「…兄ちゃん…、あたしで、おっきくしてくれてるの…っ、うれしい…っ」
弾けんばかりに勃起した赤黒いペニス。血液を溜め膨れ上がり張り出した肉エラ、緩いカーブを描き
脈打つ血管を薄皮に浮かび上がらせる太き肉棒は見るからに硬そうだ。
おぞましささえ感じさせる逞しき男根に目が吸い寄せられ離せない。
汗臭い男根が発する焼きイカのような香ばしい男臭が鼻腔に充満する。
途端に膣内粘膜が熱い愛液をジュワッと分泌し、縄瘤を湿らせるのは、牝の本能が掻き立てられたせい。
気がつけば割り開かれた股間の前。互いの吐息さえ感じられる距離に兄ちゃんがいた。
(あ…見られて、る…)
露出された恥部に感じる熱視線に羞じらって緊縛された身をくねらせると、牡を誘うかのように、
縄に絞り出されたおっぱいが、たゆん、たゆん、と揺れてしまう。
「しかし、痛くはないのか?」
「心配するな阿良々木先輩。私が直々に手入れした珠玉の縄だ。肌触りも抜群。火憐ちゃんの玉の肌に
かすり傷ひとつ、つけるつもりは無い!!なんなら触ってみるといい」
「いいのか?」
兄ちゃんの目を見て、あたしがコクリとうなずくと、兄ちゃんの指先が胸元の縄をまさぐる。
兄ちゃんの吐息が敏感な乳肌をくすぐり、指先が縄と肌の間に差し入れられる。
「ふーん、ピタリと肌に密着してるけど指一本入る程度の余裕があるな、縄の肌触りもスベスベしてまるでシルクだ」
「だろう。首輪の裏地にもフェルトを使って角も鑢掛してある。火憐ちゃんの肉体は弾力があって、
ついついねじ伏せるようにキツく縛ってしまいそうだったが、そこはグッと堪えたぞ。ま、そういうのは、
おいおいなコレは雰囲気作りだしな」
縄や乳肌に指先が触れるだけで、乳肉に電気が走る。だが、熱いのは乳房だけではない。
割り開かれた太腿のつけ根、縄瘤に塞がれた膣孔の裏には何個もの振動玩具が挿入され互いに干渉しあい
膣粘膜を蹴りあげ揺さぶっり浅い肉襞にはまって肉孔の中を、ヴヴヴ、カチカチ、と跳ね踊る。
淡い茂みに彩られた幼い恥丘の下は、火のついた炭の欠片を埋め込まれたように熱くたぎる。
神原先生の胸に支えられた背中もジリジリ灼け、喘ぐ唇や真っ赤に染まった耳先にもこらえがたい
むず痒さが燃えている。
(えっ…か、かゆ…ひ、ひゃ…っ!)
膣孔から突如強烈なむず痒さが込み上がってきた、股縄の通された太腿のつけ根がプルプル震えだし
堪らず神原先生の腕の中で声を搾り出しながら懸命に身を捩った。
桃尻を振り腰を捻り布団に尻肌を擦りつけるが、染み広がる痒みは少しも治まらない。それはむしろ
逆効果で、股縄はより一層深く喰い込んできた。
ずきん、ずきん、と膣粘膜を溶かす耐えようのない痒みが込み上げて来る。
「ひっ!?あ…ひゃっ!?」
「ふふっ♪効いてきたな。何度も説明したが腰を捻って尻肌をシーツに擦りつけても無駄だぞ」
蕩け出さんばかりに火照った肉畝を神原先生の指先がそっと掻き割り、臍下の縄に指を掛け手繰りよせ、
股縄を太腿のつけ根に悩ましくふくらむ恥丘の中心部により強く喰い込ませ、尻房の谷間を引き絞る。
「ぁあ、うぅう、ひあぅっ!?」
恥丘の裏側、恥ずかしい肉穴の奥底に凄まじい疼きが膨れあがり、後ろ手に緊縛された身体がもどかしく捻れた。
指を突っ込んで掻き回したい、太くて硬いモノをねじ込み、この痒みを磨り潰したい――
――コポリ、コポリ!
幼くあどけない割れ目から甘酸っぱい愛液が染み出し、熱を帯びて膨れていた幼い陰唇がヒクヒクと蠢き
肉ビラが縄瘤を舐めしゃぶり、滴る愛液は掻痒作用を帯びた股縄に染み込み、さらに粘膜を刺激する。
「お、おい神原。火憐ちゃんに何したんだよ!?」
「落ち着いてくれ阿良々木先輩。火憐ちゃんにも何度も説明して承知の上だ。火憐ちゃんを調きょ…、
性欲を抑制したいのだろう?」
「今調教って言いかけたか…っ。でも、すごい苦しそうだぞ…」
「股縄に白い紐が見えるだろ阿良々木先輩」
「あっ、ああ」
神原先生が紅白にねじらた股縄に指を引っかけ引っ張り上げ、紅い縄に絡まる白い紐を指差した。
「肥後ずいきだ」
「くぁっ、うぅ、んぅぅっ!」
感じやすい肉芽に鮮烈な感覚が炸裂し甘い媚び声が絞り出る。
「肥後ずいき、濡れれば一層、悦ばせる、といってな。江戸の昔から女をよがらせ悦ばせてきた伝統の
アイテムだ。今風に言うならずいきに含まれる掻痒性のサポニンが女の分泌液に溶け合って、一層効果を
発揮するわけだな」
「つまり、どうなるんだ?」
「要するにだな。女の子の部分がむず痒くなってくるのだ」
「大丈夫なのか、それ?」
「自縛して試したからな。大丈夫だとも」
「あてになるかぁぁぁ!?そんなもん!!!」
神原先生は股間を縦一文字にえぐって、恥毛の間に喰い込んでいる紅白の股縄をいじり、恥ずかしい
肉孔に半分埋もれた縄瘤を軽く押さえながらあたしの表情をうかがっている。
「くぁっ…は、うぅ」
割り開かれた肉粘膜が熱く痺れ、指先が離れると猛烈なむず痒さが沸き上がってくる。
股縄から離れた手は、縄に絞り出されたおっぱいの下に添えられた。
「おっぱいも熱いな。燃えているみたいだ」
耳元で囁く神原先生の手指が、火照る乳肌に喰い込んできた。歪められた乳肉が火を押しつけられた
ように熱くなり、乳先の紅い突起がズキンズキンと堪えがたく疼き出す。
「火憐ちゃんもっと深く息を吸って。もう少しの辛抱だぞ、女は子宮で考える。もうすぐ腹の芯まで
すべて蕩けて溶け合って、理性や感情を押し流してくれる。恥ずかしがる事はない、心の奥底にある欲求を
全て吐露してしまい阿良々木先輩に聞いて貰え」
「てかさ?腹の芯までって言ってたが?尻から見えてる黒いのってなんなの?」
「何って。肛門栓だが?」
「ちょっと待って!?肛門栓って!?……まさか!まさかまさか!」
「肛門栓では分かりにくかったか?アナルプラグだ」
「きゃーっ!!一緒だ!!そんなもん!?」
「何も危険な事はしていないぞ。きちんと肛門部周辺を揉みほぐしながらクリームを塗布してだな、
エネマシリンジを用いてグリセリン浣腸液を注入したのだ」
「エネマシリンジ!?グリセリン!?」
「これだ」
神原は変な形をしたゴム管を見せた。
ゴム管の一方の先端には親指ほどのノズルが取りつけられ、中央には握りこぶしほどのゴムの珠。
「こうやって薬液を注入するのだ」
神原はゴム珠をペコペコつぶして見せた。
ゴム管の一方から薬液を吸収し、ノズルの取りつけられた方から噴き出る仕組みだ。
「実際の医療現場で浣腸や膣洗浄、鼻洗浄の処置に使用されている。衛生面ではガラス浣腸器に劣るが
落下による破損の心配がないのが利点だな。ガラス浣腸器を直接肛門に挿入して破損による怪我の心配もない。
無理をすると痔になってしまうしな。火憐ちゃんは浣腸の経験があったそうだが、グリセリンの原液を千cc
入れたからな。仕方あるまい」
「千cc!?1リットル!?」
「ちゃんと味見もさせた」
「…に、兄、ひゃん。…ぐ、グリセリンって、…あ、あま、い、ん…だ、ぜぇ…っ」
「きゃーっ!きゃーっ!ぎゃーっ!」
「まったく一体全体、阿良々木先輩は何に怒っているのだ。あ、ひょっとして火憐ちゃんに浣腸したかったのか!
立て膝の尻をふるふると震わせながらグリセリンを呑み込む様はこの世モノとは思えぬ美しさが」
「したい訳あるか!!あと女の子が肛門とか言うな!?」
「尻孔。尻の小窓。菊座。菊の蕾。菊の門。貴肛。アナル。アスホール。陰花。薄桃色の火口。口吻。
緋色の口。裏の小さな花弁。極秘の肉穴。不浄の糞門。肉環。etc、etc、どれがいい」
「ぎゃあああああああああっ!」
と。
僕と神原がバカな話で盛り上がっていると。
火憐ちゃんはブルブルと腰部を痙攣させ、縦一文字に股縄を喰い込ませる恥丘や柔毛に汗を滲ませていた。
「おっと、すまない。辛いのか?気が紛れるようにおっぱいを揉んでいてやるからな、もう少しの我慢だ」
後ろ手に緊縛された火憐ちゃんに神原が身をすり寄せ、熱っぽい頬やうなじのあたりを鼻と唇でくすぐり
ながら、縄に絞り出された溶けるように柔らかなそうな乳房を下から掬い上げる。
「ううぅ…あ、く、ふ、うぅぅ…ッ」
火憐ちゃんは艶のある甘い吐息を漏らし、駄々っ子のように身体を揺すり腰を上下に跳ねさせ、
割り開かれた股間を誘うように踊らせる。
「ふふふ、とてもいやらしい腰遣いだぞ火憐ちゃん」
「ひゃ…っ。うご、い…ちゃ、う…っ。腰が…勝手に…動い、ちゃ、うんです…」
「誰も責めてはいないぞ」
ゆっくり揉みほぐすように、おっぱいを愛撫する神原は突起した薄紅の乳頭を指先で軽くこねる。
「ふ、ふ…、ぅぅ…」
「溶けるように柔らかい、いいおっぱいだ」
神原はピッタリと火憐ちゃんに密着し、両手でゆさゆさと縄に緊め上げられた両乳房を揉みほぐす。
「ひぃ、ゃぁ…っ。ひゃ…ッ、ゃぁ…ッ」
女の肉体を揉みほぐす神原の手並みは相当に慣れているのか、実に巧みで火憐ちゃんの身体から次第に
力が抜けていく事を感じ出していた。
「…へぁうぅぅ、あぅ!?、あぅぁぁ―――っ!イィッ!イく、イくイく、イィッくぅぅッ!!」
ビクッ!ビククンッ!
そして、火憐ちゃんの腰が跳ね達しそうになると、神原はわざと愛撫を緩やかなものにするのだった。
「ふふふ、そう簡単にはイかせないぞ」
れちょり、と。神原の舌が火憐ちゃんの肩を舐める。
「ふあ…っあ…ッ」
火憐ちゃんの攻撃的な吊り目が涙で潤み、焦点を失い、ふわ、ふわ、と弛み垂れ下がってまるでたれ目だ。
急に昂まって来た鼻息の荒さと一緒に、頬に淫らな微笑みを浮かべ、喘ぐ唇からは切ない鳴き声がこぼれ、
震える喉を涎が垂れる。
開き切った火憐ちゃんの股間には股縄が一層深々ときつく喰い込んでいる。
膣孔と尻房にしっかりと喰い込み、結び目の瘤を肉ビラがしゃぶり、汗や愛液を吸って濡れ光って、
恥ずかしい染み込みは臍にまで達している。
「こんなに濡らして」
神原は火憐ちゃんの内腿を撫で、股縄にそって指を這わせた。縄瘤に指を押しつけ、ゆるゆると揉み込む
ようにゆさぶると、膣内の振動玩具が呼応して、火憐ちゃんの股間から卑猥な音楽が奏でられる。
ぐち゛っ!ヴィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛!ぐちゅっ!ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛!ギュム!ギュム!
「ん゛あ゛っ、ひゃ…っ、あ゛あ゛ん゛ひゃィっ、に゛ゅひぃ゛ッ!?え゛あ゛っ…、あ゛ん゛あ゛っ…」
腰を中心に全身がプルプル震え、大きく割り開かれた脚の爪先をもどかしげに丸めよじらせている。
神原は火憐ちゃんを昂らせるだけ昂らせて、決してイかせようとはしなかった。
女だけに女のツボや急所を心得ているといった神原の、指先は愛撫というよりは淫撫といった感じだ。
あと少し、ほんのわずかで達しそうになるぐらいに高められた情感を巧みに逸らさせ腹底を煮え溶かされている。
まさに淫獣。変態の二つ名は伊達じゃないな。火憐ちゃんの凛々しい顔が見る影もなくなっている。
「よく頑張ったな火憐ちゃん。しっかりしろ、これからが本番だぞ」
「…は、はひぃ…」
神原先生がおっぱいを揉みやさしく囁いて、頭を撫で汗をぬぐい前髪を整えてくれた。
(…これから…もっと…してくれ、るんだ…)
紅潮した頬が期待に緩んだ。
改めて姿勢をただされ、夜具の上で神原に後ろから抱擁される火憐ちゃん。
燈火に照らされる汗に濡れた柔肌。腹からくる淫熱に炙られ甘い吐息を漏らし喘いでいる。
「名前は?」
「阿良々木火憐…です」
「歳は?」
「15…です…」
「通っている学校は?」
「栂の木二中です…」
「誕生日は?」
「六月末です…」
ふーん。何か既視感があると思ってたけど、忍野のやった儀式に似てるんだ。
やり方は似ても似つかない。って言うか真逆だが場。雰囲気作りが似てる。
肉体愛撫による催眠暗示。精神と肉体を昂らせる神原流の儀式。まんま黒ミサだ。
神原の愛撫を受けて火憐ちゃんが甘い吐息を漏らすなか、神原の質問と、それに対する回答が、続く。
淡々と。変わらぬペースで。
「お風呂の時はどこから洗う?」
「……シャワーを浴びて…頭から、洗います…」
なるほど信頼関係を築きつつ、だんだんとエロ方面にもっていく作戦か、実にあざとい。
「続けて」
「それから、お、おっぱいを…洗います…」
神原は縄に絞り出された火憐ちゃんの乳房を手のひらで包み、ゆっくりほぐすように愛撫する。
「このおっぱいか。大きさ、形、色合い、火憐ちゃんにぴったりのいやらしいおっぱいだ」
「ああ、うぅう、ひゃぁ、ぁぁっ!?」
「感度も良好だ。」
神原は熱っぽい火憐ちゃんの頬がやうなじに舌や唇でくすぐりながら、紅く腫れた肉畝を擦る。
「火憐ちゃんのここは、プニプニしていて可愛いな。自慰行為。オナニーをした事はあるか?」
「……は、い。あ、あります…」
「どうやってしているのだ」
「…い、いやらし、い事を、考え、ながら…っ、おっぱい、を…っ、揉んだり。ショーツの上から、
アソコ…擦ったり、して…あぅっ!?」
火憐ちゃんの無防備なうなじに、神原の熱いキスが降り注ぐ。キスマークとか付けるなよ。
「火憐ちゃんは上から派か?直触りにするのも、気持ちいいものだぞ」
神原は肉畝を柔らかくしごく。
「…直接、は…怖くて…っ、気持ち、よく、なりすぎて…」
「そうか、こんな感じか」
「んふぅんッ」
クチュ、クチュ、クチュ…。
動きを強める細指。股縄に沿い肉畝をしごき、掻き分けて、縄瘤を撫でる。
ふわりふわりと火憐ちゃんから甘酸っぱいジャムみたいな匂いが漂ってきた。
「オナニーの時は誰の事を考えてしているのだ?漠然としている訳ではあるまい。恋人の事か?好きな人
の事か?答えたくないなら答えなくともいいぞ」
神原の腕の中、火憐ちゃんの身体が強張り、涙で濡れた瞳で僕を確認した。
「…す、好きな、人、で…します」
火憐は言った。その言葉にどれだけの意味がこもっているのか、わかっているのか知ってか知らずか、
それでも言った。唇を震わせ狂おしく求めるように言った。
「…し、て、しまいます…」
恋人ではなく。好きな人。それは、その言葉の意味は…
「好きな人とは誰の事だ?」
おい。神原それは、その質問…は…
「…そ…それは、…それは…、っ。うくっ、うくぅう、ううう」
火憐ちゃんは涙をぼろぼろと流し――泣き始めた。
涙の意味。恋人と好きな人が別人なのだ。同時に別の異性を想うという、15歳には重すぎる自己矛盾。
いや中学生でなくとも、火憐でなければ、自称正義の味方でなければ自己解決出来たかも知れない。
火憐は精神が弱い。呑み込む事の出来ない自己矛盾を抱え、どれ程悩んだろうか苦しんだろうか。
「…あ、あたしは…あたしは、兄ちゃんの事が…」
「だ、駄目だ!」
叫んだ。怒鳴ってしまった。言うな、言っちゃ駄目だ。僕はいい。どうなってもかまわない。
でも、火憐ちゃんには、火憐にとって取り返しのつかないことになる。
「ううう…どうして…そんな、意地悪…っ、言うんだ、よ…、兄ちゃん」
半狂乱で僕を求めて叫ぶ火憐ちゃん。達することのできないもどかしさに焦れて身悶えする緊縛された
裸体を、神原がやさしく抱きしめる。
「お兄ちゃんがそんなに欲しいのか」
神原が火憐ちゃんの耳元で甘く囁く。
「ほしい…ほしいょぉぉ…っ…い、いき、たいよぉ、にい、ひゃん…おにゃかぁ…っ、あちゅい…っ、
おっぱい、あちゅいょぉ…っ」
火憐ちゃんは涙で濡れた瞳を僕に向けて、喉奥から甘い媚声を絞り出してコクリコクリと頷く。
何も考える余裕もない、火憐ちゃんの魂の絶叫だ。もはや身体が動かせないため理性も羞恥心もなく、
神原の腕のなかで悶え狂う火憐ちゃん。
神原の愛撫は止まらない。むしろいっそう激しく蠢いている。
一方の手は尖った乳首をつまんでひねり、転がし、クニクニと揉みあげる。
そして股縄の喰い込む股間をまさぐる手は肉畝をこすり、縄瘤をつつき、手のひら全体を押しつけこねる。
ヌチュ…ヌプチュ!
縄瘤が膣孔を掻き分け、喘ぐ膣粘膜に押し込まれた。
引き締まった火憐ちゃんの細腰は誘うようないやらしい動きを描いて揺れる。
縄に絞り出されたおっぱいがいままでにないくらい熱く重い。
吐いた息が乳肌に触れただけでも心地よい痺れが染み拡がる。
そのおっぱいが神原先生にムキュムキュと揉みまくられる。
汗にぬめる乳肌に指先が喰い込むたびに、身体の中に熱い波が沸き起こる。
うねりに押し上げられた意識が蕩け、天地の感覚すら薄れていく。
兄ちゃんに見られているだけでも、いやらしい気持ちが満ちて感じてしまう。
お尻の中ではグリセリンが腸内の内容物をドロドロに溶かし出し、腹部をグルルと鳴らす。
自身の汗と愛液をたっぷりと吸った掻痒性を帯びた股縄が、疼きを伴った痺れと激痛を混合し、臍下から
股間を通り腰から背筋を貫き、頭の芯まで霞ませる。
煮えたぎる腹は異常なほど昂っている。
肉棒の刺激を知る膣洞から子宮がグツグツと煮え返り、熱い愛液を分泌させとうとう股縄の吸収能力を
超え、滴となって肌を伝って布団に染み込む。
股縄を喰い込ませる股間が跳ね上がって、肉棒に犯されているかのようにヒクンヒクンと空腰を打つ。
耐えられず、身を捩り前のめりに突っ伏した。
膣孔が燃え上がり、細やかな肉襞のひとつひとつが狂おしく焼ける。
引き締まった小尻が踊り、火照る乳房を湿っぽいシーツに擦りつけ慰める。
…怖い――
カラダが…コントロール、できない…
感情を…抑制、できない…
自分の…カラダ、オンナの身体…エッチな、体つき…
オンナを自覚、する…
…怖い―怖いよォ…おなか、ジンジンして…熱い…
「に゛、煮え、る、煮えるぅぅっ!おにゃかぁ、あつい、おっぱい、あつい…あ゛、おしりもぉ、あちゅ
い…、あ゛だま゛…も゛…っ、あ゛ゾコ゛もぉ、あちゅい、あぁあっちゅぅうう、いヒぃいい――っ!!」
グィ!!ギリリッ!ギシッギシッ!
正体すらなくしかけた瞬間。股縄がグィと引っ張り上げられて、美尻が持ち上げられた。
「あ゛っ…っ、あ゛―――つ!?あひゃ…っ!?」
肉畝が割られ、恥丘を走り回る凄烈な電流、クリトリスが潰され腰に激震が爆発。頭が真っ白になる。
肉孔から膣奥に走り抜ける悦びの波。背筋を駆ける快楽電流。
「はぁぁぁ…っ…」
とろォ、っと口腔粘膜から熱い涎が溢れ出した。
「はぁンッ…」
軽くイった。股縄でイッてしまった。
「か、神原大丈夫なのか?」
「軽くイかせたからな、しばらくは大丈夫だ。しかし、お尻の方は限界のようだ。排泄させたほうがいいな」
「は、排泄って、トイレは?」
「場所は教えたろう?先に行って準備しているから、火憐ちゃんを連れてきてくれ」
神原は火憐ちゃんの脚の縄を手早くほどき、僕にリードを手渡すとさっさと部屋を出ていった。
え? 何? リード? どういうこと!?
「火憐、立てるか?」
僕は後ろ手に緊縛された火憐のカラダを支え、立ち上がらせた。
「…う、うん…立て、るよ…歩く、から…あっ」
ギシィ ギュム キュッ ギシギシィィ
そのとたん、背筋が伸びたことにより股縄が更に引き絞られて、火憐はビクッと、のけぞった。
内股になり、膝をガクガクとして、とても一人では立っていられず、身体を僕にあずける。
「だ、大丈夫か?少し緩めるか」
「駄目…それじゃ、漏れちゃう、よ…っ。そ、それで、リードで、連れて、行って…」
え!? えーっ!!
カチャリ
僕は火憐の首輪にリードを取りつけた。何、このものすごい背徳感。越えてはならない一線。
細首に巻きついた赤い首輪、縄に絞り込まれた生意気なおっぱい、背中に高くたくしあげられて縛られた
手首、みぞおちから細くくびれた腰に菱形に編み込まれ肌にピタリと密着した縄、そしてキツく縄を喰い込ませる下腹と尻房。
まばゆいばかりの美しさを放つ裸体を、リードでトイレまで誘導する背徳。
水に弱いと書いて溺れる。僕は溺れた。
「…はぁっ、あぁ、…」
首輪のリードを引かれ脚を進ませるたびに、股間に縄が喰い込んで、結び目の縄瘤がコリコリと痼り立った
クリトリスを潰し、粘膜や肛門周辺を擦りあげ、繊細な神経が火に炙られるように、ジリジリと灼ける。
歩くたびに、アソコに縄瘤がこすれて感じちゃう…。熱い、ウズく。
自分の乳首を見ると、上を向くほどに勃っている。どうりで痛いはずだ、ジンジンする。
オンナの、身体いやらしい…
あたしの、カラダ、エッチだ…
「火憐ちゃん…もうすぐだよ」
(…もう、なの…)
ボヤけた視界の先に神原先生が見えた。
トイレまではほんの一、二分なのだったのだろう、男の肉棒の刺激を知った肉体には足りない。もっと、ほしい。
足りないのだ。体の芯が疼く。はた目には、ひどい事をされていると自覚している自分がいるのに、
自分のカラダを抑えられない。
あたしの身体は汗でびっしょりだ、肌に密着した縄まで湿って、内腿まで汗だか愛液だかわからないくらい。
肩からおっぱい、腹部にかけてハァハァと大きく喘いで息をする。
神原先生はあたしの様子を伺い、ゆっくり観察する。
あたしの肌、ピンクに色づいて、匂いたつ汗にヌラヌラと光っていやらしい。
膝がガクガクして、その場にしゃがみ込みそうになった。
すると神原先生に股縄を引っ張られてグィと引きを起こされた。
「ひゃ…ん…っ、ぁ、ぉ、っ」
腰が震えて、おっぱいがプルプルと揺れた。
「よく頑張ったな、えらいぞ火憐ちゃん。気持ちよかったか」
火照った頬、蕩けた瞳であたしが感じているのを確認すると、神原先生が頭を撫でてくれた。
あたしはコクリと頷いた。
神原が火憐をトイレで排泄させると、再び股縄を施して、元の部屋に戻った。
部屋に戻ると僕は火憐を抱きしめ、夜具の上に押し倒した。神原がいるが構わなかった。構うものか。
「に、兄ひゃ、ん――」
「阿良々木先輩!?」
「火憐ちゃん。嫌だって言うんだ。こんなの恥ずかしくって嫌なだけだろ。もうおしまいにするんだ」
「…うん…っ、嫌だ、よ…」
言った。言わせた!少々反則気味だった気がするが、これで終わる。終わる事ができる。
「絶対…やめちゃ…っ、イヤだよ。兄ひゃ、ん――