まよいスター  
 
夜空の星を女の子と一緒に見上げる。そんなロマンチズムを  
想った事が一度もない男がいるのだろうか。  
もしもそれが好きな女の子だったりすればとても素晴らしい事だと思う。  
そんな他愛もない事を考えつつ、ただ星を見上げる。  
「ほら、ハ九寺。あれがアルタイル、デネブ、ベガ、夏の大三角形だよ」  
二人で夜空を見上げながら告げる。  
「阿良々木さんといっしょに見なければ綺麗ですね」  
仏頂面で悪態をつく八九寺へ適当に答えた。  
「こういう時に星よりお前のほうが綺麗だよなんて  
臆面もなく言えるような男にはなりたくないな」  
八九寺は僕を睨み付ける。  
「そんな事は聞いていません!一体どういうつもりなのですか阿良々木さん!」  
「どうもこうも八九寺と星をみたくなっただけだろ。何怒ってんだ」  
「これが怒らずにいられますか!ほどいて下さい!」  
リュックを下敷きにして後ろ手に縛られ八九寺は地面に寝かされていた。  
もちろんそれは僕の仕業だった。  
 
 
 
今日僕はシャワーを浴びた後、いつも通りそのままズボンを履き学ランを羽織って紙飛行機を飛ばしていた。  
会心のグライダー式紙飛行機を外へ飛ばすとみるみると夕闇に消えていく。  
僕はあまりの飛びっぷりにしばし呆然とするともったいない気持ちが芽生えてきた。  
「お前だけ行かせるもんか!」  
僕は自分の半身とも言える比翼の鳥を追いかけるため外へ駆け出す。  
夕闇にうっすらと見える白い飛行機を追いかけて5分ほどした頃だろうか。  
だんだんと空は陰っていき飛行機を薄闇へ溶かしていく。  
風に乗った飛行機はどんどん僕を突き放して夜空へと消えていった。  
このままもう会えないのだろうか?  
そんな焦燥と共に数十メートル先に佇む八九寺の姿が見えた。  
こんな夜中に何をしているのか?僕はそう疑問を思ったと同時に  
片割れの鳥を忘却して走る勢いのまま八九寺へ向かう!  
「八九寺ーーーー!」  
背中を向けている八九寺が反応するまえにお腹に腕を回して腰を落とす。  
「ひゃぁ!」  
ザッとブレーキをかけつつ体を半周回す。  
その遠心力を使って八九寺を振り回しつつ腰から持ち上げお腹を下に  
荷物をからうように肩に背負った。  
そのままグルグルと回転し続ける。  
「ヒャッハーーーーーーーーーーーーー」  
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーー」  
と、数十回転した所で我に返る。僕は別にアマレスやプロレスをしたいわけじゃなく  
ただ八九寺とスキンシップをとりたいだけだ。  
そう思い止まると、八九寺はぐてーっと白目を剥いていた。  
「やっちゃったな。まあ都合がいいや」  
そのままの姿勢で荷物を運んでいく。  
「ずた袋に突っ込めば雰囲気でるんだけどな」  
そう言いつつも、僕はそのまま走ったり歩いたりしながら  
以前から目星を付けていた場所を目指した。  
 
人通りが無く、無人ビルと潰れた遊戯施設に囲まれた妙に雰囲気の悪い公園だ。  
その奥まった所にトイレが設置されておりその裏が道から死角になっており外灯がわずかに照らしている。  
八九寺を降ろして額の汗を拭う。  
「いやあいい運動になった。八九寺起こすか」  
と、その前に八九寺を縛って声をかけた。  
「八九寺ちゃーん。お菓子あげるよ〜」  
「きゃふう!どんなお菓子ですか!」  
「おはよう。八九寺」                         まわ  
「阿良々木さん……?…………!うっすらとですが変態の方に担ぎ上げられて輪姦されたような覚えが……」  
「字違うけど、きっと気のせいだ」  
「気のせいですか。わかりました」  
理解が早くて嬉しい。  
気を取り直してじたばたじたばたと八九寺はもがく。  
「なんで私動けないんです?」  
「ちょっと八九寺と星を見たくなってだな」  
夜空を二人で(八九寺は強制的に)見上げた――――  
 
 
 
「もう一度お聞きしますが、なんで私を縛っているんです?星が見たいは聞き飽きましたよ」  
八九寺は仰向けの姿勢のまま問いかける。  
「んーなんていうかな。僕と八九寺って友達で親友で心の友だけど  
 お付き合いにも刺激ってやつが必要じゃないか。  
 たまにはそう、マンネリにならないように趣向を凝らしてみたわけさ」  
八九寺は半眼で僕を睨み付けてくる。  
「百歩譲って私と阿良々木さんが友達で親友で心の友だとしても  
 そういう刺激が必要な倦怠期の夫婦でもありませんから縛ったりする関係ではないと思います」  
「いやー夫婦だなんて。えへへ」  
「照れないで下さい!大体ですねぇ。阿良々木さんがセクハラをして私が抵抗する。  
 確かにそういう芸風で打ち合わせたと思います。  
 けれどプライペードの時までしなくて結構です。公私の区別はちゃんとつけていただかないと」  
僕と八九寺の関係はビジネスライクなものだったのか……  
わりと落ち込んでいる僕を尻目に八九寺は続ける。  
「わかってくれましたか?では縄を解いて……」  
「えい」  
胸に手を乗せてみた。  
「あ、あ、あアッララララララライさん!?」  
誰が古代ギリシャ風かけ声だ。  
「ぐっへへへ、おぼこじゃあるまいし、いい加減慣れろよ」  
僕はキメ顔で言った。  
「おぼこに決まってます!……あ、んぅ……阿良々木さん…………本当にやめ……」  
胸をこねくりまわすと確かな柔らかさが伝わってくる。  
ブラウスの下には何も着ておらず、ボタンの隙間から指を入れると  
「ひゃあ!」  
八九寺が悲鳴をあげる。  
「八九寺の生乳ゲ〜ット」  
「うざいです。死んでください!」  
生意気な事を言うので乳首を軽くつねる。  
「あう!」  
なんだろう、ぶっちゃけ八九寺の胸は触り慣れてたはずだけど凄く興奮する。縛っているせいか?  
片手で触っていたのを両手に切り替えて幼乳を揉み全ての指で掴んだ。  
「あぁ!」  
 
ブラウス越しに掴んだ胸を軽く引っ張ると思った以上に胸が盛り上がり肉感的な印象を受ける。  
胸が実際に大きいわけではないが、脂肪が付き始めており大きくなる準備ができているようだ。  
「い、痛いです。阿良々木さん!」  
ついやりすぎたため手を離した。僕の手には膨らみかけの感覚がはっきりと残っている。  
「阿良々木さん。何故こんな事するんです!?」  
僕はしばし考えてる。  
「―――そこに八九寺があるから?」  
「私は山じゃありません!」  
「山じゃなくて平野かもしれないけど、それはそれで征服しがいがあるもんだ」  
僕はわきわきと手を動かす。  
「阿良々木さん―――これ以上は辞めましょう……これ以上は冗談では済みません」  
「冗談なわけがない。僕は本気だ。本気で八九寺を抱きたい」  
八九寺はしばしの沈黙の後  
「…………戦場ヶ原さんに言いつけますよ?」  
「言えるもんか。戦場ヶ原には八九寺が見えないからな」  
「……だったら阿良々木さんが最も幸福な時に深い絶望を味わわせて殺すため取り憑きます」  
「お前は浮浪者の幽霊か。僕は八九寺に取り憑かれるなら本望さ」  
「………………………………」  
 
八九寺は僕の説得を諦めたようだ。  
改めて胸に手をつける。羽川みたいな巨乳がいいとは思ってたけれど  
膨らみかけの幼乳も堪らない。  
「―――私を抱くのは止めません。けれど他の女性の事を考えないでください」  
とても真剣な眼差しで僕を視る。胸中を察した八九寺に驚いてしまう。  
「ごめん。もう考えない。八九寺だけを想うよ。」  
「わかりやすい嘘ですね。それでは例え私を騙せたとしても他の女性は誰一人騙せませんよ。  
 ―――――――――――――けど私はそのほうが嬉しいです」  
眼差しを和らげ慈愛に満ちた聖母のように八九寺は微笑んだ。  
――――――ヤバイ、なんか小学生に母性を感じたというか、子供のわがままを包容力で許してもらっている気分になる。  
僕はマザコンでもロリコンでもないはずだったが、今の僕はマザコンでロリコンだった。  
八九寺の胸に顔を預け頬擦りをする。  
「ふふ、阿良々木さんはおっぱいが恋しいんですねぇ」  
「……うん、僕おっぱい飲みたい」  
なんかもうノリノリだ。  
僕はブラウスを開いて八九寺の左乳首に口をつける。  
口の中で小さい乳首を転がし色素の薄い乳輪ごと吸う。  
「……んぅ」  
八九寺は体験した事がない、刺激に体を震わせているようだ。  
僕は空いた右胸を左手で揉みしだく。胸の根元から絞るように乳首に向かっていき先端を  
二つの指で弄くりつつ手のひら全体で胸を揉み解した。  
「い、痛いです。阿良々木さん……」  
顔を上げると  
「……いえ、胸は大丈夫なんですけど、手と足が阿良々木さんの体重で少し……」  
後ろ手に縛られてる状態なら当然か。僕は手の黒い束縛を触って解いた。  
リュックから腕を抜きクッションにして八九寺は横になる。  
「これで阿良々木さんを抱きしめてあげれます」  
顔を赤らめつつも両手を差し出し僕の顔を胸にかき抱いた。  
僕はその状態のまま乳首を舌で舐め上げしゃぶる。  
とても小さい乳首をちゅうちゅうと吸い上げた。  
「大きな赤ん坊さんですね……」  
そのまま鎖骨に沿い首筋まで舌を這わせる。  
「んぅ……」  
八九寺は舌の動きにされるがままになり、ついに舌が八九寺の唇へと到達した。  
柔い唇を舌で舐めあげ、次は眼球へ向けて……  
じゃないついつい欲望に惹かれるまま瞳を舐めにいくとこだった。  
 
「八九寺、舌出して」  
流石に恥ずかしいのか八九寺は眼を瞑りながらも言われるまま  
薄いピンク色の唇を開き舌を覗かせる。  
八九寺の頬を両手で包みこんで突き出た舌に舌を絡ませた。  
「うっ……」 「ふぅぁ……」  
鮮烈な快感が舌に広がる!柔らかい粘膜が接触した部分全てが気持ちいい!  
絡み合った舌から八九寺の唾液を味わうと何故かとても甘いと感じる。  
僕は夢中で八九寺の舌へ、舌を絡ませて分泌する唾液をこそぎ取るように奪っていった。  
まだだ。まだ味わいたい。僕は八九寺の舌を唇で啄ばんで吸う。  
「あやぁやぎぃさぁん…………」  
舌そのものを食べるように吸い込み唇で抑えつけ、舌先を何度も舌で擦った。  
僕は舌を貪欲に味わい八九寺の舌へ僕の唾液を逆に塗りこむ。  
顎を上向かせて舌を橋に唾液を送り込むと八九寺はそれを受け入れ飲み込んでいく。  
「んっく……こく……こく……はぁ」  
全て飲み込ませた所で舌が別れて唾液のアーチを作り出す。  
「八九寺、僕のはどんな味なんだ」  
「すごく、すごく甘いです……」  
真っ赤な顔をした八九寺は息切れしつつも僕を求めてきた。  
「もっと、もっとください……阿良々木さん……」  
口をわずかに開き舌を出しながら僕を誘惑してくる。  
今度は僕が八九寺の口の中へ舌を入れた。  
八九寺は唇で僕の舌を吸い込み唾液を奪い尽くす。  
舌と舌の未雷が擦れあい、ぴちゃぴちゃと唾液が音を立て、粘膜と粘膜が互いを愛撫する。  
舌で小さい歯をなぞって、一つ一つをブラシで磨くように溢れる唾液を掬うが、八九寺は逃がさないように舌を絡ませ奪い取ってしまう。  
僕は負けじと舌の裏側をくすぐり刺激すると溜まった唾液を吸い取った。  
「んあ…………ちゅっ……んぅ」  
裏側が弱いのかされるがままの八九寺から飲み取った所で舌を抜き出した。  
「ずるいです……阿良々木さん……」  
切なそうに眉を顰める八九寺を見ると僕まで悲しくなる。  
「もう一度だけお願いします」  
その言葉に舌を伸ばそうとすると八九寺は僕の頬を両の手で包み込み唇を閉じさせた。  
「んっ…………」  
唇同士が触れ合ってチュッと軽い音を立てて離れる。  
「阿良々木さん、いきなり激しいですから…………」  
僕は全然欲望を抑え切れてなかったらしい。  
八九寺には知識があったかもしれないが、八九寺にとってのキスというのは快楽を高めあうキスではなく  
唇が触れ合う誓いのためのキスだったのだろう。  
 
「ごめんな、八九寺こんなところで」  
僕が最初からやましい思いがあったのは否定できないが公園の片隅でというのはちょっとばかり浪漫がない。  
「いいんですよ。私には阿良々木さんがいてくれるだけで」  
阿良々木さんと一緒ならどこでだって嬉しいです。―――答える八九寺。  
「ご、ごめん。なんか八九寺の顔が見れない」  
僕は体を起こし横を向いた。顔がとても熱い。僅かな外灯だけでも見てとれるかもしれないほど赤面してる自信がある。  
「萌えてしまいましたか。阿良々木さんは素直クールに弱いんですね」  
にっひっひと意地悪そうに笑う八九寺。さっきから母性小学生といい八九寺にやられっぱなしだ。  
「馬鹿ヤロ……クールってキャラかよ……」  
突っ込みまでも弱くなる。  
僕は横を向いたまま顔に上った血を抑えようとしていると股間に何かが触れた。  
 
「は、八九寺!?」  
手で僕のズボンを押さえ堅くなったモノを確かめるように撫でた。  
「阿良々木さんに責められるばかりなのは癪なので私が責める番です」  
「僕も結構恥ずかしいんだけど―――」  
台詞を無視してチャックが下ろされると堅いモノがまろびでる。  
目を丸くしてモノを見る八九寺。  
「大きいんですねぇ……」  
僕のモノは標準ぐらいだと思うけれど、初めて見たと思われる八九寺にはそれがわからない。  
「なんか先から出ています」  
興奮で張り詰めた先端からは射精したいという証しが垂れる。  
「ところで阿良々木さん、どうしてズボンを履いているのに下着を履いてなくて、上も半裸なんですか?」  
「その、八九寺に早く会いたくてつい……」  
紙飛行機を追いかけてる最中に八九寺を見つけて興奮して襲い掛かったなんて言えない。  
「―――本当に変態なんですねぇ……そんな阿良々木さんにはお仕置きです!」  
 
いきなり、はむっとモノの中ほどを噛み付く!と思いきや甘噛みする八九寺。  
一瞬の恐怖ののち、先ほどまで散々キスをした柔らかい舌が亀頭に触れるのを感じた。  
「んむっ…………ちゅっ、」  
噛むのをやめ、唇で固定して先端へキスをする。柔い唇はむにむにとモノを締め、舌が先端を舐めるのが気持ちいい。  
「八九寺、凄い気持ちいいよ……」  
頭を撫でると八九寺は嬉しそうに奉仕を続ける。  
唇に力が入り頭を前後に動かして、幹全体をギュッギュッと締め付けてくる。  
その間も舌は動くのを止めずに唾液をまぶすように亀頭を舐めまわした。  
「……ふっ……ふっ…………ぴちゃ、れるっ、っふ、んちゅ……」  
熱い口内へ僕が溶けていくようだ。  
早くはないが確実な前後運動が僕のモノを刺激し摩擦する。  
八九寺が首を振りつつも唇をすぼめながら吸引すると、どんどんと先走りが溢れる感覚があり  
こくこくと八九寺は飲み干していってるようだ。  
だがどんなに飲んでも先走りは止まらず、絡む舌と口内からは熱い唾液が溢れてモノを濡らす。  
快感を享受しつつも、お返しのために八九寺の頭を撫でる。  
愛撫のつもりで頭全体をくすぐり首筋まで撫でると八九寺が僕を見上げて目で微笑みかける。  
「好きだぞ、八九寺……」  
いつも思ってはいるが口には出さない言葉を伝えると驚きと恥ずかしさに目を伏せ奉仕を続ける八九寺。  
小さくすぼめた頬からは亀頭の形が浮かび上がって小さな口との対比を感じさせる。  
「かぷっ、れろれろ、ちゅぅ……」  
亀頭だけを咥え込み舌全体で先端を包み込んで吸ってくる。  
舌先で尿道を重点的に舐められほじられると気持ちがよすぎる。  
その快感を亀頭だけじゃなくモノ全体で味わいたいと腰を前に突き出すと  
察した八九寺は口を大きく開けてモノを含んでいく。  
「んぁ、はむっ、ちゅぱ、んちゅ、ちゅぷぷ」  
熱く唾液の溜まった口内へ肉が入っていくと待ち構えたように舌がモノに絡みついた。  
八九寺は唾液がこぼれないよう、僕を見つめるためなのかのよう、頭を下げ首を前後に動かした。  
時にはモノを根元まで飲み込むほど深く咥え込むと狭い喉奥が亀頭へまとわりついた。  
「……や、やりすぎだ。八九寺……」  
快感と心配を半々に頭を引き離そうとすると、八九寺は涙を流しつつも首を振って拒否する。その動作がまた僕の快感に繋がってしまう。  
八九寺の鼻が陰毛に埋もれ、肉棒の根元が埋まるほどに口を犯している光景はあまりに退廃的で刺激的で悩殺的だ。  
瞬間、喉奥で亀頭が強烈に締め付けられた!  
「う、うああーー!」  
八九寺は喉奥にはまった亀頭を飲み込もうとし、見てとれるほど喉が蠕動している。  
僕は僕自身が全て食べられ吸い込まれていく快感に抗しきれず腰の震えとともにそのまま射精してしまう!  
ドクリ、ドクリと一射精のたびに腰が震える。  
先端が射精するたびに上にぶれ喉肉を叩くのがわかる。  
「んっ、んっ、んっく……」  
喉というか食道付近に直接迸りを受けているのにもかかわらず八九寺はそれを飲み込み続けた。  
あまりに止まらない射精のため八九寺が心配になって腰をひくと  
密着した喉からぐぽっと音がして離れる。  
口内から亀頭の縁が見えそうな所で八九寺は手を僕の腰に回し  
舌で射精を受け止め続ける。  
 
「……………………うぁ…………ふぅ」  
長い、長い射精が終わったのち八九寺の手から力が抜け僕は八九寺の口内からモノを抜いた。  
八九寺は口を開けたまま僕を見上げている。  
口内はミルクをいっぱい含んだかのように白い池ができており自分の射精量に改めて驚く。  
「八九寺。もう飲まなくていいぞ。ぺっしろ。ペっ」  
どれだけ出たかもわからないが、もう結構な量を飲まさせている。  
だが八九寺は見せ付けるように舌を出し、溜まった液を飲みやすいよう踊らせながら嚥下していく。  
「こくっっ……んっ……こく……」  
全てが飲み干された。僕の放ったモノが八九寺に全部飲み込まれた。  
「はぁー、阿良々木さんのとても美味しかったです!」  
大きく息をついて笑顔で笑いかけてきた。  
 
馬鹿ヤロ…………無邪気な笑顔と献身的な奉仕で、なんだかわからないけど涙が出てきた。  
「あ、阿良々木さん!?どうしました?痛かったですか?」  
八九寺を抱きしめつつ答えた。  
「違う、なんか嬉しくてさ……」  
僕の珍しい反応に戸惑いつつも八九寺は僕を抱きしめ返す。  
「阿良々木さん…………んぅ、けほっ、げほぉ」  
「八九寺!」  
まずい!精液を飲ませすぎた!僕は八九寺を抱えると水道へ連れて行き水を口移しで飲ませる。  
数回飲ませるとひっかかったものが取れたのか僕を押しのけて水と一緒に白い液を吐き出した。  
「えほっ、げほっ、ごほっ」  
「大丈夫か、八九寺」  
「…………いえっ失礼しました…………まさか阿良々木さんがおぼこの私に  
 無理矢理精液飲ませようとするなんて思いもよらず……」  
微妙に精彩の欠けた冗談に無理をさせたと責任を感じてしまう。  
「無理するな」  
お姫様だっこで八九寺を抱き上げる。  
「うひゃ……阿良々木さん!?」  
リュックの所まで抱いたまま進み八九寺へ話しかけ続ける。  
本当に気持ちよかった。嬉しい。好きだ。愛してる。  
言葉だけではなくほっぺ、額、唇、鼻と至る所にキスをした。  
「…………」  
無言でされるがままだが耳まで赤い八九寺の顔は隠しようがない。  
ふと、何かの予兆を感じたかのよう同時に空を見上げるとかすかに流れ星が見えた。  
「見えたか?」  
「見えました?」  
二人でハモると僕達は大笑いを上げながらも星を見上げ続けたのだった。  
 

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