大雨が降りつづき、外でデートするよりは、家の中でまったりと過ごすのが適当な土曜日の午後。  
一組のカップルが彼女の部屋にいた。  
というより、僕達だった。  
「阿良々木くん、阿良々木くん、どっちがいい?」  
戦場ヶ原は白と黒の靴下を両手に小さく首をかしげた。  
「ん?戦場ヶ原が履くんだろ、どっちでもいいんじゃない。」  
「履くのは私だけど、主に見るのはあなたでしょう?」  
そういうものか?  
「そして、脱がせるのもあなただし、、、」  
どんなプレイだか。  
「んじゃあ、、、白で」  
「そう言うと思ったわ。」  
エプロン姿の彼女は白い靴下をスルスルと履いた。  
「お昼ご飯にパスタ茹でるから、少し待っててね。」  
彼女はくるりと振り向き、小さな台所に向かった。  
「うおっ!!」  
白くやわらかそうなお尻が見えた。  
裸エプロンだった。  
しずまれ!僕の下半身!  
「んー!火の強さが難しいのよね。」  
戦場ヶ原はお尻を突きだしコンロをのぞきこんだ。  
 
はっきりと見てしまった。鎮まるどころか、爆発しそうだった。  
 

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