「そんなわけだから暦ちゃん、次は私の番よ」  
戦場ヶ原が笑顔で言う。  
「え……いや、昨日あんなに」  
「神原の相手はできて私の相手はできない、なんてことは言わないわよね?」  
そう言って僕の額に手のひらを乗せる。  
だけど二本の指が瞼を撫でているのがめちゃくちゃ怖い! しかも少しずつ力が入ってる!  
「したい! 戦場ヶ原としたい! お願いだからさせてくれ!」  
「あらそう、そこまで求められると照れちゃうわね」  
指の力が抜けてほっとしたのもつかの間で、続く戦場ヶ原の言葉に僕は凍りつく。  
「したかったら何て言うんだったかしら?」  
「…………!!」  
「どうしたの暦ちゃん? 私としたいって言ったのは嘘だったのかしら? 嘘をつくような悪い子にはお仕置きが必要ね」  
いやいやいやいや!  
恐怖のあまり、戦場ヶ原が何らかの動きを見せる前に僕は叫ぶ。  
「ひたぎお姉ちゃんの中に入れさせてください! ひたぎお姉ちゃんでいっぱい気持ちよくなりたいです!」  
「もう、暦ちゃんてばエッチな小学生ね」  
めっ、という感じで頬を軽く叩かれた。  
「いいわ、お姉さんは優しいからさせてあげる」  
僕はひょっとして『優しい』の言葉の定義を間違って覚えているのだろうか?  
「神原、いつまでも余韻に浸ってないでどきなさい」  
「あ、ああ」  
神原は身体を浮かして入れっぱなしだった僕の分身をずるずるっと引き抜く。  
「ん……ぅ……っ」  
僕と神原の体液にまみれたモノがさらけ出された。  
「お姉さんがキレイにしてあげるわ」  
戦場ヶ原が僕のに舌を這わせ始めた。ちゅ、ちゅ、と音をさせて体液を吸い取っていく。  
「ん……これでよし、と」  
戦場ヶ原が口を離したときには、僕のモノはもうすっかり固さと大きさを取り戻していた。  
「ふふ、元気なんだからもう」  
ちゅっと先っぽにキスをされる。  
「戦場ヶ原先輩、するなら隣の部屋に行かないか?」  
「……そうね、ここじゃなんだし」  
「?」  
こんな廃ビルどこでも変わらないんじゃないか?  
神原に(ちょっと屈辱的なことに)抱きかかえられて、僕らは隣の部屋に移動した。  
そこにはちょっとした生活用品や、少し大きめの布団が置いてあった。  
「これらは何だ?」  
「暦ちゃんがいつ戻れるかわからないからね、長期戦の構えよ」  
当然だと言わんばかりに部屋に入る。  
 
マジかよ……どれだけ手際がいいんだこの女。用意する時間なんてほとんどなかったと思うぞ?  
即断直結。  
「私や神原はこんな床じゃ寝れないしね」  
僕には床で寝ろと言っている!  
大体神原はここで並べた机の上で熟睡してたこともあるのだが……。  
「一応新しいのを用意することもできるが?」  
「よしなさい神原、子どもを甘やかしてもつけ上がるだけよ」  
お前以上につけ上がってるやつなんてそうそういないと思うぞ。  
「でも今だけは特別にこの上にくることを許可するわ」  
戦場ヶ原はそう言って布団に座る。僕も神原に下ろしてもらって、しゃがむ。  
が、両手を縛られているためバランスを崩し、戦場ヶ原の方に倒れ込んでしまった。  
結果、僕は戦場ヶ原を押し倒す形になる。  
「もう、暦ちゃんてば強引ね」  
戦場ヶ原は僕の背中に手を回しながら言った。  
ここまで子ども扱いされると本当に小学生になった気がする。いや、実際身体はなってるんだけど精神的にも。  
「服を脱ぐから待ってなさい」  
そう言って僕を押しのける。  
「神原、私の服を脱がしなさい」  
「よしきた」  
あくまでも僕の拘束を解く気はないらしい。  
時にはゆっくりと、時には見せつけるように神原は戦場ヶ原を脱がす。  
やがて全裸になった戦場ヶ原は僕の方に向き直る。  
もう何度も見ているのに全く飽きることのない戦場ヶ原の身体。  
「綺麗だ…………」  
戦場ヶ原が何かを言いかける前に、僕は思わず口にした。  
「んっ…………」  
その言葉を聞いて戦場ヶ原がぶるっと身体を震わす。  
……たまに見せるその動きは何なんだろう?  
やがてすっと立ち上がると座り込んでる僕の目の前までやってきた。  
「暦ちゃん、してくれるかしら?」  
是非もない。僕は目の前の戦場ヶ原の女性器にむしゃぶりつく。  
「あんっ」  
およそらしからぬ悲鳴が聞こえ、戦場ヶ原の手が僕の頭に添えられる。  
僕の両手は拘束されたままなので口だけで奉仕するしかない(奉仕という単語が自然に出てくるところで僕の奴隷根性が窺える)。  
蜜壷から溢れて内脚に流れ出る蜜を舌で掬う。  
すごく美味しかった。かつて吸血鬼だったころに忍の血を吸ったときと同じような感覚。いつまでも味わっていたい。  
僕は直接秘口に吸い付き、一心不乱に蜜を啜った。  
「んんっ!」  
しばらくすると突然びくんと戦場ヶ原の身体が震え、どぷっと愛液が大量に溢れ出てきて僕の口周りを濡らす。  
見ると神原が戦場ヶ原に後ろから抱き付き、身体を弄っていた。  
 
右手が僕の目の前の豆を刺激し、左手で今にも座り込みそうになってる戦場ヶ原の身体を支えながら胸を揉んでいる。  
神原の舌が戦場ヶ原のうなじを這うと、がくっと膝が崩れ落ちそうになり、戦場ヶ原は喘ぐ。  
「か、神原……っ」  
二人の絡みに僕は興奮したが、同時に嫉妬も感じた。僕だって戦場ヶ原を気持ちよくさせてあげられるんだ。  
ず、と僕は舌を戦場ヶ原の蜜壷に侵入させた。入るところまで押し込むと色んな方向に動かし、戦場ヶ原の弱い箇所を攻めていく。  
その際湧き出る蜜を啜るのも忘れない。  
「んっ、あっ」  
縛られてる手が届く範囲で脚を撫でると、内腿がふるふると震える。  
「もっ、もうっ! やめなさい二人とも!」  
戦場ヶ原は叫んだ。が、僕はもちろん絶対服従の神原ですら止めない。それどころかスパートに向けて動きを激しくする。  
「あ……は……あ……ああ……ああああああっ!!」  
戦場ヶ原が全身を痙攣させ、反り返りながら絶頂に達した。僕の頭を掴み、思い切り股間に押し付けてくる。  
僕はそれを甘んじて受け入れ、溢れる愛液を口だけでなく顔全体で受け止めた。  
「は……あっ……はぁ……っ」  
大きく息をした戦場ヶ原がすっと離れ、神原に支えられながら布団にへたり込む。  
そのままだらしなく仰向けに寝転がり、僕の前にしとどに濡れた女性器がさらけ出される。  
僕はごくりと唾を飲み込んだ。  
「せん……」  
戦場ヶ原、と言いかけて台詞をやり直す。  
「ひ、ひたぎお姉ちゃん、入れていいかな?」  
僕の言葉に戦場ヶ原は目を潤ませながら無言で頷いた。  
開かれた脚の間に身体を入れ、自分のモノを戦場ヶ原の秘口にあてがおうとする。 が、ぬるりと滑って上手くいかなかった。  
神原がフォローに入る。戦場ヶ原の局部を指で開き、僕のを掴んで入口に導く。  
「……いくよ」  
僕はゆっくりと腰を進めていった。  
 
 
 

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