緊縛された裸体に気怠い充足感が満ちていく。  
真っ赤に染まった頬が弛み、瞳から理性の光が消える。絶頂の余韻に頭が蕩ける。  
 (…じ、自分でする、のと…全然、違う…。す、すご、すぎ…)  
 火憐ちゃんが舌を出して悶えている時。  
 僕。阿良々木暦は、全く別の事を考えていた。  
 ヤバい!何か踏み越えてはいけない一線を越えた気がする。  
 はまってはいけない深みに、はまった気がする。  
だいたい、当初の予定では、首輪を出した時点で引かれて終了する予定だったんだ。  
 予定外に、火憐ちゃんが喜んじゃったのが予定外だ。  
だいたい、この先どうすんだよ、僕だってよく知らねえぞ!?  
「…にい…ひゃん…」  
 ヤバい!火憐ちゃんの顔つきや声だって、尋常じゃねえよ。異常だよ。異常事態だよ。  
 『歯磨き』の時がうっとり顔なら、今は女の顔になってる。  
女って言うか、メスだよ。メスの顔だよ。  
 こんな事なら偉大なる神原先生に、もっといろいろ聞いとくんだった。  
 まてまて僕。一体何を考えている。冷静になれ。火憐ちゃんは実の妹だぞ。これ以上は不味い。  
 火憐ちゃんの柔肉の割れ目は、あさましくパックリと開き切っり。  
濡れそぼった肉孔は、ヒクヒクと蠢いている。  
 濡れそぼった肉孔にそっと指先を入れると、幾重にも折り込まれ敏感そうな肉ヒダが、  
指先に吸いついてくる。  
「…ひっ、ふうっ…ううんっ…ああっ…にい…ひゃん…」  
 どうすんだよ僕。マジでどうすんだよ!?  
「…兄ちゃん…キ、キスしてぇ…」  
 そう言えばルール上、火憐ちゃんからの要求はありだ。  
よし、キスなら経験済みだし、特に問題点はない。(ように見える)  
 僕はしっとりと汗に濡れて、肌がピンク色に色づいた火憐ちゃんの  
後頭部に左手を添え、身体を乗せた。  
「い、痛いぃぃー!」  
「な、何!?」  
 火憐ちゃんの叫び声に驚き。僕は身体を離した。  
「に、兄ちゃん…ベルトが当たって痛いよ」  
「あっ、ごめん」  
「脱いでよ…ふ、服。…ぜ、全部…」  
「―――――っっっ!?」  
 火憐ちゃんの媚びた甘え声に、理性がぶっ飛びそうになった。  
 デレ分がなかったヤツがデレると、ここまでの破壊力があるのか。  
て言うか。デレ0%が転じて、デレ100%になったんじゃあるまいな。  
 
 僕は慌て服を脱ぎ捨て、再び火憐ちゃんに身体を乗せた。  
 火憐ちゃんの肌が熱い。  
「…火憐ちゃん。火憐ちゃん。火憐ちゃん―」  
 妹の名前を連呼する。  
「…にい…ひゃん…」  
 舌足らずな声で叫んだ火憐ちゃんの唇に、僕の唇が触れた。  
 ちゅっ チュッパ  
 火憐ちゃんは唇をふるわせ、喘ぐように言った。  
「…にい、ひゃん…じらさないでぇ…私…もう、もう…」  
火憐ちゃんは泣きながら言った。僕を求めてきた。  
その言葉がどんなモノなのかかえりみる余裕もなく、  
火憐ちゃんは我を忘れて狂おしく求めた。  
「ふ、ふはぅっ!ふむぅぅ…」  
 互いが互いをむさぼりあう。  
「んちゅ、んむちゅ…」  
 僕の舌が、火憐ちゃんの舌を押し潰す、頬を押し退け退ける。  
互いに舌絡め、頬をすぼめて吸い立てる。  
 (にい、ひゃん…兄ちゃん…)  
 舌の根が撫で回され、咽喉蓋がくすぐられて、上顎が気持ちよくなる。  
頭が前後左右に振られ、舌や歯茎が揉み込まれ、口腔全体が蕩けていく。  
「ぇあ、ン、ぇお…」  
 僕は緊縛の縄に絞り出された丸みを鷲つかみ、重さを測るように左右に揺さぶる。  
「ふぁあ!?く、あうぅぅ…っ」  
 ゆさんゆさんと揺さぶられる乳房に、熱い感覚が膨れ上がった。  
乳房の表面が疼き、たちまち温かな快感に変換される。  
絞り出された乳肉が、自らの重みで歪み、芯から捏ね回されたのだ。  
乳奥にわだかまっていた悦びが攪拌され、乳腺を伝って乳肉全体に染み広がる。  
ムキュムキュと擦れ合う乳房に熱い汗が吹き出し、むれて疼き始めた。  
内側から炙られ、揺さぶられた乳肌が、感度をます。  
火照った乳房の表面を覆い尽くす微弱電流。乳首がみるみると尖り勃起する。  
 僕は火憐ちゃんの勃起した乳首を固い爪でピンッと弾く。  
「きぁひぃ、ひぁぁ」  
 それだけで火憐ちゃんは悶絶して、緊縛された裸体をくねらせる。  
 火憐ちゃんの下腹と腰はひとりでにせり上がり、ふるえるえるのを止められなくなっていた。  
 (あ、熱いっ!?おっぱいが、アソコが…も、燃え…るぅっ!?)  
「…に、い…ひ、ゃ、ん…」  
 甘い鳴き声を振り絞る。  
 瞳は熱っぽく潤み、紅い唇が切なく震えて、桜色に染まった幼い頬が淫らに弛む。  
 腹の底が熱い。男を知らぬ膣孔が疼く。  
 硬くて太いモノで掻き回して欲しい、ゴツゴツした肉棒で無茶苦茶に磨り潰してもらいたい―  
 兄ちゃんの…  
 兄ちゃんので…  
 
「…に、い…ひ、ゃ、ん…アソコが…あ、熱いっよぉ…!?おっぱいが、も、燃え…ちゃうっ!?」  
 火憐ちゃんは僕を乗せたまま、緊縛された裸体をのけ反らせ、  
悶え声を上げて、のたうち回っている。  
「…た、助け、て…お腹の底が、溶けちゃうよ…おっぱいが、わたしのおっぱいが…」  
「火憐ちゃん。火憐ちゃん―」  
 やっぱり勃起乳首を、弾いちゃったりしたのが不味かったのかな。  
でもキスしてると、手がいい位置にくるんだよな。  
サイズも手のひらに収まって、ちょうどいい感じだし。  
って。おい。馬鹿か僕は、火憐ちゃんが苦しんでるのに何考えてんだ。。  
「ああ、あぐぅ…くひぃ…兄ちゃん…なんとかして…もう、もう…」  
 火憐ちゃんのオマンコは愛液に濡れ、肉孔はヒクヒクとうごめき、  
クリトリスも真っ赤に充血している。  
 腰をくねらせて愛液に濡れた内腿を、半勃の僕のモノに擦り付けてくる。  
「…兄ちゃん…わたし、変だよ…おか、しく…なっちゃっ、たよ…  
ひぐっ…うぅうう…むずむず、して、…ジンジン、して…  
わたし、ど、どうしたら…いい、か…わかんないよ…」  
 火憐ちゃんは明らかに混乱していた。身体に感じた激感が、意識や理性を凌駕してしまったのだ。  
催促するように、火憐ちゃんの腰が小刻みにゆれる。  
「…か、火憐ちゃん…」  
 火憐ちゃんの甘え声に勃起してきた亀頭を、僕はそっと肉孔に分け入らせた。  
「…ふぁっ…これ…に、にい、ひゃん…の…」  
火憐ちゃんの腰が受け入れようとガクガクとゆれた。  
わずかに触れた亀頭を、肉襞をわななかせて更にくわえ込もうと絡みついてくる。  
「火憐ちゃん。火憐ちゃん。火憐ちゃん―」  
僕は火憐ちゃんの腰にあわせて一段深く挿入し処女膜で寸止めする。  
 膣内から粘度の高い愛液が、ゴポッと音を立ててこぼれおちる。  
「ああ、あひぃ…ひぃぃ…」  
「くっ。温かい。これが、火憐ちゃんの中…。…処女膜…」  
僕は腰をゆっくり動かし、亀頭で処女膜をノックする。  
くじゅ ぶちゅ ちゅ ごぽっ  
「ふぁ、ううっ、くぅぅ…んくぁっ…ああっ…にい、ひゃん…もっと…  
おねがい…もっと、深く、深く入れてぇ…」  
火憐ちゃんの肉孔が僕の肉棒を捻じ切らんばかりにきつく締めつけてきた。  
僕は腰を引き、亀頭を肉孔まで引くと体勢を整え腰に力を込める。  
「か、火憐ちゃん。いくよ!」  
「…いいよ…兄ちゃん…きて」  
僕は火憐ちゃんの下腹に腰を一気に―――  
 
 
―――引き抜いた。  
 って。ヤバいヤバい。無し無し。今のノーカンノーカン。  
落ち着け僕。実の妹を女にしてどうすんだよ!?不味いだろ実際。  
 ここは偉大なる神原先生に頼るしかあるまい、『彼女に使えねえ技術を教えてんじゃねえ』と  
ぶっ飛ばして悪かった。今度小指の先にキスしてやるから。  
実の妹に使うのもどうかと思うが、使わせてもらうぜ。  
 僕は悶える火憐ちゃんを正座させると、新しい縄を手首の縄につなぐ。  
それは、火憐ちゃんを緊縛する縄より二倍は太い、使い込まれた荒縄だった。  
縄尻を火憐ちゃんの左右の肩から前へまわして、乳房の上下にくい込んだ縄に、  
乳房の谷間でからめて縛り、更に前へ垂らす。  
「火憐ちゃん…。今楽にしてやるからな」  
 僕は火憐ちゃんの前に垂らした荒縄に結び目をつくった。  
「ちゃんと測ってと…」  
 僕は結び目の瘤のある荒縄を、火憐ちゃんの脚の間に入れる。  
「…に、兄ちゃん…」  
 太腿の間を通って、背中にまわされ、火憐ちゃんの敏感になった股間に、荒縄が食い込んでくる。  
「はふっ…ぁ、ひ…ぐ…ひいっ!」  
 僕は火憐ちゃんをうつ伏せに押し倒し、お尻の谷間にも荒縄をくい込ませる。  
火憐ちゃんは甘え声をあげて必死に腰とお尻をふる。  
「あっ、あぁんっ…ふあぁっ…」  
 僕はさらに荒縄をきつく絞りあげる。  
「はぎぃ…はあっ…はあっ…」  
 火憐ちゃんは太腿をすり合わせることも、腰をよじることも出来なくなった。  
脳天にまで衝き上がってくる、感覚に必死に耐えている。  
「…お、し、りぃいっ…アソコに食い込んで…」  
 荒縄が股間にくい込み、肉の割れ目を押し開き、結び目の瘤が肉豆とオマンコと肛門にくい込んでいる。  
火憐ちゃんは息も満足に出来ず、ブルブルと腰とお尻をふるわせた。  
 僕は絞り上げた荒縄を手首のところで縛ると、火憐ちゃんを仰向けにひっくり返した。  
「どう?火憐ちゃん。少しは楽になった」  
 息も絶え絶えの火憐ちゃんの脚を開かせ股縄を点検する。  
「…にい、ひゃん…なんで?」  
「駄目だよ。火憐ちゃん。やっぱり実の妹にはできないよ」  
 火憐ちゃんの髪を撫でて安心させてやる。  
「…でも…わたし、苦しいよぉ…切ないよ…兄ちゃんの…欲しいよぉ…」  
 火憐ちゃんは上目遣いに媚び売りながら僕の股間に首を伸ばし、  
舌を肉棒に這わせぴちょぴちょと舐めだした。  
「うん、いいよ…それでちょっとでも楽になるなら」  
 
「くぷっ…れろ…はむ…ぁむっ…」  
 僕の股間で火憐ちゃん頭が踊っていた。  
火憐ちゃんは、半勃ちのものにためらわず舌を這わせる。  
 チロチロと舌先でくすぐり、柔らかな唇を押し当てこすり、頬ずりをする。  
すでに硬くなりつつあった僕のモノはむくむくと大きくなり、  
すっかり反り返って先端に露をにじませた。  
「にい、ひゃん…ちゅぱっ…」  
「うくっ…」  
 亀頭に唇をつけてカウパーを吸うと、僕の腰がびくっと跳ねた。  
 わざとくわえず舌と唇で愛撫する。僕の呼吸が荒くなり、  
髪に指がもぐりこんできて火憐ちゃんの頭を股間へ押しつける。  
火憐ちゃんは大きく唇を開いて、亀頭から僕のモノを喉奥へと飲み込んでいった。  
「ちゅっ…ちゅば…んっ、ぐぼうぅ…」  
 頭を強くおさえ込まれ、前後に動かされる。それに逆らわずに、  
火憐ちゃんは竿に舌を巻きつけて吸い上げ、喉奥に亀頭を押しつけて  
柔らかな部分を喉の粘膜で愛撫する。  
「ぐぅ…ぐぼうぅ…ごりゅっ…ちゅば…ちゅぶ…」  
 硬くて太く重い肉棒に舌が押し潰され、ゴツゴツした形にしごかれる。  
鼻腔に香ばし匂いが充満する。途端にオマンコがジュワッと熱くなるのは、  
咽ぶほど濃密なオスの匂いにメスの本能が掻き立てられたせい。  
「火憐ちゃん。唇を締めて、頬をすぼめてチュウチュウ吸って  
そうしながら舌を丸めてを舐めてみて」  
 頭を撫でられ、命令されると、もはや抗えなかった。言われるまま唇を締め、  
生臭い肉棒を激しくしゃぶり、火のついたような熱くて硬い亀頭に舌を絡めてしまう。  
(…にい、ひゃんの…どうしてこんなに、美味しい、の…!?)  
 頬張った肉棒は胸がドキドキするほどたくましく、頼もしかった。  
舌先は自然に丸まり、味の濃い場所を探して亀頭を舐め回し、カリ首や裏筋を這い回る。  
頬はすぼまり、喉が鳴って、牡エキスの混じる唾液をコクン、コクンと呑み込んでしまう。  
「んぅぅ…んちゅ、んむちゅぅぅっ」  
 股縄の疼きに苛まされながら、火憐は懸命に肉棒をしゃぶった。身体が生臭い精液を欲しているのだ。  
(く、臭い…でも、おい、ひぃうぅ…)  
 舌に感じる肉棒の、熱さ、太さ、重さが気持ちいい。味蕾に粘つく白濁液の苦しょっぱい味が愛おしい、  
咽ぶほど濃密な精臭が恋しい。膣内から愛液がこぼれてくる。  
緊縛された裸体が快感に操られおねだりするように痙攣する。  
 僕は火憐ちゃんのおっぱいを軽く愛撫する。  
「むぺぁっ!?」  
 触られた場所に電気が走り、火憐ちゃんはくわえた肉棒を吐き出しそうになった。  
 
が、すぐに頭を押さえられ、前より深くねじ込まれる。  
「え、ぉ…んぉぉ…」  
 愛撫が乳房を蕩けさせる。弾けんばかりに膨れた勃起乳首がこねられる。  
乳頭に発した甘い痺れが乳腺を伝って柔肉全体に染み渡り。  
肉棒に塞がれた喉の奥からいやらしい吐息が溢れ出す。  
「あむぉ、むぅ…ちゅぅう…ひぃうぅ…」  
 肉悦に朦朧とした火憐ちゃんは頬をすぼめて、喉奥まで潜り込んだ肉棒を激しく吸い立てた。  
肉芯に燃え盛る欲望の炎に炙られて、羞恥も理性もバターのように蕩けてしまう。  
グ…ジュ、ポ!!グジュポ、グジュポ、ジュポ、ジュポジュポジュポ  
グ…ジュ、ポ!!グジュポ、グジュポ、ジュポ、ジュポジュポジュポ  
グ…ジュ、ポ!!グジュポ、グジュポ、ジュポ、ジュポジュポジュポ  
「んぇああっ!にい…ひゃん…す、ご…むぷっ!?」  
 限界を越えた激感に跳ね上がった頭が、僕の手に押さえつけられ、熱い亀頭を喉奥までねじ込まれた。  
生臭い肉棒に食道粘膜がしごかれ、グッポ、グッポ、と鳴らされた喉に淫悦が爆発する。  
「ひぼぁっ!おぉぁぁ…っ」  
 縄に絞り出される乳房、股間に食い込む股縄。  
喉奥まで突きまくられた口唇粘膜―さまざまな激感が入り混じり、煮えたぎった津波となって、  
火憐ちゃんの背筋を駆け抜けた。意識が押し上げられ、遥かな高みへ駆け上がり―  
「ンンンッ!?め、ぁあっ!?ふぇぅ、ふぇぅふぇぅ、むふぇうぅぅ―っ!」  
 ミシィミシィ ギシギシ ビクビクン!  
 身体を反らせ、顔を跳ね上げて果てる火憐ちゃん。  
 喉奥まで挿し入まれた肉棒がブルブルッと震え、熱い粘液の塊を迸らせた。  
 ゴポッ ビュルッ ビュビチャッビチャッビュ  
「ひぃうぅ!?んっ!?んごぇえ…んんん…」  
 気道を塞ぐ生臭い溶岩。  
 コクンコクンと喉を鳴らして呑み込めば、ネバネバとした熱い塊は食道粘膜をゆっくりと垂れ落ちて胃の腑に降り、  
食道が内側から炙られる。飲み込めなかった白濁液は肉棒に埋め尽くされた口腔を逆流し、  
縦に伸びた唇から噴き出した。  
「むあぁ、ぁあっ!ぷぁああ…」  
 萎んだ肉棒が火憐ちゃん口腔内からズルリと引き抜かれると、  
頭が力なく垂れ下がり、だらしなく垂れた舌先から白濁液が糸を引いた。  
「…駄、目…にい…ひゃん、の…こぼし、ちゃ…」  
 顎を無理矢理動して、口腔内の白濁液と唾液をクチャクチャと掻き混ぜる。  
歯の一本一本に、生臭い精液が絡みついてくる。  
(…ん、く、臭い…。舌に…歯に…絡みつ…く…)  
「んごっんごっんごっ!」  
 火憐ちゃんの喉元が上下に動いた。  
 
 

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