「娘、きれいにしてやれ」  
忍は精液と神原の唾液にまみれた僕の肉棒を指差し、神原に促す。  
「あ、ああ」  
神原は少し離れたところに置いてあったティッシュに手を伸ばした。  
が、忍は一喝する。  
「何をしている? 娘よ、お前がきれいにしてやるのじゃ。犬みたいにその口を使ってな」  
そう言って神原の首を掴み、ぐいっと僕の股間に寄せる。  
さすがにやりすぎじゃないか、と思ったが、神原はそのまま何の躊躇いもなく体液にまみれた僕のモノに舌を這わせる。  
丹念に舐めていき、陰毛にこびり付いたのまで唇で挟み取っていく。  
実に嬉しそうな表情で。  
「…………」  
こいつは本当にマゾで変態なんだなぁ。  
改めてしみじみとそう思った。  
あらかたきれいになったあと、忍が新たな指示を出す。  
「先っぽをくわえて残ってるのを吸い出してやれ。ただし飲むでないぞ、口の中に溜めるのじゃ」  
言われるなり神原は僕のをくわえ、ちゅううっと尿道に残った精液を吸い出す。  
その気持ちよさに声が出そうになる。  
口が離れる頃、すっかり僕のはもとの大きさを取り戻していた。  
「娘、そいつを寄越せ」  
忍は口内で僕の精液を舌でかき混ぜている神原に要求する。  
神原は忍に顔を寄せて唇を合わせ、口を開けて僕の精液を忍の口内に舌で流し込む。  
忍はそれをこくこくと喉を鳴らして飲んでいき、神原の口内に舌を突っ込んで残ったものをすべて舐めとろうとする。  
僕はそんな忍に後ろから近付き、脚の間に手を伸ばした。  
「んくふうっ!」  
忍の身体がびくんと跳ねる。  
すでにそこはぐっしょりと濡れており、ちょっと力を込めるだけで容易に指が中に侵入していく。  
もう片手でほとんど膨らみのない胸をむにむにと揉むと、神原と唇が離れて喘ぐ。  
「ふあっ、あっ、あ、んっ」  
さっきまで忍が攻めてばかりだったし、そろそろ攻守交代といこうか。  
僕は忍を横たわらせる。  
「神原、今度は忍を二人で気持ちよくしてやろう」  
神原はもぞもぞと切なそうに太ももを擦り合わせるが、それは無視。  
代わりにぽんと頭を叩き、軽く撫でる。  
「忍をいかせたら次はお前の番だからな、覚悟しとけよ」  
ぱああ、と太陽のような笑顔になり、嬉しそうに頷く。  
そして僕たちは忍に向き直り、愛撫し始めた。  
 
忍側から見て僕は左に、神原は右に回る。  
そのまま二人同時に忍のピンク色の乳首に吸い付いた。  
「んうっ!」  
横たわる忍の身体がびくんと跳ねる。  
すでにそれは固く尖っており、小さいながらも立派に自己主張していた。  
舌で舐め上げ、唇で挟み込み、前歯で甘噛みをする。  
刺激を与え続け、忍が切なそうな声を上げた。  
が、それに混じって妙な声が聞こえる。  
まるですすり泣くような……。  
ちら、と隣を見て僕は絶句した。  
その声の発生源は神原だったのだ。  
思わず顔を上げて聞く。  
「ど、どうしたんだ神原?」  
神原も頭を上げる。  
そして包帯を巻いている左腕をさすりながら驚くべき言葉を発した。  
「私は……私は今ほど怪異に関わって良かったと思ったことはない」  
感極まったように言う。  
が、まったく意味がわからない。  
「この手のことがなければ阿良々木先輩と知り合うこともなかっただろう。なれば今このように忍ちゃんのような可愛い少女を愛することなどできなかったに違いない」  
「………………」  
はらはらと涙を流す神原。  
マジ泣きだった。  
なんというか思い切り引くわ。  
興が削がれたか忍も少し呆れているようだった。  
「おい、早く続きをせぬか、この変態娘が」  
ついにただの娘から変態娘に格上げ(?)されてしまった。  
まあ仕方のないことだが。  
何しろそう呼ばれて喜んでるし。  
神原は再び忍の右半身に覆い被さって乳首に吸い付く。  
いや、突起だけでなくその周辺にも舌を這い回し始める。  
僕も負けじと参加した。  
神原はその方面に関する天性の勘で、僕は経験で忍の敏感な箇所を探り当てて唇と舌で責める。  
「く、うっ……こんな、幼い身体に夢中でむしゃぶりつくとは…………二人とも、変態じゃの」  
びくびくと身体を震わせながらも忍は僕たちをからかうように言う。  
自分だってその愛撫で感じてるくせに!  
僕はちょっと目線とジェスチャーで神原を促す。  
神原は僕の言いたいことを理解したようで、軽く頷く。  
僕たちは同時に頭を起こし、上ににじり寄る。  
何をするのかと訝しんでいる忍の頬に軽くキスをし、頭を押さえた。  
そのまま左右から同タイミングで忍の耳に舌を這わせる。  
「ひゃうっ!?」  
忍は甲高い悲鳴をあげた。  
思わず暴れようとしたが、神原と二人掛かりで押さえつける。  
ぐちゅぐちゅと唾液が絡まる音を立てながら耳の穴を舌でかき回し、空いた手で再び胸の突起をいじった。  
 
「ひあっ、あっ、あっ、あっ」  
感じながらも強気だった忍の表情があっという間にとろんと崩れていく。  
それはそうだろう。  
忍にとって最も敏感な部位のひとつである耳を左右両方とも舌で責められているのだ。  
今まで味わったことのない快感が襲っているに違いない。  
力がすっかり抜けてしまったのを確認し、僕は忍の上半身を起こさせる。  
そのまま背中に回って後ろから抱き締めるようにし、再び耳に舌を突っ込む。  
自由になった両手は片方を胸に、もう片方を股間に持っていって上下の固い豆を指でいじくる。  
神原は反対側の耳に舌を這わせて僕の触れてない方の胸をいじり、すでにぐしょぐしょに濡れているであろう忍の秘口に指を差し入れた。  
「ひ、ひぃっ! やめっ! こ、こわれっ! おかしくっ、なっ、て! うああっ!」  
忍は言葉にならない声をあげる。  
もはや目が虚ろで焦点が合ってない。  
忍を思いっきり高みへと押し上げるため、僕と神原は動きにスパートをかける。  
「あ、あ、あ、ああ、ああっ」  
もう忍はイく寸前だった。  
ぎゅっと拳を握り締め、足のつま先がぴんと伸びる。  
僕は一瞬舌の動きを止めて忍に囁く。  
「忍がイく可愛いところ、しっかり見ていてあげるよ」  
ぐううっと忍の背中が反り返った。  
僕はまた忍の耳に舌を突っ込む。  
「あ、あ、あ…………あああああああああああっ!」  
ひときわ甲高い声をあげて忍は達した。  
身体がびくんびくんと痙攣し、秘口からどぷっと大量の愛液を迸らせて僕と神原の指を濡らす。  
「あっ……あ……あっ」  
ふるふると全身を震わせてイき続け、やがてぱったりと力が抜けて僕に倒れ込む。  
僕たちは指や舌を離し、そっと忍を横にさせる。  
その裸体を惜しげもなく晒しながら忍は荒い息をつく。  
しばらくしてようやく我に返り、頭だけ起こして僕たちの方を向いた。  
「こんな凄いのは初めてじゃ……身体にまったく力が入らんぞ」  
少し休んでろ、僕はそう言って神原に向き直る。  
物凄い期待の目でこちらを見ていた。  
今更だけど本当にやっていいのだろうか?  
もともとは僕が襲われていたんだけれども。  
まあ。  
ここで放っておく方がひどいかもしれない。  
僕は腕を伸ばしてそっと神原の頬に触れ、軽く撫でる。  
神原は僕のすることをすべてためらいなく受け入れる気か、目を閉じてされるがままになっていた。  
僕はゆっくりと顔を近付けていく。  
 
「神原、舌出して」  
僕がそう言うと神原は素直に口を開けて舌を突き出した。  
僕はその舌を唇で挟み込んで吸う。  
「ん……っ」  
ぴくんと神原の身体が反応し、せつなそうに眉を寄せる。  
しばらく舌先を擦り合わせ、離すとつうっと唾液の糸が引く。  
ぼうっとした表情のまま神原は僕に要求してくる。  
「もっと……もっといっぱいしてくれ、阿良々木先輩。非道いことでも痛いことでも全然構わないから」  
「………………」  
そう言われると逆に手を出しづらくなってしまった。  
普通じゃ満足できませんって言ってるように聞こえるぞそれ。  
どうしたものかと考えていると、ようやく復活した忍が声をかける。  
「ほう、性奴隷のくせにすることを強要するのか」  
そういやそんな自己紹介してたな。  
忍はつかつかと歩み寄り、神原の顎に手を添える。  
「変態娘よ、自分の立場わかっておるのか? おぬしは『される』のではなく『してもらう』んじゃぞ」  
「あ……いや……」  
「そんなこともわからん小娘なぞ放っておいてやろうか、それともお仕置きしてその身体に覚えさせてやろうか」  
忍は見てるこっちが引くくらいのドSな笑顔を浮かべながら神原に言葉を放つ。  
神原は身体をぞくぞくと震わせた。  
ちなみにこっちはドMな表情を浮かべている。  
本当にお前らいいコンビになりそうだな!  
「お…………」  
「お?」  
「お仕置きして欲しい、私の身体に、たくさん」  
「ふん」  
忍は神原から離れて僕の横に座る。  
「そこで脚を開いて自分でしてみせろ」  
「え……?」  
「え……?」  
一瞬意味がわからなかった。  
僕も神原も思わず聞き返す。  
「聞こえなかったか? 自分で慰めてみよと言っておるのじゃ」  
しばらくしたら手伝ってやるぞ、と忍は笑いながら言う。  
神原はさすがにしばらく逡巡していたが、やがて膝を立ててゆっくりと脚を開き始める。  
目の前で神原の女性器が露わになった。  
「うわ…………」  
僕は思わず声をあげる。  
今までほとんど触れていないのにそこはもう大洪水だった。  
とろとろと愛液が溢れ、畳に染みを作っていく。  
「くくっ、見られておるだけでそんなにするとはな。さては期待しておったか?」  
忍の言葉に神原は何も返さず唇をぐっと噛み締める。  
たぶん屈辱だからではなく、快感を堪えてなんだろうけど。  
「自分で穴を開いてみよ。変態娘の大事なところ、奥まで見てやるぞ」  
忍が言うなり神原は両手を股間に持っていく。  
 
僕はごくりと唾を飲み込んだ。  
神原の指が添えられてくいっと秘口が開かれ、ピンク色の肉襞がひくひくと蠢いているのが確認できる。  
「すげえ…………いやらしいな」  
僕が思わず呟いた言葉が神原に届いた瞬間。  
「ひあっ、あっ、ああっ!」  
突如身体をびくんと痙攣させ、更なる愛液を吹き出した。  
え、ひょっとして?  
「変態娘よ、おぬしまさかイったのか?」  
これは忍も予想外だったらしく驚いている。  
ぶるぶるっと身体を震わし、神原はひときわ大きく息をはく。  
忍は再び神原に近寄り、顔を覗き込みながら言う。  
「見られるだけでイくほど感じるとはな。実際に触ったらどうなることやら。やめておいた方がいいか?」  
「あ、いや、それは…………ああああっ!」  
また神原が悲鳴をあげる。  
開かれた秘口に忍が指を二本突っ込んだのだ。  
「ふん、許可なく勝手にイきおって。自分の立場を自覚せい」  
「あっ! あっ! あっ! あっ!」  
ぐちゅぐちゅと忍が指をかき回すたび神原が喘ぐ。  
それでも指はしっかりと自分の性器を晒し続け、忍の指を奥まで受け入れようと動く。  
「理解したか?」  
「わ、わかっ……たぁっ!」  
「ふむ」  
ぬるっと忍は指を抜いた。  
「あ……」  
神原は助かったような残念なような表情を浮かべる。  
「まあ我があるじ様も今の光景に満足したようじゃしの」  
忍は僕を見てくすくす笑う。  
いや、正確には僕の股間を見て、だ。  
僕の肉棒は今にもはじけそうな程巨大に膨れ上がっていた。  
神原はそれを熱のこもった目でじっと見つめてくる。  
「変態娘よ、そんなに凝視してどうした? 何か欲しいものでもあるのか?」  
「あ……阿良々木先輩のが欲しい……」  
「欲しいとはどうしたいのじゃ?」  
「わ、私の中に突っ込んで……むちゃくちゃに掻き回して欲しい……壊れるくらい思いっきり!」  
神原は感極まったように叫ぶ。  
だけど忍は軽くため息をついた。  
「ダメじゃ」  
「え……ど、どうして?」  
「儂ではない、こやつが」  
忍が僕を指差す。  
「入れたがらんからな。こやつの伴侶がおるじゃろう、あのツンデレの」  
「戦場ヶ原……先輩のことか」  
「その娘以外には入れたくないといつも言っておる」  
「阿良々木……先輩」  
神原は感動したように呟く。  
そして何かに納得した顔で頷いた。  
「ん、ということは忍ちゃんも」  
「残念ながら入れられたことはない」  
「そうだったのか……」  
神原は僕に向き直る。  
 
「阿良々木先輩、改めてこの神原駿河、阿良々木暦に忠誠を誓おう」  
突然深々と土下座する神原。  
頼むからやめてくれ。  
「阿良々木先輩、どうか私の身体を使ってはいただけないだろうか? 膣に入れるのが駄目なら口でもどこでもいい、私に阿良々木先輩の下僕だという証を!」  
「僕の許可なく勝手に下僕になってんじゃねえ!」  
とりあえず突っ込みを入れておく。  
だけどいい加減僕もまた出したかった。  
「じゃあ横になれよ、しゃぶらせてやるからさ」  
「ああ、わかった!」  
神原は横になり、口を開けて僕を待ち構える。  
僕は狙いを定めて腰を突き出し、肉棒を口内に差し入れた。  
「ん、んむっ、あむ」  
すぐに舌を絡めてむしゃぶりつく神原。  
先ほどよりも口内が熱い気がした。  
神原は両手も使い、右手で根元をしごき、左手で袋を揉んでくる。  
良すぎて気を抜くとあっという間に達しそうだ。  
「神原、胸いじってやろうか?」  
僕の言葉に神原は肉棒をくわえたままこくこくと頷く。  
僕は手を伸ばしてきゅっと神原の乳首を摘んだ。  
「んふうっ!」  
力を入れるたびに呻く。  
と、忍が神原の下半身に向かった。  
そのままぐいっと両足を開かせる。  
「ふ、しゃぶってるだけでどんどん溢れてきておるぞ」  
そう言って忍は愛液の源泉に口をつけて啜る。  
「んうっ! んんうっ!」  
びくんと神原の身体が跳ねる。  
が、すぐに忍は口を離した。  
何をするのかと見ていると、忍は神原の脚の間に自分の身体を下半身から割り込ませ、脚が互い違いになるようにしながら腰を近付けていく。  
やがてぐちゅっと水音がして二人の性器が触れ合った。  
「んんうううっ!」  
「んあああっ!」  
忍は神原の片足を立てさせてしがみつき、ぐっちゅぐっちゅと性器を擦り合わせる。  
別々の二箇所から溢れる粘液が混ざり合い、陰核同士が触れたとき二人の声がいっそう激しくなった。  
はっきり言ってこの光景は刺激的すぎる。  
僕は一気に射精へと向かった。  
「神原、出るぞ! 飲めっ、飲めっ……うああっ!」  
神原の口内で肉棒が震え、びゅるっびゅるっと大量の精液を吐き出す。  
ある程度出したあと、残りが出るのを堪えながら神原の口から抜き、立ち上がって忍の口に突っ込む。  
一瞬忍は驚いたが、すぐに唇を蠢かせて残りの精液を吸い出す。  
二人ともそれを飲み込んだ瞬間。  
『んはああああっ!』  
身体を大きく震わせながら達した。  
 
 
 

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