緊縛された裸体が脚の爪先まで反り返り、快楽の波が脳天に響き渡る。  
 割り開かれた太腿はうちふるえ、肉棒を奥深くまでねじ込まれた膣洞が鋭く捻れる。  
ぶしゅ ぶじゅじゅっ  
肉棒をくわえこんだ肉孔から、細かく泡立った愛液が噴き出してきた。  
 私の顔は汗にまみれ涙と鼻水と涎でグチャグチャだ。  
兄ちゃんは汗で額に張りついた前髪を、優しく整えてくれた。  
「お、お、あぁ…ひ、ふぅ、ぅうぅ…」  
真っ赤に染まった頬が弛み、瞳から理性の光が消える。絶頂の余韻に頭が蕩ける。  
「これだけ柔らかくなれば大丈夫だと思うけど。火憐ちゃん。  
これから子宮に亀頭を入れるけど、嫌なら嫌って言うんだよ」  
 兄ちゃんがなんて言ってるかよく聞こえなかったけど、私はコクリと頷いた。  
 兄ちゃんのモノが私の中で大きくなっていく。うれしい。  
 グチユゥ!!グプグプグブズブゥ!!  
「んっ、ぐひぃ……ぐぅうぅぅぅうっ!!おっきぃ…いま、まででっ…いち、ばん…」  
 肉襞を圧し開いて、亀頭が子宮口を抉り出す。  
「うっ…うっぐぅうぅ、ひゃうぅっ…!!」  
(あっ…アソコが、熱い…っ!!)  
 焼けるような熱さと圧迫感が、子宮で快感に変換され。背筋を駆け抜け脳天を直撃する。  
(イッちゃう…私…このまま…熱い…ので…イッちゃうんだ…)  
「うっ…はあはあ、はあっ…アッ、うぅっ……」  
 瞳を潤ませ、恍惚の表情を浮かべ、私は顔を左右にふった。  
 汗だくになった肌をピンクに染め、乳房とオマンコからくる快感に引き裂かれそうだ。  
「はっ、うぅっ…こんな、のっ…んっ、うぅっ…ふうぅん…イッちゃ…」  
 息を飲んで、絶叫しそうな快楽に耐える。  
 兄ちゃんが私の顔を覗き込んでくる。  
「はっ、うっ…ふっ、ふうぅん、はっ…あっ…はあはあ…はああぁぁぁん…  
こんなの、に、にい、ひゃん…うっ、ふうぅん…」  
 あまりに巨大な亀頭は、子宮口で止まっている。  
(うぅっ、こんなに、大きい…モノなん、てっ…)  
 グチユゥ…ズズズブッ!!  
「はっ…あっ、うっ、ぐぅうぅぅぅうっ!!」  
(入ら…ないっ……!!!!)  
 兄ちゃんは私の下腹から子宮を握りしめ、腹筋を揺さぶった。  
「ふぅぁあ…はひっ…はっ、はあっ…あ、ふうぅん…」  
 兄ちゃんは下腹の上から子宮をマッサージして、腰をゆっくり抉るように挿入してくる。  
 
「うぅっ…うぐうぅぅっ!!」  
 
 グプゥ…ジュブジュプ!!  
「ひっ!?いぎいいぃぃぃいぃぃぃっっ!!」  
 子宮口が、だんだんと開いてくるのがわかる。  
 ズブジュブッ、グプゥ…スブスブズブッ!!  
「しっ、子宮、にっ…入り、そ…」  
 ゴポッ!グブグブグチュウゥッ!!  
「ひぐううぅぅぅぅぅっっっ!!!!」  
 子宮口が割り開いていく感覚に耐えきれず絶叫した。  
「あっ、うあぁぁっ!!あああああああぁぁぁぁああっっっ!!!!はっ、あがっ…!!??」  
 ……ゴッ!ゴリンッ!!グリンンッ!!!!  
「―――――――――っっっ!!!!!!」  
 子宮口をこじ開けて亀頭が子宮内にガッポリと収まった。  
「あああああああぁぁぁぁああっっっ!!いぎいいぃぃぃいぃぃぃっっ!!  
ひいいぃぃぁぁぁぁああっっっ!!」  
 背筋が大きく反り返った。  
 ぶしゅ!!ぶしゅ!!ぶしゅ!!  
 子宮を貫いた衝撃でイッてしまった。  
 何も考えられない。目の前が白一色に染まる。  
 涙がドッと溢れ、瞼を閉じる暇すらない。口からは唾液が飛び散る。  
「あぎゃあぁあ!!アッ、うっ、うぐうぅぅっ!!子宮…子宮が…!!」  
 真っ白な下腹が大きくうねり、水でも浴びたように、汗で全身がビッショリ濡れている。  
全身が激しく痙攣し、馬にでも乗っているようにガクガクと揺れる。  
白い喉がヒクヒク鳴り、泡だった唾液がアゴから伝い落ちた。  
「や、破れるっ…子宮が…内側から…破れ…ちゃう…」  
「火憐ちゃん。嫌なら嫌って言うんだよ」  
 兄ちゃんが亀頭の形に膨らんだ子宮を撫でまわす。  
「うっ、ぐぅうぅぅぅうっ…ふっ、はぁ、はぁぁ、ひぃ…はああぁぁぁん…」  
 荒い呼吸を繰り返して、下腹を貫く圧迫感に耐える。  
「うっ、んうぅ…ふうぅん、ぁ…ぎぃ…いぎいいぃぃぃいぃぃぃっっ!!  
んっ、ふぅっ…はぁっ、はっ…あっ、んぐうぅぅっ!!」  
 自分の意思とは反対に、膣と子宮が収縮し肉棒をギュウギュウと締め付けるたびに、  
全身が焼けるような快感にに包まれる。  
(意識、が …あっ、うぅぅっ…んっ、ふうぅ…イッ…ちゃう…イ、きそう…)  
「火憐ちゃん。動くよ」  
「に、…にい、ひゃん、し、て…き、て…」  
 緊縛の締め付けと下腹からの圧迫感で、上手く声が出ない。  
 兄ちゃんの腰がゆっくりと動き出すと、私の腰も動き出した。  
「あああああああぁぁぁぁああっっっ!!ひいいぃぃぁぁぁぁああっっっ!!  
ぐぅうぅぅぅうっ!!ひいいぃぃふあぁぃぃぃ!!」  
 
 今にも壊れそうなほどに巨大な亀頭を子宮が締め付ける、  
ガッポリと亀頭がハマった子宮が収縮し、快楽と快感が入り混じった悲鳴を上げる。  
 私の身体は痙攣し、頭がガクガクと揺さぶられる。  
 ぶしゅぶしゅぶしゅ  
 細かく泡だった愛液の霧が、肉襞のビラビラの隙間から吹き出る。  
「はぁ、あぎゃあぁあ…!!ひいいぃぃ!!おっ…お腹がぁ…  
すごっ…ひっ、ぁぁぁぁああっっっ…!!」  
 白い乳房が真っ赤に色づき、跳ねる身体から汗が飛び散る。  
 子宮の圧迫感と、緊縛の締め付め感が私を悶えさせる。  
「はぁ、はぁぁっ!!アッ、ひあっ、イグぅ…、しゅごぃ…子宮、が…感じる…の…  
イイの…イッ…ちゃう…子宮が…あっ、熱い、の…おっぱいも、ブルブル震えて…」  
 兄ちゃんが縄に絞り出された乳房グイッと押し上げた。  
 それだけで狂いそうな快感が、私の全身を駆け巡った。  
「ひいいぃぃんっ!!お、おっぱい、もっと…し、してぇ…あんっ…ふぐぅっ♪  
おっぱい…も、っと…感じる…からぁ…と、蕩けちゃううぅぅっ…  
おっぱい、蕩けちゃううぅぅっ…イッ…イグぅ♪」  
 ぶしゅ♪ぶしゅ♪ぶしゅ♪  
 亀頭を子宮の感じるトコロに当たるように、腰をねじって角度を変え、  
子宮の最奥を腰を振りゴリゴリと突きゆする腹筋が弛緩して子宮が、  
内臓深く捩じ込まれる。  
「あああああああんっ♪…ひいいぃぃ♪…私…私しぃ…感じ…て、る…」  
 自分が何をしているのか分からない。ありえないほどの快楽に、思考が混濁する。  
 ぶしゅ♪ぶしゅ♪ぶしゅ♪  
 乳首がビンビンに勃起し、乳房が自重で跳ね踊り芯まで捏ね回される。  
子宮が収縮し、愛液が吹き出るのを止められない。  
「イイイッ♪し、痺れちゃうっ♪おかしく、なっちゃううぅぅっ♪♪♪  
も、もっと…♪はっ、はああぁぁぁん♪はふっ♪くうぅぅぅっ♪にい、ひゃん、もっと!?し、て…」  
 子宮が突き揺さぶられ、腹筋が弛緩する。内臓が奥の奥まで掻き回される。  
「ひぐうぅぅぅぅ♪ひっ♪んぎいいいいいいっっっ!!♪♪」  
 強烈過ぎる刺激に、全身が緊張で硬直する。頭が真っ白になって、何も考えられない。  
「…あぁっ、あがっ♪ふぅ…」  
 ぶしゅ♪ぶしゅ♪ぶしゅ♪  
 視界が霞み、ゆっくりと気が遠くなって…  
 ジョボジョボジョボオオォォ…  
「はっ♪あぁっ…あああぁぁぁぁ…」  
 硬直から一変して、弛緩しきった身体から、金色のオシッコが排出された。  
 ジョロ、ジョボジョボ…ジョオオォォ…  
「…ふ…は…うぅぅっ…ふぅ…」  
 
 オシッコを止めたくても、身体に力が入らない。  
 ジョボ…ジョボ、ジョボ…  
「…にい、ひゃん…ふ、はああぁぁぁん♪…にい、ちゃん、す…っ――」  
 乳首がジンジンする。身体の中からくる熱は、まったく引く気配がしない。  
 そうして、私の…意識、は…暗く…なっ、た…  
 
 
 行間リセット  
 と言うかオチ。  
 僕は気絶した火憐ちゃんを介抱し、そのまま風呂に入れてやった。  
(もちろん首輪や縄はほどいてだ)  
ここまでやれば僕の勝ちだろ。  
 
 それより問題はこっちだ。  
 僕はクローゼットを見て。ガチャリと扉を開いた。  
 中には月火ちゃんがいた。口には猿轡が噛まされ、たれ目も涙目で、すげえ目だ。  
 両手と両脚は帯で纏めて結ばれてバーから吊られて、お尻で身体を支える格好だ。  
 そのお尻の部分も、仄かに香る小水で汚れていた。  
 無理もない、最初に遊んでいたのは月火ちゃんとなのだ。  
 (途中で月火ちゃんが切れたので、拘束放置中だったのだ)  
火憐ちゃんとの勝負が長くなりすぎちゃった。ゴメンよ月火ちゃん。  
 僕が月火ちゃんの帯を解こうとすると、月火ちゃんの鼻息がやたらと荒い事に気づいた。  
着物がはだけて、見えてるお腹もピンクに染まってるし。  
火憐ちゃんの喘ぎ声に当てられて、身体が火照ってるのか。  
拘束をといて、猿轡をはずすして。  
「月火ちゃん、火憐ちゃんがお風呂(水)に入っているから、一緒に入るといい――」  
 と言い終わる前に、噛みついてきやがった。  
「ガウッ!ガウッ!ガウッ!」  
 おお…照れ隠しが火憐ちゃんと同じだと思っていたら、首の動脈に噛みついていやがった。  
ヤバい月火ちゃん。いくらなんでもムチャだ死んでしまう。  
やっぱり、コイツは熊だ。とんでもねぇ!  
 一通り首筋に噛みついて、食い千切れないと分かると月火ちゃんは廊下に飛び出し。一言。  
「兄ちゃん!火憐ちゃんの気持ちにちゃんと応えてくれて、ありがとう」  
 月火ちゃんは、バァン!と思い切り、破壊的にドアを閉めて、  
ドタドタと階段を駆け下りて、お風呂に入った音がした。  
 お前ら仲良すぎだよ。  
 まあ、お前ら僕との情事なんて数に入れるなよ、家族なんだから。  
火憐ちゃんなんて明日には忘れてるだろうけど、  
と僕はマットレスを干しながらそう思った。  
 
 おわり  
 

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