略)崩子ちゃんは胸をはだけてくれた。可愛い。  
「これで……………いいですか?」  
「よろしすぎます」  
触ってみる。むにむにしてみる。ふにふにしてみる。くにくにしてみる。  
 
「んっ………やっ、んん………んあっ」  
………よく知らんが、敏感すぎるんじゃないかい?崩子ちゃん。  
理由はともかく面白いので、さらに口撃も加えてみる。ぺろぺろやはみはみや。  
「んやっ、やっ、やっ…………んああっ!」  
「………声が大きいよ抱き枕」  
「あっ、はっ、ごめっ、んなさ、だん……な、さまっ………んんっ!」  
………………もう頃合いか?片手を腰、いや尻に回す。撫で回す。ここも柔らかい。  
そのまま、ロングスカートの下に手を入れる。ショーツを下ろす。  
「ぃゃっ………………」  
「止めようか?」  
ああ自分悪いやつだな。実感しつつも聞く。首を振る抱き枕。萌える。めっちゃ耐えてる。  
下ろして下ろして、足首から抜き取る。感動。…………気のせいじゃないな。  
「ほら、抱き枕。濡れてる」  
「なっ、や、それは………」  
「どっちが変態かな全くこんな淫らなメイドにはお仕置きが必要かな」  
まずいな。すっごく楽しい。興奮する。抱き枕は僕の真意を分かってくれたかな?  
「っ………旦那……さまっ、み、み、淫らなメイドに、お仕置きしてくださいっ」  
無理だ。我慢できない。真っ赤な顔して目つむっていってますよ?耐えられますか?  
できる人は赤い人に勝てると思う、マジで。  
スカートをたくし上げ、裾をくわえさせる。現れた所を舐める舐める舐め回す。  
心なし湿っていた程度だったのが、はっきりと水気を帯びてくる。唾液じゃない。  
もう我慢できません。  
「崩子ちゃん」  
「っ…………………はい、どうぞ。私は構いませんから……ーっ!」  
言葉がおわる前にいれた。余裕ないですから。入れたまま、動かない。  
「っ…………痛い、でしょ?ちょっとはこうしてるから」  
「はっ………はい、ありがとうございっ……ます」  
 
じっとしている間、ああ結構いいもんだなとか、崩子ちゃん毛が薄かったなとか、  
ぼんやり考えていた。と、腰以外なら動かしてもいいかと思ってみた。確信犯。  
「はーっ、はーっ、はぁんっ!?」  
乳首摘んでみました。いい声出すなぁ。  
「旦那様ッ、いっぺんにしちゃやだ、あぁん!」  
反対はくわえてみました。と同時に、腰をゆっくり動かし始める。腰が抜けるとはこの事か。  
「やっ、あっ、ああっ、あんっ、んぁっ、はっ……」  
………ごめんなさい。もう限界です。経験不足とか、やりすぎとか、いろいろ。  
「あー、崩子ちゃんは生理来てる?」  
「……………来、てません。ですっ、から、中っ…で、どうぞっ!」  
あらら。許可もらっちゃった。じゃ遠慮なく。  
「あっ、ああっ、出てる、中でっ、ああっ…」  
「はっ、あの、あ…………ありがとう、ございます」  
 
 
「いっきー」  
「なんだ春日井」  
「このテープなんだ」  
「……………何が望みだ」  
「お腹は減ってますがお姉さんはいやらしい事がしたくなりました」  
 
 

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