ふふふ、聡明な阿良々木先輩のことだ。  
 わかってはいるだろうが、童貞の阿良々木先輩では初めての経験をする戦場ヶ原先輩を満足させるのは難しいと思うぞ。  
 だから私が協力させていただこうというのだ。  
 これはいつも世話になっている礼であって阿良々木先輩が遠慮する理由なんて一つもない。  
 私を信頼し、全てを任せてもらおう。  
 そうすれば阿良々木先輩は絶大なテクニックを得て、より大きな男へと進化を遂げるだろう。  
 私のような矮小な者がこんなことを言っていいのかはわからないが、私と性行為を経験することによって、極大の自信を得ることをここに約束しよう。  
 結果が芳しくない時は、阿良々木先輩の自信が揺るぎない物へと変化するまで付き合うことも約束する。  
 そして何時でも何処でも何度でもいくらでも阿良々木先輩の欲求や欲望に従い、満たすことも宣言しようではないか。  
 誇りある阿良々木先輩が私などの提案を簡単に飲み込んでくれるとは思っていないが、これは戦場ヶ原先輩のためでもあるんだ。  
 戦場ヶ原先輩の初体験を至高の思い出にするために、私を信じて身を委ねてはみないか?  
 
 
 
 
 

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