「阿良々木くん、阿良々木くん。阿良々木は明日の土曜日暇よね?」
なぜ他人の予定を決めつける。
「まあ、予定と言うか、やることは特にないけど、、」
「可愛い彼女ができたのに、二人の休日に何も予定がないと言い切る男はどうかしら?存在自体疑問だわ」
ヤバい、何気に怒ってるのか。
「あ、あ、そうだ!見たい映画があるんだけど、一緒にいかないか?」
「いま、無理矢理思い付いたような感じで誘わないで欲しいわ。」
ぐっ、八九寺のように適当な釣りではひっかからないか。
「いや、かまっていない素振りをしてて、サプライズ的に切りだすのがいいかなぁと思ってさ。」
「ふ〜ん。でもデートで映画というのもありきたりすぎるわ。まして、私は映画には興味がないわ。」
「さいですか。」
「しかし、私はあなたにジュースを奢らなければならないという宿命がある以上、何らか付き合わなければならないわね。」
「そこまで重いのか?」
「奢ると言っても、外食店で無駄な時間を過ごす必然性はないわよね?」
「まあ、どこでもいいけど。。。」
「阿良々木くん、耳よりな情報があるんだけど、聞きたい?」
「それ、最初から言いたかったんだろ?なんだ?」
「私、明日あたりから安全日なのよ」
「…えっ?」